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韓国「浅漬けキムチもう食べられない」…ハクサイ、ニンニク、トウガラシ価格高騰で高級品になったキムチ

今、2024年9月4日の朝に原稿書いてるのだが、アメリカがヤバイ。というよりエヌビディアがヤバイ。こちらも生成AIバブルがいつまで続くかは韓国経済の半導体、SKハイニックスやサムスン電子の業績に大きく関わるので7月頃から、わりとこの手の話題を監視していたのだが、どうやら生成AIバブルに陰り見えてきたかもしれない。

しかし、わりとアナリストは楽観論なんだよな。バブルが弾けるのは一瞬なのに、それだけ、今、証券市場は情報活用にもAIが判断しているのか、折り込むのが早い。日経平均株価の4200円の急落だってAIによる投資判断で売り一択となって、ああ、なったんじゃないのかとこちらは疑ってるぐらいだ。

つまり、取引がもう人間の判断する速度ではない。だから、生成AIバブルが弾けるならそれはもう一気に瓦解する恐れがある。

そのため、エヌビディア関連や株価については毎日、監視して動向を探っておかないといけない。そして、9月3日のダウでそれが起きた。

では、記事を引用しよう。

[ニューヨーク 3日 ロイター] – 米国株式市場は3指数とも大幅下落して取引を終えた。この日発表された経済指標で米製造業の活動は当面低迷が続く公算が大きいことが示唆され、市場心理を圧迫した。9月は歴史的にみて株価パフォーマンスが悪いことも警戒されている。

3指数の下落率は8月上旬以来の大きさとなった。業種別ではS&P総合500種の11部門のうち9部門が下落し、情報技術、エネルギー、通信サービス、素材が下げを主導した。

米供給管理協会(ISM)が3日に発表した8月の製造業景気指数は、8カ月ぶり低水準だった7月の46.8から47.2に上昇した。ただ、新規受注のさらなる減少や在庫増加から、製造業の活動は当面低迷が続く公算が大きいことを示唆した。

アレクシス・インベストメント・パートナーズのプレジデント、ジェーソン・ブラウン氏は、1950年代以降のデータによると、9月は株式市場のパフォーマンスが最も悪い月の一つと見なされていると指摘した。

巨大ハイテク7銘柄「マグニフィセント・セブン」が下落。エヌビディアは10%近く下げ、時価総額は2790億ドル減の2兆6500億ドルとなった。米企業の1日における時価総額減少幅としては過去最大を記録した。

このほかアルファベットが3.6%、アップルが2.7%、マイクロソフトは1.8%、それぞれ下落した。フィラデルフィア半導体指数は7.8%安。

株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)は33.2%上昇の20.72と、1日としての上昇率と終値の水準がいずれも8月上旬以来の高さとなった。

市場関係者は6日発表の米雇用統計を前に幾つかの労働市場関連指標を注視している。

テスラは1.6%安。2025年終盤から中国でクロスオーバーSUV(スポーツタイプ多目的車)「モデルY」の6人乗りの生産を計画していることが関係者の話で分かった。

ボーイングは7.3%下落。ウェルズ・ファーゴが投資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエート」に引き下げた。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.52対1の比率で上回った。ナスダックでも3.5対1で値下がり銘柄が多かった。

米国株式市場=ダウ626ドル安、「9月相場」を警戒 エヌビディア急落 (msn.com)

なんとダウが-626ドル安。最近、最高値更新中だったので利益確定売りが出てるとはいえ、今日の日経平均が怖いよな。今、日経平均先物確認したら-1160円だ。これは1000円以上下げてスタートになりそうだな。パニック売りが出れば日本の半導体関連もただでは済まないとおもわれる。もちろん、エヌビディアが下がれば、韓国のSKハイニックスも急落するだろう。

この日発表された経済指標で米製造業の活動は当面低迷が続く公算が大きい。

9月に利下げ示唆する時点で、当然、景気悪化は予想通りであり避けられない。個人消費は堅調であっても、製造業は高金利に苦しんでるのが現状と。アメリカの雇用統計は良くない内容だったので利下げはするだろう。問題は0.5%というビッグステップが起きる可能性も高まったてことだ。これについてはまだまだ米経済指標は出てくるので判断は難しいな。次にエヌビディアについてだ。

エヌビディアは10%近く下げ、時価総額は2790億ドル減の2兆6500億ドル。米企業の1日における時価総額減少幅としては過去最大を記録。なんだよ。この恐ろしい急落は。

株価を確認しておこうか。

これが1日の動きだ。本当に1日なんだ。なんだよ。この恐ろしい下げ方。エヌビディア決算内容はかなり好決算だった。それでも売られて、さらに売られていくのか。このように生成AIバブル崩壊を思わせるような急落だ。

後、中国経済でも気になるニュースがある。どうやら習近平国家主席は重病だとか?まあ、経済対策で頭悩ませたら病気にもなるか。

では、記事を引用しよう。

習近平国家主席の重病説が流れている。

ニュースウィーク日本版の練乙錚(リアン・イーゼン)の寄稿によれば、習氏が、7月30日を最後に20日間、公の場に姿を見せなかったことから、重病説が流れているのだという。8月19日に訪中したベトナムのトー・ラム共産党書記長を出迎えた習氏だが、その報じられ方がいつもと違い、ますます習氏の周辺で「異変が起きている」と練乙錚は訝っている。

それにも増して、中国政府の海外からの信頼は大きく揺らいでいるのは、中国政府が打ち出す経済政策が、ほとんど「ホラー映画」のようだからだ。

中国では、やるべき需要対策を打たずに、供給側の対策を熱心に進めている。

失敗を検証したり、反省したりせずに、思い込みで意味をなさない政策のオンパレードである。

まるで「ホラー映画」のような経済政策

8月24日付フォーブスは「中国経済の失敗のパターンは退屈なほど繰り返されている。ホラー映画の続編のように、飽き飽きとした公式がもう何年も繰り返されている。だが、政府は問題を無視するか、不適切もしくは思い付きの政策を打ち出し、問題を改善することができないでいる」と報じた。

このような論調が最近増えてきたが、ここまで中国政府の無能さを糾弾した論説記事は初めてだろう。

“思い付き政策”の最たるものは、「低空経済振興策」だと思う。

低空経済とは「低空域(高度1000mまでの空域)を活用した旅客輸送や物流」のことだ。政府はこの空域の規制を緩和し、ドローン(無人機)や「空飛ぶクルマ」などの開発を促進する考えだ。中国政府は「低空経済の規模は2030年までに2兆元(約40兆円)になる」と予測しているが、業界団体からは「成長への具体的なロードマップが示されていない」と懐疑的だ。

不動産バブルの崩壊による“需要”の低迷が不況の原因であることがわかっているのに、小手先の“供給”サイドの政策でお茶を濁しているようでは、「中国経済全体の低空飛行は永遠に続くだろう」との皮肉も言いたくなる。

民衆の反発が高まっている

政府が信頼を失えば、中国経済の早期回復が絶望的になるのは確実だ。

これまで経済に深く関与してきた地方政府が疲弊しているのも気になるところだ。ブルームバーグの試算によれば、地方政府の7月の土地使用権売却収入は前年比40%減の2500億元(約5兆円)と過去最大の落ち込みとなった。

「金欠」となった地方政府はあろうことか、罰金収入の増加で糊口をしのいでいる。

地方政府の2013年の罰金収入は1613億元(約3兆2000億円)だったが、昨年は3800億元(約7兆6000億円)と2倍超になったと言われている(8月27日付日本経済新聞)。不動産不況で収入源が大幅に減少した地方政府の苦肉の策だが、市民の不満がたまり、社会不安を招く危険性が指摘されている。

政府からなけなしのカネを巻き上げられる国民の懐事情は悪化するばかりだ。豪雨などの影響で農産物価格が直近1ヵ月で4割以上も高騰している。

各地で水害被害も多発している。この半年の死者・行方不明者の数は昨年の3倍以上の322人に上っており、「毎年のように発生している大洪水は人災、すなわち、政府の失政のせいだ」との批判が国民の間で広まっている。

そうした中で、最も深刻なのが若者の雇用だ。なかでも一人っ子政策が生み出した未婚の男性が「余剰男」と呼ばれ、危険視されはじめている。

いま中国で習近平「重病説」がささやかれる中、経済政策の「ホラー化」が始まった…!失政が原因で生まれた「余剰男」3500万人の「悲惨な実態」 (msn.com)

まあ、中国の支離滅裂な経済対策については数年前から色々と無能だといわれてきたが、なんだこれは…。文章を読んで驚いた。

低空経済とは「低空域(高度1000mまでの空域)を活用した旅客輸送や物流」のことだ。政府はこの空域の規制を緩和し、ドローン(無人機)や「空飛ぶクルマ」などの開発を促進する考えだ。

なんかSF映画だと未来都市みたいで格好良い感じがするんだが、これはあり得ない。なぜなら、我々はドローンや空飛ぶクルマが上空を通過することに危機意識をもってるためだ。単に誰かが飛ばす程度の数ならいいが、それが物流の通り道となれば怖くて外を歩けないという。バック・トゥ・ザ・フューチャー2に出てきたような空飛ぶ交通路はどう見ても怖いという。

そもそも空飛ぶクルマそのものが怖いんだよな。誰がどう運転するんですかね。普通の自動車免許でクルマを飛ばすんですか?普通に考えたら空の交通での特別な免許がいるはずだ。ヘリやセスナのようなものを飛ばすような。

さすがにこれは愚策としかいいようがない。安全というものが全く感じられない。我々が外を普通に歩けるのは空を飛んでる物の数が少ないからだという認識がない。たまに上空に飛行機が飛んでいても、おお、飛行機雲が格好良いなで終わるが、それが目視できる範囲で数百機が一斉に飛んでるのが日常になればどうなるか、どう見ても恐ろしくて外なんて歩けない。

地球に重力が存在する限り、飛んでるものは必ず落ちるのだ。飛行機が許容されてるのはそこまで数が多くないからにすぎない。次に酷いのはこれか。

「金欠」となった地方政府はあろうことか、罰金収入の増加で糊口をしのいでいる。地方政府の2013年の罰金収入は1613億元(約3兆2000億円)だったが、昨年は3800億元(約7兆6000億円)と2倍超になった。

これはあれだな。地方政府が金がないので罰金という形で市民から金を巻き上げている。今まで些細なスピード違反なら見逃されていたが、少しでもオーバーしたら取り締まるみたいなやつだろうか。まあ、こうなってくると庶民は生きづらいよな。どこかしらで見張られている。

このように9月利下げ前にアメリカの景気もかなり悪化。中国もヤバイ。もちろん、米中経済に大きく影響を受ける韓国も酷い有様となる。9月4日の韓国証券市場も嵐の予感がするよな。

それで、韓国では8月の猛暑や集中豪雨で白菜やキャベツの価格が高騰しており、日本の3倍の値段になったことは紹介したがあれからさらにあがっているみたいだ。当然、キャベツや白菜と言えば、韓国人の国民食であるキムチの価格に大きく影響を与えているようだ。なんと白菜価格が9000ウォン。つまり、日本円で1000円以上だ。地元のスーパーで白菜は298円だ。もう3倍所では済まないな。3.4倍ぐらいか。

では、記事を引用しよう。

ソウル・上一洞(サンイルドン)に住む主婦のイ・ユンヒさんは夕食のおかずにコッチョリ(浅漬けキムチ)を作るためスーパーに寄ってハクサイの値段に驚いた。イさんは「先月には6000~7000ウォン(700円前後)程度だった韓国産ハクサイ1株が9000ウォンに上がった。当分コッチョリは食べられなさそうだ」と話した。

この夏は梅雨と猛暑が続きハクサイ需給が厳しくなっている。異常気温で栽培面積が毎年減っている上に最近は病害虫まで猛威を振るっており供給量がさらに減った。昨年過去最大の輸入量を記録した中国産キムチの需要はさらに増える見通しだ。

韓国農水産食品流通公社(aT)によると、ハクサイの平均小売り価格は1株6545ウォンで前月より19%上がった。通常夏になるとハクサイ価格が上がるが昨年より18.53%、平年よりも4.6%高い価格だ。

ハクサイは涼しい気候で良く育つため夏は主に高冷地ハクサイが市中に出回る。しかし気候変化の影響で夏のハクサイ耕作地は毎年減少する傾向だ。統計庁によると昨年江原道(カンウォンド)地域の高冷地ハクサイ栽培面積は5242ヘクタールで1996年の1万793ヘクタールから年平均2.9%ずつ減っている。その上今年は江陵(カンヌン)、太白(テベク)、三陟(サムチョク)などで虫害が発生し単位面積当たり生産量まで打撃を受けた。

キムチのまた別の主材料であるトウガラシ、ニンニクなどの価格も高止まりしている。この日aTが集計した乾燥トウガラシの小売り価格は600グラム当たり1万8854ウォンで平年より6.5%上がった。むきニンニクの小売り価格は1キログラム1万272ウォンで平年と同水準だが昨年よりは22.65%上がった。

食品業界関係者は「原材料価格も急騰したが材料保存、キムチ製造、流通など生産段階別のコストが上がり続けている。値上げ要因は蓄積しているが政府の物価安定基調に応じるために値上げ時期は様子を見ている」と話した。

国産ハクサイ価格が高騰しキムチ輸入量も急増する傾向だ。関税庁によると1~7月のキムチ輸入額は9847万ドル(約144億円)で前年同期より6.9%増加した。年間キムチ輸入額が最も多かった2022年1~7月の9649万ドルより多い。

韓国に輸入されたキムチはほとんどが中国産で、韓国産キムチより約40%安い。物価上昇でコストが増えた飲食店や外食業者などで輸入キムチの需要が増えた可能性が大きい。この夏のハクサイ価格上昇幅が大きくなりキムチ輸入量はさらに増えるものとみられる。

世宗(セジョン)大学経営学部のキム・テジョン教授は「キムチは基本食品のため価格が上がれば消費者の体感物価が大幅に上がりかねない。ハクサイ需給は気候問題もあり高冷地栽培面積が毎年急減しているだけに輸入ハクサイやキャベツなど代替品を確保するための政府の悩みがさらに必要だ」と話した。

「浅漬けキムチもう食べられない」…ハクサイ、ニンニク、トウガラシ価格高騰で高級品になったキムチ=韓国 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)

白菜だけではなく、ニンニク、唐辛子まで高騰していると。しかも、韓国で白菜を作るには地球の平均気温が上昇しているので、高冷地ハクサイ栽培面積がどんどん減少していると。まさに異常気象が野菜の出荷量を減少させているわけだ。しかし、これは序の口だ。

それで韓国の中国産キムチの輸入がますます増大している。でも、既に97%が中国産キムチだよな。もう、97%が98%になったところでたいした意味はないんじゃないか。まあ、家庭で秋から冬にかけてキムチを作るそうだし、このまま白菜やキャベツrが高騰していれば自家製キムチ作りも大変そうだな。

しかし、政府が補助金出していてこの値段とか。韓国さん、物価下がっているんだよな?なんで物価下がってここまで飲食価格は高騰しまくりなんだよ。