韓国 コロナ禍後のインフレ。アメリカの利上げから始まった世界的な金利の引き上げが世界経済に多大な影響を与えて数年が経過しているわけだが、残念ながらその見通しはあまり良くないといっていい。
一部の楽観者はアメリカの利下げが始まれば全ては上手くいくと思い込んでるようだが、そもそも利下げすれば物価が上がりやすくなるのだから、アメリカがどんどん金利を下げていくような話にならないと思うんだよな。
下手したら1回利下げしたところで、来年もそのままである可能性すらある。最近の米経済指標ではアメリカの利下げは9月だという見方がどんどん強まっている。しかし、トランプ氏が9月に大きな経済への変動となる利下げを快く思わないのは事実だ。実際、FOMCに選挙前に利下げするなと述べている。
新しく大統領候補となったハリス氏がどういう考えをしているか知らないが、米利下げが大統領選においてどちらに有利になるのかはまったくわからないという。このような変数が2024年の秋以降を予測する上で避けては通れない。7月もそろそろ終わりを迎えるが、大統領選挙が盛り上がるのはここからだ。
それで候補者であるハリス氏について海外メディアがその過去を色々と調べて書いてるのだが、一言で言えば、ハリス氏はやばい。もう、自分がのし上がり、権力を得るためなら何でもする女性といっておこうか。強かといってもいいかもしれないが、ちょっと無能を通り過ぎてかなりヤバい。一言で言えば、トランプ氏以上に彼女は大統領に相応しくない。そういう経歴が山ほど出てくる。
なんだろうな。ハリス氏が大統領になったらアメリカは暗黒の時代を迎えるんじゃないか。ちょうど日本で民主党が政権取ったときに黒歴史と呼ばれたが、まさにそれがアメリカで再現されると思われる。アメリカの超弱体化に繋がると思うが、これは日本としては歓迎するべきなのか。世界情勢はさらに酷くなることは間違いない。冗談抜きでそう思うから困っている。
こちらはアメリカの国益より、日本の国益を考えてこうなった方が良いと考察するが、ハリス氏があまりにも酷すぎてどうしたら良いのか迷う。中国やロシアからすれば敵が無能ならそりゃ大歓迎だわ。アメリカで大規模工作してでも、彼女を大統領に祭り上げようとするだろう。当然の工作だ。
だから、もしトラの方が世界は面白くなると思うが、ハリス氏になれば世界は暗黒の時代を迎えるんじゃないかという。選挙の投票まではまだ数ヶ月あるが、米国国民の選択が世界情勢に大きな影響を与えるのだ。
話がずれてきているが、つまり、今の米国情勢がどうなるかは難しい。だから、韓国でもそう簡単に大幅利下げという選択肢にはならないわけだ。だが、利下げしなければ借金が増える。借金延滞率も増える。すると銀行の不良債権が増える。電気料金の支払いも滞る。悪循環は続いていく。
今日はそんな話題のニュースをいくつか見ていくが、どこからいこうか。電気料金の支払いの延滞からいこうか。でも、韓国の電気料金って不当に安いんだよな。それなのに払えないのかよ。
【07月27日 KOREA WAVE】韓国で今年の住宅・一般用(商業用)電気料金滞納額が約1000億ウォン(1ウォン=約0.11円)に達することがわかった。
韓国電力の資料によると、1~5月に2カ月以上滞納した住宅・一般用電気料金総額は前年比5.3%増の985億9000万ウォンだった。新型コロナウイルス禍の2021年末の636億3000万ウォンと比べて54.9%増加した。
用途別では住宅用電気料金滞納額が230億7000万ウォン。同期間の比較では2021年132億6000万ウォン、2022年156億6000万ウォン、2023年225億5000万ウォンと毎年増えている。
事務室・商店街などで利用する一般用電気料金滞納額は755億2000万ウォン。こちらも2021年以降、増加傾向にある。
滞納件数では、1~5月の住宅用電気料金滞納件数は54万5300件で、既に昨年1年間の54万2500件を上回った。
一般用電気料金滞納件数は8万5400件で、昨年1年間の9万2800件に迫っている。
「コロナの時より深刻」…韓国の電気料金、滞納110億円に迫る 写真枚 国際ニュース:AFPBB News
不当に安い電気料金すら110億円の滞納。おそらく多くの人は電気料金を払えないなら電気を止めればいいとおもうが、問題は払えないからすぐ止めるわけにはいかないのだ。韓国の電気料金の仕組みまで知らないが、普通に考えれば1ヶ月滞納ぐらいなら電気は止まらないだろう。だから、その2ヶ月分滞納した電気料金が110億円を超えていることになる。
韓国電力の資料によると、1~5月に2カ月以上滞納した住宅・一般用電気料金総額は前年比5.3%増の985億9000万ウォンだった。新型コロナウイルス禍の2021年末の636億3000万ウォンと比べて54.9%増加した。
やはり、2ヶ月以上とあるな。しかし、電気料金を払えなくて電気止められたら、冷蔵庫やエアコンが動かないので、猛将だとわりと生命の危機なんじゃないか。生活困窮というより、もう、餓死するレベルだよな。ライフラインと呼ばれるぐらい現代の人類において電気というものはかかせない。それが止められてるなら、店は営業できないだろう。もう、廃業しているてことか。
では、ネットの意見を見ておこうか。
1.そのうち電気料金を値上げするだろうなw
ますます苦しくなる韓国人
2.電力インフラ維持できなくなりかねんから、
電気代値上げは早めにやっといた方が良いと思う
3.日本より安いって自慢してなかったっけ?
4.給料不払いに加えて公共料金も滞納って本当に経済回ってるのか?
5.電気料金は日本の半値以下って自慢してなかったっけ? 日本の半値以下なのに滞納者が激増してるって(爆笑
尚、今のデタラメ逆ザヤ電気料金制度は、もう継続出来ませんと、韓国電力公社は既に白旗上げてます。
有利子負債が、国鉄破たん時の27兆円超えて、28兆円超え、公社債を年利5%で発行しても買い手もつかず、資金繰りが行き詰まりそうらしい。
だもんで、政権や与野党などに「電気料金制度の根本見直し」を求めてる。今の逆ザヤ料金ですら払えないってのに、上げたらいったいどうなるのか?
6.韓国の場合、集合住宅の電気代って集合住宅全体の電気代を頭割りらしいから揉めると思う
あと、多分電気代下げろってデモは起きるんじゃなかろうか
7.そもそもユン本人が、大統領選の最中に「大統領に当選したら、電気料金は絶対に値上げをしない!!!」と言い出し、それをその後公式の選挙公約にしちゃってますから
8.払えないから誰もが滞納で収入激減
→設備管理不能→発電不能→大規模長期停電
今のままでも
安いから収入が少ない
→設備管理不全→発電不安定→いつか大規模長期停電
9.外資を呼び込むために電気代安くしてたはずなのに
外資がとっくに逃げ出してるんだから電気代上げればいいのに
10.日本に勝った 日本に勝った と言いながら転覆していく国
以上の10コだ。
しかし、こんな安い電気代を滞納する韓国人が続出なのに、これから数倍はあげないと韓国電力の資金がショートして、大規模停電や送電線足りなくて詰むのに、いったい、どうするんですかね。もう、どんどん追い込まれてるわけだが、8月にガス料金を少し値上げして様子見ですか。無能なユン政権だとそんなものだろうな。
では、不良債権増加について見ておこうか。
韓国資産管理公社(CAMCO)が第2次金融セクターから取得した不良債権の額は1兆6,000億ウォンを超えた。これは、過去5年間に購入した不良債権の平均額(2,260億ウォン)の7倍以上です。不良債権とは、延滞期間が3か月を超える債権のことです。これは、高金利や景気後退により債務を期限内に返済できない借り手が急増したことに加え、PF(Real Estate Project Financing)の破綻危機が相まって、Camco社にSOSを送った金融会社が増えた結果です。金融会社の観点からは、不良債権を売却することで、それに応じて延滞率を減らすことができます。
CAMCOが26日に国会政治委員会に提出した経営状況報告書によると、先月末現在、CAMCOが貯蓄銀行と相互金融会社から取得した不良債権は合計1兆6111億ウォンだった。Saemaul TreasuryとSavings Bankからそれぞれ1兆4,767億ウォンと1,344億ウォン相当の不良債権を購入した。
CAMCOは昨年、「銀行取り付け騒ぎ」(預金の大規模な引き出し)があったSaemaul Vaultの不良債権を約1兆ウォン購入し、Saemaul Vaultの延滞率が再び7%台に急上昇した今年、追加の不良債権を引き継いだ。Camcoはまた、PFのデフォルトをきっかけに延滞率が2桁に上昇した貯蓄銀行の不良債権を買い占めています。CAMCOは、金融機関から不良債権を買い取った後、担保付き社債の公売や無担保社債の借り手との債務再編契約を通じて、最長10年間で元本を回収しています。
問題は、CAMCOが引き受けている2つの金融セクターの不良債権額が毎年増加していることです。CAMCOが発表したデータによると、貯蓄銀行と投資信託会社の不良債権の額は、2019年の291億ウォンから2020年には657億ウォン、2021年には875億ウォン、2022年には3,258億ウォン、2023年には6,221億ウォンと急激に増加しました。
Camcoが取得している不良債権はこれだけではありません。また、政策金融商品を扱う金融機関が引き受ける不良債権の額も大きいです。昨年、CAMCOが韓国金融公社や住宅金融公社などの公的機関から購入した不良債権は、約2兆ウォンに上った。CAMCOは、今年購入した不良債権の総額を3兆7610億ウォンと推定しており、実際の買収規模は予想をはるかに上回ると予想されています。
金融セクターの関係者は、「金融当局が第2金融セクターで積極的なプルーデンス経営を命じているため、下半期の不良債権の売却規模は大きくなるだろう」と述べ、「民間の不良債権投資家が第2セクターの無担保債券の取り扱いに消極的であるため、CAMCOはかなりの量を消化しなければならないと予想される」と付け加えた。
Camcoの財政負担は増大しています。CAMCOが政府に提出した「2023~2027年中長期財務計画」によると、債務比率は今年初めて200%を超えると予想されています。D/Eレシオが200%を超える場合、金融リスク公的機関に指定されています。金融リスク機関となると、資産売却や業務調整、経営の効率化など、財務統合業務を行う必要があります。
カムコ、2つの金融セクターが引き受けた不良債権16億ウォン…5年間で7倍の急増 (chosun.com)
韓国資産管理公社とあるので、これも政府支援というものだとおもわれるが、さすがに買い付けて債務比率が200%越えるとか。どうなんだよと。そもそも回収できそうにない債権を買ったところで、国の借金が増えるだけじゃないのか。
CAMCOは昨年、「銀行取り付け騒ぎ」(預金の大規模な引き出し)があったSaemaul Vaultの不良債権を約1兆ウォン購入し、Saemaul Vaultの延滞率が再び7%台に急上昇した今年、追加の不良債権を引き継いだ。Camcoはまた、PFのデフォルトをきっかけに延滞率が2桁に上昇した貯蓄銀行の不良債権を買い占めています。CAMCOは、金融機関から不良債権を買い取った後、担保付き社債の公売や無担保社債の借り手との債務再編契約を通じて、最長10年間で元本を回収しています。
最長10年ね。10年で返ってくるならそれでいいかもしれないが、不良債権なんだから、そう簡単に返ってこないと思うぞ。どう考えても銀行が潰れないように不良債権を引き取っているだけだとおもうが、引き受けるにしても限界があるだろうに。しかし、これも不動産プロジェクトが大きく関係しているようだ。韓国の建設会社が内需壊滅で息してないからな。
Camcoが取得している不良債権はこれだけではありません。また、政策金融商品を扱う金融機関が引き受ける不良債権の額も大きいです。昨年、CAMCOが韓国金融公社や住宅金融公社などの公的機関から購入した不良債権は、約2兆ウォンに上った。CAMCOは、今年購入した不良債権の総額を3兆7610億ウォンと推定しており、実際の買収規模は予想をはるかに上回ると予想されています。
銀行や貯蓄銀行のセーフティネットのためにこういう公社が不良債権を買い取るのはいいんだが、明らかに5年で7倍増とか。しかも、これからさらに増加するとか。そのうち買い取れなくなるんじゃないか。そして、赤字公社が増えていくと。
買い取れなくなれば銀行の延滞率や不良債権は急増する。しかし、韓国の銀行や貯蓄銀行は金を手当たり次第に貸して、回収できなくなれば不良債権として、システミックリスクを煽り、公社に押しつけて買い取らせるとか。やり方が汚いよな。韓国の銀行システムを中身は詳しく知らないが、明らかに借金が増えるのは銀行が貸しすぎなんだよな。もっとも貸し渋れば庶民はヤミ金に流れるという話は前回にやったわけだが。
でも、引き取られる不良債権の量に限界があるのだから、これが問題視されるころには相当な金融危機に陥ってると。