韓国 最近、暑い日々が続くが皆さんは元気で過ごしているだろうか。こちらは起きたのはお昼回っていたのだが、それから動画編集やら何やら作業していたら、もう、17時を回っているという。それで何か忘れてないかと思ったら、今日の記事更新してないことを思い出したので、とりあえず韓国ネタを漁りにニュースサイトをチェックしていた。
その中で気になるのが日本の円動向だ。韓国でもドルキャリートレードという言葉を何度も解説したので、円キャリートレードについてもわかると思うが、簡単に復習しておくと、金利が安い先進国で資金を調達して、金利が高い新興国に投資する取引のことをいう。
その場合、円キャリートレードの場合は金利が安い日本で資金調達して、それを金利が高い米国で運用する。それが円キャリートレードだ。問題はその円キャリートレードが日本が他国が金利を上げてる間でも、ずっとマイナス金利だったので、その金額が途方もない金額となっているのだ。これは何度も指摘したが、日本が金利を上げていけば、今度はこれの逆流現象が発生する。つまり、円高、株安ということになる。
では、記事を引用しよう。
今となっては、今月5日の世界的な市場混乱はどちらかと言えば、日本銀行の小幅な政策転換と米国のリセッション(景気後退)懸念の再燃によって引き起こされた短期的な動揺、つかの間のパニックのように見える。
しかし、これほど急に動揺が生じ、素早く収束したのは、ヘッジファンドが世界のほぼ全域での賭けで、何千億ドルもの資金を投じるのに利用する戦略に対し、市場がいかに脆弱(ぜいじゃく)であるかをさらけ出すものだ。
円資金のキャリートレードは簡単に利益を得られる確実な方法だった。世界最後の低金利資金供給源である日本で資金を借り入れ、利回り10%超のメキシコ債券や高騰するエヌビディア株、あるいは暗号資産(仮想通貨)ビットコインに資金をつぎ込むだけだった。円安が続けばローンの返済コストはさらに低下し、その見返りはそれだけ大きくなった。
その後、投資家は一斉にこの取引から手を引いた。円相場は猛烈な反騰を見せ、トレーダーたちは追加証拠金に対応するために資産を売却し、株式や他の通貨から急速に資金が流出した。日本の株式市場も動揺し、円の急激な上昇が輸出企業に打撃を与えるとの懸念から、1日としては1987年以来最大の下げを記録した。
ジョーンズトレーディングの上場投資信託(ETF)責任者デーブ・ルッツ氏は「円キャリートレードは現在も市場の全ての震源地だ」と言う。
キャリートレードの人気スポットが失速し、ナスダック100指数が最高値から反落、米金融当局が金融引き締めを長期化させ過ぎているとの懸念も強まっていたことから、数週間前から市場への圧力は高まっていた。
そんな中、日銀の追加利上げが飛び込んできた。日銀の政策金利はまだわずか0.25%で先進国で最低水準だが、先月末の引き上げは、日本の金利は常にゼロ近辺にとどまるという長年の信念を投資家に再考させるに十分なものだった。
市場は落ち着いたとはいえ、今回のエピソードは、新型コロナウイルス禍後の物価高騰の中でも日銀が資金を供給し続けたことで、日本に絡んで積み上がったレバレッジについて警鐘を鳴らすものだ。不安なトレーダーらは巻き戻しが終わったのか、それとも今後数週間も市場に波及し続けるのかを見極めようとしている。
答えを見いだすのは難しい。キャリートレードにどれだけの資金が絡んでいるのか、公式な推計がないためだ。グローバルデータTSロンバードによると、キャリートレードには約1兆1000億ドル(約161兆円)が投じられていた。これは、2022年末以降の外国勢の日本での借り入れが全てキュリートレードのファイナンスに使われ、国内投資家が外国資産購入にレバレッジを活用したとの想定に基づく。
先週の劇的な巻き戻しの後、JPモルガン・チェースのストラテジストは、世界の通貨キャリートレードの4分の3が解消されたとの分析を示した。シティーグループのストラテジストらは、現在のポジション水準は「危険ゾーン」を脱したと指摘した。
しかし、BNYメロン・キャピタル・マーケッツのように、巻き戻しはさらに進む余地があり、円相場が1ドル=100円を目指す可能性があるとする見方もある。
ロンドンのスタンダード・バンクでG10戦略を担当するスティーブン・バロー氏は先週の顧客向けリポートで、「キャリートレードの巻き戻しはさらに進みそうだが、このバブル崩壊の最も重大で破壊的な部分はもはや過去のものとなった」としている。
円が数十年ぶりの安値水準から急反発し始めたのを受け、トレーダーがキャリートレード解消で利益を確定し、借り入れた円資金返済のための投資家による買いで円がさらに押し上げられ、フィードバックループが形成された。
日銀が7月31日の金融政策決定会合で今年2回目の利上げを決め、その後、8月2日に発表された7月の雇用統計が予想よりも弱い内容だったことで、米金融当局が政策方針転回で後手に回っているとの懸念が浮上し、こうした流れは加速した。
日経平均株価が5日に12%安となった後、日銀の内田真一副総裁は7日、金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはないと述べ、投資家に安心を呼び掛けた。市場は安定を取り戻し、ヘッジファンドの間では円への強気が幾分後退した兆候が見られる。
最近の潮流変化を背景に、円資金のキャリートレードは少なくとも一時的には沈静化した可能性がある一方、トレーダーは外国為替市場で年内にさらなるボラティリティーの高まりを見込んでいる。
新興市場8カ国通貨をターゲットとした円キャリートレードのキャリー・トゥー・リスク比率は先週、約1年ぶりの低水準に落ち込み、この戦略のリスク・リワードが悪化したことが、ブルームバーグ集計のデータで示唆された。
ブランディワイン・グローバル・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ジャック・マッキンタイア氏は「永続する取引はない。そして現実が変わった」と指摘。「日銀が引き締めて何かが壊れた。今回の場合、キャリートレードだ」とコメントした。
キャリートレード解消、市場に抜き難い不安残す-落ち着き取り戻すも – Bloomberg
もう、ブルームバーグの記事は難しいと思うかもしれないが、重要な点は円キャリートレードというのは約1兆1000億ドル(約161兆円)が投じられていて、それが解消されたのか。されてないのかがわからないということだ。
しかし、こちらからいえば利上げした日銀が5日の大暴落を見て、もう追加利上げしないなんていう発言は駄目過ぎる。日銀が日経平均株価を気にしていることが露呈してしまった。パウエル議長なら絶対、このような発言しない。かなりの失言だと思われるが、その前に政府関係者が利上げしろとか言い出したのも断罪したいところだ。お前らのせいで日経平均株価が-4200円も落ちたのだ。1日で何兆円消えたと思ってるのだ。アホな政治家が経済素人のくせに口を出して責任も取らないのだぞ。
国民にNISA勧めておいて、勝手に政府が利上げしろとかいって日経平均株価を大暴落させた。おかげでパニック売りでNISA投資も一気に売られたんじゃないか。こいつらの身勝手な発言で国民の財産がわずか数日で消えた。円キャリートレードして外国人が株を買ってたのは誰の目でも明らかだったのに、このようなアホな人間が全てぶち壊した。誰かの人生を路頭に迷わせておいて本人は知らぬ顔だからな。
今回の日経暴落は普通に避けられた。利上げなんてする必要はまったくなかった。なぜなら、アメリカが利下げすれば自然と米韓金利差が縮小するためだ。それを急いでやった結果がこれだよ。日経平均株価大暴落させても人殺しにはならない。でも、大金という人生を奪うような行為を平気で行って本人はのほほんとしてるのだ。今回の日経平均株価について間違いなく日本の政治家と日銀の責任である。だから、こちらはかなり怒っているのだが、それで話が進まないので熱冷ましにネットの意見を見ておこうか。
1.日本人が物価高で苦しめば苦しむほど
ビットコインの価値が高まる仕様です。
2.ほぼゼロ金利で借りれたら
いくらでも儲かるわな
3.日本円がドルに対して安いの利用して日本株買ってましたと一緒だぞ
4.よーわからんけど
巻き戻しになったらヤバいやつ
5.まぁ最終的に低金利とはいえ日本の銀行に返っては来る金だよ焦げ付かなきゃな
それを返すためにどんだけ米株やらビットコインが下がるかは分からんけどな
6.日銀のゼロ金利が世界の投機家に資金供給してるからバブルになってるんだな
世界中インフレになる訳だよ
7.日銀はマーケットの脅しで金利を上げられなくなったがな
円安再開で根こそぎ奪い尽くしてやろう。
8.金利を0.25%上げたところで誰も得をしない
わざとらしいタイミングで
9.なんで国内の金融機関や投資ファンドがこれをやらなかったのに海外の投資ファンドはこれができたの?
これやってたら日本の金融機関なんて利益出まくりやん
10.これじゃ日本が利上げしたら世界経済崩壊するじゃん
そりゃ日銀が日和るわけだわ
以上の10コだ。
まず、円キャリートレードをなんで日本の金融機関や投資ファンドがやってないのか。普通にやってると思うけどな。銀行が金利が低くても、外国人に資金調達してもらえればそれだけ、投資する資金が増えるのでその資金を海外の投資に使えばいい。だから銀行の業績は円安でも悪くなかった。
しかし、円キャリートレードが逆流すると日本の銀行は元手は返ってきても海外からの流入が減るので、投資する資金が大幅減少してしまう。金利が0.25%上がって銀行株が暴落したのは円キャリートレードでの資金調達がこれから減ることを織り込んだてことだろう。
このように円キャリートレードがこの先、逆流していくのは確定だが、問題は急すぎると日経平均株価を急落させてしまうてことだ。しかも、日経平均株価が急落すると世界同時株安にも繋がるので、結局、日本人に多少の円高のメリットより、株安のデメリットがきつくなる。株が安くなれば当然、海外企業からの日本の優良企業の買収というのも起こりやすくなる。何事も変化が急すぎるのは良くないてことだ。
では、これぐらいにして韓国経済の話題を見ていこうか。今回は現代自動車がヤバイってことだ。EVの中古市場価格がどんどん急落しているようだ。まあ、炎上したら命がないEVなんて怖くて乗れないものな。
では、記事を引用しよう。
「5900万ウォンを割り込んだ」
「EQEオーナーの人たちがんばって」
中古車取引サイトのエンカーにベンツの電気自動車「EQE300」が最近5900万ウォン(約635万円)で売りに出されると、オンライン電気自動車コミュニティの掲示板にはこうした投稿が上がっている。このモデルは1日に仁川青羅(インチョン・チョンラ)の地下駐車場でベンツ製電気自動車が火災を起こす前には中古車市場で6200万~6400万ウォンで取引されていた。実際に火災が発生したモデルは「EQE350」だ。しかし火災事故後に中古車市場でベンツの電気自動車だけでなく、他のブランドの電気自動車オーナーも車を処分しようとする動きが広がり、中古電気自動車価格がじわじわと下がっている。
中古車取引サイトのKカーによると、青羅でのベンツ火災事故後7日までの1週間に寄せられた電気自動車売却希望台数は直前1週間に比べて184%増加した。台数は公開しなかった。このうちベンツEQEシリーズのモデルが10%程度という。直前の週にベンツEQEの売却は1台もなかった。
売り物が短期間に急増し中古電気自動車価格はブランドと関係なく下がる傾向だ。エンカーによると、今月現代自動車「アイオニック5」の2021年式モデルの前月比価格下落幅は1.97%だ。エンカーが扱うジェネシスを含めた他の現代自動車製品の平均0.37%より下落幅が最も大きい。ディーゼルモデルの「パリセード」の価格が1.2%上がったのと対照的だ。起亜EV6も同じ期間に中古価格が1.11%下がった。100%電気自動車ブランドであるテスラの中古価格も直撃弾を受けた。この期間に「モデル3」は2.61%、「モデルY」は3.36%価格が落ちた状態だ。
自動車業界は電気自動車需要鈍化が長期化しないか懸念する雰囲気だ。自動車登録統計を提供するカーイズユーによると、1~7月の電気自動車登録台数は前年同期より13.4%減った8万613台だ。青羅と錦山での電気自動車火災発生前にも需要が減った状態だったという意味だ。
これに対し現代自動車は13種の自社電気自動車に搭載されたバッテリーのメーカーを最近公開した。コナ(SX2)が中国CATLの製品を使う以外は他の車種はいずれもLGエナジーソリューションとSKオンのバッテリーを使っているという内容だ。相次ぐ火災事故前に現代自動車・起亜を含むメーカーは「自動車の各種部品供給企業をいちいち公開しないように、バッテリーメーカー情報も同じく公開できない」という立場だったが、消費者の不安が拡散すると態度を変えた。起亜も独自の調査が終わり次第バッテリーメーカー情報を公開する方針だ。韓国政府は12日に電気自動車火災予防策を議論するための関係官庁会議を開く。
電気自動車需要の鈍化は未来事業にも悪影響を与えかねない点で現代自動車グループなどメーカーが神経を尖らせている。自動運転やソフトウエア基盤車両(SDV)など自動車業界の未来技術が電気自動車で具現されることを前提に研究されているためだ。電気自動車は搭載される部品の種類が既存の内燃機関より30%ほど少ないためソフトウエアで駆動をコントロールするのに効率的だ。
自動車融合技術院のイ・ハング院長は「世界的に電気自動車の需要が停滞する状況だが、この事故を契機に韓国では需要停滞がさらに深刻になるかもしれないというのが問題」としながらも、「需要停滞期を耐え抜いたならば、その期間に実力のない事業者が淘汰された市場で本格的な未来技術競争力優位を得ることもできる」と予想した。
「10日間で500万ウォン下がった」…電気自動車の売り物件あふれる韓国の中古車市場 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)
もう、韓国内ではEVよりもハイブリッドが人気であって売れてない。しかも、EVが炎上事故を起こす度にまたEVかよということで、中古価格が下がる。そもそもバッテリーの消耗が激しい、保証期間もわからない中古のEVなんて地雷以外の何者でもないだろう。
最近、EVでトヨタを抜くとか述べていた現代自動車のEVの売上げがどんどん落ちてるのだが、気がつくとハイブリッドカーを量産して米国に輸出しているという。でも、EVに投資した工場やバッテリーはどうするんだ?韓国のバッテリー業界は利益激減していたのだが、現代自動車が売上げ過去最高というのはどう考えても数値をねつ造しているとか思えない。実際は崖っぷちなんだろうな。