日別アーカイブ: 2024年9月25日

ハリス氏・トランプ氏、7大激戦州で1%差…「海外有権者の票も重要に」

今回のアメリカ大統領選挙はトランプ氏が有利だと思われていたのに、バイデン氏が辞退したことでハリス氏の台頭。ハリス氏が順調に支持を伸ばす中、テレビ討論会が開催された。

結果的にハリス氏が優勢という評価であるのだが、それでアメリカ大統領がハリス氏に決まったわけではない。選挙当日、開票まで何が起きるかわからない。なぜなら、ハリス氏とトランプ氏は7大激戦州で1%差らしい。

1%差なら、十分、逆転できる可能性はあるし、そもそもこれがあっているかどうかもわからない。隠れトランプ派について以前に言及したとおりだが、ハリス氏が有利なのは年齢ぐらいだろう。その年齢のアドバンテージがどこまであるか知らないが、アメリカ大統領選挙は大荒れの予感だ。

もちろん、日本経済や韓国経済にも大きく影響するので、これからも取り上げていく機会は増えるだろう。もっとも、どちらが勝つにせよ。日本の総理が決まらないとどうなるかのもわからないという。

では、記事を引用しよう。

米大統領選挙が超接戦構図に向かい、民主・共和両党が海外有権者の票の確保に動いている。海外駐留米軍、海外社員、留学生など計900万人と推算される海外有権者はこれまで投票参加率が低調だった。しかし主要激戦地では1%ポイント前後のわずかな得票率で勝負が決まるところが多数出てくると予想され、海外有権者の票も重要になっている。特に約160万人と把握されるペンシルベニア州など7大激戦州出身の海外有権者の支持を得るための戦いが激しい。

22日の米政治専門メディア「ポリティコ」によると、民主党全国委員会(DNC)は海外に居住する激戦州出身有権者を対象にした在外投票督励キャンペーンに45万ドル(約6460万円)以上を投入している。テレビやソーシャルメディア、米有権者が多数居住するカナダ全域の広告看板、郵便物広告などにかかった金額だ。民主党は海外居住有権者の約80%が民主党支持者と把握されるという自己分析結果に基づき、在外投票の督励に積極的だ。

共和党もオンラインを中心に海外支持者との接触面を増やしている。共和党全国委員会(RNC)は海外有権者に投票用紙受領および発送方法を案内する海外共和党ウェブサイトを構築して運営している。

一部省略

ハリス氏は事実上2回目の討論を拒否しているトランプ氏にまた圧力を加えた。ハリス氏はこの日、米ニューヨークで開かれた選挙資金募金行事で「選挙日の前にもう一度会うことが米国の国民と有権者に対する義務」と述べた。

トランプ氏はこの日、テレビニュースショー「フルメジャー(Full Measure)」のインタビューで、「今回当選しなければ4年後にまた出馬するのか」という質問に対し「そうではない。全くそう考えていない」と答えた。

チャック・ヘーゲル元国防長官ら米国の元・現外交・安全保障分野の約700人は「ハリス氏支持」を宣言した。「米国のための国家安全保障指導者」協会は22日、公開書簡を通じて、ハリス氏だけが国家安全保障のための最高司令官として奉仕するのに必要な気質と価値を持つとして支持を宣言した。

全国および激戦州でハリス氏が誤差範囲内で優位を維持しているという世論調査の結果が22日に公開され、ハリス氏側は勢いを維持しようとする姿だ。CBS・YouGovが全国有権者3129人を対象に18-20日に調査(誤差範囲±2.1%ポイント)した結果、ハリス氏(52%)がトランプ氏(48%)を4%ポイント差で上回った。

7つの激戦州の投票の意向がある有権者を対象にした調査では、ハリス氏(51%)がトランプ氏(49%)に2%ポイント上回った。ハリス氏は▼ミシガン州(+2%ポイント)▼ウィスコンシン州(+2%ポイント) ▼ネバダ州(+3%ポイント)▼アリゾナ州(+1%ポイント)▼ノースカロライナ州(+1%ポイント)の5州で優位だった。ジョージア州はトランプが1%ポイント上回り、ペンシルベニア州は共に49%で同じだった。

ハリス氏・トランプ氏、7大激戦州で1%差…「海外有権者の票も重要に」 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)

アメリカ大統領選挙をリアルタイムで視聴した人はわかるとおもうが、アメリカの州が青と赤に分けられていく。その州で当確したら、その候補の色が塗られるのだ。そして、その州で事前に決められているポイントが獲得できる。

このポイントは人口や大きさなどで州に差がついている。だから、できるだけポイントが高い大きな州で当選することが重要となる。もちろん、他にも州ごとに民主党が強い州。共和党が強い州などもあり、選挙対策には何処の州をとっていくのかも事前の戦略も必要だ。まさに州取りゲームみたいな感覚で楽しめるのだ。

そして激戦州とは最初から票がどちらの陣営に傾くかわからない州である。そして激戦州を取れば大統領にぐっと近づける。だからその差が1%なら、どちらの陣営に取っても、これからの演説場所の指針に関わるわけだ。

でも、激戦州ばかり狙っていても、他の州で負ければ勝てないこともある。だから、大統領選挙は面白いんだよな。日本でもやってくれないかな。自民党の総裁が総理になるよりは、国民に総理大臣を選ばせてほしい。そうすればもっと盛り上がるんじゃないか。

SKハイニックス株が一時11%安-モルガンSは投資判断2段階下げ

韓国 アメリカの利下げが始まっても、ダウは好調で、韓国株もその恩恵を受けているわけだが、韓国を代表する半導体企業であるサムスン電子とSKハイニックスの株価は全然、振るわない。例えばSKハイニックスだが、7月11日に240000ウォンあった株価は今、いくらかご存じだろうか。なんと15万7100ウォンだ。つまり、3分の2まで下落している。

しかも、これだけではない。アメリカの利下げ発表で多少、戻したがその前はもっと売られており、145000ウォンまで落ちた。これが今回の記事のタイトルに書いてあることに繋がる。モルガン・スタンレーはSKハイニックスの目標株価を大幅下方修正した。その数値は笑うしかないほど酷い。

なんと目標の26万ウォンから12万ウォンへと54%も引き下げたのだ。まじですか!まじですよ。ええ?SKハイニックスはHBMが順調で飛ぶ鳥を落とす勢い。サムスン電子を越えたとまでいわれているのに、なんとモルガン・スタンレーはむしろ、この先、SKハイニックスに駄目だししたのだ。

これは生成AI特需がそろそろ終わりだと考えているんだろうか。でも、この株価だとSKハイニックスはこの先、生成AI需要を見込んで行う投資資金が回収できないだろう。

それで、追加情報としてブルームバーグの記事を先に見ておこう。

半導体メモリー大手、韓国のSKハイニックス株が19日に急落。モルガン・スタンレーが価格決定力の低下を理由に、同社株の投資判断を「オーバーウエート」から「アンダーウエート」に2段階引き下げた。ソウル上場の関連銘柄も下げている。

SKハイニックス株は一時11%下落し、2月8日以来の安値。ハンミ半導体が一時8.2%安、サムスン電子は同3.4%下落した。

モルガン・スタンレーはSKハイニックスの目標株価を26万ウォンから12万ウォンに引き下げ。SKハイニックス株は世界のメモリーメーカーの中で最も選好されていない銘柄になったとモルガン・スタンレーは説明した。

アナリストのショーン・キム、デュアン・リウ両氏はリポートで、「われわれはサムスンや価値重視のエンドマーケットにおける質への移行を選好する」とし、「メモリーの状況は悪化し始めている。後期サイクルの状況を通過し、売上高の伸びと利益率はここから厳しくなるとみられる」と分析した。

人工知能(AI)のリーダー、米エヌビディアとの供給契約が材料視され、SKハイニックスの株価は今年に入り24年ぶりの高値まで上昇。ここ数カ月は下落傾向にあるものの、年初来ではなお2%余り上げている。一方、サムスン株は年初来で21%下げている。

SKハイニックス株が一時11%安-モルガンSは投資判断2段階下げ – Bloomberg

ああ、ついに始まってしまったか。こちらも8月のメモリー価格が下落しているのはサムスン電子が崖っぷちの理由に解説するときに、既に取り上げたが、投資会社がそう分析しているのなら、大きな確証を得たことになる。

同社株の投資判断を「オーバーウエート」から「アンダーウエート」に2段階引き下げ。SKハイニックス株は世界のメモリーメーカーの中で最も選好されていない銘柄になった、すげえな。ここまでフルボッコかよ!

サムスン電子も崖っぷちなのに、まさかSKハイニックスまで終わりを迎えるのか。何だろうな。SKハイニックスの天下が終わるのも早かったな。一年ぐらいしか持たないじゃないか。

それで、韓国取引所が、SKハイニックス株式の「先行売買」疑惑でモルガン・スタンレーに対する調査に着手したそうだ。でも、モルガン・スタンレーがレポート前に売ることは別に先行売買でも何でもないぞ。空売りで儲けてるなら別だが、韓国では空売り禁止されている。

そんなこといったら、レポート出す前に売れなくなるじゃないか。モルガン・スタンレーのレポートで下がる株の方がよほど投資家に信用されてないんだろう。

では、記事を引用しよう。

韓国取引所が、SKハイニックス株式の「先行売買」疑惑が持ち上がったモルガン・スタンレーに対する調査に着手した。モルガン・スタンレーが売り意見の報告書を出す前に、ハイニックスの株式を大量に売り渡したという疑惑のためだ。

金融投資業界によると、取引所市場監視本部は13日、モルガン・スタンレーのSKハイニックス株の売り注文の成立件に関する口座の分析作業に入った。

モルガン・スタンレーは15日、報告書を発表し、SKハイニックスの目標価格を26万ウォンから12万ウォンへと54%引き下げた。投資意見も、「割合拡大」(overweight)から「割合縮小」(underweight)に一度に2ランクも下方修正した。

同報告書を出す直前の取引日である13日、モルガン・スタンレー・ソウル支店の窓口で、SKハイニックスの株式101万1719株の売り注文が成立された。これは12日の売り量(35万1228株)の3倍に達する規模だ。

このため、先行売買疑惑が浮き彫りになった中、業界の内外からはモルガン・スタンレーの窓口で注文が行われたという理由だけで先行売買と決めつけるのは難しいという意見も提起されている。取引所市場監視本部の調査で先行売買が認められれば、事件を金融監督院に移管する予定だ。一方、モルガン・スタンレーが目標価格を下方修正すると、19日、SKハイニックスの株価は6.14%急落した。

ハイニックス株の先行売買疑惑でモルガン・スタンレーを調査 (msn.com)

そりゃ、韓国の大型連休、チュソクで19日まで証券市場はお休み。すぐにFOMCがあれば株価がどう動くかわからない。手じまいしておこうと考える投資家も多いんじゃないか。12日の売り量が増えるのは当然だろう。まあ、3倍が適正範囲かは知らないが。

しかし、韓国は本当、証券市場をすぐに規制しようとするよな。空売り禁止されてるだけでも外国人投資家は不満なのにこうやって、外資投資銀行にイチャモンを付けていく。そういうことしているから、韓国は先進国指数に永遠に選ばれないんだぞ。

ここでモルガン・スタンレーに何かすれば、MSCIに選定される可能性はさらに低くなる。自分らで証券市場を潰したいなら構わないが。根拠もない。状況証拠だけで疑ったところでブーメランとしてかえってくるだけだ。