グーグル、最強AI「アルファ碁ゼロ」を開発 対戦データを一切学ばず「独学3日」で従来のアルファ碁に100戦全勝
記事要約:管理人は次の産業革命は「AI革命」だと考えているので、この従来のAlpha碁に100勝全勝した「Alpha碁ゼロ」の進化に驚いている。過去何千年の対戦データがあるから強いという我々の常識すらもうなくなってしまった。対戦データを一切学ばないで「独学3日」で従来のAlpha碁に勝てるわけだ。もう、ここまで行くと自習しているだけで誰も勝てないということだ。
旧AIが新AIに勝てない時代。是非とも、その対局見せて欲しいのだが、既に誰もわからない世界なんだろうなあ。解説もAIにしないといけないかもしれない。今はこれはまだ碁やボードゲーム段階だが、これから講師がAIになる可能性が出てくるな。
例えば、名門大学に受験するために予備校などに通うわけだが、あくまでも人間が教えているとどんな予備校の講師でも、試験対策の当てが外れることがある。しかし、完璧な分析を行えるAIがあるなら、その傾向は100%的中する可能性があるわけだ。つまり、生徒は効率よく試験対策だけが可能となる。日本の大学は入るのは難しいが、卒業するのは簡単だからな。こうなってくるともう、なんだろうな。先生はいらなくなってくる。AIの試験対策プリントをやればいいだけだ。
そもそも、我々は「教師」が必要なのかという命題にすらぶち当たる。良い先生に出会うことで様々な影響はあるにせよ、受験という観点だけを見れば、それが必要なのかは大いに疑問にあるだろう。管理人はAI革命というのがただ単に便利になったり、効率が良くなるといったものではなく、我々、人類がどう生きていくかという根源まで関わるものであると考えている。そして、最後、管理人は「哲学」を語ることになるだろう。
人間が作りだしたAIという英知をもう人間が超えられなくなってきた。それは進化なのか、退化なのかはまだわからない。だが、人間の可能性だってAIによって引き上げられるかもしれない。例えばAIが新薬の開発をして様々な病気の特効薬を作る可能性だって遠い未来にはあるのだ。よく言われる攻殻機動隊の世界がわりと50年後ぐらいにあるかもしれない。人類は電脳空間や機械の身体を通して様々なネットワークを形成して生きることになる。なぜなら、「人間が描いた未来はいつかは実現する」のだ。
この言葉はジュール・ヴェルヌが残した。彼はフランスの小説家。近代空想科学小説の先駆者とされており、「月世界旅行」「海底二万里」「八十日間世界一周」などといったものを書いている。管理人は不思議の海のナディアで知って原作を読んだ記憶がある。海底2万里は面白かった。ネモ船長というのは名無しのことだったんだなとか。そういうのを覚えている。
そもそもAIが新技術を開発するようになれば、我々が開発する速度なんて比べものにならないだろう。では、こうなってくると人間は何のために生きているのかという問いにぶち当たる。だから最後は「哲学」ということだ。人類の到達する最後の学問は量子力学ではなく「哲学」である。管理人の持論ではあるが、そういう時代が来るなら管理人はサイトで読者様と哲学を語りたいな。
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グーグル、最強AI「アルファ碁ゼロ」を開発 対戦データを一切学ばず「独学3日」で従来のアルファ碁に100戦全勝
米グーグル傘下の英グーグル・ディープマインド社は、囲碁の世界トップ棋士を次々と破った人工知能(AI)のアルファ碁を上回る最強AI「アルファ碁ゼロ」を開発したことを明らかにした。
AIのプログラムを改善し、従来のアルファ碁と違ってプロ棋士らの対戦データ(棋譜)を一切学ばず、自分対自分の対局を繰り返して打ち方を独学する。わずか3日間の学習で従来のアルファ碁に100戦全勝した。
研究成果が19日の英科学誌ネイチャーに掲載される。
従来のアルファ碁は、10万局以上のプロ棋士らの棋譜などを学んだ上で、自己対局を繰り返して勝率の高い手を学習した。昨年3月には、世界トップクラスの強豪、韓国の李世●イセドル九段に圧勝。さらにアルファ碁の改良版は今年5月、世界最強と称される中国人棋士、柯潔九段を3戦全勝で退けた。(●は石の下に乙)
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2017年10月19日 08時36分
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(http://www.yomiuri.co.jp/science/20171019-OYT1T50001.html)