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韓国 2年連続で税収不足、韓国政府債務1200兆ウォン超えの可能性も

韓国 当たり前の話なのだが、今年、韓国の半導体が好調でサムスン電子やSKハイニックスが大きく売上や利益を伸ばして輸出が回復したとか述べても、韓国政府には1ウォンも法人税が入ってこない。なぜなら税金というのは昨年の利益によって決定するからだ。だから、韓国政府が今年も税収不足なるなんて誰の目でも明らかだったわけだが、問題はその税収不足が韓国の政府債務をさらに爆増させているてことだ。

それについては後で詳しくやっていくのだが、昨日、伝えたとおり、11日の夜に米CPI発表があり。なんと円がいきなり157円まで急騰した。CPIにはついては今から見ていくが、どう見ても日銀砲です。つまり、日本政府が米CPI発表と同時に日銀砲を撃ったのだ。162円目前だったので、どこかのタイミングで日銀砲を撃つとは思っていたが、このタイミングかよ。

では、引用しよう。

[ワシントン 11日 ロイター] – 米労働省が11日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は、前月比でマイナス0.1%と予想外に下落した。前月比でマイナスになるのは2020年5月以来約4年ぶり。ディスインフレが確実に軌道に戻ったことが示され、連邦準備理事会(FRB)の9月の利下げがさらに一歩近づいた。

前年比では3.0%上昇。伸びは5月の3.3%から鈍化し、23年6月以来最小となった。

ロイター調査によるエコノミスト予想は前月比0.1%上昇、前年比3.1%上昇だった。CPIの前年比上昇率は、2022年6月の9.1%をピークに鈍化している。

変動の大きい食品とエネルギー成分を除くコアCPIは前月比0.1%上昇。伸びは前月の0.2%から鈍化し、21年8月以来最小となった。家賃の伸びが0.3%と、21年8月以来最小の水準に鈍化したことで、コア指数の上昇が抑制された。

コア指数は前年比3.3%上昇。伸びは前月の3.4%から鈍化し、21年4月以来最小となった。

<利下げ観測高まる>

CPIが2カ月連続で穏やかになったことで、FRB当局者の間で、インフレが沈静化しつつあるとの確信が強まる公算が大きい。ボストン大学のブライアン・ベスーン教授(経済学)は「7月のインフレ指標が異常な数値を示さない限り、FRBは9月に利下げに動く」とし、「9月利下げの指針は7月の会合で固められる」と述べた。

ウィリアム・ブレアのマクロアナリスト、リチャード・デ・シャザル氏は「FRBが雇用創出の鈍化にこれまでよりも重点を置く方向に微妙に方向転換する中、CPI統計が今回こうした内容になったことで、9月の利下げが確実に視野に入ってきた」と指摘。

FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「FRBのインフレとの長い戦いが終わり、ようやくトンネルの出口が見えてきた」とし、「今後かなりの回数の利下げが実施される」との見方を示した。

<家賃など広範に伸び鈍化>

6月はガソリンが3.8%下落。前月は3.6%下落していた。家賃を含む住宅費は0.2%上昇と、前月の0.4%から鈍化した。

米CPI、6月は前月比で4年ぶり下落 利下げ観測高まる | ロイター (reuters.com)

これは難しいな。市場では9月の利下げに一歩近づいたとか述べているが、現実はそんな甘くないと思う。そもそも、このCPIが予想より減少したのはガソリン価格の下落によるものだと思われる。最後に6月はガソリンが3.8%下落。前月は3.6%下落していたとある。

それでコアCPIに注目すると、コア指数は前年比3.3%上昇。伸びは前月の3.4%から鈍化し、21年4月以来最小となった。このようにコアCPIも0.1%減少だ。でも、FRBの2%目標にはまだまだ遠いという。エコノミストは9月の利下げだとか述べているが、わずか0.1%減ったぐらいで大騒ぎという。まあ、こちらはそこまで楽観視していない。年内の利下げは12月。回数は1回の予想のままだ。この先、米経済指標で変わるかもしれないが、これで円が5円も上がるわけないんだよな。

では。円が急騰したニュースを見ていこうか。

米労働省が11日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で3.0%上昇した。事前の市場予想(3.1%上昇)を下回り、3カ月連続で鈍化した。前月比(季節調整済み)では0.1%下落。マイナスに転じたのは2020年5月以来で、足元のインフレ圧力の緩和を示す結果となった。

 CPIの発表直後、米ニューヨーク外国為替市場では円相場が約4円急騰し、一時、1ドル=157円台をつけた。約3週間ぶりの円高ドル安水準。早期の米利下げの観測が高まり、円が買われたとみられるが、政府・日銀が為替介入に踏み切ったとの見方もでている。

円急騰、一時157円台 米CPIの伸び鈍化、為替介入の見方も浮上 (msn.com)

これが米CPI発表前後のドル円チャートである。162円目前の円が一気に157円だ。こんな瞬時に5円も上がるような動きは日銀砲である。しかも、介入金額は推定8兆円程度だろう。日銀砲が撃てる回数は外界準備高を1兆ドルの大台から減らしたくない日本の思惑から計算されて、残り3000億ドル程度。5回~6回といわれてるが、1回で600億ドルほど使うので100億ドルでだいたい1円程度といったところか。

さて、問題はここからだ。日銀砲を撃っても、もう円は158円に戻っている。この記事を書いている午前4時半前には159円目前である。つまり、下手したら今日中に160円戻っている可能性がある。

以前にも述べたが単発の日銀砲はヘッジファンド牽制になるが、時間が経てば円は元の水準に戻された後、さらに売られていく。しかも、明らかな介入した動きとなれば、ヘッジファンドは様子を見ながら円を売るだろう。米CPI0.1%減少で5円も上がるなら誰も苦労しないという。

ええ?韓国ウォンはどうなったのかって?韓国ウォンも反応して10ウォンほどあげているが、これもあれだよな。韓銀砲撃っているんじゃないか。

このように規模は異なるがほぼ同じような動きである。ただ、5円あがってるドル円に対して、10ウォンしかあがってない。1円=10ウォンと考えても、これだけの差は自然に現れないだろう。

後はドルインデックスだ。確かにドルインデックスも米CPI発表で104.900から、104.100となっているが、円の動きよりは緩やかとしかいいようがない。しかも、その後は104.471と戻ろうという動きが強い。

動画の配信は夕方になる予定だが、その頃には違った景色になっているかもしれない。残念ながらタイムラグがあるのは仕方が無い。ゆっくり解説を作るのは時間かかるのだ。

朝の主要な金融ニュースはこれぐらいかな。日経平均株価が42000円を超えるか注目したいが、まだ4時半だしな。ただ、円高になると日経平均株価にはマイナスに働くんだよな。

それで、韓国の税収不足の話だったか。

では、記事を引用しよう。

文在寅(ムン・ジェイン)政権下で400兆ウォン(約47兆円)以上急増した韓国の政府債務は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権になって増加傾向が鈍化したが、楽観するのは早いと指摘されている。財政の健全性を重視する現政権が財政支出の伸びを大幅に抑えたにもかかわらず、景気低迷で税収不足に陥っているためだ。

 文在寅政権で年平均8.7%に達した財政支出の伸びは2023年には5.1%に落ち着き、今年は過去最低の2.8%まで低下した。しかし、企業業績の悪化で法人税収が急減し、昨年の税収不足額は過去最高の56兆4000億ウォンに達し、今年も少なくとも10兆ウォンの税収不足が見込まれている。不足分を埋めるために赤字国債の発行を増やせば、国内総生産(GDP)に占める政府債務の割合が50%に迫るとの懸念が浮上している。

 韓国企画財政部によると、韓国政府が試算した今年の政府債務(中央政府と地方自治体の合計)は前年比5.4%増の1195兆8000億ウォンだ。しかし、今年末の実際の政府債務は1200兆ウォンを超える可能性がある。今年の国税収入が予想を下回り、年初から5月末までの集計でも10兆ウォン近い欠損が発生したためだ。昨年赤字だったサムスン電子など大企業からの法人税収が急減した影響で、1~5月の国税収入は前年同期比9兆1000億ウォン減の151兆ウォンにとどまった。年間の税収目標(367兆3000億ウォン)の41.1%だ。過去5年間には5月までに平均で目標税収の47%が徴収されたが、それを大きく下回る数値だ。

国税だけでなく、過料などの税外収入を含む政府の総収入と総支出を集計した4月末の数値を見ると、1~4月の統合財政収支は47兆1000億ウォンの赤字だ。政府は昨年末、今年の予算案を編成するに当たり、年間で44兆4000億ウォンの赤字を予想したが、4カ月の赤字幅がすでに年間目標を上回っている。

 政府の当初予想でいくと、政府債務比率は昨年の46.9%から今年は47.5%へと小幅ながら上昇することになる。しかし、税収不足を補うため、政府が国債発行を増やせば、同比率は上昇する。一部からは今年末の同比率が50%に迫るとの見方も出ている。

2年連続で税収不足、韓国政府債務1200兆ウォン超えの可能性も-Chosun online 朝鮮日報

ユン氏は緊縮財政を目指しているんですよね?ユン氏、2年経過しても緊縮どころか、国の借金を爆増させていませんか?

昨年の税収不足額は過去最高の56兆4000億ウォンに達し、今年も少なくとも10兆ウォンの税収不足が見込まれている。不足分を埋めるために赤字国債の発行を増やせば、国内総生産(GDP)に占める政府債務の割合が50%に迫るとの懸念が浮上している。

どうせあれだろう?韓銀に金を借りて赤字国債を刷らないんだろう?でも、金を借りても韓銀に利子を払う必要があるんだが。しかも、赤字国債を刷らない分、経済効果が乏しい。しかも、GDP50%超えしていたのに、統計基準を変更して50%以下にしたじゃないか。数年後に、もう1回、同じことやればいいんだよ。なら、50%越えても戻せるだろう?まさにどちらもウルトラCだよな。根本的に政府債務は爆増する未来は変わらないが。

あと、サムスン電子とSKハイニックの半導体が好調なら、今から法人税を課せばいいじゃないか?ええ?そんな制度がない。いいんだよ。国民情緒税だ。1兆円もうけて法人税0とかあり得ないとか騒げばいいんだよ。一気に税収不足が減らせるぞ。

韓国企画財政部によると、韓国政府が試算した今年の政府債務(中央政府と地方自治体の合計)は前年比5.4%増の1195兆8000億ウォンだ。しかし、今年末の実際の政府債務は1200兆ウォンを超える可能性がある。今年の国税収入が予想を下回り、年初から5月末までの集計でも10兆ウォン近い欠損が発生したためだ。昨年赤字だったサムスン電子など大企業からの法人税収が急減した影響で、1~5月の国税収入は前年同期比9兆1000億ウォン減の151兆ウォンにとどまった。年間の税収目標(367兆3000億ウォン)の41.1%だ。過去5年間には5月までに平均で目標税収の47%が徴収されたが、それを大きく下回る数値だ。

本当、この記事を読んでアホとしかいいようがない。税収不足になることは昨年の秋である程度、予想できるのにサムスン電子などの大企業が税金払わないからて。それを見越して予算を編成するんじゃないのか。自分らが無能な集団ですと宣伝しているだけなんだよな。そりゃ、統計操作で誤魔化すことしかできない連中だもんな。

明らかに不正な統計データである文在寅時代を統計基準にしてGDP7%水増し。そんなウルトラCされたら笑うしかないだろう。

政府は昨年末、今年の予算案を編成するに当たり、年間で44兆4000億ウォンの赤字を予想したが、4カ月の赤字幅がすでに年間目標を上回っている。

この時点でバカで無能としかいいようがない。なんで赤字予想が4ヶ月で年間を上回るんだよ。いっておくが、新型コロナのような財政出動イベントはまだ起きてないぞ。どんぶり勘定とか、そんなレベルの予想じゃない。私たちがバカですと世界中に宣伝してるようなものだ。ええ?知ってましたよ?

こちらはユン氏の時代の韓国経済を2年ほど俯瞰してきたわけだが、どう考えても「無能」としか言いようがないものな。文在寅大統領は経済の大天才だが、ユン氏はただの無能だからな。ハイパーインフレでここまで内需を壊滅させてるのがその証拠だ。

しかも、内需壊滅しても、まだ電気料金やガス料金の値上げなどの宿題が山積みである。つまり、ドラゴンボールで例えれば、フリーザ様がこう述べてるのだ。

「よし! 先に絶望感をあたえておいてやろう… どうしようもない。絶望感をな… 電気料金やガス料金は値上げをするたびにハイパーインフレがはるかに増し、内需が壊滅する… その上昇をあと数回もオレは残している… その意味がわかるな?」

半導体輸出が回復しようが、内需が壊滅状態。電気やガス料金の引き上げも全然足りない。これを経済用語で韓国経済は崩壊している。詰んでいるというのだよ。