さて韓国の話題だが、まずトランプ氏が脱ドルに対して警告をしている。
これは中国が人民元決済を強化していることに対してだ。ただ、中央日報によると、どちらが勝っても米中貿易戦争シーズン2が始まるそうだ。まあ、世界で覇権を握れる国は一国しかない。中国が台頭しようとすれば当然、それを潰そうとする。
問題は米中どちらも輸出している韓国は板挟みに合うということだ。特に半導体の対中規制強化で中国に半導体が売れなくなれば、韓国半導体企業は崖っぷちに追い込まれる。しかも、AIバブルが崩壊する恐れが出ているので、この先、韓国半導体に暗雲が立ちこめていると。どちらにせよ。アメリカに追随すれば中国を捨てることになる。
中国は半導体材料の規制という資源カードを持ってるので、韓国にとっては規制されたら厳しいという。
では、記事を引用しよう。
「ドルを離脱した国は、米国とビジネスをすることができないだろう」
米共和党のトランプ前大統領が、ドルの代わりに中国の人民元などを使う国に対して、「100%の関税を課す」と述べた。7日(現地時間)、大統領選挙の激戦地であるウィスコンシン州で、米中貿易戦争を「基軸通貨」覇権戦に拡大し、中国の側に立った国に関税で報復する考えを明らかにしたのだ。
大統領選挙戦が過熱するにつれ、候補らの米中貿易戦争「シーズン2」構想も激化している。米国との貿易戦に積極的に対応してきた中国も報復カードを出す可能性があり、輸出依存度が高い韓国経済は米中対立に巻き込まれ、全方位からの圧力を避けることは難しいとみられる。
民主党のハリス副大統領は、中国に対する規制については発言を控えながらも、先端産業の牽制には強硬な態度を示唆してきた。先月、民主党全国大会での演説で、「中国ではなく米国が21世紀の競争で勝利することになるだろう」とし、「人工知能(AI)、宇宙分野で世界をリードし、米国の世界的なリーダーシップを放棄しない」と述べた。10日に行われる候補らの初のテレビ討論会で、対中政策の基調がより鮮明になるとみられる。
両候補の対中政策の強硬姿勢に伴い、半導体を中心に韓国企業が板挟みになるのではないかという懸念も高まっている。韓国企業の中国投資だけでなく、中国と人民元貿易システムを議論してきたインド、ブラジルなど新興国との協力も米国の規制の影響圏に入る可能性がある。特に、中国に主要生産ラインと市場を置いている半導体業界のリスクは続くものと予想される。
トランプ氏とハリス氏、誰が大統領になろうと「貿易戦争シーズン2」 (msn.com)
韓国 先ほど中国でも激安店が人気だという記事を紹介したが、どうやら韓国のコンビニでは超低価格商品を販売しているようだ。つまり、百均だ。韓国のコンビニって何でもアリなんだが、実際、コンビニというよりはもはやドラッグストアだよな。
でも、実質所得が年々減っている韓国では庶民が生活費の高騰で苦しんでいる。安い物を探すのは必然なことかもしれない。もっとも、そんなことをしていればデフレになるだけだ。今の韓国はスタグフレーションだが、物価はどんどん下がってきている。これは物が売れないからだ。
そもそも就職難の若者はカードローンで借金漬けである。コンビニがそんな若者を対象に超低価格商品を販売するのは仕方がないかもしれないが、薄利多売なんてすればコンビニがどんどん潰れていくだけだよな。
では、記事を引用しよう。
コンビニエンスストア業界が「1000ウォン台(約100円台)」の超低価格商品を相次いで投入している。物価高で購買力が落ちたことで支出を減らす、いわゆる「YONO(You Only Need One、これさえあればよい)族」が若者層の間で増え、「薄利多売」競争に火がついているのだ。
コンビニエンスストアのCUは5日、今年1~8月の「1000ウォン以下の商品」の前年に対する売上の伸び率は27.3%にのぼると明らかにした。先月発売した「1000ウォン豆腐」が発売から半月で3万丁以上売れるなど、旋風的な人気を呼んだことで、売上も急速に伸びた。CUの「1000ウォン以下の商品」の売上伸び率は、2021年には10.4%だったが、2022年の23.3%以降、毎年20%台を記録している。1000ウォン以下の商品が消費者に好評を博していることから、CUはこの日、乳製品メーカー「ピングレ」と協業して990ウォン(約105円)のチョコミルクとイチゴミルクを発売することを発表した。
CUだけでなく、コンビニ業界では「1000ウォン台」商品が好調だ。セブンイレブンは今年上半期、スペインのビール「BURGE MEESTER」とデンマークのビール「PRAGA」を相次いで1000ウォンで発売。準備した量(それぞれ20万本、25万本)を5日で完売した。
GS25も最近、コンビニで基礎化粧品を買う10~20代をターゲットにした化粧品を相次いで発売。美容液や化粧水、クリームなどの価格は1万ウォン(約1060円)以下で、シートマスク(700ウォン、約74円)と保湿・拭き取りパッド(1000ウォン)の価格も1000ウォン以下で、消費者の負担を軽減した。「低価格戦略」を展開しているGS25の基礎化粧品の前年に対する売上の伸び率は、2022年の35.5%、2023年の54.1%に続き、今年(1~7月)は65%に達している。
業界では、物価高で懐事情の厳しい若者層が不況型消費を主導しているとみている。「YOLO(You Only Live Once、人生は一度きり)族」をいわゆる「YONO族」が代替しているのだ。NH農協銀行が発表した今年上半期のトレンド報告書によると、20~30代は飲み屋、飲食店、出前アプリなどの消費を減らしつつ、同時にスーパーで購入する簡便な食べ物や酒類の消費は増やしている。
流通業界の関係者は、「『1000ウォン台消費』市場を先取りしてきたダイソーの成長勢から分かるように、低価格消費が特に若者層での流行のように位置づけられるにつれ、業界全般に拡大するすう勢にある」と指摘した。
「YOLO族」退場し「YONO族」台頭…コンビニで超低価格商品が好調=韓国 : 経済 : ハンギョレ新聞 (hani.co.kr)
なんかやっていることが中国とそっくりなんだが、韓国の未来は中国のデフレを見ていればある程度は推測できそうだよな。それで安物に飛びつく韓国庶民。それは物価下がるよな。
物価高で購買力が落ちたことで支出を減らす、いわゆる「YONO(You Only Need One、これさえあればよい)族」
しかし、韓国人はわけのわからない用語を作りすぎだ。これさえあればよい族ってなんだよ。でも、コンビニが激安商品を販売すればするほど若者は他の店に寄りつかないから、内需がまた悪化するという。もう、韓国の高い化粧品なんて誰も見向きもしないから安い化粧品を売っているわけだ。
そして100円商品をコンビニが相次いで販売中と。コンビニが100円ショップみたいになっているんだが、100円のビールとか凄いな。
20~30代は飲み屋、飲食店、出前アプリなどの消費を減らしつつ、同時にスーパーで購入する簡便な食べ物や酒類の消費は増やしている。
まさに韓国が大不況であることがよくわかる。店で酒を飲むと高いから、スーパーで酒とつまみを買って家で飲むと。それは飲食店は潰れるよな。でも、値上げしたのは飲食店だしな。
こういうのはイメージが大きいので、飲食や出前が高いイメージが付いてしまうと、それを払拭するのは難しい。安い製品を投入すればするほど原価率も低いので、そこまで大きな売上にはならない。100円のビールを5万本売っても、5万円にしかならないのだ。
薄利多売のチキンレースに勝利者などいない。競争に疲れて果てて共倒れするだけである。韓国のコンビニもやってしまったな。もう、激安商品しか買われなくなる。