韓国 最初に断っておくが今回の記事は爆笑必至なので、くれぐれも車内やお茶を飲みながら閲覧や視聴してはいけない。こちらはタイトルを見て危うく紅茶花伝を吹きかけた。もう、タイトルだけでお腹痛い。韓国F1GPは一部の日本人を笑い死にさせるかの勢いで最高のエンターテインメントだった。
何しろ、開催される前から爆笑で、始まっても爆笑、終わっても爆笑。全てが爆笑の渦だった。これだけ笑いを取れるのは韓国F1GPだけと言っても過言ではない。まさに伝説として語られるものだ。それはサッカーでいえば日韓ワールドカップでの数々の韓国有利な判定の試合でサッカー界から永遠に語り継がれると同じだ。
まずは何が最高に面白かったかを振り返らないといけないよな。あの伝説の4年間を振り返るのだ。因みに2016年までやる予定だったのに、実際は4回しか開催されてない。なぜかって?不採算だからだ。もう、これだけで面白い。
1.関係者が泊まるところはラブホテルしかない
韓国の国際空港からサーキット場までは離れているので移動が大変だった。F1関係者はサーキット場にたどり着くのに4時間必要だった。つまり、開催前の場外から過酷なレースが始まっていたのだ。あれ?これって耐久レースだったけ。
しかも、サーキット周辺は都市から離れているので宿泊できる観光施設が少ない。関係者の多くが泊まるところはラブホテルだった。イタリアのメディアでは「F1チームがセックスモーテルに押し込められた」と報じたことで世界中に知られるようになる。
2.開催前に豪雨でコースは水たまり
記念すべき第1回の開催前に過酷なロードレースを体験したF1関係者。だが、サーキット場についたらゴールではなかった。そこで待ち受けていたのは豪雨である。まるで、韓国の初大会を祝福してるかのような豪雨でコースの至る所に水たまりができており、開催そのものが危ぶまれた。決勝当日は路面に水が張った状態となり、多くのドライバーが最悪の状況と評したことも追加しておこう。
そもそもサーキット場のコース自体が突貫工事で路面を舗装したことによってアスファルトの油分が抜け切れない状況だった。しかも、出来上がったコースは非常に滑りやすい路面となっていた。このように、なんとか形だけを間に合わせをたものであったことを付け加えておく。ニコニコ動画の投稿された動画で、誰かが作った韓国F1GPのコースの方がよほど格好良かったとか。大いに日本人を喜ばせた。
3.レース中も最悪。24台中9台がクラッシュ
突貫工事で作ったコースはまさに歴戦の勇者であるドライバーたちも苦しめる難解コースとなった。雨が降っていて地面が濡れているせいもあり、最初はずっとセーフーティーカーが誘導するという。それがなんと40周も続いたとか。
4.マーシャルの習熟度不足
コースが突貫工事で仕上げたのだから、当然、会場を運営する関係者もほとんど素人同然だった。例えば、セーフーティーカーが前に出ているときは追い越し禁止の黄色い旗を振らないといけないのに、緑旗を振ったことで、セーフーティーカーを追い越していいサインが出ていた。
5.レースが終われば韓国から日本に脱出する真のグランプりが開催!
あまりにもお粗末なコースに酷い対応に歴戦のF1ドライバーや関係者もさすがにこんなところには1秒もいられるかと、多くのドライバーが韓国から脱出レースを始めた。終わってから数時間後にTwitterに日本に来たというツィートが散見されて大いに笑わせてもらった。
6.もちろん興業収入は大赤字。そもそも韓国人はF1 に興味がない。
当日の観客が少ないことを視聴していればすぐわかるんだが、もう一つ面白いことがあった。それは客の代わりに案山子を置いて、客員が少しでもいるように創意工夫をしていたことだ。でも、案山子置いてもチケット代になりませんよ!
韓国グランプリの赤字規模も面白い。初開催の2010年大会から第4回にあたる2013年大会まで4年連続して多額の運営赤字を計上し累積赤字は6761億ウォン。4年間の大会運営費に3009億ウォン、サーキットの建設費に4932億ウォンの計7941億ウォンを使ったが、収入は1180億ウォンにすぎなかった。
7,1年後の冷蔵庫には1年前の物がそのまま置いてある!
レースは一応、4回あったのだが、1回目が終わって1年後、ドライバーが再び、韓国のサーキット場にやってきたら、1年前の腐った食べ物が冷蔵庫に入れてあったという逸話も笑いを誘った。
ざっと振り返るだけで爆笑必至だったが、さて、今回はイギリスの新聞を見てみよう。
では、記事を引用しよう。あれから10年経過してもサーキット場はどうなったのか。もちろん、何一つ利用されてない廃墟ですよ?
F1で2010~13年にかけて開催されながらわずか4年で打ち切られた韓国グランプリ(GP)のずさんな実態を、英紙「エクスプレス」が特集した。
同紙はまず「10年以上使われていない放棄されたF1サーキットの建設には3億ポンド(約560億円)という莫大な費用がかかり、スポーツ界最大の失敗の一つと呼ばれている」と指摘。
サーキットはいまや負の遺産で、巨額の費用が水の泡となった。 「韓国のF1はなぜこれほど失敗したのか?」と問題提起した同紙は、その理由をこう分析した。「実のところ、兆候は最初からあった。
韓国GPに間に合うように建設は完了したが、過度の降雨により建設が遅れ、レースのわずか10日前までFIA(国際自動車連盟)の承認が得られなかった。レースの週末が到来しても、舗装不良など会場周辺の一部の施設はまだ完成していなかった」などと不備が多かった。
「コースの立地条件も一役買っている。韓国国際サーキットは首都ソウルからなんと200マイル(約320キロ)も離れた場所に建設されたため、そもそも潜在的なファンの心を掴むのは少々困難だった」と立地面も悪かった。
そして失敗した最大の要因は、韓国内での関心の低さだ。「最大12万人を収容できる設備を誇る韓国国際サーキットは、開催期間の4年間を通じて地元民がF1に親しむことはなく、期待したほどの反響は得られなかった」とF1への関心は高まらず、挙げ句の果てには「地元の人々はF1という略称を、アジア大陸で人気の総合格闘技大会K―1と混同していたと言われている」という有り様だった。
F1を招致した全羅南道の高官パク・ボンスン氏は、当時米紙「ニューヨーク・タイムズ」にこう語っている。「私たちは大金を儲けるという大きな夢を持って始めた。しかし、結果は大失敗に終わった…」。韓国では再びF1を招致する動きもあるが、具体策は「放置されたまま」と同紙を指摘している。
【F1】韓国GPのずさんな実態を英紙糾弾 560億円パーの仰天理由は「K-1と混同」(東スポWEB) – Yahoo!ニュース
凄いな。地元の人々はF1とK1を混同しているとか。確かに結果は大失敗に終わった。でも、韓国の国際大会がどれだけ酷いかを世界中にアピールできたじゃないか。日本人をどれだけ笑わせてくれたか。それで大赤字を叩き出して全てが面白いという。
もう、エンタメのレベルなら神としかいいようがない。10年経過しても、あれほど笑いに富んだイベントはなかなかない。
しかも、10年経過しても韓国の国際大会は酷いものしかない。あれから何も変わってない。ふう、少し熱く語ってしまったがこれが最高のエンタメというやつだ。
では、ネットの突っ込みを見ておくか。
1.こんな所で二度と開催される事があってはならない。そもそも炎上事故などの大きなアクシデントがあった時にここのマーシャルが迅速に動いてドライバーを救出する、なんていう事はまず期待できないと思う。 それはウェバーのリタイヤしたマシンから出火した時の事で証明されてる。それ以外でも何かと問題しか起きないと思う。
2.笑い話で済まされないのはイエローを出すところでグリーンを掲示したり、クラッシュしたマシンの消火の際にマーシャル用の道路ではなくコース上を普通の乗用車でトロトロ走ったため、急遽、セーフティカーが出る羽目になったり、炎上するマシンに向かうにも緊急性を認識しておらず歩いて向かう、遅すぎて既にドライバーが消火したのに粉末消火剤をぶっかけて数億円のマシンをダメにするなど、当時は死者が出なかったことが奇跡と言われていたんですよね。
3.レースは一見お金さえつぎ込めばいいGPになるという思い込みが一部日本の政治家にもあるんですが、実際はその地にレースが根付くためには長い間の啓蒙期間や地元民を招待したりする活動が大切です。 鈴鹿などはそのいい例。 幼稚園や小学生の遠足を入れたり、二輪と四輪のレースを開催してファン層を拡げる努力の結果が今に至ります。 そういえば87年に二輪GPを開催した時は、大阪伊丹空港からタクシーを使ってやってきたチームスタッフのタクシー代¥35000-を全部開催者持ちにしたエピソードもありましたね。
4.真の韓国GPとは韓国GP終了後、誰が一番最初に日本に到着するかを争うレースだと言われていた。とにかくレーサーやレース関係者は早く韓国から脱出したかったのだろう。それ程酷いGPだったらしい。当時はニュースなどで観客がいない為、スタンドに案山子を立てたり、芝生が間に合わないから土に緑のペンキを塗っただのと記事にされ、普通では考えられないことで凌いでいたずさんな実態が報道されていた。これもワールドカップやオリンピックと同じで企画すること自体が国家として無理だったのでしょうね。出来もしないのに日本に対抗して手を挙げたのはいいが、結局最後は恥をかく形で終わっている。
5.韓国GPの次が日本GPで、韓国GP終了後に我先にと日本に逃げ出すGPが開催された 韓国GPで優勝した選手はインタビューに簡単に答えると、その足で空港に駆け込み自家用機で誰よりも早く日本に到着し、脱出GPでも優勝を飾った ご丁寧にも各選手の日本到着時刻まで発表されてた
6.ギリギリまで承認が得られなかったこととか、人工芝がマシンに引っかかったこととか設備面での遅れもあったけれど、マーシャルの教育・習熟など人的な要素でも不備も大きかったんじゃないかな。車両を勝手に走らせたり、炎上への対応が遅かったり、粉末の消火器をぶっ放したりと色々と杜撰だった気がする。消火器ぶっ放して車一台ダメにしてるとき、解説の森脇さんが悲しそうに「最低です」って言ってたな。
以上の6個だ。
10年前以上のことなのに、日本人にはこれだけ記憶が鮮明に残る韓国F1GP。しかし、おそらく韓国人にはまったく記憶に残ってないと思う。開催した国が全く覚えてないとか。オチまで完璧すぎる!