韓国 お盆休みも終わりを迎えたが、こちらはPPIやCPIなど米経済指標の発表などで経済ニュースはわりと充実していた。ただ、毎回、難しい経済の話題を提供するのはさすがに疲れてくると思うので、息抜きが必要だと思うのだ。だから、今回は息抜きついでにネタを用意した。韓国軍事ネタである。
ええ?韓国軍事ネタなんていっぱいあるって?今回、特集するのは韓国だけではなくて日本も関わっている。何しろ、例のF-35Aだ。ああ、確か日本の三菱重工から重要な整備を拒否されていたやつか。ああ、そんなことあったよね。韓国側が日本にメンテ拒否されてるのを隠して、日本で整備したら情報が抜かれてしまうとか。1円の価値もない韓国の戦闘機の情報なんていらないことを理解してない主張を繰り返す。
そもそも韓国のFー35Aが韓国だけに配備されているならともかく、普通に日本でもF-35Aが配備されている。しかも、日本の防衛省が整備を始めたのは2014年である。今更、韓国のF-35Aに重要なデータがあるとはおもえない。だからデータから盗まれるから整備を依頼しないという韓国側の主張はおかしい。普通に拒否されたから、言い訳しているだけだろう。
こちらもYOUTUBEの韓国ネタに良く出てくるFー35A整備が実際、どうなのか。そんなことはよくわかってない。基本的にネタ被るのも困るので韓国ネタは誰かの動画を視聴することはいっさいない。ただ、サムネイルは勝手に出てくるので、F35A整備については色々とネタがあるようだが、まずはそこの真相から明らかにしようか。ええ?タイトルに書いてある?共食い整備なんでしょう?
記事を読む前に整理しておくと、そもそもF35ーAの重整備を韓国ではできない理由をご存じだろうか。平たく言えば韓国にFー35Aをしっかり整備する場所がない。技術者がいない。そもそも整備だけで年間100億円以上かかる。実際、アメリカがアジアでFー35Aを整備する場所は日本とオーストラリアと決めている。だが、韓国メディアによるとFー35A整備は日本に拒否されたので、韓国が2027年に行われることが決まったそうだ。
では、記事を引用しよう。韓国語のグーグル先生訳だ。
韓国空軍の戦略資産であるステルス戦闘機F-35Aのハイレベルメンテナンスを日本が担当していたため、情報漏洩の懸念が大きかったのですが、最終的に2027年から韓国空軍がF-35Aを直接修理することが決まりました。
窓のメンテナンスは、戦闘機を完全に分解し、主要な精密部品の交換、さらにはステルスペイントでの塗装まで行うなど、最高レベルのメンテナンスです。
昨年末、韓国軍は2028年までに20機のF-35Aと関連装備を総額4兆2600億ウォンで取得することに合意し、韓国が米国とプロジェクト総費用を増額せずに韓国で航空機の整備を許可することで合意したことが確認された。
同機関はSBSに対し、約30人の熟練した空軍整備士が来年から米国に派遣され、専門的な訓練を完了すると語った。
同時に、F-35Aが配備されている清州空軍基地に、窓のメンテナンスのための施設である整備基地が設置されます。F-35Aの国内全面的なオーバーホールは2027年末に開始されると、同機関は述べた。
【独占】韓国が「F-35A窓整備」を打ち上げ…2027年清州でのメンテナンスウィンドウの設置 (naver.com)
この窓というのが重要な整備のことである。主要な精密部品の交換、さらにはステルスペイントでの塗装まで行うなど、最高レベルのメンテナンスらしい。そして、20機購入することで韓国でも航空機の整備を許可することを合意したそうだ。
良かったじゃないか。韓国さん。整備が自分たちでできるようになって。それが終わりの始まりであったことを韓国は知らないんだよな。そもそもメンテナンス技術を何年も研修しないと整備できない技術者のレベルなら、上手くいくはずがないという。
そもそもアメリカは韓国に重要な整備を任せて、F-35Aの機密情報を取り扱うとは思えない。過去に韓国軍はアメリカの戦闘機を分解してブラックボックスまで開けていた。本当にアメリカが同意したのか怪しい。
同機関はSBSに対し、約30人の熟練した空軍整備士が来年から米国に派遣され、専門的な訓練を完了すると語った。
彼らはまともな技術を覚えてくれば整備できるかもしれないが、逆に言えば、2027年末まで整備できないのだ。それで日本が拒否しているので、韓国はFー35Aをオーストラリアに運ばないといけない。だが、そんなことしているニュースを見たことがない。韓国メディアに掲載されているなら、ネットの住民が見つけてるはずだからな。
じゃあ、2019年から2024年の5年間で韓国に配備されたF35-Aが一度も故障しなかったのか?そりゃ凄いわ。韓国さん。どんな扱いすればっF-35Aを一度もメンテナンスなしで運用できるんですか。もちろん、そんなことはない。彼らはF-35Aが故障した場合、とんでもない方法でメンテナンスしていたのだ。それが「共食い整備」である。
念のために共食い整備について解説しておくと、戦闘機や戦車、ヘリコプターなどが壊れた場合、別の種類の代用部品を使って修理するというものだ。つまり、このパーツが壊れても、こちらのパーツは無事だから、これで代用しよう。あちらのパーツでも余ってるから、これを交換しておけばいい。
嘘みたいな話だが、部品の交換を韓国は日常茶飯事で行っている。共食い整備の問題点は色々あるが、いくら同機種で使われているパーツだからといって、そのパーツでまともに動くと限らないのだ。何やらの不具合の原因になるし、そもそも別のパーツで代用すれば当然、別のパーツにも負担がいきやすい。機械の部品の使い回しは故障の原因を特定しにくくなる。精密機械であれば尚更だ。
しかし、韓国ではここ5年、350機以上のF-35Aが「部品が転用されている」そうだ。はあ?おいおい、あまりにも酷すぎて笑えないという。これはもう韓国では共食い整備が日常茶飯事であると。しかも、最新鋭であるFー35Aだぞ。
では、記事を引用しよう。
F-35Aの場合、アメリカは極秘性の高い最先端の防衛科学技術を含んでいることから、胴体外側のフィールドメンテナンス、つまり単純なメンテナンスしか認めておらず、ウィンドウメンテナンスは日本のF-35A東アジアウィンドウメンテナンスハブでしか可能ではなかった。
日本が窓の整備を行えば、どうしても韓国空軍の運用情報が日本側に引き渡されてしまいますが、清州基地に整備窓を設置したことで、そういった懸念が払拭されました。
空域防衛の基幹部隊として就役してわずか5年しか経っていないF-35Aステルス戦闘機の部品調達は、部品調達で勝ち取っておらず、他の機体から部品を取り外して装着する「部品の返却」が深刻であることが分かっています。
7月14日に空軍が提出し、国防委員会のメンバーである国民の力のヨン・ヨンウォン議員の事務所が分析した「運用中の戦闘機による同クラス多様化の状況」によると、2019年から2024年7月までに空軍のF-35A戦闘機で「同クラス転用」された事例の総数は約350件でした。
2019年は0.8機(40年代×0.8=32機)、2020年は3.4機(40年代×3.4=136機)、2021年は1.1機(40年代×1.1=44機)、2022年は0.6機(39×0.6=23.4)、2023年は2.4機(39×2.4=93.6)、2024年7月までは0.6機(39×0.6=23.4)となっています。年間件数でみると、過去5年間で同種の転用件数は合計352.4件発生しています。
コホートダイバージョンとは、航空機の部品の需要がある場合に、運用されていない別の航空機から同一の部品を取り外して挿入することを指します。簡単に言うと、A機が故障した時、B機から部品を取り外して「回す」というものです。
空軍は2019年以降、40機のF-35Aを取得しています。しかし、2022年1月にイーグルと衝突した1台が過剰な修理費用を理由に淘汰され、現在は39台となっている。
このため、軍内外の一部では、就役から5年足らずのハイテク戦闘機であるF-35Aが運用されてから20年近くが経過しており、老朽化したF-15Kよりも回すべき部品が多いという指摘が寄せられていますが、これはF-35Aの機械的特性や保守・部品調達体制の問題によるものです。
「北朝鮮の核とミサイルの脅威のエスカレーションにより安全保障が深刻に脅かされている中、F-35のような最新の空軍戦闘機は、常に出撃できるようにしておかなければならない」と、人民の力議会のメンバーであるユ・ヨンウォン議員は述べた。
これについて、空軍関係者は「F-35Aは20万~30万個の部品で構成されているため、予期せぬ故障が発生した場合の調達に時間がかかり、購入が容易ではない」とし、「同様のサービスを行った後、整備中の航空機の同じ部品を使用して不良部品が確保されるまで、適切な稼働率を維持する必要がある」と付け加えた。
2005年から空軍のもう一つの主要部隊として導入されたF-15K(うち59機)も、過去5年間で合計約180件の「同クラス転用」が行われている。
同クラスの航空機1機あたりの偏向の年間平均傾向は、2019年が0.5(59×0.5=29.5)、2020年が0.4(59×0.4=23.6)、2021年が0.4(59×0.4=23.6)、2022年が0.8(59×0.8=47.2)、2023年が0.6(59×0.6=35.4)、2024年7月が0.5(59×0.5=29.5.4)となっています。年間件数でみると、5年間で合計188.8件の同種転用が行われた。
そのため、F-35Aの同型機の使用をF-15Kと比較すると、15年以上も運用され、旧型のF-15Kの2倍の部品点数を持つF-15Kよりも深刻な状態にあることがわかります。
空軍で最も頻繁に運用されている戦闘機であるK-F-16(そのうち約160機を保有)も、過去5年間でこの種の迂回回数が最も多く、合計736機でした。国産戦闘機であるFA-50軽攻撃機も、同時期にこの種の事故を合計154回発生させています。
また、戦時運用統制の移行の前提となる監視・偵察分野の基幹部隊として2019年12月から運用されているグローバルホーク(RQ-4)は、修理部品の確保が難しいことから同型への転用が頻繁に行われていることも知られている。
運用中の戦闘機による同型の無差別使用をめぐる論争に対し、空軍は「同型機流用はアメリカ空軍を含む他国でも実施されている」「空軍は権限者の管理下で適切な運用率を維持するために制限されている」と説明した。
【独占】電化からわずか5年、350機以上のF-35Aが「部品が転用されている」…通常運用の乱れ[レポーター・イ・ヒョンホの軍隊!トーク] |ソウル市経済 (sedaily.com)
いくら韓国で整備できないからとパーツ交換して凌いでるわけだ。しかも、壊れたパーツを取り寄せるのではなく、別の戦闘機のパーツを使って代用する。それがF-35Aだけではなく、KF-15や、F-15Kでもそうだと。修理部品の確保が難しい戦闘機を調達しておいて、共食い整備でいつ壊れるかもわからない戦闘機にパイロットを乗せていると。
それで39機ほどあるのですが、その中のどれだけがまともに飛ぶんですかね?もう、10機でもあれば良い方だよな。もはや、韓国の戦闘機なんて共食い整備ばかりで、いつぶっ飛んでもおかしくない。
韓国が最新鋭戦闘機を購入しても、ここまで共食い整備が常態化しているなら無用な長物だよな。仮に2027年に整備できるようになっても、整備するパーツがたりないから、結局、共食い整備しかしないんだろうな。
では、ネットの突っ込みを見ておくか。
1.2年半前に米軍でも共食いがあったそうだ。
採用した国は珍しくないんじゃね。
でも韓国は予備パーツをけっちったそうだからこれは仕方ない。
2027年に清州へのMRO&U誘致と言っていたが飛ばしだろ。金がない。
2.韓国名物共食い整備
E-7がE-737と呼ばれた時代に韓国が所有していた4機のうち3機が部品取り用で実質運用できたのが1機だけ
3.韓国側に消耗品や予備品を確保する概念が無いだけ
F-35に限らず色々買っては共食い整備で稼働率が激減してるしどう使うかより買って満足するんだろうね
4.韓国のF-16なんて改修請け負った海外企業が、
匙を投げる程の機体状況だったんだぜ。
「メーカーで重整備してからじゃないと改修作業出来ない!」
5.そういや金無くて予備パーツ無しで導入してたよな
これでよく韓国に重整備基地作るとか言ってるよな
6.中国が格安でやってくれるみたいだから
そっちに依頼したらどうだ?
7.そら整備拠点に持ち込まずの運用だからそうなるわな
船で米か豪へ運ぶ前提で配備数決めないと
8.交換する部品たくさん持てばいいと思っても、長期保管部品はかってに劣化してて、
取り付けてみたら、「もう使えない部品だった。」電子部品はそんなの多いんじゃないか
9.いや、この件数で運用数が39機から減らないわけないだろ。
10.50機バラして組み立て直したら何故か51機になった
これを何度も繰り返せば無限に機体を増やせるぞ!
以上の10コだ。最後のは錬金術ですか。30万個も部品があるなら、本来の部品がいくつか足りなくても機体は動きそうだものな。
2027年に韓国で整備できるようになるというのは単なる飛ばしなんだろうか。後。気になるのは中国が格安で整備してくれるのか?そりゃ、格安で整備してくれるとおもうが、それは単にアメリカの軍事技術が欲しいだけだろうに。韓国がそれをやれば米艦同盟そのものが崩壊しそうな案件だ。
それで、ネットで検索してみたのだが韓国軍のF-35Aは一部で中国に修理を依頼するという動画の噂があるというだけで真相は出てこない。具体的なことは何一つ出てこないし、そもそも一部整備って何だよ。でも、さすがにアメリカの軍事機密を中国にそのまま渡すようなことを許可するはずないんだよな。
ただ、2022年にアメリカ国防省が未承認の中国製材料が使われていたとして、新規納入を停止したと報じている。ここまで徹底しているのだからさすがに韓国が中国に整備を任せるなんてことはできないだろう。だいたい、中国にアメリカの戦闘機を整備できる技術なんてないだろうに。
そもそも普通に韓国メディアが報道している内容もなく、ネットで調べても出てこないので、中国に整備を任せるというのは疑わしい。