韓国 先日、韓国の外資系銀行がここ10年ぐらいで25%ほど撤退したニュースを紹介したわけだが、あれはあくまでも外資系銀行の話だ。今回は外資系銀行だけの話ではない。韓国国内から産業がどんどん出ていくという話だ。ええ?今更、何を言っているんだろうか?老いた国から出て行き、成長見込みがある国に拠点を移していくのは当然だろう?しかも、海外では外資誘致に積極的であり、税率も優遇もされて補助金だって出してくれる。
別に韓国企業にとっては現地人だろうが、なんだろうが、労働力が確保できればそれで良く、韓国人にこだわる理由すらない。そもそも韓国内の市場が狭いから韓国企業は海外進出していかないといけないのだ。でも、それは韓国内の産業の空洞化を生み出す。インターネットがここまで急速に拡大した現在において、拠点を韓国にして工場生産する理由がない。
韓国は金融ハブどころか、韓国企業ですら裸足で逃げ出すほど不毛な地となっている。どうしてなのか。簡単だ。韓国経済がオワコンだからだ。韓国の成長率が落ちていけば、それは海外からすれば韓国に対して投資する魅力がなくなった。海外企業は大きなリターンを求めて海外に拠点を作るわけだから、そのリターンが得られない場合、当然、韓国から手を引いていく。半導体で世界最大のクラスターを作るとか、韓国政府は述べているが、そもそも学習能力がなさ過ぎる。半導体一本足打法では半導体が転けたらそれで終わりだ。
今、なんとか生成AI特需で半導体は盛り返しているが、その生成AI特需だっていつまで続くかもわからない。そもそも国の産業が半導体しかないてのが致命的だ。もう、半導体はニッチ産業ではないのだから、韓国企業が勝てる見込みは何一つないことを理解しない。
それで本題にはいろうとおもったのだが、今週のウォン動向を確認しておくのを忘れていたので、軽く触れておこう。わりと面白い動きをしている。これなら来週にも1400超えが狙えるんじゃないか。
先週、日銀砲での介入や、トランプ暗殺未遂事件などもあり、その影響でドル円や日経平均が大きく動いた。だから、韓国でもウォン高となり、一時敵には1376ウォンまで押し上げた。ところが日銀砲による介入効果というのは長く続かない。ドル円も155円まで上がっていたのだが、これも、気がつけば157円だ。
しかも、アメリカの利下げが9月に固まりそうな気配がしているにも関わらず、円もウォンも売られている。トランプ氏はドル高を容認しない。大規模な減税策を述べているが、今のアメリカにそんな余裕があるんだろうか。
それでウォンは時間外?という言葉が難しい。なぜなら、今のウォンは朝の9時から深夜の2時まで取引が可能となった。だから、時間外のウォン変動とは何時を指すのか難しくなってきた。もう、時間外というのは朝の2時から朝の7時の5時間程度しかない。
問題は取引時間内だろうが、時間外だろうかウォンが変動して1390を突破していることだ。朝の時間外では1388ウォンだが、これは来週に期待できるんじゃないか。アメリカの利下げが9月濃厚になってもウォンは上がらない。これは証券市場ではウォンの価値がその程度という認識なんだろう。つまり、もう1400がニューノーマル時代を迎えつつあるのか。
こちらは1400突破は外債償還時期となる今年の秋以降だと見ているのだが、それよりも、速くなる可能性だってある。既に市場はトランプ発言を折り込み始めた。トランプ発言が次期大統領の言葉のように重く受け止められる。もう、バイデン氏は大統領選すら辞退に追い込まれている。
だが、バイデン氏が辞退しようが、奇跡の生還を果たしたトランプ氏に勝てるというのか。もう、トランプ氏は暗殺未遂事件で起きたことを何度も語り、神の思し召しで助かったとだけ言っておけば大統領に再びなれるのだ。アメリカ人にとって神様や奇跡というワードはそれだけで彼を支持することになる。実際、神が彼を生かしたといわれても誰も否定できないぐらい紙一重である。神だけにな!
ウォンレートの確認がトランプ氏の話になってしまったが、本題に戻ろう。韓国から逃げ出す韓国企業の話だ。これも前後編なのでまずは前編から見ていこう。
では、記事を引用しよう。
「韓国は企業輸出大国だ」。
米国の製造企業の復帰を支援する団体リショアリング・イニシアチブは5日に出した2023年の年次報告書で韓国をこのように診断した。昨年米国に新たに生まれた雇用28万7299件のうち14%が韓国から出たと分析しながらだ。韓国の米国の雇用への寄与度は世界1位だった。
これに対し、韓国は空いていきつつある。製造企業がコスト節減に向け工場を東南アジアに移したのに続き、半導体やバッテリーなど先端技術企業が政策補助金の多い欧米に出て行ってだ。2022年に韓国に純流入した外国人直接投資(FDI)は国内総生産(GDP)の1.5%にすぎなかった。経済協力開発機構(OECD)38カ国中30位だ。これに対し韓国企業の海外直接投資(ODI)は2018年からの5年間で22.2%増えた。昨年は633億8000万ドルに達し、5年間で総額3454億4000万ドルを記録した。
韓国経済人協会のイ・サンホン経済産業本部長は「こういうことでは産業が空洞化しないか懸念される。韓国企業が世界の供給網再編により海外に行くほかないならば、韓国政府は日本や東南アジアに向かう世界的企業を国内に誘致するために規制や労働市場競争力を育てなければならない」と話した。
◇「韓国を離れるのが合理的選択」とは…
企業は現在では韓国を離れるのが「合理的選択」と口をそろえる。4月にOCIホールディングスはマレーシアに2兆ウォンを投じて太陽光ポリシリコン生産基地を構築すると発表した。この会社は中国の低価格攻勢に押されて2020年に全羅北道群山(チョンラブクド・クンサン)の工場稼動を中断し、翌年設備をマレーシアに移転した。安い人件費に、水力発電で電力を100%調達でき、米国や欧州の市場が要求するRE100(再生可能エネルギー100%使用)の条件もクリアできるためだ。OCIホールディングスの李宇鉉(イ・ウヒョン)会長は5月の記者懇談会で「設備管理以外には(国内で)新事業計画はない」と話した。
二次電池素材の銅はくを生産するSKネクシリスは昨年11月、マレーシアのコタキナバルで工場稼動を始めた。電気料金と人件費など原価競争力が高いマレーシアに井邑(チョンウプ)工場の生産分を最大限移管して収益性を高める計画だ。
原価のほか、硬直した規制のため海外に目を向ける企業もある。シャンプーやリンスを製造するA社はペット市場が急成長するとペット用品事業を推進した。だが韓国国内では既存設備で動物用入浴用品を製造すると違法となる。動物用医薬外品で別途の規定に合う施設と人材を備え検疫本部長に申告しなければならない。この会社はベトナムに工場を作ることにした。
「工場輸出国1位」韓国…人もお金もみんな去っていく(1) | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)
韓国で工場を作る魅力は不当に安い電気代だったのだが、それがどんどん失われていくのは自明の理。世界は韓国の不当に安い電気代を問題視して追加関税を課すことを始めた。韓国で作っても追加関税を食らえば、コストが高くなるので意味がない。
そもそも韓国にはもう資源がない。特に水不足が深刻である。半導体に大量の水を使うから、韓国ではこの先、水不足に悩まされる。
昨年米国に新たに生まれた雇用28万7299件のうち14%が韓国から出たと分析しながらだ。韓国の米国の雇用への寄与度は世界1位だった。
やったじゃないか。韓国企業は米国に貢献しまくりだな。国内では若者が仕事がなくてただ休んでいるだけの人口が増加しているというのに。たった1国でアメリカの雇用の14%も生み出すとか。どんだけ韓国企業は韓国から脱出したいんだよ。
2022年に韓国に純流入した外国人直接投資(FDI)は国内総生産(GDP)の1.5%にすぎなかった。経済協力開発機構(OECD)38カ国中30位だ。これに対し韓国企業の海外直接投資(ODI)は2018年からの5年間で22.2%増えた。昨年は633億8000万ドルに達し、5年間で総額3454億4000万ドルを記録した。
おいおい、これはヤバいぞ。韓国にはいってきた外国人直接投資はわずか1.5%で、韓国から出て行った韓国企業の海外直接投資が22.2%。5年間で約7倍はあるじゃないか。そもそも韓国への投資が1%で殆どないのに、韓国内からは22%とか、22倍なのか。韓国さん、誰が見てもオワコンですよ。もう、韓国企業が韓国内で投資する価値がないと考えているんだろうな。だから、こちらはいずれサムスン電子は米国企業になるとか思っているのだが、韓国政府はこの意味を理解しているんだろうか。モウ、韓国に投資が集まらない。
この5年で顕著な衰退が見えているという。これでも韓国経済が絶好調とか言い出すんですかね。韓国政府は。韓国企業ですら裸足で逃げているのに?後の文章は韓国内でどうして工場を作らないかの理由が色々かいてある。人件費の高騰。規制の問題。資源の問題。どれもこれもマイナスだと。
では、後半を見ていこうか。
記事を引用しよう。
海外では韓国の先端技術企業誘致競争が熱い。石油経済をデジタル・技術基盤経済に転換しようとしているサウジアラビアは最近韓国の複数の半導体素材・部品・装備中小企業とミーティングをした。サウジ側と会った韓国半導体企業関係者は「サウジが『お金はいくらでも出すからどうにか砂の上に工場を作ってほしい』という形だった。韓国ではこれといった優遇もなくどうにか投資しており、サウジの提案を受けちょっと虚しかった」と話した。
米国は各州知事が「営業社員」を自任している。テキサス州のグレッグ・アボット知事は8日、1時間刻みのスケジュールで韓国企業と会った。テキサス州は州政府レベルで半導体法を別に作った。アボット知事は9日に韓国の記者らと会い、「テキサスCHIPS法を通じて作った基金で半導体産学研究を支援できるだろう。半導体のほかにもこの5年間にほぼすべての製造業の工場を誘致しようと努めた」と話した。世亜(セア)グループはこの日テキサス州に1億ドル以上を投資して特殊合金工場を作ると発表した。
◇「先端産業生態系育て投資も誘致」
専門家らは韓国政府が企業親和的な環境に出なければならないと話す。産業研究院のチョ・チョル選任研究委員は「企業の海外進出が続けば内需が大きく打撃を受けるだろう。先端技術大企業と連結された素材・部品・装備生態系を国内で育て、大企業の海外移転を素材・部品・装備企業の輸出の道に活用すべき」と話した。
新産業を育成し世界的産業資本が韓国の生態系に投資する理由を作らなければならないという助言も出ている。韓国貿易協会国際貿易通商研究院のチョ・ソンデ室長は「サムスン電子とSKハイニックスの先端半導体をまだ国内で作っているため、ASMLのような海外半導体装備企業も韓国を訪れ中小企業にも機会ができる。生態系全体の成長を牽引できる産業が半導体だけでなくもっとなければならない」と診断した。
「工場輸出国1位」韓国…人もお金もみんな去っていく(2) | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)
後編も色々と書いてあるんだが、ぶっちゃけ今更、気づいても遅い。なぜなら、日本が円安だからだ。韓国にとって日本が円安であることは円テクで爆死する以外にも圧倒的に都合が悪い。理由は簡単だ。なぜなら、韓国に投資が行かずに、日本が投資を集めていくのだ。円安効果でまるでブラックホールのような吸引力で。
日経平均株価が4万円を越えて過去最高に高くなって日本の価値がどんどん認められるようになれば、その効果で海外企業は日本という国の産業に興味を持ち始める。しかも、円安は国内の主要企業の国内回帰も促す。つまり、韓国がどれだけ頑張ろうが、その横に日本が円安である以上、韓国に産業が戻ってくることはない。しかも、最低時給は日本を越えたと喜んでるが、海外企業にとって韓国の人件費がまた増加したというイメージでしかない。
理想的な展開としては韓国にトドメを刺すのは日本の円安になると考えている理由はそこだ。Amazonもグーグルなど世界資本も、日本に積極的に投資しているが、韓国にはやってこないという記事を以前に紹介した。
専門家らは韓国政府が企業親和的な環境に出なければならないと話す。産業研究院のチョ・チョル選任研究委員は「企業の海外進出が続けば内需が大きく打撃を受けるだろう。先端技術大企業と連結された素材・部品・装備生態系を国内で育て、大企業の海外移転を素材・部品・装備企業の輸出の道に活用すべき」と話した。
何言ってるんだよ?もう、終わりだよ。韓国への直接投資1%、海外投資が22%。どう考えても韓国企業が韓国内で投資をしないことを意味している。国内で育てる?無能な韓国政府ができるわけないから、皆、出て行ったんだよ。
国貿易協会国際貿易通商研究院のチョ・ソンデ室長は「サムスン電子とSKハイニックスの先端半導体をまだ国内で作っているため、ASMLのような海外半導体装備企業も韓国を訪れ中小企業にも機会ができる。生態系全体の成長を牽引できる産業が半導体だけでなくもっとなければならない」と診断した。
韓国には半導体しかない。半導体技術だけで食べてきた国だ。それが現実だ。そして、その半導体も数年で終わりを迎える。あれ?韓国さん。この先、何で食べていくつもりですか?ああ、韓国さんには辛ラーメンがありましたね!でも、デンマークだったかな。あまりにも辛すぎて輸出禁止になっていましたよね!
何でも辛くすればいいてものじゃない。頼むから普通に食べれる物を作れと。いい加減、理解しろよ。