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韓国「上昇サイクルじゃなかったの?」…DRAM価格はなぜ早くも下降しているのか

韓国 こちらは韓国半導体輸出のピークを7月か、8月辺りだと予測しているのだが、どうやら、その予想が当たるかもしれないニュースが出てきた。それはDRAM価格が下落しているからだ。

ええ?韓国半導体輸出は好調じゃないの?そう思うかもしれないが、好調なのはHBMという生成AIに使用される半導体であって、韓国企業が得意とする普通のDRAMではないのだ。

9月16日にiPhone16が発売されたが、これの目玉はApple IntelligenceというAI機能である。ぶっちゃけサービスが始まってないので、これが人気なるかは正直に述べてよくわからない。ただ、あまり売れ行きは好調ではないとの報道も出ている。まあ、高いからな。

それで話を戻すとDRAM価格が下がっているてことは、思ったよりAi搭載のPCが消費者に受けてないのではないか。

では、記事を引用しよう。

DRAM価格が最近小幅に下落しメモリー半導体業況に対する関心が高まっている。サムスン電子とSKハイニックスが主導するDRAM産業の業況は、韓国の輸出景気に及ぼす影響が大きい。

8日、市場調査会社DRAMエクスチェンジの集計結果によれば、コンピュータ用DRAMレガシー(汎用)製品(DDR48Gb1Gx8)の8月の平均固定取引価格は前月より2.38%下がった2.05ドルだ。DRAM価格は昨年10月から上昇傾向を見せ、今年5~7月には横ばいを維持していた。

DRAM価格の下落に対して市場調査業者トレンドフォースは「中国のスマートフォン在庫が過度な水準に到達し、家電製品に対する需要も予想ほど回復しなかった」とし「主に家電製品に使われるメモリー製品の現物価格が劣勢を示し、第2四半期の価格は第1四半期に比べ30%以上下落した」と分析した。

韓国の証券街では、世界的なIT製品需要鈍化により、長短期の展望が交錯する。未来アセット証券のキム・ヨンゴン研究員は「需要先の部品在庫備蓄が一段落し、短期的な価格停滞期が来たと判断する」と話した。

またアイエム証券のソン・ミョンソプ研究員は「今後の景気鈍化、顧客の在庫備蓄完了、人工知能投資の鈍化が重なる場合、上昇サイクル2年目の2025年第1四半期下旬に下落サイクルが始まる可能性がある」と話した。

トレンドフォースは「2025年を控えてDRAM価格は四半期毎に漸進的に上昇すると予想されるが、こうした上昇は主に平均価格を引き上げる高帯域幅メモリー(HBM3e)の普及率増加などによるもの」とし「消費者需要が劣勢を見せる場合、予想されるDRAM価格の上昇は期待に及ばない可能性がある」と話した。

「上昇サイクルじゃなかったの?」…DRAM価格はなぜ早くも下降しているのか : 経済 : ハンギョレ新聞 (hani.co.kr)

このニュースは韓国輸出に再び暗雲がもたらされる可能性を示唆される。なぜなら、半導体ともう一つの柱であった韓国の自動車輸出も激減しているからだ。8月の輸出は半導体が好調で伸びたのだが、それも長くは続かない。ただでさえ、内需が死んでる状態で半導体輸出まで鈍化していけば、韓国の2025年は再び未曾有の経済危機を迎える。

しかし、DRAM価格が下がるのは思ったより早かったな。生成AI特需が何処まで続くかはわからないが、2025年には違った景色が見えそうだな。

韓国 ソウルのリンゴとバナナ価格“世界1位”…ジャガイモ・トマトはアジア1位

韓国 中国では不動産バブル崩壊で仕事がなく、賃金も下げられて金もない。だから、デフレが急加速していて、恐ろしいほど飲食物価が安くなっているのを先ほど紹介したわけだが、韓国では逆に飲食物価のハイパーインフレが加速している。

特に普通の野菜と果物が高級品と成り果てた。キャベツや白菜が日本と比べて3倍以上の値段するわけだが、どうやら世界的に見ても韓国の飲食物価が圧倒的に高いようだ。

今回はそれを見ていこう。

【KOREA WAVE】ソウルのバナナ(1㎏)、リンゴ(1㎏)の平均販売価格(11日基準)が、世界約330都市の中で最も高いことが、インターネットプラットフォームNumbeoのデータで判明した。

Numbeoは、各都市が発表する物価の数値に基づいて、実際の取引事例をもとに物品の平均取引価格を算出するクラウドソーシング型のサイト。政府機関ではないものの、公式統計に基づき統計手法で算出している。

それによると、ソウルではバナナ(1㎏)が4960.40ウォン(約550円)、リンゴ(1㎏)が1万368.18ウォン(約1150円)、卵(12個)が4532.48ウォン(約500円)の平均取引価格を示した。

バナナとリンゴに加えて、じゃがいも(1㎏)やオレンジ(1㎏)も330都市の中でそれぞれ6位と7位と、高額で取引されている。じゃがいもは5468.08ウォン(約600円)、オレンジは7762.14ウォン(約860円)だった。

アジアに限れば、バナナ(1㎏)やリンゴ(1㎏)の他に、トマト(1㎏)、じゃがいも(1㎏)、レタス(1玉)もアジアの80都市以上の中で最も高い価格を記録している。オレンジや玉ねぎ(1㎏)もアジアの81都市中、2位を占めた。トマトは8070.92ウォン(約890円)、レタスは3391.35ウォン(約380円)、玉ねぎは4364.71ウォン(約480円)だった。

ソウルの生活必需品の価格全般が高い水準を示す中、たばこ(マルボロ20本入り)は4500.00ウォン(約500円)で、世界290都市中212位と、比較的低い順位に留まった。

ソウルの青果物価格がこれほど高い理由として、専門家は高い生産コストと輸入単価を挙げている。海外の大規模工場とは異なり、小規模工場での手作業が多いことに加え、輸入量自体が少ないため安価に仕入れることが難しい。また、最近の異常気象による生産量の減少も要因とされている。

ソウルのリンゴとバナナ価格“世界1位”…ジャガイモ・トマトはアジア1位 (msn.com)

なるほど。これだけ高いと中華製アプリが人気になるわけだ。世界一高いとか。アジア一高いとか。韓国の食料品価格が明らかにおかしいのに、これで韓国政府は物価対策しているとか。インフレは鈍化しているとか。一体、何の物価が下がっているのか。

そもそも庶民からすれば普通の食料品価格が下がらないと、物価が下がったなんてなかなか思わないだろう。

こちらはカレーやシチューが好きで週に1回ぐらい作って食べるのだが、カレーに必要な、じゃがいも、タマネギなどが高いと普通にカレーも満足に食べられないと。これにはキムチに必要な白菜やキャベツの価格が掲載されてないが、これも相当、高いのは以前に紹介した。結局、韓国の飲食物価は高止まりを続けていると。

■日本と韓国の野菜や果物価格を比較

それで日本と韓国の野菜の値段を比較しておくと、昨日、スーパーでキャベツ1玉が198円だった。韓国のキャベツは1玉で5980ウォンだ。日本円で644円だ。つまり、3倍以上すると。

それでリンゴとバナナだが、リンゴ1個の重さはだいたい300グラムなので、スーパーで3つか、4つぐらいが1キログラムだと考えれば良い。

日本のスーパーではリンゴ1キログラムが580円する。韓国は1150円なので日本の2倍ぐらいだ。

バナナはだいたいスーパーに4本か5本ぐらいのが500グラム。つまり、1キログラムはこの二つの値段の合計となる。それで一つが178円なので、1キログラムなので356円だ。韓国のバナナは4960ウォンなので550円とある。これは1.5倍ぐらいか。

物価の優等生と呼ばれる卵の価格も日本はかなり下がっており、10個で200円ぐらいで販売されている。韓国の場合は12個で500円なので、10個にすれば400円。日本の2倍以上と。

白菜についても1玉が298円なので、韓国の白菜は9000ウォン。つまり、日本円で1000円ぐらいだ。

それで最後に日本と韓国でカレーを4皿ほど作るとしたら材料費はいくらかかるのか。これを計算してみようか。カレーの基本材料はニンジン、ジャガイモ、タマネギ、豚肉か牛肉だ。後、カレーのルーがいる。

日本の場合、北海道メークインで600グラムが198円。タマネギ600グラムで156円。ニンジンが400グラムで258円。豚肉が200グラムで300円ぐらい。カレー粉が200円ぐらいだったか。

だいたい1100円ぐらいで作れる計算となる。それで韓国の場合は材料費がほぼ2倍と考えても2200円。肉が少し高い場合は2500円は軽く越えるだろう。家庭で作るカレーですら、ここまで材料費の値段が異なるのだ。

カレーはコスパが良い料理の一つだが、それはあくまでも日本の野菜や肉の価格が安いからである。

しかし、中国ではデフレで食料品価格が下がってるのに、韓国はずっとハイパーインフレを突き進んでいる。だが、このハイパーインフレはスタグフも進行しているので、いずれ、韓国も中国と同じようにデフレマインドに苦しむようになる。

それではネットの突っ込みを見ておくか。

1.物価が上がって日本は貧しくなったとか言うバカがいるけどその理屈なら韓国は世界一貧しい国ってことか

2.キャベツは日本の4〜5倍だっけ?
良かったな

3.不況(デフレ)は
バブル崩壊して3,4年後から始まる
 ↓
バブル崩壊した時期は
中国=2021年
韓国=2022年
これからが本番

4.韓国農業は種苗から農機具まで日本依存度が極めて高い

ミカンは94%が日本品種でリンゴはフジが最も多く3番目が津軽でイチゴは日本品種を交配して開発梨や桃も日本品種の生産量が最も多く玉ねぎは生産量の1位から3位までを日本品種が独占する。

サツマイモ栽培面積の4割が「べにはるか」で日本の産地を視察した際に種芋を無断で持ち帰って流出した大量生産作物であるエノキタケは75%が日本品種で日本品種に合わせた生産設備を有し品種を変えることは難しい。

韓国農機具市場で日本メーカーが占める割合は30%程度だが韓国製農機具のエンジンは50%が日本製でエンジンを変えると機械の内部設計をやり直さなければならなくなり自動変速機や電装技術などの核心部品は日本製が60から100%を占め100%日本製部品で作られた韓国製農機具もある・

5.韓国のデータは正社員のみ
パート、バイト、非正規雇用は無視
 ↓
最低賃金=約770円が現実

6.やっぱり文在寅政権の時に最低賃金を無理やり引き上げたから
人件費が積み重なって小売価格を押し上げてるのかな
そこへきてロシアのウクライナ戦争でエネルギー価格も高騰

7.果物類が世界一高くてタバコは世界最安レベルww
完全にインフレ暴走崩壊型途上国です

8.韓国さん…
アルゼンチンになるんか?笑

9.高品質低価格→日本
低品質高価格→韓国

10.アルゼンチンは食糧は確保できるはず
韓国がなるのは、北朝鮮だな

以上の10個だ。

それで1だが、韓国は世界一貧しい国なのか。これはノーだ。韓国より貧しい国もいくつかあるだろう。知らない国だとおもうが。でも、これだけはいえる。韓国はどんどん貧しくなっている。借金でドーピングした経済成長は止まり、経済の二極化が加速して、貧乏人が急激に増えているのが現状だ。これは自営業所得大幅減少していることでも容易に推察できる。

ゴールドマンサックスが韓国の絶望の未来を予測しているが、あれよりも落ちていくのは速いとみている。何より、他のアジアの成長が著しいからだ。先に成長した中国と韓国がこの先、借金で低成長時代を迎えているのはデータ通りだ。

韓国の最低賃金は日本との統計方法は異なるのでそのまま比較はできないが、770円はわりと当たっているんじゃないか。韓国の全体における平均所得は170万ウォン前後だ。これが半分以上を占めている。特に高齢者だともっと低くなる。これは日本より年金が少ないことも理由の一つだが、韓国の場合、これでも最低賃金が高いと言われてるからな。

韓国 バブル含みのベンチャーのようにグラグラ…サムスン電子の株価はなぜ下げ一色なのか?

韓国 投資家というのは様々な情報を集めてその会社の将来における業績を予測して投資する。だから企業の株価はその企業の半年後の業績を映し出すといわれている。つまり、今、その株価がずっと下がっているてことは半年後の業績が悪いと考える投資家が多いてことだ。

今回、韓国の時価総額1位のサムスン電子の株価がなぜ下げ一色なのか。簡単だ。サムスン電子は創業以来の崖っぷちだからだ。大きく理由を分けるなら4つある。1つ目はエヌビディアのテストに未だに合格できてない。2つめはDRAM価格が下がってきている。3つめはアメリカが韓国を名指ししてHBM輸出の対中輸出規制をしようとしている動き。4つめはストライキである。

今回はその4つを中心に見ていく予定だ。では、早速一つめから行こうか。

まず、サムスン電子のHBMがエヌビディアのテストに合格できてない。これが致命傷である。SKハイニックスやマイクロンはとっくに合格しており、既に次のチップの供給が決まっている。なのに半導体ではトップシェアを誇るサムスン電子がこの二社に技術的な後れを取っているのだ。

レースでいえば周回遅れ。しかも、6月ぐらいにエヌビディアのテストに合格したという関係筋の話が出てきたのにそれから3ヶ月経過しても公式発表がない。投資家はそれに期待していたのにいつまでも発表がないので売りと。本来ならとっくに合格して、今年の後半には出荷するという見通しだったのにそれが出てこない。

2つめはDRAM価格が下がってきている。これについてはトレンドフォースの市場調査で判明した。こちらは韓国半導体輸出のピークを7月か、8月辺りだと予測しているのだが、どうやら、その予想が当たるかもしれないニュースが出てきた。

ええ?韓国半導体輸出は好調じゃないの?そう思うかもしれないが、好調なのはHBMという生成AIに使用される半導体であって、韓国企業が得意とする普通のDRAMではないのだ。

9月16日にiPhone16が発売されたが、これの目玉はApple IntelligenceというAI機能である。ぶっちゃけサービスが始まってないので、これが人気なるかは正直に述べてよくわからない。ただ、あまり売れ行きは好調ではないとの報道も出ている。まあ、高いからな。

それで話を戻すとDRAM価格が下がっているてことは、思ったよりAi搭載のPCが消費者に受けてないのではないか。

では、記事を引用しよう。

DRAM価格が最近小幅に下落しメモリー半導体業況に対する関心が高まっている。サムスン電子とSKハイニックスが主導するDRAM産業の業況は、韓国の輸出景気に及ぼす影響が大きい。

8日、市場調査会社DRAMエクスチェンジの集計結果によれば、コンピュータ用DRAMレガシー(汎用)製品(DDR48Gb1Gx8)の8月の平均固定取引価格は前月より2.38%下がった2.05ドルだ。DRAM価格は昨年10月から上昇傾向を見せ、今年5~7月には横ばいを維持していた。

DRAM価格の下落に対して市場調査業者トレンドフォースは「中国のスマートフォン在庫が過度な水準に到達し、家電製品に対する需要も予想ほど回復しなかった」とし「主に家電製品に使われるメモリー製品の現物価格が劣勢を示し、第2四半期の価格は第1四半期に比べ30%以上下落した」と分析した。

韓国の証券街では、世界的なIT製品需要鈍化により、長短期の展望が交錯する。未来アセット証券のキム・ヨンゴン研究員は「需要先の部品在庫備蓄が一段落し、短期的な価格停滞期が来たと判断する」と話した。

またアイエム証券のソン・ミョンソプ研究員は「今後の景気鈍化、顧客の在庫備蓄完了、人工知能投資の鈍化が重なる場合、上昇サイクル2年目の2025年第1四半期下旬に下落サイクルが始まる可能性がある」と話した。

トレンドフォースは「2025年を控えてDRAM価格は四半期毎に漸進的に上昇すると予想されるが、こうした上昇は主に平均価格を引き上げる高帯域幅メモリー(HBM3e)の普及率増加などによるもの」とし「消費者需要が劣勢を見せる場合、予想されるDRAM価格の上昇は期待に及ばない可能性がある」と話した。

「上昇サイクルじゃなかったの?」…DRAM価格はなぜ早くも下降しているのか : 経済 : ハンギョレ新聞 (hani.co.kr)

このニュースは韓国輸出に再び暗雲がもたらされる可能性を示唆される。なぜなら、半導体ともう一つの柱であった韓国の自動車輸出も激減しているからだ。8月の輸出は半導体が好調で伸びたのだが、それも長くは続かない。ただでさえ、内需が死んでる状態で半導体輸出まで鈍化していけば、韓国の2025年は再び未曾有の経済危機を迎える。

しかし、DRAM価格が下がるのは思ったより早かったな。生成AI特需が何処まで続くかはわからないが、2025年には違った景色が見えそうだな。

次に3つめの理由だが、アメリカが韓国を名指ししてHBM輸出の対中輸出規制をしようとしている。これについては既に紹介した通りだ。韓国のサムスン電子とSKハイニックスにとって中国市場を捨てるのは大変痛い。火傷で済むとは思えない。骨折ぐらいの打撃は来るんじゃないか。

最後の4つめだが、実はサムスン電子は「ストライキ」に悩まされている。なんとサムスン電子が人員を3割削減すると発表したこともあり、インドにあるサムスン電子の現地労働者団体が反発してストライキを始めたのだ。まじですか?まじですよ!

では、記事を引用しよう。

[チェンナイ 16日 ロイター] – インド警察は16日、無許可で許可なくデモ行進を計画していたとしてストライキ中のサムスン電子工場従業員104人を拘束した。同日夜に大半が釈放されたが、労働者団体は警察の対応を非難。サムスンの労使対立が深刻化し、インド事業への影響が広がる恐れがある。

サムスンはインドに2つの生産拠点を持つ。ストを実施していたのは、南部タミルナド州の州都チェンナイ近郊の家電工場で賃上げや労働組合の承認を求めて9日からストを実施していた。従業員1800人のうち1000人がストに参加、サムスンのインドでの年間売上高120億ドルの約3分の1を占める生産に支障が出ていた。

地元の警察幹部は、労働者らは16日に抗議デモを開始する予定だったが、その地域には学校や大学、病院があるため許可が下りず拘束されたと話した。ストを支援しているインド労働組合センター(CITU)関係者は、拘束された従業員が3人を除いて同日夜に釈放されたと明らかにした。CITUのタミルナド州幹部は、警察の措置を非難した。

拘束者が出たにもかかわらず、州の与党系列の組合も含む12の労組がサムスン工場のストを支持する抗議活動を18日に実施することにしている。

<サムスンに試練>

今回のストは、重要な成長市場であるインドでサムスンが直面する試練を一段と厳しくしている。

サムスンは、CITUといった全国的な労働団体が支援する労組の承認に消極的で、労働者や州政府側との協議は打開の糸口が見えない状態。さらに同社は一部事業で海外要員を最大30%削減する計画で、インドも対象に入る。

サムスンの労使問題は、モディ首相の産業政策「メーク・イン・インディア」にも影を落としている。

サムスン、印工場の労使対立深刻化 警察が従業員104人一時拘束 (msn.com)

このようにサムスン電子のインド工場で大規模なストライキ。従業員の1800人いて1000人も参加しているなら、生産に支障出ているレベル。インドでの年間売上高120億ドルの約3分の1を占める生産とか。しかも、サムスン電子が全国的な労働団体が支援する労組の承認に消極的らしい。

そりゃ、世界最凶の現代労組のストを間近に見てきたものな。でも、労働者のスト権利というのは国際法でもしっかり明記されている。サムスン電子が以下に消極的だろうが、グローバル企業なら従うしかないのだ。

サムスン電子は世界中に工場を作って低賃金で働かせていたわけだが、そのインドでのストライキは他の国の労働者にも大きな影響を与えていく。もう、世界中の工場でストライキが発生する可能性があるてことだ。

以上。4つの理由でサムスン電子の株価が上がる理由がない。

では、ハンギョレの記事を引用しよう。サムスン電子の株価の推移が掲載されている。

この2カ月間、韓国の株式市場を下げ一色にした中心にサムスン電子がある。有価証券市場で時価総額1位の銘柄の株価が、まるでバブル含みのベンチャー企業のように下落している。コスピ指数とサムスン電子が並んで今年に入って年中最高値(取引中)を記録した7月11日以降、9月13日までにサムスン電子の株価は8万7600ウォンから6万4400ウォンへと26.4%も下落した。同じ期間のコスピ指数の下落率(10.9%)の2倍を超える。

 指数下落に与えた影響は圧倒的だ。同期間、サムスン電子の時価総額は522兆9千億ウォン(約56兆円)から384兆4千億ウォン(約41兆円)へと138兆5千億ウォン(約15兆円)減少したが、これは同じ期間の有価証券市場の時価総額減少分(262兆3千億ウォン)の52.8%を占める。全体下落分の半分以上をサムスン電子が引き下げたわけだ。

 外国人投資家のサムスン電子への売り攻勢は続いている。外国人投資家らは9月13日までに累積7兆1609億ウォン(約7600億円)分を売り越した。同じ期間の機関投資家の売り越し規模は2兆720億ウォン(約2200億円)だ。特に外国人は秋夕(チュソク、陰暦8月15日の節句)連休前日の13日だけで7846億ウォン分を売り越し、9月3日以降の9取引日の間に4兆7167億ウォン分を売り越し、投げ売りに近い動きを見せた。

 半導体部門の業績が好転し、第2四半期の営業利益(暫定値)が10兆4千億ウォン(約1.1兆円)と、昨年同期に比べて1452.2%増加し、「アーニングサプライズ」を実現したサムスン電子の第3四半期の業績が予想より悪いという見通しが、最近の株価下落の背景に挙げられる。

 サムスン電子の株価が9月5日終値6万9千ウォンで6万ウォン台まで下がった後、証券会社は目標株価を低くしたレポートを相次いで出した。11社の証券会社のうち9社が7~8月の間に提示した目標株価を下方修正した。目標価格の平均値は11万2455ウォンから9万7909ウォンへと12.9%下がった。最も多い5社の証券会社が10万ウォンを新たな目標価格として提示した。

「6万電子」が現実化した後に出てきたこのような証券会社の分析レポートに対して「後追い」という投資家の不満の声も高い。証券会社は目標価格を低くしたが、株価がすでに「売られ過ぎ」局面にあるとし、大部分が「買い」を推薦している。

 BNK投資証券は10万2千ウォン(7月5日)から大幅に下げた8万1000ウォンとし、最も低い目標価格を提示した。第3四半期の営業利益展望値の下方修正と共に「米国による高帯域幅メモリー(HBM)の対中国輸出制限措置が施行される場合、中国顧客依存度が高いサムスン電子には不利になる展望」と理由を明らかにした。

バブル含みのベンチャーのようにグラグラ…サムスン電子の株価はなぜ下げ一色なのか? : 経済 : ハンギョレ新聞 (hani.co.kr)

サムスン電子の株価が売られすぎ?むしろ、過大評価だよな。先に上げた4つの不安材料はどれも致命的だ。それらの問題が解決しない限りは投資家はサムスン電子の将来性に期待できないだろう。

大谷翔平のアジア記録「分からなかった」発言に韓国メディアが不満「秋信守のプライドを傷つける」

大谷選手の話題についてはこちらよりもサイトの読者様や動画の視聴者さんのほうが詳しいとおもうのだが、もうすぐ大谷氏が前人未踏の記録を更新するというのは知っている。それは50―50のことだ。これが達成されたら日本中がお祭り騒ぎになるのは間違いないので、静かにその瞬間を待っている。

しかも、大谷選手に注目しているのは日本だけではない。韓国メディアも注目しているようで、よくわからない選手の記録がどうとか述べていて、大谷選手が知らないと述べたことで不満を持ってるようだ。いや、そんな大谷選手がわざわざ記録を調べながら野球の試合に挑んでるわけないだろう。しかも、韓国人のことなんてどうでもいいよな。

ということで記事を引用しよう。

ドジャース・大谷翔平(30)がMLB通算219本塁打を放って韓国のレジェンド・秋信守(チュ・シンス=42)の〝アジア人最多記録〟を塗り替えたことは韓国で大きく報じられた。

秋信守がMLBでの16年間で積み重ねた〝大記録〟を大谷がわずか7年間で上回ったことに、韓国メディアも「こんなに早く秋信守の記録が壊れるなんて…50―50も秒読みだ」(OSEN)、「秋信守を越えてアジアの主人公になった」(朝鮮ビズ)などと歴史の1ページとして大きく報じられている。

しかし、一方で米国メディアはほぼ「アジア記録更新」を報じておらず、49本塁打のドジャースの年間記録を持つショーン・グリーンを超えることに注目しているほど。さらに韓国メディアを刺激したのは、大谷が秋信守の記録更新を「分からなかった」とコメントしたこと。

「大谷は記録のことを知らなかったと言及した。秋信守のプライドを傷つける発言だ」(スポーツソウル)、「それは知らなかった…なぜ219本塁打に意味を置かなかったのか」(朝鮮ビズ)とナーバスな論調もある。

いずれにしても節目の記録はあるとはいえ、大谷にとってすべては通過点。数字を積み上げ、チームを栄光に導くだけだ。

大谷翔平のアジア記録「分からなかった」発言に韓国メディアが不満「秋信守のプライドを傷つける」(東スポWEB) – Yahoo!ニュース

プライドを傷つけるもなにも7年で219本の本塁打を打つ大谷選手。16年で219本を本塁打での韓国人選手では、全然、ホームランの数が違う。アジア記録か何か知らないが、これから大谷選手がその記録を大幅に塗り替えていくのは必至だ。あと、何年、大リーグでプレイするかは知らないが数年は確実だろう。なら、通算300とか。そういう大台だって見えてくるわけだ。

そもそも米国メディアですら覚えていないじゃないか。そんな記録はどうでも良いんじゃないか?16年でホームラン219本ってことは平均すれば数はそこまで多くないよな。一年で平均14本ぐらいか。アジア選手としては凄いかもしれないが、記録というのは塗り替えられるものだ。

では、ネットの突っ込みを見ておくか。

1.秋信守はいい選手だと思うよ。けど、キャリア終盤ギリギリにアジア記録を塗り替えたわけでもなく、その倍はいくであろう記録なんて、大谷選手にとって通過点でしかない。ましてMLBも大して反応するわけがない。自国内の選手には関係ない記録でしょ。 大谷選手だって、毎回いろんな記録更新の可能性にいちいち気にしてたらコンディションやメンタル、成績に影響するから無関心なだけ。 結局、プライドを傷つけられたのは秋信守ではなく、勝手にアジア記録で彼を主人公に仕立て上げた思い上がりの思考回路が崩れたから傷ついたのであって、秋信守自身も語っていたように本人も気にしてないし、全く傷ついてもいないだろう。相手にされないから傷つくプライドなんて屁のつっぱりにもならん。 こうして勝手に自国内で火種つくって、荒れ狂ってること自体が秋信守のいずれプライドを傷つけかねないってことに気づいたほうが良い。 勝手に傷つくよりも気づけ!

2.大谷さんは記録に無頓着なんだよ。そんなの今まで大谷さんみてたら分かんだろ。記録うんぬんよりひとつひとつを積み上げていくことだけを考えてる。 だから、43-43だっけ?メジャー記録を超えたときも喜びを爆発させ浮かれることなく淡々とプレーした。大谷さんにとったらどんか記録も通過点のひとつに過ぎない。一般人みたいにあの記録を超えたいとかそんなちっこい欲望は大谷さんはないんだよ。ただただ野球が好きで、勝つことに飢えて、勝つためにどうすればいいのか。ってことだけを考えてる野球小僧がそのまま大人になったような人だからね。

3.この記録超えに拘ってたのは韓国のメディアだけでしょう。その声が聞こえてきて日本メディアもこの情報を添えるように配慮してたという印象。 米本国のメディアがこの記録超えを取り上げなければ大谷さんの耳には届かないのじゃないの。それくらい想像してあげないのかね。 アジア人としてとよく括るけど、その見方は自国選手が活躍できないコンプレックスの裏返しのようにも思えますよ。大谷さんはアジア人だからあるいはアジア人なのに米国であんなに人気があるんじゃないよね。そんなの超越してるスーパースターでしょう。

4.そんなの日本人の殆どは気にしてないよ、欧米と勝負してるんだから日本人は。 それに、ドジャース来てからの韓国代表のエドマンの活躍が凄いじゃないか。またホームラン打って。もっと話題にしてあげなよ。

5.逆に、なぜそんなに過剰に反応するかが知りたい。韓国を代表する、記録を作った…などそれはいいけど、大谷選手は「チームが勝つことを優先」が大前提だろうし、もし目標を持ってたとしても、それは「以前の自分自身を超える」ことが目標なんじゃないかな? 「わからなかった」=「興味がないこと」 そんなんで「プライドが」なんて言ってる時点で韓国野球の発展はないでしょう。

以上の5つだ。まあ、韓国人は異常に一番にこだわるからな。アジア記録が大幅に塗り替えられそうで大谷選手に嫉妬しているのだろう。でも、そんな記録はノイズに過ぎない。プロなら、記録にこだわるよりもチームに貢献して勝つことが全てだからな。

中国人よ、蒸しパンのランチに満足せよ

こちらは中国は「共産主義」だと思っていた。でも、既に共産主義ではない。なぜなら、「共同富裕(皆で豊かに暮らす)」どころか「たくさん食べられなくても満足しろ」というのが中国の新しいスローガンなのだ。何度も述べるが人間がもっともストレスを感じるのは食事である。

食事を満足に食べられないというのは住む家があっても、それが毎日のストレスとなる。しかも、それは日本以上に酷い。日本だって不動産バブルが弾けてデフレが30年ほど続いて、就職氷河期というものが長い間、存在したことは事実だが、僅か数年で中国はそれを上回る勢いで落ちている。谷底に真っ逆さまといったレベルだ。

しかも、もう庶民だけではない。金持ちですら金がないから価格を安くしないといけない。そもそも豪勢な食事しているだけで、警察に逮捕されそうな予感すらある。ええ?どういう理由で逮捕されるんだって?簡単だ。質素な食事をしないやつは政府の意向に従ってない。よって逮捕だ。まじですか。まじですよ。金持ちが金を使わないと経済が回らないのに、共産党は倹約を勧めるのだ。

しかし、今回の記事は朝鮮日報のコラムなのに酷いものだ。

では、記事を引用しよう。

ソウル並みに物価が高い中国・北京の都心でランチをとても安く済ませる方法がある。繁華街の国貿地区で高級レストランに行けば、68元(2060円)で高層ビルからの眺めを楽しみながら、サラダと肉料理のセットを注文できる。北京で初めてミシュランで星を獲得したイタリア料理店「オペラ・バンビーナ」が今年4月、経営難から閉店したが、それに衝撃を受けた北京の高級レストランが先を争うようにメニューの値下げを行い、客引きに躍起になっているのだ。

しかし、1万ウォン台ではそれでも高い。国貿地区の4つ星ホテルにあるコーヒーショップをお勧めしたい。ランチタイムには正装をした高所得の会社員が行列をつくる。スターバックスの半額の20元で麺料理が食べ放題になるからだ。国貿地区の賃貸マンションで暮らす上海出身の会社員は「北京の金融マンは年収が3年連続でダウンすると、ついにランチ費用を抑えるようになった」と話した。

より安価なランチもある。就職難で苦戦する大学生と低所得の会社員たちはスーパーへと向かう。飲食業界の「低価格競争」が本格化し、北京の大型スーパー「物美」の地下食堂では13元のバイキングが登場した。マクドナルド、KFC、バーガーキングは月・木・金曜日に2000ウォン台の半額セットを販売している。

北京の繁華街で2000ウォン未満の食事ができるはずがないと思うだろうが、黄色い服を着た人たちについて行けば話が変わってくる。三元橋のある高級オフィスビル地下1階のフードコートに行けば、隅にカーテンで仕切られたデリバリー専門店コーナーがある。

そこにぎっしりと並ぶテーブルには黄色のユニホームを着たフードデリバリー「美餐外売」の配達員が集まり、たった9元で麺料理や皿にごはんにおかずをかけた簡単な食事を取っている。 回転率があまりにも高く、場所取りも大変だ。

しかし、テーブルと食器があればまだましだ。オフィスビル前のベンチでは、饅頭(マントウ・中国式蒸しパン)2個をビニール袋に入ったままかじっている地方出身の労働者(農民工)の姿がすぐに見つかる。わずか2元の昼食だ。 マントウを半分に分けてソースをつける余裕もない人たちだ。

北京では誰もが食事を抜かない。しかし、よく見ると、皆が望む食事ができているわけではないようだ。中国経済が昨年のコロナ規制解除以降も不動産市場低迷、地方政府の負債増大、就職難などで長い間停滞し、「もっと良い食事」をしようなどとは考えられないか、そもそもカネがないのだ。

安い昼食を求めてさまよう人々のために、レストランは金持ちには中産階級並みの価格を、中産階級には低所得層並みの価格を設定する。「共同富裕(皆で豊かに暮らす)」どころか「たくさん食べられなくても満足しろ」というのが中国の新しいスローガンであるようだ。消費萎縮の悪循環の中で、中国人の暮らしはさらにみすぼらしくなっている。

中国人よ、蒸しパンのランチに満足せよ【北京特派員コラム】-Chosun online 朝鮮日報

なんていうか。日本の庶民でも高級レストラン食事ができるそうだ。

繁華街の国貿地区で高級レストランでも、68元(2060円)で高層ビルからの眺めを楽しみながら、サラダと肉料理のセットが食べられる。すげえな!

また、スターバックスの半額の20元で麺料理が食べ放題。20元っていくらだよ。700円ぐらいか。なんと700円で麺料理が食べ放題。まじかよ。日本でラーメンを普通に食べても700円は軽くするのに、食べ放題という。

マクドナルド、KFC、バーガーキングは月・木・金曜日に2000ウォン台の半額セットを販売している。すげえな。有名フランチャイズでも200円ぐらいで食べられる。

おいおい、中国は何処までヤバいんだよ!デフレスパイラルとは思っていたが、ここまで飲食価格が下がるのか。

安い昼食を求めてさまよう人々のために、レストランは金持ちには中産階級並みの価格を、中産階級には低所得層並みの価格を設定する。

酷い。酷すぎる。これが中国の実態なのか。それはこんなことしていたらデフレが深刻化するわ。もう、中国の物価の下がりようには驚くばかりだな。そして、こんなデフレの元凶を作った中国の習近平国家主席が演説した内容が酷い。

では、記事を引用しよう。

中国の習近平国家主席は14日、全国人民代表大会(全人代=国会)成立70周年で演説し、人民代表大会制度の完成は共産党の指導下における「輝かしい歴史だ」と述べ、新時代において中国式現代化の建設へ向けてさらに努力すると強調した。新華社が伝えた。

習氏は、同制度の成立は「中国政治制度の偉大な変革を実現した」と誇示し、人民が法律に基づいて民主選挙を実施し、民主的に政策を決定することに役立つと主張した。いかなる組織も個人も憲法を尊重しなければならないと指摘し、憲法を超える特権はないと表明した。(共同)

中国の習近平国家主席が全人代成立70周年で演説 「共産党の輝かしい歴史」アピール – 産経ニュース (sankei.com)

不動産バブルが弾けて庶民は金もなく、なけなしの金で食事にありついてる現状で、輝かしい歴史とか。これはユン氏に負けない無能だよな。不動産バブルでしか成長できない。ここから坂を転げ落ちるように衰退が始まっているというのに。

ドル高、今後24時間が「正念場」-日英中銀の政策決定を見極め

うん。なんというか。金融ニュースをいくつも見てここまで。うならされるのは久しぶりだ。おかしいな。なんでアメリカが大幅利下げして円安「ドル高」なんだよ。もう、わかんねえよ。

きっと多くの投資家が今日のドル円の動きを見て139円が利下げ発表で143円だと?おい、電車止まるじゃないかよ!もう、そんな阿鼻叫喚の気持ちで叫んでるとおもわれる。でも、嬉しいサプライズとして利下げしたのに日経平均株価が700円と大きく上昇したことだ。

こちらは日経平均株価が下げるんじゃないかとみていたのにまさかの急上昇。しかし、このサプライズも狐につままれるような感覚だ。もはや、自分が想定していた為替や株の動きが全く真逆という。37155円+775円だ。なんと37000円台も回復だ。おかしいな。米利下げしたら日経平均株価は下がるんじゃなかったのか?

このようにまさに市場はカオス化している。本当、どっちに転ぶかもわからない。わからないといえば、ウォン動向もそうだ。後で見ていく予定だが、1310ウォンまであげていたのに、なんで1335ウォンまで落ちてるんだよ。利下げ来て、ソロウォン離脱かと思ってたら、まさかの中尉の出撃だったという。

それでドル相場について最新情報を見ていこう。どうやら24時間が重要らしい。

では、記事を引用しよう。

(ブルームバーグ): ドル相場は、米金融当局による大幅利下げ後に水準を切り上げる展開となっているが、今後24時間にイングランド銀行(英中央銀行)と日本銀行の金融政策決定を控え、トレーダーの間には、総合的な市場への影響を見極めるため様子見姿勢が広がっている。

ドルはほぼ全ての主要通貨に対して上昇する場面がみられた。米連邦公開市場委員会(FOMC)が18、19日両日の定例会合で決定した利下げ幅は危機対応時と同程度の0.5ポイントだった一方、今後の緩和ペースについてはより慎重な姿勢が示されている。

みずほ銀行の経済・戦略責任者、ビシュヌ・バラサン氏(シンガポール在勤)は、「日銀が大きなリスク要因の一つになり得る状況下で、市場は今、正念場を迎えつつある」と指摘。「不確実性が意識される中、戦略としてリスクを排除する動きが優勢で、ドル買いや、米国債中心に債券への賭けを固めることが選好されている」と説明した。

ブルームバーグ・ドル・スポット指数は19日の取引で一時0.4%高。一方、円とスイス・フランは、対ドルで下落している。

投資家はドル相場の方向性を見極める上で、目先の金融政策動向以外に、米大統領選挙や地政学的リスクも考慮する必要がある。

サクソ・マーケッツの為替戦略責任者チャル・チャナナ氏は、「この四半期のドル安は行き過ぎ」とみる。その他の経済圏のパフォーマンスが米国よりも好調であれば、ドルの下落は正当化されるが、「ユーロ圏や中国、あるいはカナダでさえデフレに向かっている状況を考えると、今のところドル安の持続性に確信を持てない」としている。

ドル高、今後24時間が「正念場」-日英中銀の政策決定を見極め (msn.com)

さすがに日銀はここで利上げするのか?様子をみるんじゃないか。利上げして-4200円下げた過去の嫌な記憶があるだろう。英国の事情については知らないが。

しかし、143円の円安に日銀が歯止めをかけたいなら利上げするよな。一体、どこに円を向かわせようとしているかは定かではないが、143円は微妙な数値だよな。

このように多くの投資家はドル相場の動きが全くどうなるか読めない。しかし、大幅利下げでもサプライズなのに、まさかの円安に動くとはなんだろうな。確かに数日前から0.5%も半分あり得ると予測はあった。だから、折り込んでいたのは間違いはない。

だが、折り込んでも円安に動くのか。しかし、こうなってくると円高を信じていた韓国人投資家は爆死決定だよな。今頃、追証の嵐ですか。

では、韓国ウォンもついでに見ておこうか。

このように韓国ウォンも利下げ発表のときは1316ウォンまで上昇。それがすぐに1336ウォンまで投げうりされたという。これは円と同じ動きだ。しかも、他の通貨でもドル高らしい。つまり、誰もが大きく利下げしてドル安だと思ったのにドル高に動いた。こんなの読めるわけないという。

だから、日銀が利上げしたら、一気に円高にならないかもと思うんだが、それはどうなんだ。以前に利上げして10円ぐらいあげましたよね。まさに今の金利政策は爆弾を扱うレベルだよな。極端に動くからな。だから、電車を止めるなと何度言えばわかるんだよ。

しかし、ここまで想定外だと各国の銀行も困ってるだろうな。とりあえず、日本とイギリスは0.5%の利下げにどう動くのか。明日ぐらいには出ているのか。

FRB当局者、24年末の政策金利は4.4%と予想=金利・経済見通し

今朝、FOMCが終わり0.5%の利下げとなった。まあ、利下げすることは想定内だったが、それが0.25%なのか。0.5%になるのかは予想は五分五分だった。しかし、蓋を開けてみればFRB当局者のほとんどが0.5%の大幅利下げを推奨したそうだ。これには驚いた。そして、ここまで米国の景気が悪化しているのかと。

しかも、さらに利下げして年内には4.4%と予想も出てきた。つまり、残り、3ヶ月と少しで0.5%利下げするということだ。これはヤバイ。アメリカの金利が一気に下がろうとしている。

これを知ってさすがに驚いている。朝から大混乱だ。ちょっと深呼吸して落ち着け。どうなるんだ。これからの世界経済やドル円、日経平均株価。ああ、韓国のウォンとコスピもありましたね。ということで落ち着くためにニュースを見ていこうか。

まずはパウエル議長の会見のまとめだ。


・インフレ率が持続的に2%へ向かっている事が確信できた
・雇用とインフレ率の目標達成に対するリスクがほぼ均衡している状態だ
・インフレは今も高止まりしているが、リスクとのバランスを考慮した
・物価の安定と雇用の最大化と言う二大責務に注意を払うつもりである
・我々が保有する米国債、エージェンシーローン担保証券の削減を続ける
・我々は労働市場の状況、インフレ圧力、金融と世界の動向を含む幅広い情報を考慮する
・目標達成にリスクが生じれば金融政策のスタンスを適切に変える用意がある
・今後のデータ、リスクとのバランスを重視した利下げ幅を考慮する。

では、ここから記事を引用しよう。

[ワシントン 18日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)が18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表した金利・経済見通しによると、政策担当者は年末までに金利を4.25─4.50%に引き下げる必要があると考えている。

年末の政策金利の予想中央値は4.4%。6月時点は5.1%だった。これは6月時点の予想よりも大幅な引き下げが想定されていることを意味する。

政策担当者19人のうち2人は、年内に追加利下げを行うべきではないと考えている。25ベーシスポイント(bp)の利下げ1回のみが必要だと考えているのは7人だった。

一方、中央値を上回る年内の利下げ回数を予想する政策担当者はわずか1人だった。

FRBの短期借入コストの目標範囲は、現在4.75─5.00%であり、政策担当者が11月と12月に予定されている年内2回の会合で、それぞれ25bpの利下げを予想していることが示唆される。

2025年末の政策金利の予測中央値は3.4%。来年には25bpの利下げが4回行われることを意味している。政策金利は26年末と27年には2.9%になるとみられている。6月時点は4.1%だった。

6月時点の見通しでは、24年全体で25bpの利下げを1回のみ実施すると予想していた。

一方、失業率については、年末および25年末には4.4%に上昇すると予測。失業率は現在4.2%と、FRBが22年3月に利上げを開始した時点よりも0.5%ポイント以上高くなっているが、一段の上昇を予想した。

年末の個人消費支出(PCE)価格指数の上昇率予想は2.3%。6月時点では2.6%だった。コアインフレ率予想は2.6%。6月時点は2.8%だった。

また、今年の国内総生産(GDP)は2.0%成長を見通した。6月時点は2.1%だった。

FRB当局者、24年末の政策金利は4.4%と予想=金利・経済見通し (msn.com)

記事を読めば読むほどアメリカの金利がどんどん下げていく未来が待っている。まあ、とりあえず一つ言えることは今後の利下げ速度は想定外に速まってるいるてことだ。

年内に1%下げて終わりではない。2025年も1%下がるとある。まじかよ。政策金利は26年末と27年には2.9%になるとか。年内に1%下がるだけでも驚きなのに、来年も1%とか、一体どうなるんだよ。

それでこの利下げは日本経済や韓国経済に多大なる影響を与えると思われるが、韓国さんはご臨終かもしれない。なぜなら、米利下げが一気に行われる。米国の景気が悪い。ハイテク株や新興株などは景気が悪いと下がる傾向のグロース株である。だから、急落する可能性がある。

つまり、アメリカのハイテク株や半導体株が急落すれば当然、韓国は半導体しかないので、サムスン電子やSKハイニックスの株は売られやすくなる。もちろん、日本の半導体関連も売られやすくなる。ただ、日本の場合は円高になりやすいので、輸出関連株が売られやすい。

しかも、韓国はそれだけではない。こちらが、韓国ウォンが数年後に1500台を予想しているが、このまま行けばわりとあり得る可能性が出てきた。なぜなら、アメリカの金利が2025年の年末に3.4%で、来年が2.9%だとしたら、韓国はここまで一気に利下げできないからだ。仮に大きく利下げすると、それは不動産バブル再開による家計債務の増加を意味する。

つまり、アメリカの金利動向がこのまま予測通り行けば、数年後には米韓金利差は拡大していくてことだ。韓国銀行が3.5%ある金利をどれだけ下げられるか。とても楽しみということだ。オラ、わくわくしてきたぞ。

だから、さっさと金利を下げて置けば良いと何度も述べたのに韓国銀行は動かなかった。ゴールデンタイムは今年の上半期だった。それを逃した。次に0.25%金利を下げられるのか。

しかし、これで世界中の金利を下げる動きは活発化する。心配なのは日本の円だが、今のところはほとんど下がっていない。0.5%は織り込み済みだったてことだ。

それではネットの突っ込みを見ておくか。

1.なんでやねん
少しずつ下げたほうが経済に悪影響が無くてええやろうに

2.しかしこれで結局日本は金利上げずとも円高に向うんだから、
もう日銀は何もしなくていいじゃん

3.この程度だと140円切らないんだな
じわじわ下げるとは思うが折り込み済みってやつ?

4.ドットチャート更新
2024年末 4.25~4.50%
2025年末 3.50%
2026年末 2.75%

2024年内はあと0.50%の利下げを残してる

5.利下げで景気が良くなるって勘違いている奴が多いからな
異例の0.5下げの意味すら理解できない奴が多い

6.日銀は今のうちに0.50%にしとかないと
上げるチャンス無くなりそうだな。

次の利下げ前なら0.25上げても金利差は4.25%残るから
8月に痛い目見てかなりポジション整理された状況では
あの規模のショックは起きんやろ

7.そしてなぜか円安に振れる為替
こんなもん誰が読めるねん

8.アメリカ利下げしたのに、ドル140円割れすら起こずに142円台に戻っていくとかさぁ…今週、マジで日銀は利上げやらないつもりなのかな?

9.為替すげーな。大人のパワープレイかよ。電車止めるなよ

10.利下げ0.5織り込んでいたはやっぱり無理があるよ
3ケ月で1%下げるのが確定的になったってのに上げるのは無いよ。

以上の10個だ。

いくら織り込み済みだとして、まさか、ドル円が逆に下がるという謎のムーブメント。まあ、為替って本当に思い通りには動かない。

国際決済銀行「韓国、過度な家計・企業負債が経済成長を阻害」

韓国 なんだろうか。今回の国際決済銀行、BISの指摘が恐ろしいほど的確であることに笑うしかないという。まあ、こちらもそうなるとは予想していたが、結局、借金でGDPを増やしまくった国の末路は破滅しかないということだ。それは韓国も中国も同じである。つまり、借金で経済成長をドーピングというやつだ。

そりゃそうだ。借金で使えるお金を増やして投資すれば成長率は速くなる。だが、その借金は消えるわけではない。既に韓国では政府債務、公企業債務、企業債務、自営業債務、家計債務と合わせて7000兆ウォンを軽く超える見渡す限りの借金王国である。

低成長時代が始まってるので、これからは韓国はその代価を支払うことになる。もちろん、支払うのは現代の若者から30代、40代辺り。既に経済成長の恩恵を受けている高齢者は借金漬けにしようが責任は取らない。それどころか俺たちのおかげで成長できたのだから、それをありがたく思えとか。

米国や米国の支援と借金して国を成長できたのを自分たちの努力だと勘違いしている連中だらけ。でも、もう借金ドーピングも使えないので、韓国経済の成長のエンジンは止まったてことだ。今回の記事を読めばまるっきり韓国に当てはまるという。

では、記事を引用しよう。

韓国の家計と企業の負債規模が経済成長を阻害する水準だという国際機構の分析が出た。負債が成長を促進した時期を過ぎて、否定的影響の方が大きい局面に入ったという警告だ。

 国際決済銀行(BIS)が最近発表した定例報告書を11日に確認したところ、2000年代以後、低金利基調が長期間続き、ほとんどの新興国で民間信用(負債)が大幅に拡大した。民間信用は通常、金融機関を除いた家計と企業部門の負債を意味する。具体的には、2000年以降、アジア新興国で国内総生産(GDP)に対する民間信用の比率は平均1.3倍以上に上昇した。同じ期間に中国はこの割合が2倍近く上昇した。

 民間信用の増加は、資金調達への接近性を高め、実物資産と教育に対する投資を増やし、成長に寄与する側面があるが、一定水準以上になればむしろ否定的影響を招くと報告書は分析した。負債の規模と成長率の関係を考えると、初期には正比例するが一定時期に頂点に達し、反比例の様相を呈し、「逆U字型」の曲線を描くということだ。

 報告書は「借入を通じて消費と投資を増やせば短期的には成長率の上昇に役立つが、負債規模が増えるほど返済および利子負担が増え、未来成長の潜在力を弱める要因として作用する」として「多くの新興国はまだ民間信用の増加が成長を促進する領域にあるが、アジア国家は成長を阻害し始める変曲点に達した」と分析した。

 特に報告書では、韓国と最近の中国経済が代表的事例として挙げられている。韓国と中国の場合、GDPに対する民間信用の比率が100%台を上回った時期に経済成長率が頂点に達し、右下に向かう様相を示したということだ。韓国銀行の集計によれば、韓国のGDPに対する民間信用の比率は昨年末基準で222.7%(BIS基準)だ。韓国の民間信用比率は1980年代に100%水準から騰落(通貨危機直後は160%)し、2007年第2四半期に150%を、2020年第1四半期には200%を超えた。

 国際決済銀行は、家計信用が住宅需要の増加と相まって生産性が低い建設・不動産部門に移る問題点も指摘した。建設業・不動産業への融資の比重がより多く増えた国であるほど、総要素生産性と労働生産性の減少幅がさらに大きかったということだ。報告書は「建設・不動産業への信用再配分は、過剰投資を意味するもので、これはその後に関連融資の増加傾向が鈍化した後も生産性と成長に否定的な影響を及ぼし続ける可能性を示唆する」と診断した。

 報告書は「政策対応を通じて民間信用の成長に対する『逆U字型』の流れは改善できる」として「不均等な信用増加を緩和し、株式市場の役割を拡大するなど、生産性が高い部門に信用が流入するよう誘導できる」と提言した。

国際決済銀行「韓国、過度な家計・企業負債が経済成長を阻害」 : 経済 : ハンギョレ新聞 (hani.co.kr)

今回の記事で大事なところはここだ。負債の規模と成長率の関係を考えると、初期には正比例するが一定時期に頂点に達し、反比例の様相を呈し、「逆U字型」の曲線を描くということだ。

このグラフは面白い。赤が中国。青が韓国である。

確かに最初は負債と成長がそのまま右肩上がりだったのだが、負債がGDPの100越えたあたりから急に成長率が下がり始める。そして、韓国の方は負債が増えるについて成長率がどんどん鈍化してついに2%程度まで落ちたことがわかる。解説をもう一度、読んでおこう。

韓国と中国の場合、GDPに対する民間信用の比率が100%台を上回った時期に経済成長率が頂点に達し、右下に向かう様相を示したということだ。韓国銀行の集計によれば、韓国のGDPに対する民間信用の比率は昨年末基準で222.7%(BIS基準)だ。韓国の民間信用比率は1980年代に100%水準から騰落(通貨危機直後は160%)し、2007年第2四半期に150%を、2020年第1四半期には200%を超えた。

今の韓国はまさにこの状態。国家や企業、国民まで借金漬けで利息を払うのも困難。つまり、もうどうしようもないてことだ。しかも、興味深いの不動産投資が増えれば増えるほど。総要素生産性と労働生産性が減少するてことだ。

建設業・不動産業への融資の比重がより多く増えた国であるほど、総要素生産性と労働生産性の減少幅がさらに大きかったということだ。

韓国や中国で起きていることを分析していけば、借金ドーピングのツケを払うのはこれから。中国は空前絶後のデフレ。韓国はスタグフ。

低成長時代を迎えた投資先は韓国の場合は不動産投資だろう。だから、また借金が増える。すると、成長率はさらに鈍化する。韓国の家計債務を減らし、別の分野に投資するにしても、韓国の株式市場は外資も逃げ出す規制だらけ。おまけに空売り禁止である。

しかし、こうなってくると借金を増やして急成長している国は最後は韓国や中国と同じことになると。

ゴールドマンとシティ、中国の24年成長率予測を4.7%に引き下げ

中国 今週はFOMCで米利下げがどうなるのかが最大の焦点であるのだが、中国経済の悪化を知らせるニュースがどんどん増えてきている。今回はゴールドマンやシティグループが中国の成長率予測を大幅に引き下げた。

[16日 ロイター] – 米ゴールドマン・サックスとシティグループは2024年の中国の成長率予想を、政府の目標を下回る4.7%に引き下げた。8月の鉱工業生産の伸びが5カ月ぶりの水準に鈍化したことを受けて下方修正した。

ゴールドマンはこれまで今年の成長率を4.9%、シティは4.8%と予想していた。

8月の鉱工業生産は前年比4.5%増と、伸び率は7月の5.1%から鈍化し3月以来の低水準となった。小売売上高は夏の旅行シーズンのピークにもかかわらず、2.1%増と7月の2.7%増から減速。アナリスト予想は2.5%増だった。

ゴールドマンは15日付のメモで、「中国(の成長率)が通年の目標である『5%前後』を下回るリスクが高まっている。そのため需要側のさらなる緩和策の緊急性も高まっている」との見方を示した。25年は4.3%に据え置いた。

一方、シティは15日、内需を刺激する大きな原動力がないとして、25年末の予測を4.5%から4.2%に引き下げた。

同社のエコノミストは、「緊縮のわなを打ち破り成長支援策をタイムリーに展開するためには、財政政策を強化する必要がある」と指摘した。

ゴールドマンとシティ、中国の24年成長率予測を4.7%に引き下げ (msn.com)

結局、世界の投資会社はどんどん成長率を下げている。克服には財政政策を強化だ。いつものことだが、そんなことができればとっくにやっているだろう。もっとも、4.7%の成長だって怪しいものだしな。

一方、シティは15日、内需を刺激する大きな原動力がないとして、25年末の予測を4.5%から4.2%に引き下げた。

このようにシティは大幅に引き下げた。だが、中国の懸念材料はそれだけではない。アメリカが中国のEVに関税を100%にしたわけだが、どうやら9月27日に決まったようだ。

アメリカのバイデン政権は、中国製のEV=電気自動車への関税の引き上げについて、今月27日に行うことを最終決定しました。中国製のEVへの関税は現在の4倍の100%に引き上げられます。

アメリカのバイデン大統領はことし5月、中国の不公正な貿易からアメリカの労働者を守るためだとして、中国製のEV=電気自動車などへの関税を引き上げる方針を発表しました。

これについてアメリカ通商代表部は13日、一般からの意見募集などを踏まえこうした関税の引き上げを今月27日に行うことを最終決定したと発表しました。

引き上げの内容はバイデン大統領が示した当初の方針から大幅な変更はなく中国製のEVへの関税を現在の25%から4倍の100%に引き上げるほか、EV用のリチウムイオン電池への関税を7.5%から25%に、太陽光発電設備への関税を25%から50%に引き上げます。

今回の関税の引き上げについて通商代表部トップのタイ通商代表は、声明で「アメリカの労働者と企業に影響を与え続けている中国の不当な政策と慣行を標的にするものだ」と強調していますが、今後、中国からの反発も予想されます。

中国商務省「断固として反対する」

バイデン政権の決定について中国商務省は14日「強い不満を抱いており、断固として反対する」とするコメントを発表しました。

そのうえで「典型的な一国主義、保護主義のやり方であり、国際的な貿易秩序と産業チェーンの安全と安定を深刻に破壊する」と主張しています。

そして「中国側は必要な措置を講じ、中国企業の利益を断固として守る」とし、対抗措置を講じることを示唆しました。

アメリカ 中国製EVの関税 27日引き上げへ 現在の4倍の100%に | NHK | EV(電気自動車)

このように米中貿易戦争は深刻化。最も中国が過剰輸出とダンピングで世界中にEVを売りさばいてるのが問題なのだ。中国のEVによって価格競争が激化して自国の産業が厳しい。アメリカにとっては当然の処置だろう。

中国は断固として反対とか述べてるが、むしろ、中国のEVは世界市場から閉め出すべきだよな。一体、誰がEVをオワコンにしたのか。どう考えても中国政府と中国企業なんだよな。

高金利に就職難まで…韓国の20代信用留意者2年半で25%急増

韓国の失業率はアメリカを遙かに超える1.9%と過去最高になったのだが、実は短時間・低賃金労働者が急増して、まともな仕事が一切なく、就職難の若者がバイトしてなんとか飢えを凌いでるレベルの有様だった。

それで韓国の若者はバイトしていても生活費の高騰などもあり、どんどん追い詰められている。追い詰められたら何をするのか。もちろん、金を借りるしかない。しかし、返せない若者は急増していく。それが信用有留意者だ。

今回はそれを見ていく。ただ、最初に用語だけを文章から抜き取っておく。

信用留意者は貸付満期3カ月経過または延滞6カ月経過など、延滞期間が一定期間を超過すると信用情報院に登録され、クレジットカードの使用停止と貸付利用制限、格付け引き下げなど金融生活に不利益を受ける。

つまり、借金の延滞が半年続けばクレジットカード等が使えない。日本でいう、ブラックリスト入りてやつだろう。

では、記事を引用しよう。

韓国で20代の信用有留意者(信用不良者)が急増している。野党「共に民主党」の李康一(イ・ガンイル)議員室が9日に金融監督院から取り寄せた資料によると、7月末基準で韓国信用情報院に信用留意者として登録された20代は6万5887人だ。2021年末の5万2580人より25.3%の1万3307人増えた。同じ期間に信用留意者が全体で54万8730人から59万2567人に8%増えたことを考慮すると20代の増加傾向が目立つ。

銀行からの融資を返済できず信用留意者に登録された20代が3万3610人で半分程度を占めており、貯蓄銀行が2万2356人、与信専門会社が1万6083人と続いた。

数十万~数百万ウォンの貸付を返せなかった小額延滞者の割合が大きいのも特徴だ。信用評価会社に短期延滞情報が登録された20代は7月末基準7万3379人(カード代金延滞除外)と集計された。このうち延滞金額1000万ウォン以下は88.1%の6万4624人となった。延滞金額が小額である点から、生活費や住宅費など生計と関連して困難を経験する青年が相当数であるものと分析される。

部分省略

高金利と高物価にともなう景気鈍化の余波でまともな働き口まで得られず青年層に負債負担が増加しているという指摘が出る。15~29歳の青年層の就業者は2022年11月から2年近く前年比減少傾向だ。今年7月と2022年7月を比較すると人口減少率の4.7%より就業者減少率が7%で減少率が大きかった。統計庁のソ・ウンジュ社会統計局長は「青年雇用問題は青年人口減少とも関連がある」としながらも「雇用市場で経験者を好んでおり20代が30代より不利な側面も作用している」と説明した。

青年層のうち仕事も求職活動もせず「ただ休んでいる」人口は7月に44万3000人と集計され、7月基準では過去最多となった。李議員は「青年層の小額延滞を債務調整など金融で解決するのにとどまるのではなく、雇用と社会政策などマクロ的な政策を実行しなければならない」と話した。

一方、庶民金融振興院は12日から小額生計費貸付を全額償還した人を対象に再貸付制度を施行すると明らかにした。支援限度は最大100万ウォンで、最初の50万ウォンの貸付後に利子を6カ月以上納付すれば追加貸付が可能だ。医療費、住宅費、学費など資金の用途を証明すれば最初の貸付時でも100万ウォンまで借りられる。

高金利に就職難まで…韓国の20代信用留意者2年半で25%急増 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)

それで最大100万ウォンって。11万円ぐらいだろう。それを借りて全額償還したら、また100万ウォンを貸します。むしろ、返さない人が多いからそういうルールになっているんだろうな。でも、11万も返せない時点でもう破滅確定だろう。もっと借金があるてことはいうまでもない。

数十万~数百万ウォンの貸付を返せなかった小額延滞者の割合が大きい。

これは韓国株や仮想通貨に投資して爆死したからだろうな。できるだけ借金して投資。魂まで投資した結果が、もう、数百万ウォンすら返せない。若いうちから凄まじい借金してどうやって生きていくつもりなんだろうな。

青年層のうち仕事も求職活動もせず「ただ休んでいる」人口は7月に44万3000人

ただ休んでるだけの青年層がどんどん増えている。でも、ただ休んでいてもいきなり仕事が降ってくるわけでもない。就職氷河期というのはそういうものだ。これから仕事はさらになくなるのに、高齢者と仕事の奪い合いが始まっている。まあ、いいじゃないか。完全雇用達成していて失業率は低いんだし。若者がまともな仕事がなくてもおそらく問題ない!