日別アーカイブ: 2024年6月26日

韓国、6月の猛暑日数が最多…猛暑で食料価格が高騰「ヒートフレーション」、雇用・成長に影響

韓国 ここ数年、韓国は米国の利上げによって日本の物価を通り越してハイパーインフレが起きているわけだが…。うん。ちょっと違うな。韓国は文在寅前大統領が最低賃金を大幅に引き上げたことで、人件費が高騰した。そして、人件費が増えたことでそれが製品価格にも影響して便乗値上げが始まった。すると物価は急上昇していく。

さらにコロナ禍で飲食店が政府の規制によって営業できない状態が続き、飲食店は値上げしていくことになる。そこに追い打ちをかけるように米国が一気に利上げを始めたので、米韓金利差でウォン安が怖くなった韓銀が金利をどんどん上げた。そこにロシア・ウクライナ戦争が起きて、素材・材料価格が高騰していく。

気がつけば韓国の飲食物価は米国と似たようなレベルで高騰していた。キャベツが一袋3万ウォン、豚バラ肉200グラム2800円とか。本当かよという値段がニュースとなって舞い込んできた。しかし、これで終わりではない。ええ?どういうことだって?よく考えてほしい。まだまだ韓国物価を引き上げる種は残っているのだ。

最近、急に暑くなってエアコン消費量が増えたとおもうが、夏はまだまだこれからなのだ。昨日のニュースだと暑い日は三ヶ月ほど続くとか述べていた。つまり、過ごしやすくなるのは10月以降ということになる。昨年も夏も非常に暑かった。そういえば、皆様、熱中症が増えてるそうなので、水分補給を忘れないようにしてほしい。

熱中症対策は水分補給はもちろんだが、やはり、直射日光を避けることだ。しかし、韓国ではエアコンに使う電気代も満足に払うのが難しくなってきている。そもそもエアコン買うのも高くて買えない貧困層が増えている。しかも、ここに「ヒートフレーション」という新たな食料物価を引き上げる現象が起きているようだ。

ええ?ヒートフレーションってなんだ?

これはミルクインフレーションみたいな、韓国特有の言葉ではないが、猛暑で食料価格が急騰することだ。HEAT+INFLATIONを掛け合わせたものなのはすぐわかるだろう。今年の夏が猛暑になるのはほぼ確定。企業はエアコンなどのエネルギーを大量消費しないといけなくなる。当然、冷蔵庫で冷やすのにも電気を使う。夏が暑くなればなるほどエネルギー需要が増える。そうなると、そのコストが製品に上乗せされる。それがヒートフレーションだ。

韓国はハイパーインフレ+ヒートインフレーションに見舞われている。しかも、それがもう野菜の価格を高騰させている。

ということで記事を引用しよう。

韓国をはじめ、世界的に早い猛暑が猛威を振るい、主要作物の価格が乱高下している。猛暑で食料価格が急騰する「ヒートフレーション(heat+inflation)」が現実化している中で、労働生産性の低下、ひいては経済成長の萎縮までつながりかねないという警告が出ている。

24日、気象庁によると、今月1~20日に集計された猛暑日数は2.4日(全国平均集計)で、平年(1991~2020年平均)6月の1カ月間の猛暑日数である0.6日の4倍に達した。猛暑日数は一日の最高気温が33度以上の日を意味する。1973年以降夏場(6~8月)の猛暑日数が最も多かった2018年6月の猛暑日数(1.5日)より多い。

早めの猛暑が訪れ、直ちに懸念されるのは物価上昇だ。やや安定していた農産物の価格が乱高下している。同日、韓国農水産食品流通公社(aT)によると、ほうれん草(4キロ)の卸売価格は2万4736ウォン(約2800円)で、前月比86.3%、1年前比25.8%急騰した。青レタス(4キロ)は2万8714ウォン、長ネギ(1キロ)は2476ウォンで前月比それぞれ181.4%、50%上昇した。

農産物の運送にも赤信号が灯っている。食材マートを運営して毎日可楽(カラク)市場から野菜・果物を購入するチョンさん(62)は「高温に脆弱な葉菜類が問題」として「農家で問題なく収穫しても可楽市場からマートまで商品を運ぶ過程で熱によって枯れたりする」と話した。

早い猛暑による作物被害は世界的な現象だ。ガーナ・コートジボワール・ナイジェリアなどココアの生産国である西アフリカ国家に深刻な干ばつが発生し、チョコレートの原料であるココアの価格は天井知らずに急騰した。今月1日基準のココア1トン当たりの価格は8995ドル(米ICE先物取引所、約143万5000円)で、1年前(3318ドル)より171%急騰した。チョコレート・ペペロを作るロッテウェルフードは最近チョコレートが含まれた製品価格を平均12%引き上げた。世界最大のロブスタ生産国であるベトナムで干ばつが続くと、今月1日、ロブスタコーヒー豆の先物価格は1トン当たり4104ドル(ロンドン国際金融先物取引所)を記録した。1年前(2697ドル)より52%増加した。

韓国銀行によると、猛暑など一時的な気温上昇の衝撃(摂氏1度上昇)があれば、農産物価格の上昇率は0.4~0.5%ポイント高くなり、その影響は6カ月ほど続く。気候変動が続く場合、2040年の農産物価格は最大1.1%さらに上昇する可能性があるという分析だ。

労働生産性の低下を心配する声も大きい。国際労働機構(ILO)によれば33~34度の気温が続く場合、労働者は平均労働力の50%を失う。ILOは猛暑の影響で2030年までに毎年世界総労働時間の2%以上が損失すると推算し、約8000万人の正規職の雇用減少と2兆4000億ドルに達する金銭的損失があると警告した。例えば、国内の郵便配達員は健康と安全保護のために体感温度38度以上では午後2~5時に二輪車の配達業務が中止される。体感温度35~38度では同じ時間帯に二輪車配達業務の短縮と高齢者・油質患者など熱中症敏感群の屋外作業が制限される。

漢陽(ハニャン)大学経済学科のハ・ジュンギョン教授は「暑い環境でも労働生産性が落ちないように勤務時間の調整や業務環境の改善などが必要だ」と指摘した。

韓国、6月の猛暑日数が最多…猛暑で食料価格が高騰「ヒートフレーション」、雇用・成長に影響 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)

読んでてこれはヤバイと思った人は正解だ。これはヤバイわ。おいおい、どうなってるんだよ。まだ夏は始まってもいないぞ。まだ6月だもんな。日本ではこの時期に遅い梅雨入りしているものな。しかし、梅雨が過ぎれば急に暑くなるとおもう。梅雨だからそこまで暑さを感じないが、30度越えてる時もあるからな。でも、この食料価格ヤバいな。

ほうれん草(4キロ)の卸売価格は2万4736ウォン(約2800円)で、前月比86.3%、1年前比25.8%急騰した。青レタス(4キロ)は2万8714ウォン、長ネギ(1キロ)は2476ウォンで前月比それぞれ181.4%、50%上昇した。

おいおい、ほうれん草が2800円。しかも、前月比から86%とか急騰しすぎだろう。後、ユン氏がネギの価格を知らなかったことで有名になったネギの価格も前月比50%とか。どうなってるんだよ。まだ、無駄な補助金を入れてるんだろう?それなのに野菜の価格はさらに上がってるじゃないか。

農産物の運送にも赤信号が灯っている。食材マートを運営して毎日可楽(カラク)市場から野菜・果物を購入するチョンさん(62)は「高温に脆弱な葉菜類が問題」として「農家で問題なく収穫しても可楽市場からマートまで商品を運ぶ過程で熱によって枯れたりする」と話した。

しかも、猛暑で野菜や果物が運ぶ途中で枯れてしまうとか。これもヤバイな。食材マートからすればせっかく買った商品が売る前に使い物にならないとか。

チョコレート・ペペロを作るロッテウェルフードは最近チョコレートが含まれた製品価格を平均12%引き上げた。世界最大のロブスタ生産国であるベトナムで干ばつが続くと、今月1日、ロブスタコーヒー豆の先物価格は1トン当たり4104ドル(ロンドン国際金融先物取引所)を記録した。1年前(2697ドル)より52%増加した。

ココアが酷いことになっていてチョコレートの価格が上がっているのは何度か取り上げたが、どうやらコーヒー豆の価格もどんどん上がってるようだ。ベトナムが猛暑に見舞われて干ばつが続いてるのが原因なのか。なんだ。今年は本当に世界的な異常気象で特定商品の物価がどんどんあがるな。

それで、後、気になるのが韓国で起きたリチウム電池工場の事故だ。なんと22人も亡くなっているという。その中で韓国人は5人。他が外国人ということで、今の韓国製造業を支えてるのが外国人だというのがすぐわかる。亡くなった人にはお悔やみ申し上げる。

では、記事を見ておこう。

京畿道華城市内にあるリチウム一次電池工場で24日に火災が発生し、20人以上が死亡した。死亡者のうち相当数は外国人労働者だという。火災は一次電池の完成品を検収・包装する工場の2階で発生した。バッテリー1個で燃焼反応が起き、保管中だった3万5000個のバッテリーに火が移り、被害が大きくなったという。リチウムバッテリーは陽極・陰極・分離膜・電解液からなるが、分離膜が損傷すると「熱暴走」という現象により火災や爆発が起こる。火災現場でもこの日、相次いで爆発が起き、消火作業に困難を来した。

 バッテリー工場の火災はこれまでなかったわけではないが、このような大惨事につながったのはまれだ。バッテリー火災は大きな爆発につながる恐れがあるため、工場ではバッテリーを少しずつ分けて置き、生産直後すぐに出荷するなど、1カ所にまとめておかないことが重要だと専門家らは話す。工程ラインも区分し、緊急時は労働者たちが待避できるよう避難経路も複数用意する必要があるということだ。まだ確認できていないが、今回火災が発生した工場にはこうした綿密な対策が設けられていなかった可能性がある。

バッテリー火災において韓国社会はまだ脆弱(ぜいじゃく)だ。充電が可能な二次電池が使用されているスマートフォン、ノートパソコン、電気自動車などのバッテリーも分離膜が損傷すると火災・爆発が起こる恐れがある。2年前の「(無料メッセージアプリ)カカオトーク大規模通信障害」を招いたSKC&Cデータセンター火災も、地下電気室に保管されていたバッテリー1個でスパークが起きて発生した。当時も自動消火設備では火を消すことができず、消防隊員らが消火するのに約8時間かかった。バッテリー1個に端を発する火災が、多くの人々の日常生活をしばらくの間マヒさせたのだ。

 今やバッテリーは使われない所がないほど利用が急増している。しかし、まだ電気自動車1台の火災を消すのにも数時間がかかっているのが現状だ。バッテリー施設の安全基準と消火能力を高める国レベルの対策が必要だろう。

「22人死亡・8人重軽傷・1人行方不明」 消火対策ないリチウム電池火災で甚大な人命被害【6月25日付社説】-Chosun online 朝鮮日報

バッテリー1個で燃焼反応が起き、保管中だった3万5000個のバッテリーに火が移り、被害が大きくなったという。リチウムバッテリーは陽極・陰極・分離膜・電解液からなるが、分離膜が損傷すると「熱暴走」という現象により火災や爆発が起こる。火災現場でもこの日、相次いで爆発が起き、消火作業に困難を来した。

おいおい、韓国の電池工場はとんでもないことをしでかしたぞ。3万5000個のバッテリーが火が移るとか。大惨事じゃないか。それで普通はそのような事態を避けるために細かく分けてバッテリーを管理するわけだが、この工場はやってなかったかもしれないと。おいおい、労働監督は何していたんだよ。まさか、これが電池工場のデフォとかいわないだろうな。

工程ラインも区分し、緊急時は労働者たちが待避できるよう避難経路も複数用意する必要があるということだ。まだ確認できていないが、今回火災が発生した工場にはこうした綿密な対策が設けられていなかった可能性がある。

仮にこれができてないなら経営側に圧倒的な落ち度だ。しかし、殆どが外国人労働者。韓国の経営者が安月給で雇って補償も満足にしない可能性があるよな。

2年前の「(無料メッセージアプリ)カカオトーク大規模通信障害」を招いたSKC&Cデータセンター火災も、地下電気室に保管されていたバッテリー1個でスパークが起きて発生した。当時も自動消火設備では火を消すことができず、消防隊員らが消火するのに約8時間かかった。バッテリー1個に端を発する火災が、多くの人々の日常生活をしばらくの間マヒさせたのだ。

そういう事故もあったな。しかし、バッテリー1個が原因で消化もできず8時間とか。そんなバッテリーを積んだ韓国EV…はっ!なるほど。だから、炎上しまくりなのか。実際、EVのバッテリーはまだまだ怖いところが多い。それなのに大量に売りつけて炎上事故を引き起こし、充電していたら爆発する可能性まであって、リコールしていたよな。本当、韓国製はろくなものがないわ。