韓国 こちらは16年ほど韓国経済を看取っている専門家であるのだが、2024年に入って答えを出す必要がある問いが浮かんできている。それは韓国経済のデフォルトはそう遠くない未来にやってくると予測しているが、それなら韓国の国家のデフォルトはあり得るのかという問いだ。サイトの読者様やチャンネルの視聴者さんはどちらもそんなに違いは無いと思うかもしれない。だが、この二つは規模は次元が異なる。
文字通り、韓国経済のデフォルトというのは韓国が債務不履行でまともな貿易ができなくなったり、ハイパーインフレに見舞われてウォンは紙クズになったりするものだ。そのときにIMFに行くのかはどうかなどルートは色々あるが、どれもこれも韓国という国が滅ぶわけではない。
しかし、韓国の国家のデフォルトとなれば話は違う。国家のデフォルトとなれば、それはもう国というものがまともに存続できない事態だ。国家消滅の一歩手前というものか。しかも、現代社会において国家消滅という事例がまったくなく、歴史からしか学び得ないことなので、こちらも国家消滅すればどうなるのかというシミュレーションは全然、できていない。アルゼンチンだって、ジンバブエだって経済破綻して、デフォルトしているが、国家自体は消滅していないのだ。
だから、本来は国家消滅というのは外部勢力がその国の統治権を奪ってしまうぐらいしか出てこない。台湾の扱いなんてまさにそれだ。台湾はどう見ても中国と違うのに、中国を恐れて台湾を一つの国家として認めない。中国は台湾が維持している他国との国交を金の力でどんどん奪っている。
台湾のような事例が韓国に当てはまるのか。それを考えると北朝鮮に占領される可能性があるので、そういう意味では国家消滅もあり得る。でも、これはあくまでも軍事や外交的な側面によるものだ。経済的な理由で国家消滅というものではない。しかし、韓国経済が置かれている現状は国家を存続できない未来がやってくる可能性を我々に想像させる。
つまり、経済の専門家だからこそ、この問いにははっきりとした答えを出さないといけないのだ。だが、国家消滅というのが現在では軍事や外交的なものでしか起こらない現状において、韓国だけが経済的な理由で国家消滅するなら、それは世界で唯一、オンリーワン国家ということになる。だからこそ、この問いは慎重に検討していく必要がある。しかも、経済破綻やデフォルトと違って前例がないので、国家消滅すればどうなるかもわからない。
このように韓国が国家消滅まで至るかを検討するにはまだまだ材料が足りない。しかし、国家消滅してしまいそうな未来が確実視されてしまう現状が既にいくつもある。その一つが超少子高齢化社会の到来である。しかも、韓国だけが世界でダントツに低い出生率である。ここ数年間で韓国の出生率は元々、世界で最悪なのにそれをさらに上回るという人類史上における離れ業をやってのけている。こんなことになれば、それは国家消滅だって疑ってしまうじゃないか。
だからこそ、世界中の経済学者や社会学者は韓国という国がどうなっていくかに注目し始めている。マスク氏が韓国の出生率が最悪だと嘆いてるのもそれだろう。昨年の海外メディアから韓国だけ異常に低い出生率で韓国の国家消滅に言及したのもそうだろう。確かニューヨークタイムズだったか。
そもそも超少子高齢化社会がどのように経済や社会の崩壊を導くのかという問いにおいて、韓国という国は格好な事例になり得るのだ。韓国が一番進んでいるのだから、まさに韓国を観察していけば超少子高齢化社会の最新情報を分析できるわけだ。そして、韓国が人類史で初めて役に立つ瞬間でもある。ええ?反面教師だって?それは些細なことだ。大事なのは滅びの過程を看取りながら、他の国がそうならないように学習することだからな。そういう意味では韓国経済というのはこの先、海外でも注目されていくだろう。
だいたい、高齢化社会というのは先進国でも移民を受け入れない限り、確実にやってくるものだ。医療の発達で人類は90歳、100歳と寿命を延ばしてきた。しかし、子供の数は年々減ってるのが現状だ。特に先進国ではそれが顕著となっている。韓国の超少子高齢化社会はまさに試金石なのだ。この先、色々な論文が書かれていくことだろう。
では、最新の状況を見ておくか。
統計庁「3月の人口動向」
韓国の今年第1四半期(1~3月)の合計特殊出生率が0.76を記録した。第1四半期基準で過去最低の水準だ。
統計庁が29日に発表した「3月の人口動向」によると、第1四半期の合計特殊出生率は0.76で、昨年同期の0.82から0.06減少した。通常、年中最も出生率が高い第1四半期に0.7台に落ちたのは今回が初めて。全国市道別の出生率が最も高い世宗(セジョン、1.1)でも、1年前より0.1減るなど、すべての広域市道単位の合計特殊出生率が低下した。合計特殊出生率は可妊女性1人が一生の間で産むと予想される子どもの数だ。
第1四半期の出生児数は計6万474人で、昨年同期に比べて6.2%(2994人)減少した。関連統計が作成された1981年から第1四半期基準で歴代最小の出生児数だ。第1四半期の死亡者数は9万3626人で、昨年第1四半期に比べて5.2%(4650人)増えた。新型コロナウイルス感染症の大流行で死亡者数が多かった2022年第1四半期(10万3751人)に続き、歴代2番目だ。統計庁のイム・ヨンイル人口動向課長は「新型コロナのような特別な事件がなくても、高齢化傾向が加速化して死亡者数が増えたため」と説明した。3月の人口の自然増減(出生児数から死亡者数を引いた数)はマイナス1万1491人を記録し、53カ月連続で減少傾向を示した。
少子高齢化という大きな流れに変動はないが、統計庁は今年下半期には合計特殊出生率が多少持ち直す余地もあると見込んでいる。新型コロナの流行が緩和され、2022年8月から2023年上半期まで婚姻件数が大幅に増えたためだ。
実際、2022年第1~第2四半期には1年前の同じ期間に比べてそれぞれ5.5%、1.1%ずつ減少した婚姻件数が、第3~第4四半期にはそれぞれ2.8%、2.1%増えた。2023年第1四半期には1年前より18.9%も急増したこともある。イム課長は「婚姻から第1子の出産まで平均2年ほどかかることから、今年下半期から一部効果が出る可能性があるため、推移を見守らなければならない」と述べた。
韓国の出生率がさらに低下…史上初の第1四半期0.7台 : 政治•社会 : hankyoreh japan (hani.co.kr)
これを読んで韓国が羨ましい。韓国を見習えという日本のマスメディアや知識人がいることを信じられないのだが、彼らは妄想の中でしか生きられないので放置しておけばいい。大事なのは韓国の超少子高齢化社会はますます深刻化しているてことだ。
統計庁が29日に発表した「3月の人口動向」によると、第1四半期の合計特殊出生率は0.76で、昨年同期の0.82から0.06減少した。通常、年中最も出生率が高い第1四半期に0.7台に落ちたのは今回が初めて。
ついに年中で最も出生率が高い時期で0.7まで落ちた。もちろん、世界でダントツで低い出生率だ。もう、韓国の記録を抜くのは韓国しかできない。そもそも出生率が1を割ってるのは韓国だけだ。少子化を叫ばれている日本ですら1.2ぐらいあったんじゃないか。そして、高齢者が死んでいくとどんどん人口が減少していくと。それで彼らはまた机上の空論に縋る。本当、学習能力がないアホだよな。
少子高齢化という大きな流れに変動はないが、統計庁は今年下半期には合計特殊出生率が多少持ち直す余地もあると見込んでいる。新型コロナの流行が緩和され、2022年8月から2023年上半期まで婚姻件数が大幅に増えたためだ。
なんと婚姻数が大幅に増えたから子供の出生率が持ち直すとか。本当、救いようがないアホだよな。結婚しても子供を産みたいとおもえる経済状態なのかと小一時間問い詰めたい。ハイパーインフレで今日の食う物に困っている飢えの現状で、何処に子供を養う余裕があるのだ。頭、おかしいんじゃないか。
経済状態が悪化しているのに出生率が大幅に増えるなんてあり得ないと断言してもいい。なぜなら、子供を育てる費用なんて、産む前からある程度は計算できるからだ。そして、計算よりも金が稼げないなら、それで無理に産んだところで苦労するだけという。産まれてくる子供を不幸にするなら、それなら産まない方がいい。当然の帰結である。しかも、韓国では幼い頃から養育費が凄まじくかかる。熾烈な競争社会が幼い時から待っている。
このように婚姻の数が増えたから推移を見守るとか。アホ過ぎて笑えることを真剣に述べてるのだ。子供を産ませる環境が2年前より悪化しているのにだ。
では、ネットの意見を見ておこうか。
1.『産んだら負け』観みたいなのが定着しちゃってるよね、これ
2.早く、移民を受け入れて出生率を上げるしかないな。
3.やっぱり韓国の記者って頭わるいな
最後の一文の推移を見守らなければならないってw
もうそんな時期じゃねーだろ
4.着々と滅亡への道を歩んでるようで、これはこの上ない朗報
日本も散々悩まされてきた現実逃避妄想と他力本願と責任転嫁の他罰主義と、論理がない極端から極端に走る感情優先と、その他諸々の民族的性質が凝縮されて蠱毒の壺
滅んだほうが世界のため
有効利用考えるなら中露に持ってって貰って悪運も押し付けたいところだけれど、残念ながら特大のババを引くほど中露も馬鹿じゃないな
5.現時点でOECD最悪水準の高齢者福祉と高齢者自殺率
この先福祉の質と量を上げていくなら将来の現役世代の負担は相当きつい
しかもその世代に向けて電力や鉄道の借金を押し付けていくという
6.あいつら、「人が多すぎて住宅価格も上がり過ぎたんだから、これくらい減った方がちょうどいい」とか、
いつものように屁理屈こねだしてるが、「滅亡までまだ何年もある」とかじゃなくてその「減り方、変化率」が大問題なのに。
次世代の担い手である若年層のみがこの崖っぷちのような急峻さで減れば、年金や健康保険などの社会保障制度はおろか産業やサービスも一気に破綻する。
「それなりにまだ人数がいるために滅亡には至らないものの経済破綻しまくってる国で高齢者たちが貧困に喘ぎながら細々と衰えていく」というどうしようもない未来が延々と続くことを意味する。
7.2023 1-3月 0.63
2023 4-6月 0.53
2023 7-9月 0.54
2023 10-12月 0.51
2024 1-3月 0.59
ソウルの出生率も順調に下落
8.こんな国に生まれてくる子供もたまったもんじゃない
大人になったら海外移住を考えなきゃいけない
そしたら政府も若者に国外移動を禁止するかもな
旧東側の国みたいに
9.競争社会が行き過ぎた結果だろ
若者が未来を展望できない
10.間もなく出生率0.6で、国籍放棄者日本の10倍。
もうどうにもならないだろ。
不動産もすぐ半額だろうし。
以上の10コだ。
韓国の国家消滅の危機が迫っているというのに、婚姻数が増えたから推移を見守ろう。あれだよな。彼らは結婚すれば子供を産んでくれるとか勘違いしているのか。実際、結婚しようが子供を産んでくれないから、世界最悪の出生率なんだろうに。
ここまで行けば韓国が出生率を大幅に増やすのは移民を受け入れるしかない。しかし、欧州でもそうであるように移民を受け入れても出生率が回復するのは一時的な効果しかないてことだ。そりゃそうだよな。移民が子供を産んだところで出生率効果が維持されるはずがない。
2050年に韓国が国家消滅しているかは知らないが、超少子高齢化社会における弊害を観察するのはとても興味深いものになるだろう。こちらの悪化する予想と現実では大きな乖離が発生するとおもうが、それもある意味でサプライズだ。さすがに16年前に韓国の少子高齢化がここまで酷くなるとか見抜けなかったからな。
そもそも韓国経済破綻しているのだから、さらに出生率下がりますよね。これでいつ出生率が回復するんですかね?韓国の人口減少がもたらす「禍」が韓国中に降りかかるのはこれからなんだが。むしろ、まだこの絶望的な状況がほんのプロローグにすぎないとか、ワクテカが止まらない!