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中国株、4年余りで最大の下げ-12日の財政相会見に注目

中国 政府の大型景気刺激策での期待で大きく上がった中国株。だが、中国企業の業績が良いわけでもなく、1京円といわれる不良債権問題が解決したわけでもない。だから、こちらはあまりにも急騰からはめ込みではないのかと疑ったわけだが、案の定、そうだったと。

9日、連休明けに中国株は4年あまりで最大の下げとなった。理由は景気刺激策が不十分だといういつもの見方だ。そもそも中国政府に金がないので、本当にできるかどうかすら怪しい。

まあ、ここから一気に戻すかはわからないが、まるでジェットコースターみたいな上下運動は中国のダイナミック差があって実に面白い。見ているだけならな!これ参加していたら阿鼻叫喚だよな。

では、これが10月9日の中国株の動きだ。見事に真っ赤だ。でも、これでも高いんだよな。なんせ上海総合指数は2700程度だった。つまり、まだまだ下げる余地がある。

それでは記事を引用しようか。

(ブルームバーグ): 9日の中国本土株は急落。政府の景気刺激策に対するトレーダーの疑念や、大型連休中の弱い消費データで地合いが悪化し、ここ4年余りで最大の値下がりとなった。

  CSI300指数は7.1%安で終了。国慶節(建国記念日)の連休明けとなった8日は5.9%高だった。

  財政省が財政政策に関する記者会見を12日に開催すると発表し、下げ幅が縮小したが、その後は再び売り圧力が強まり、11日営業日ぶりの下落となった。

  香港上場の本土銘柄から成るハンセン中国企業株(H株)指数は1.6%安。前日は約10%下げていた。

中国株、4年余りで最大の下げ-12日の財政相会見に注目 (msn.com)

そりゃ中国に中身がないのに中国政府が景気刺激策の期待から急騰しただけ。しかも、その急騰は明らかに異常だ。例えば上海総合指数を見て欲しい。

これは1年間のチャートである。明らかに異常なことが見て取れるだろう。

何しろ、最安値の2700から3500程度まであがったのだ。それがわずか数日で。一般の株価が何か凄い業績や製品開発して数日で30%急騰するというのはあり得ない話ではない。しかし、これは上海総合指数だ。一般企業の株価ではない。

例えるなら、日経平均が最悪の状況から数日で30%高騰したようなものだ。こんなことまず普通に起きないのだ。しかし、それが現実に起きた。こんなのが続くわけないじゃないか。そもそも景気刺激策を打ち出しただけで30%も上がるなら、毎回、これやればいいじゃないか。どう見てもヘッジファンドの玩具にされてるだけという。

だいたい不動産バブル崩壊で倒産しそうな不動産株が200%高騰とか。おかしいだろう。もう、メチャクチャである。多くの投資家はチキンレースだと知った上で、いつ売り抜けるのかを模索していた。その結果がこれだろう。なんせ低値で買った株が平均30%も上がってるのだ。大もうけである。欲を出さないうちに利確するだろう。

しかし、色々な金融規制がある中国株すらここまで玩具にされるのか。記事には12日がどうとか書いてあるが、実はもう一つ重要な動きがある。それは鉄鉱石価格だ。世の中の流れを予測する場合、先物を見よという言葉があるが、この鉄鉱石価格はなかなか面白い。

これが1年間の鉄鉱石価格である。2024年1月頃には143と高かったが、それがどんどん落ちていく。これは中国景気が悪くて鉄鉱石需要が減っているため。

そして、ここ数日の動きに注目だ。いきなり、90から113とあがって、今度は106まで落ちている。これも中国株の急落に関わっていると。鉄需要が増える見通しならあがる。鉄需要が減る見通しなら下がる。

中国の景気が回復してもいないのに鉄需要が増えるわけない。中国の景気動向は原材料の先物を見ている方が把握しやすいかもしれないな。

このように中国株の先行きは不透明。今日の証券市場がどうなるかは知らないが、中国政府の刺激策頼みは実体を伴わないのでただのチキンレースである。

それでは次は連休中の中国の景気動向を見ていこう。大型景気刺激策を打ち出して消費が急に増えるわけもなく、どうやら旅行もマイカーが中心の低予算だったらしい。

では、記事を引用しよう。

『君の名は。』の熱狂のウラで濃くなる不況の影

75回目の建国記念日にあたる10月1日から7日まで、中国は国慶節の大型連休だった。

秦の始皇帝陵のある西安市の兵馬俑博物館には観光客が押しよせ、1日の収容人数を大幅に超過してしまったという。閉館までに1万人以上が見学できなかったというほどの活況だった。

観光客は日本にもおしよせ、富士山の臨める伊豆の大室山では映画『君の名は。』に影響を受けた中国人が大勢やってきた。熊本の阿蘇山や熊本城、北海道にも中国人観光客の姿が多数見られたが、日本は海外旅行の人気でトップだったという。

大型連休の大移動は久しぶりの明るい話題だったが、不況の影も映し出していた。

「期間中の移動者は19億4000万人となり、コロナ禍前の水準を上回った」とされているが、節約志向の高まりで低予算で済む車による旅行が主流だった。

割を食ったのが航空業界だ。国内線の航空運賃が昨年に比べて2割以上下落し、9割引きの路線もあったと言われている。ホテルの宿泊価格も2割下落しており、旅行業界から聞こえてくるのはため息ばかりだ。

時すでに遅し…

習近平国家主席は9月30日、中華人民共和国の建国75周年を記念する演説で「潜在的な危険に留意し、雨の日に備えなければならない」と述べ、さらなる経済対策を実施する可能性を示唆した。

焦眉の急なのは、苦境が続く不動産市場の立て直しだ。

習近平国家主席「雨の日に備えなければならない」と述べた Photo/gettyimages© 現代ビジネス

中国民間調査企業によれば、不動産開発大手100社の9月の新規住宅販売額は、前年比37.7%減の2517億元(約5兆2900億円)だった。8月(26.8%減)から減少ペースが加速している。

中国の主要3都市(北京、上海、深圳)は9月末に住宅購入に関する規制を緩和した(住宅ローンの頭金の最低比率の引き下げなど)。十数年ぶりの大きな政策転換だが、「時すでに遅し」の感が強い。

「右肩上がりの神話」の消失により、不動産業界を巡る環境は一変してしまったからだ。市場低迷の長期化で不動産投資はまったく魅力のないものになってしまい、業界関係者は「規制を緩和した程度で投資需要が再び盛り上がるとは思えない」と悲観的だ。

中央銀行の金融緩和を受けて中国の株式市場は活況を呈しているが、デフレ経済を脱する起爆剤になることはないだろう。金融緩和でダブついた資金が株式市場に流れ込み、一時的に「不景気の株高」現象が起きているに過ぎない。

対策が難しすぎる「消費不況」

中国経済は30年前の日本のように重い課題を突きつけられている。その課題とは消費重視の構造改革を強力に推し進めるというものだ。

中国の国内総生産(GDP)に占める個人消費の比率は40%未満で、世界平均を約20ポイント下回る。一方、投資の比率は約20ポイント高い。この差は一朝一夕では埋められない。日本の場合、GDPに占める個人消費の比率を10ポイント上げるのに17年もかかった(9月30日付ロイター)。

消費主導の経済に転換するためには脆弱な社会保障制度の拡充などが不可欠だ。そのためには、大量の資金が必要になるのは言うまでもない。

米モルガンスタンレーは「7兆元(約147兆円)を農民工などへの社会福祉を拡充するとともに、不動産市場の安定化のために3兆元の資金を投ずるべきだ」と主張する。

つまりは10兆元(約210兆円)規模の資金投入が必要だというわけだ。

だが、中国政府は2008年の4兆元の景気浮揚策を大幅に上回る資金投入に踏み切ることができるのだろうか。厳しい注文だと言わざるを得ない。

習近平、もう手遅れだ…中国19億人の”ケチケチ旅行”が映し出したデフレ経済「悪夢の真相」 (msn.com)

この記事を読んで中国のデフレの深刻さが窺えたんじゃないだろうか。

国内線の航空運賃が昨年に比べて2割以上下落。9割引きの路線。ホテルの宿泊価格も2割下落とか。

これだけ値引きしても国民はマイカーで移動すると。確かにニュースで中国人の移動が19億人とか騒いでいたが、実体は貧乏旅行だったと。これだと地域経済にはあまり貢献しないよな。

中国民間調査企業によれば、不動産開発大手100社の9月の新規住宅販売額は、前年比37.7%減の2517億元(約5兆2900億円)だった。8月(26.8%減)から減少ペースが加速している。

面白いのはこれだよな。なんと不動産販売額が8月よりもさらに減少ペースが加速している。8月は底ではなかったと。

記事には既に手遅れと書いてあるが、確かに10兆元なんて凄まじい景気刺激策する予算なんてないよな。どう見ても借金だから中国政府と地方や銀行にそんな余裕がない。デフレスパイラルから抜け出すのは日本を見ればわかるとおり、メチャクチャ難しい。

貧乏旅行を見ている限りでは企業が格安で提供していても、それでも人は来ないてことだ。財布の紐は固く閉じられて、旅行といってもたいした物は買わない。ただ景色を見て帰ってくるだけ。完全にデフレマインドだよな。

サムスン電子、「アーニングショック」現実へ…第3四半期の営業利益はたった1兆円

韓国 10月にはいり、AIバブルが再び活性化したのか。米国のハイテク株は上昇していたのだが、それがサムスン電子に恩恵を与えるとは限らない。なぜなら、サムスン電子は韓国半導体輸出が好調なのに第3四半期の営業利益はたった1兆円となった。

ええ?1兆円って凄いと思うかもしれないが、サムスン電子が崖っぷちから抜け出したことにならない。なぜなら半導体投資で毎年、数兆円を使うのだ。わずか1兆円で半導体が投資が十分にできない。それなのにサムスン電子は他事業なのでスマホや家電などの分野にも投資が必要だ。

それなのにファウンドリ事業世界最大手の台湾のTSMCはサムスン電子を遙かに超えた半導体投資をしていく。つまり、ファウンドリ事業でシェアが50%ぐらい離れてるのにTSMCはさらなる設備投資で収益を拡大させているのだ。

そして前人未踏の最先端分野でのシェア9割を成し遂げた。つまり、最先端技術のほとんどはTSMCが生産したチップが組み込まれている。一方、サムスン電子はファウンドリ事業では今年も数兆円の赤字を出している。そして、もう工場で生産調整を行い、ファウンドリ事業から撤退すら示唆されている。

だからハンギョレ新聞にアーニングショックとか、営業利益がたった1兆円とかかれるのだ。韓国紙ですらサムスン電子の営業利益がたった1兆円というぐらい危機的なのだ。

では、記事を引用しよう。

サムスン電子が今年第3四半期(7-9月)に9兆ウォン程度(約1兆円)の営業利益を上げたことが分かった。証券街の期待を大幅に下回る実績だ。

8日、サムスン電子が発表した暫定業績によると、同社は今年第3四半期(7~9月)の売上高79兆ウォン(約8.6兆円)、営業利益9兆1千億ウォン(約1兆円)を記録した。

売上は直前四半期より7%増えた反面、営業利益は13%減った。これは金融情報会社のエフアンドガイドが前日集計した証券街の展望値平均(営業利益10兆7717億ウォン)を大幅に下回る水準だ。

これに先立って13~14兆ウォン水準の営業利益を期待した証券会社は、先月から展望値を大幅に下方修正してきた経緯がある。今回の実績は、すでに低くなった展望すら満たしていないわけだ。

サムスン電子の実績の後退は、さまざまな悪材料が一気に襲った結果と解釈される。ひとまず証券街は半導体(DS)部門の営業利益が第2四半期の6兆4510億ウォンから第3四半期は5兆ウォン台に下がったと推定している。成果給(OPI)関連引当金が今回一部反映され、第2四半期に営業利益を1兆ウォン以上押し上げた在庫資産評価の損失還入規模も第3四半期には縮小されるなど、一過性の要因が作用したという分析だ。

スマートフォン・コンピュータ(PC)の需要不振でメモリー出荷量の増加傾向と価格上昇が期待に及ばなかったという観測もある。ファウンドリ(半導体受託生産)の赤字幅は拡大した可能性が高い。

スマートフォンの実績も不振だったという観測が多い。サムスン電子のモバイル(MX)部門の繁忙期は、フラッグシップ新製品が発売される第1四半期と第3四半期だが、今年7月に発売されたギャラクシーZフリップ6の販売成績は前作より低調だと知られている。

証券街は、モバイル部門の営業利益が昨年第3四半期の3兆3千億ウォンから今年第3四半期には2兆ウォン台半ばに減ったと見ている。ウォン高ドル安も、サムスン電子の事業全般の業績を押し下げる要因となっている。

サムスン電子、「アーニングショック」現実へ…第3四半期の営業利益はたった1兆円 : 経済 : ハンギョレ新聞 (hani.co.kr)

このようにサムスン電子の崖っぷちは続く。このままで巨額な設備投資の縮小が避けられない。設備投資の縮小は今後のサムスン電子の売上や営業利益を大きく減少させる。半導体は毎年、機械をアップグレードしないといけないからだ。それでどこから突っ込んでいこうか。

まず、サムスン電子の営業利益が最近、大きく下方修正された市場予想にすら遙かに及ばなかった。13~14兆ウォン水準の営業利益を期待した証券会社だが、実際は9兆1億ウォンだ。つまり、予想より3分の1、5000億円も足りないのだ。1兆円という巨額な数字に騙されてはいけない。しかも、ここに興味深い数字がある。

売上は直前四半期より7%増えた反面、営業利益は13%減った。これは明らかに在庫処分である。サムスン電子の半導体を買ったのは対中半導体規制強化前に買い占めに走った中国企業である。だが、まともな値段では買っていない。二束三文で叩かれた。なんだったか。出血覚悟のバーゲンセールである。

確かサムスン電子の半導体在庫は5兆円規模だったか。型落ちになった半導体が売れただけでもいいのか。しかし、あまりにも営業利益が酷いんじゃないか。

後、第2四半期に営業利益を1兆ウォン以上押し上げた在庫資産評価の損失還入規模も第3四半期には縮小された。これは在庫資産価値の評価が減少したので営業利益が減ったことになる。つまり、実際に売れてもいないのに売ったことにしているわけだ。まあ、これは会計上の表記問題なので詐欺ではないんだが、全部売った数字ではないと。

だが、サムスン電子が崖っぷちなのは半導体だけではない。

スマートフォンの実績も不振だったという観測が多い。サムスン電子のモバイル(MX)部門の繁忙期は、フラッグシップ新製品が発売される第1四半期と第3四半期だが、今年7月に発売されたギャラクシーZフリップ6の販売成績は前作より低調だと知られている。

これはAIスマホを一早く商品化して大々的に宣伝したが、消費者はそこまでAIスマホに興味を持っていなかった。これは初のAIスマホのiPhone16だったか。これも販売は前作より不調だったことも繋がる。つまり、生成AIは大企業の投資は乗り遅れてはいけないと活発だが、消費者を購買意欲を激増させるほどのものではない。

この認識の差がいつか生成AIバブルを崩壊させる。なぜなら多くのメジャー企業が収益化に成功してないからだ。エヌビディアが儲けて終わりそうな予感すらある。

因みに今年のノーベル賞物理学受賞者は米プリンストン大のジョン・ホップフィールド氏と、カナダ・トロント大のジェフリー・ヒントン氏に決まった。人工知能の計算手法の一つ「機械学習」に関する発見と発明が評価されたという。おめでとうございます!

生成AIはノーベル賞級の発明と財団に認められたわけだ。

次にサムスン電子の株価を見ておこうか。たった1兆円の営業利益に市場はどう反応したのか。

これがサムスン電子の1日の動きだ。投資家からすればこレグ雷の業績はほぼ想定内だったようで、そこまで大きく下げてなく6万ウォンはかろうじて維持したが、もう、完全に落ち目である。サムスン電子の株価がたった60000ウォンしかないのだ。数日で6万ウォン以下もあり得る。

これが1年のチャートだ。ピークは88000ウォン。2024年7月10日だ。それから3ヶ月程度で6万ウォン。つまり、ピークから約35%ほど下落している。これは大暴落だろう。

これにはAI特需の最大の恩恵を受けているエヌビディアのテストにサムスン電子のHBMが合格できていない。これが致命的だと何度も指摘した。しかし、エヌビディアのテストを合格したという関係筋の報道から4ヶ月ぐらいか。もう、今年の生産分に間に合わないどころか、来年の上半期ですら怪しいんですが。

そりゃ、1個何百万もする高性能チップだと、サムスン電子の歩留まり率が悪くて使い物にならないからだ。エヌビディアが満たす基準に届かない。これではSKハイニックスと米マイクロンにますます引き離される。

このようにサムスン電は奇跡の復活とか騒がれた数ヶ月前とか雰囲気が明らかに異なる。こちらはずっと崖っぷちだと述べてきたがそれを韓国紙が危機感を抱いて書いたのが上の記事だ。

それでこの決算発表でサムスン電子は信じられないことをしたのだ。ええ?何をしたのか。それを今から引用しよう。

ブルームバーグ): 世界最大のメモリーメーカー、韓国のサムスン電子は8日、7-9月(第3四半期)の決算速報値が期待外れだったことを受け、謝罪文を公表した。潜在的な危機に対応していることを異例ながら認める形となった。

  半導体部門の責任者に新たに起用された全永鉉氏は発表文で、サムスンは自社の組織文化やプロセスを見直すと表明。「短期的な解決策に頼るのではなく、長期的な競争力を強化することに集中する」とした上で、「今は試練の時だ」と指摘した。

道中省略

全氏は「サムスンが直面している危機について語る人がいるほど、われわれは技術面の競争力を巡り懸念を招いている」とし、「この事業のリーダーとして、われわれはこの点に関して全責任を負う」と述べた。

後、省略

サムスン電子が異例の謝罪-AIブームも低調な決算、半導体出遅れ (msn.com)

あのサムスン電子が謝罪するほどこの決算は駄目だったのだ。しかし、投資家は謝罪なんて聞きたいわけじゃない。欲しいのは売上や営業利益の増加であって、こんな陳腐な言葉じゃない。これはサムスン電子自身が完全に地に落ちたと認めたのだ。

崖っぷちや倒産目前とか、そんな次元ですらない。サムスン電子が本当に消えかかっている。サムスン電子の消失は韓国経済崩壊を意味する。しかも、高性能AIチップは歩留まり率を劇的に改善させない限り、他社に使ってもらえない。サムスン電子の主力は薄利多売のDRAMである。そのDRAM価格が8月に下落しており、半導体の冬が到来するとモルガン・スタンレーだったか予測した気がする。

それを韓国紙は半導体の冬はこないと反論して見せたが、半導体の冬が来ないかどうかはまだ不透明だとしても、サムスン電子に吹き荒れるのは南極の凍てつく吹雪であることに変わりない。サムスン電子がこのまま凍結して終わるのか。それとも雪解けを迎えるかは最先端技術の向上次第だ。そして、サムスン電子が一番不得意なことである。

技術やアイデアをパクって企業を大きくしてきたサムスン電子にとって、パクれない技術開発は至難ということ。エヌビディアのテストに合格できないのはSKハイニックス以下の技術士かないから。

それならSKハイニックスをサムスン電子が買収すればいいと思うんだが。それはやってはいけないのか。SKハイニックスなんて万年、赤字の企業だ。サムスン電子が買収すればいい。ええ?禁じ手過ぎるって?でも、やるなら1年前だよな。

では、ネットの突っ込みを見ておくか。

1.飛躍じゃなく逃亡するきっかけ作るだろ
横浜に研究施設作って脱韓国するための

2.サムスン倒産は、時間の問題。

3.具体的にどう最飛躍するのかの言及が無い時点で無意味、いつもの願望垂れ流しケンチャナヨ精神丸出し

4.早くも数年に一度のメモリ半導体スーパーサイクルブーストが切れかかってるなw

5.ひでえもんだな8月からこっちナイアガラだ
よっぽどポジティブニュースないんだろうな

6.やっぱアメリカ工場は受注が取れなくて
計画が進んでないのか。

7.▼技術の根源的な競争力回復▼より徹底した未来への準備

あはははは

一つ目。
今まで全くやってこなかったことがいきなり出来るわけないじゃん
また盗んだりパクったりすんの?

8.未来への準備なんて当たり前の当たり前。具体的に何すんの?

9.そもそも中国が同じことをすれば、価格競争力で負けるんだから、よほど画期的で中国に真似できないような技術でも生み出す以外ない。まあ、そんなモノ生み出せないだろうし、研究開発費でも技術者引き抜きでも、中国メーカーに完敗。韓国ができる程度のことは中国もできるということ。

10.日本はパクリに気を付けろ

以上の10個だ。

ネットの反応は予想通り。結局、サムスン電子は技術をパクるしかできない。その代償が一気に降りかかってきたと。

でも、半導体やスマホも駄目なら、サムスン電子はこの先、どうするんだ?もう、成長分野ないだろう?家電だって中国勢が台頭してきている。ディスプレイなんてとっくに中国勢に負けた。有機ELでも、もう負けるだろう。

このようにサムスン電子には後がない。しかし、半導体の性質上、時間をかければかけるほど追いつくのが難しくなる。

韓国 「漢江の歴史の歪曲は、作家に与えられるべきだった」「驚き」の最後には何の根拠もなく

韓国 昨日、韓国の初のノーベル文学賞を受賞したニュースを紹介したときにこちらはアカデミー財団が受賞した理由について強調した。「歴史的なトラウマ」に立ち向かい、生命のもろさを露呈する詩的な散文。そして、韓国政府によって有害性教育書として廃棄されていた。

それで歴史的トラウマというのがポイントと書いたが、それを朝鮮日報か中央日報がどう報道するか楽しみだと。まあ、残念ながら主要紙ではなかったが、どうやら、これは韓国版の天安門事件を書いたものだった。おいおい、こちらも読んでいないが朝鮮軍や韓国警察が民間人を「虐殺」したことが書かれてある小説のようだ。

つまり、この作品は有害性教育書ではなく朝鮮半島の闇を映し出す小説だったのだ。なんだ。アカデミー財団がこれを取り上げたのは韓国の闇を暴いてクローズアップさせるためか。そりゃ、ノーベル文学賞に選ばれるぐらいだ。その作品の効果は絶大だ。

それで、今回はその作品を歪曲として歴史の闇に葬ろうとした勢力が出てきた。この作家が政府にどのように繋がりがあるか知らないが、いきなり禁書にするぐらいだ。だが、韓国人はいつも日本人に上から目線で述べるよな。歴史を忘れた民族に未来はないだったか。民間人を虐殺する政府や警察のことを忘れては未来はないですよ?

まさか、中国共産党みたいに有害性教育書として廃棄して隠蔽していたらノーベル文学賞に選ばれたので、一般市民に広く認知されてそれもできなくなった。スウェーデンアカデミーは実に面白いことをしたじゃないか。これならちょっと読んでみたくなったぞ。

では、記事を引用しよう。

小説家のハン・ガンは、韓国人として初めてノーベル文学賞を受賞した人物で、存命の作家による一連の侮辱的な発言をめぐって論争が巻き起こっている。

これは、小説家のキム・ギュナがハン・ガンの受賞のニュースが発表された直後に彼女のソーシャルメディアに投稿したものです。

本稿でキムは、スウェーデンアカデミーの「歴史的なトラウマに立ち向かい、生命のもろさを露呈する詩的な散文を提示した」というコメントに言及し、「そのような小説はすべて歴史の歪曲である」と主張した。

彼は韓康の代表作「少年が来る」の5.18の形容詞と思われる表現を使い、「これは花のような中学生の少年と無実の光州市民が朝鮮軍によって残虐に虐殺された物語だ」と述べた。

また、「ノー・グッバイ」は「済州4.3事件は、韓国警察が無実の市民を虐殺した事実を暴いた」と主張したが、具体的にどのような箇所が歴史の歪曲を構成するのかについては説明しなかった。

キム氏は、「韓国学院のレビューは、韓国の歴史について何も知らず、出版社のロビーによって演じられてきたとしか解釈できない」とし、「多くの『覚醒した市民』の読者が熱狂し、偽の歴史が現実に詰め込まれるだろう」と書いた。

キム氏はまた、「今年の受賞者と中国の小説家、閻蓮柯氏の文学的な違いは比類のないものだ」と主張し、「もし彼らが2人を比較して彼女を選んでいたら、アカデミーの審査員全員が、彼らが政治的なのか、物質主義的なのか、それともリストされているのかをファンに向けさせただろう」と主張した。

さらに、「それとも彼女が女性だからですか?」彼は、ハン・カンの性別が彼の受賞に影響を与えたかもしれないと付け加えた。

今朝の別の投稿で、キム氏は「段落から放り出されて嫌われるのは嫌だけど、私たちが幸せになるべき理由が、私たちが韓国人だからだからだとしたら、私はそうは思わない」と述べ、「韓国が勝ったから祝うべきだと言う人は、文学の力を理解していないと言っている」と付け加えた。

2006年に釜山日報新春文学賞、2007年に朝鮮日報新春文学賞でデビューし、現在、朝鮮日報に原稿を連載中です。

「漢江の歴史の歪曲は、作家に与えられるべきだった」「驚き」の最後には何の根拠もなく (naver.com)

それで、こちらは朝鮮日報日本語版の社説を楽しみにしていた。しかし、まさかの朝鮮日報ですら隠蔽である。なんとノーベル文学賞は取り上げて韓国人の地位かどうか書いてあるが、作品について何一つ触れてない。小説は韓国語ですよね?なんで作品について何も取り上げないんですかね。酷い。これが韓国紙を代表する朝鮮日報かよ。

では、記事を引用しよう。

韓国の女性小説家・韓江(ハン・ガン)氏がノーベル文学賞の受賞者に選ばれた。韓江氏のノーベル文学賞受賞は、韓国文学のレベルの高さを世界最高権威の文学賞を通じて認められたという点で、同氏個人の栄誉であるだけでなく、国家的快挙でもある。これでノーベル文学賞受賞者を生み出すという韓国文学の長年の宿願がかなった。韓中日の東アジア3カ国の中で唯一、ノーベル文学賞を受賞できていなかった状況からも脱した。

韓江氏は韓国人作家の中でもノーベル文学賞の本場とも言える欧州で最もよく知られている作家だ。2016年の『菜食主義者』でノーベル文学賞やゴンクール賞と共に世界3大文学賞に挙げられている国際ブッカー賞を受賞し、昨年も韓国人としては初めてフランス4大文学賞の一つであるメディシス賞を受賞するなど、韓国人作家の中でノーベル文学賞に最も近いと評されてきた。これには、韓江氏自身の文学的力量が最も大きく作用しているのはもちろんだが、韓国をノーベル文学賞受賞国にするために、韓国文学翻訳院や大山文化財団などが翻訳支援を通じて韓国文学を着実に世界に広めてきた功績も大きい。

韓江氏のノーベル文学賞受賞は、個人の栄光にとどまらず、文化強国である韓国の国際的な位置づけを高める契機となるだろう。韓国の文学作品を読もうと考えている世界各国の読者たちの注目を集め、韓国文学の市場規模をこれまでになく広げ、韓国文学の国際化にも大きく寄与するであろうことは明らかだ。日本文学や中国文学もノーベル文学賞受賞後、世界市場に本格的に進出することができた。ノーベル文学賞受賞者を輩出した国々の先例に見られる通り、韓国の文学作品が映画やドラマ、アニメーションなどとして制作されるという波及効果も期待できるようになった。

 韓国文化に対する世界の関心は、以前とは比べものにならないほど熱い。BTS(防弾少年団)やBLACKPINK(ブラックピンク)などのKポップに熱狂し、『パラサイト 半地下の家族』や『イカゲーム』などの韓国映画・ドラマはアカデミー賞やエミー賞の主役になった。「ネットフリックス」や「ディズニープラス」などの世界的な動画配信サービスでは、韓国人監督が手がけたり、韓国人俳優が出演したり、韓国を舞台にしたりした作品を配信している。これらに韓国文学も加わり、韓国は名実共にポップカルチャーだけでなく、文学でも世界最高レベルに飛躍することになった。韓半島(朝鮮半島)の歴史にこれまでなかった大きな成果が相次いで出ている。あらためて、韓江氏のノーベル文学賞受賞にお祝いの言葉を贈りたい。

韓江氏のノーベル文学賞受賞、韓国文化に新たな歴史【10月11日付社説】-Chosun online 朝鮮日報

これが朝鮮日報の社説である。一言で言えば酷すぎる。こんな嘘八百を並べてるという。ええ?これが受賞した理由が韓国人作品が注目されているから?韓国人は嘘しかつけないのか。

アカデミーが述べているだろう。「歴史的トラウマ」に立ち向かった作品だと。しかし、朝鮮日報の社説ですら真実に言及しないのか。情けないというか。保守派にとって自国民の虐殺の歴史が知られるのはよほど都合が悪いのか。

おいおい、ノーベル文学賞を選ばれた理由を隠蔽するなよな。ちゃんと韓国版の天安門事件について書かれている作品としっかり紹介しろよ。本当、都合の悪いことは隠したり、隠蔽するのは韓国人だってことだ。しかも、韓国人自らが歴史的トラウマに挑戦した作品だというのに。本当、酷いものだ。

それではネットの突っ込みを見ておくか。

1.やっぱりノーベル賞も事実陳列罪ですかね、

2.自国民を殺した歴史なの?
そりゃ有害図書にされるわ
だって事実書いちゃうんだもの

3.戦前からずーっと時代が下っても日本に密航するやつらが後を絶たなかった事には触れてないんだろうな

4.妬みからの否定派も出るし親戚だの友達だの小説書けたのは自分のおかげだとか言う奴もわんさか出て来るだろなぁ
国民性分かった上で闇に一石を投じる狙いでも授与してるだろな

5.反日小説のファンタジーさに比べれば、相当史実に近いだろう。
そもそも同じ小説家が批判するってのが意味不明。自分の小説だって絵空事だろうに、。

6.公開処刑か
それも韓国が一番刺激するとこついて

7.NHKのニュースでハングルの原書を売ってる書店で平積みされてて、さっそく買いに来てた女性を紹介してた。その女性がハングルネイティブなのかは知らんが

8.ある意味予想通りの展開だなw

軍事政権も、反体制活動家も等しくクズでダメ
右を向いても左を向いても絶望しかない時代だから
どう美化しようと「韓国人は救いようがない」という結論しか出ない

ノーベル賞という爆弾を放り込んだ連中は実に悪辣だと思う
ロビー活動がうざくて腹に据えかねたのではなかろうか

9.韓国の隠ぺいしてた歴史だったという
残念ながら事実だぞ
むしろその隠ぺいを明るみにしたから受賞になったわけだが

10.とりあえず、韓国政界の保守と左派の間&韓国国民の歴史認識の中に手榴弾投げ込んだことになるのかな?
そして始まる泥試合、それとも半地下家族のようなアカデミーとっても恥部扱い?

選考委員会、ナイス!

以上の10個だ。

韓国政府が隠蔽したいからと有害性教育書として廃棄したのに、ノーベル文学賞で再び脚光を得たことで、ノーベル文学賞作品を禁書にするなどけしからん!そういう声が上がってるが、その内容は自国民の虐殺を書いたものである。

うん。あれか。新手な嫌がらせだよな。しかも、これによってこの二つの事件が再び注目されるわけだ。当然、映像化。ドラマや映画化ですよね?なんせノーベル文学賞作品だぞ。そりゃ、もう、挙って韓国メディアが宣伝してくれるさ。自国民の虐殺の歴史をな!

うんうん。権威的な賞の使い方としては間違っていない。その影響は今後、生涯にわたって韓国人について回る。世界中に韓国政府や警察が民間人を虐殺した事実が伝わるてことだ。ええ?もう知ってますけど。

すげえな。最高の嫌がらせじゃないか!なんせ初のノーベル文学賞がこれだ。韓国人に絶対に消えないトラウマを刻みつけた。もしかして、今年で最も素晴らしいニュースの一つじゃないのか?2024年の最高のニュースだと思われる。

韓国人作家の初のノーベル文学賞作品は政府が隠蔽していた朝鮮軍や警察の自国民の虐殺をテーマにした歴史的トラウマだった。そりゃ選ばれて当選だわ!韓国人が歴史的トラウマに立ち向かった稀有な作品じゃないか!

これは受賞をおめでとうございます!と心から祝福しないといけない。いやあ、さすがスウェーデン財団だ。平和賞と同じでノーベル文学賞の正しい使い方を教えてもらった気がするな。

しかし、これからは多くの日本人にも勧めやすくなるな。こちらも読者さんや視聴者さんに、韓国人初のノーベル文学賞作品を読んでほしいと張り切って勧められるじゃないか。どんな内容なのか?と質問が来たら、韓国版の天安門事件、自国民の虐殺を扱った素晴らしい作品だと堂々と説明できる。

こんな面白いのをネタにしないわけいかないよな。あまり、今回は韓国経済には関係ないが、やはり、歴史を忘れた民族に未来はないからな。

韓国人はしっかり自国民の虐殺した歴史を彼女の本から学び取り、さらにライダイハンなど、韓国人が犯した大罪についてしっかりと反省してベトナムに謝罪したらどうだ?日本人に謝罪どうとかいいながら、都合の悪い事実を隠蔽してきたことに変わりない。

スウェーデン財団は韓国の歴史的歪曲を正すためにやったということだ。

あと、もう一つノーベル賞の話題として日本の日本原水爆被害者団体協議会(被団協)がノーベル平和賞となった。これは明らかにアメリカやロシア、イスラエルに対する政治的な意図が含まれていそうだな。これも関連として取り上げておこうか。

では、記事を引用しよう。

【ワシントン、ニューヨーク共同】世界で唯一、核兵器を戦争で使った米国ではメディアが11日、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)へのノーベル平和賞授与決定を速報した。ニューヨーク・タイムズ紙は、核兵器の恐ろしさを伝える「生き証人だ」と評価。ただ米社会では広島、長崎への原爆投下を正当化する意見が依然根強い。

 共和党重鎮のグラム上院議員は5月に原爆投下を肯定し「負けられない戦争を終わらせた。正しい決断だった」と発言した。歴代米政府は第2次大戦後も核戦力を安全保障の中軸に据え続け、日本や韓国など同盟国に「核の傘」を通じた拡大抑止による防衛を提供している。

 バイデン大統領は「核なき世界」を提唱して2009年に平和賞を受賞したオバマ元大統領の考えを継承するが、中国やロシア、北朝鮮の脅威に対抗するため、老朽化した核兵器の改修を進めている。

 NBCテレビはウクライナや中東など「世界各地で激しい戦闘が相次ぐ中、日本の団体への受賞決定に驚きの声も上がった」と報じた。

米大使、被団協の献身感銘 理念共感、抑止力は維持|47NEWS(よんななニュース)

原爆投下はただの実験であることはいうまでもない。ミッドウェー海戦後辺りから日本軍は戦う力はなかった。そもそも沖縄に上陸されて、本土が空爆されている時点で勝ち目なんてあるわけないだろうに。だから原爆投下に戦争を終わらせる意図などない。

今後の戦争兵器の投下実験だった。しかし、アメリカ政府はそれを理解しながらも、過去の名誉を守るために必要なことだったというしかない。でも、それを自虐史観と同じだろう。原爆投下という人類史上最大の大罪を当時は必要だったなんていわれて、日本人が納得するわけないだろうに。

ただ、残念ながら核兵器が抑止力になってるのは紛れもなく事実だ。それはロシアのプーチンが証明しただろう。ウクライナに兵士を送った国に核を撃つとな。それによってどこも正規軍を送ることはできなくなった。

だから裏での支援がメインとなっているわけだが、実際、核兵器が大国のパワーバランスですら覆しかねないのは見ての通りだ。バイデン氏が中国や北朝鮮に対応して非核化の道を止めたのは残念だが、事実と理想は異なる。残念ながら核兵器は今でも有効なのだ。

米CPIと雇用関連統計、「悪い方向」に進んだ-市場関係者の見方

今日は朝から気になるニュースが沢山ある。まず、アメリカのCPIが発表された、そして、市場予想を上回る伸びの2.4%となった。雇用統計も明らかに悪化だったので、これではインフレ退治ができているかどうかが怪しくなってきた。

とりあえず、悪い方向に進んだという見方が多い。次回のFOMCでアメリカが利下げするとは思うが、これが0.25%になりそうな予感と。しかし、据え置きというのもあるので、なかなか判断が難しい。

でも、このまま利下げしていけばインフレ再燃するのかどうかが多くの投資家にとって一番の関心事だ。

では、記事を引用しよう。

(ブルームバーグ): 9月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回る伸びとなった。物価上昇圧力はこのところ低下していたが、今回はその動きがいったん止まった。また先週の米新規失業保険申請件数は前週比3万3000件増加し、25万8000件。2023年8月以来およそ1年ぶりの高水準となった。

両統計に関する市場関係者の見方は以下の通り。

◎プレミア・ミトン・インベスターズのニール・ビレル氏:

米雇用関連のデータとCPIのどちらがより重要か、全体として判断するのは難しい。しかし、きょうは間違いなくCPIだ。CPIは予想を若干上回った。特にコアインフレ率が上昇した。ただ、市場や米金融当局を心配させるほどではないだろう。

次回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合までにデータがさらに発表されるが、今回の統計で0.25ポイントの利下げが適切だとの見方が強まるだろう。

◎ベスポーク・インベストメント・グループ:

経済への影響という点において「悪い方向」に進んだ。CPIデータは総合とコアの両方で市場予想を上回ったほか、新規失業保険申請も予想より多かった。

◎LPLファイナンシャルのクインシー・クロスビー氏:

米金融当局が望む組み合わせではない。労働市場が冷え込んでいる中で、物価が総じて上昇していることをインフレデータが示し続ければ、FOMCの次回の会合では、二大責務のうちどれを優先するかについて、より白熱した議論が交わされることは間違いない。

◎ハリス・ファイナンシャル・グループのジェイミー・コックス氏:

ディスインフレは続いているが、FOMCが11月に0.5ポイントの追加利下げを行うと予想していた人は完全に間違っている。金利が成長を減速させられるほど十分高くないということであれば、それはインフレを完全に抑制できるだけの高さでもないということだ。FOMCは利下げするが、今後は慎重なペースで進めていくだろう。

◎モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏:

CPIが一度わずかに市場予想を上回ったからといって、新たなインフレの波が到来したということはないが、同時に週間の新規失業保険申請件数が大幅に増加したという事実もあり、短期的に市場の不透明感が強まる可能性はある。現在は「良いニュースは良い、悪いニュースは悪い」という環境にあり、今回の数字は良くなかった。だが、それにより堅調な経済成長と緩やかなインフレという大局的な見通しが覆ったわけではない。

◎チャールズ・シュワブUKのリチャード・フリン氏:

次の利下げ幅は0.25ポイントになるだろうと米政策当局者から最近示唆されたことに対し、市場はネガティブに反応した。しかし、連続の大幅利下げは景気が苦境にある時に実施される傾向があることが歴史で示されている。従って、来月の利下げは予想されるものの、緩やかな引き下げを期待するのが賢明かもしれない。

一部省略

米CPIと雇用関連統計、「悪い方向」に進んだ-市場関係者の見方 (msn.com)

ここでディスインフレという聞き慣れないワードが登場しているので解説しておこう。

インフレーションの状況で、中央銀行によって、弾力的な金融政策がとられた結果、インフレーションからは抜け出たが、デフレーションにはなっていない状況のこと。

ディスインフレーションは、物価の上昇率が低下していく状況のことをさすが、需要が減退し、それに対して供給が大幅に上回る結果引き起こるデフレーションとは異なるものとされている。バブル崩壊後の日本経済は、長くこのディスインフレーションにあったとされている。

ディスインフレーション|証券用語解説集|野村證券 (nomura.co.jp)

つまり、インフレから抜けたけどデフレにはなってない。その中間ぐらいをディスインフレだと。確かにまだアメリカの消費者の需要は強いものな。

これを読めば中国の状況がデフレだと再確認させられるだろう。明らかに供給が大幅に上回って物価が下がっているものな。

それで日本もディスインフレだったと。確かに物の値段は下がっていたが、大幅に物が市場に溢れているてことはなかったか。消費もそこまで悪くなかった。ディスインフレとデフレの違いについては難しいが、いずれ中国もディスインフレになるてことか。

韓国証券市場ウォンニャス速報 開幕は1351.0

韓国証券市場 アメリカのCPIが予想を上回る伸びを示して、韓銀がさらに利下げにふみきった。これによってウォンが下がりやすく環境となっているのだが、今日のウォン市場はどうなのか。早速見ていこうか。

開幕は1351.0。

それではチャートをどうぞ。

このチャートを見て爆笑である。韓銀の金利動向で利下げする可能性は高かったが、どうやら1350突破されていたので、ひたすら韓銀砲で1345ウォンまで押し戻した感じだ。

おそらく11時頃に韓銀砲で一気に上げて、利下げニュースでのウォン安を緩和しようと考えたのだろう。だから、なんども1345ウォンを挑戦している。だが、ヘッジファンドは1345ウォンよりは上げさせない。因みに利下げのニュースは11時43分ぐらいにでている。

これには愛犬のジョニーも大喜びだ。韓銀砲が何度も炸裂しているのがよくわかるという。

それで14時前に韓銀砲で1345ウォンまで押し上げたが、ここからヘッジファンドのフルボッコタイムである。

しかし、韓銀はなんとか1350防衛しようと粘る。ウォンが下がる中、最後に勝ったのはどっちだ。

結果は1349.5。おお、韓銀、大勝利じゃないか。利下げしたからとひたすら介入してウォン安を食い止めた?でも、時間外で即効突破されたからあまり意味はないよな。

今日の韓銀は24時間体制だろう。なんせ利下げしているからな。アメリカの市場が始まったらドボンすることだって大いにある。

それで時間外の18時35分現在は1350.28となっている。

次はドル円を見ていこう。

ドル円は朝から148円台を行き来する感じだ。昨日は150円だったので少しは円高となっている。だが、結局は跳ね返されて円は売られていく展開だ。

それで18時40分ごろには149円目前となっている。こうなると日銀が利上げに動くかもしれないな。

■2024年10月11日の韓国証券市場

コスダック指数 4.50ポイントマイナス 770.98(終値)
総合株価指数 2.25ポイントマイナス 2596.91(終値)
ウォン・ドル相場 0.7ウォン高 1349.5(午後3時半現在)

■投資主体別売買動向

4.10.112,849-5,9632,775

個人が2849億で買い。外国人が5963億で売り。機関が2775億で買い。

個人と機関が買い。外国人が売り。

漢江の本は京畿道を「再訪」した捨てられた…ノーベル賞受賞本は「有害な性教育書」か?

韓国 なんと今年のノーベル文学賞は韓国人の作家、ハン・ガンさんが受賞した。最初、韓国人がノーベル文学賞だときいて、まさか、コウン氏がノーベル文学賞なのか!と思ってわくわくしてニュースを調べたら…ハン・ガン?誰だ?さっぱりわからないという。というより、韓国メディアすら候補にあげてないよな。初めて聞いたからな。

しかし、面白いのはこれだけじゃない。なんと彼女の作品は韓国では「有害図書」に指定されて行政から捨てられていた。まじか!マジですよ!調べれば調べるほど、彼女は韓国の闇を書いている作家らしい。つまり、半地下と同じ構図だ。

自らの民族の「闇」に焦点を当てるのは、ノーベル賞先行者には受けが良いのだ。そういえば、そういう作品が多いな。しかし、それは政府にとっては都合が悪いので禁書処分である。韓国さん。世界一民主主義国家じゃないんですか?なんで、ノーベル文学賞に選ばれるような作品が有害図書に選定されているんですか。

これってわりととんでもないことだぞ。ノーベル文学賞に政治的な意図はないとおもうのだが、わりと韓国の保守派は大打撃を受ける。ユン氏はフェイスブックを通じて祝福したそうだが、でも、政府はそれを禁書扱いしているよな。どう言い訳するんですかね?ノーベル賞を取ったし解禁するんですかね。さあ、韓国人が不得意な整合性が試されることになりました。

では、記事を引用しよう。

小説家のハン・ガンさん(53)が韓国人作家として初めてノーベル文学賞を受賞した一方で、京畿道教育庁が昨年、ハン・ガン氏の『ベジタリアン』を含む2528冊の本を「青少年向けの有害な性教育書」と呼んで破棄したという事実がネット上で再び注目されている。

KBSが5月に報じたところによると、昨年、京畿道の小中高校の図書館から「青少年に不適切な性教育の本」として2528冊の本が廃棄された。

京畿道教育庁が民主党カン・ミンジョン議員事務所に提出した「性教育図書の廃棄状況」によると、ハン・ガンの「菜食主義者」、イ・サン文学賞を受賞したチェ・ジニョンの「グの証明」、ノーベル文学賞を受賞したサラマーゴの「盲人の街」などの文学作品が学校の図書館から廃棄された。

また、2013年にドイツ科学書オブザイヤーを受賞した性教育書「思春期の私の体のための取扱説明書」や、英国の教育雑誌のナレッジ・オブ・ザ・イヤーを受賞した「10代の若者たちのための性教育」も含まれています。

KBSの報道によると、京畿道教育庁は昨年11月に学校に公式書簡を送り、「性関連の本を破棄するよう勧告する」と述べた。

同時に、管理が必要な図書のリストは特定せず、「青少年のための有害メディアの審査基準」と「関連記事のリスト」を参照するよう求めたと報じられています。記事は、昨年9月に保守的な親のグループが開いた記者会見についてであり、「学校の図書館から不適切な性教育の本を取り除く」ことを呼びかけました。

その結果、同団体が任意に指定した「青少年向け有害図書」に含まれる図書や、性や人体に関する内容を含む図書は廃棄されたと解釈されます。

ハン・カンのノーベル文学賞がノーベル文学賞を受賞したとき、大衆は不条理な反応を示しました。

あるユーザーは「悪意ある苦情をすべて受け入れるべきではないか」と述べ、「韓国初のノーベル文学賞受賞者の代表作を捨てた図書館の寸劇は存在しない」と付け加えた。

「私は図書館員だけど、図書館からこんな苦情が多すぎるのは事実だ」「だからわが国の教育がきちんと機能していない」「普通の性教育の本を廃刊にしたら、生徒が性行為に関わる方法はオンラインポルノしかないのか」「ノーベル文学賞を受賞したからといって、破棄された本を買い戻すつもりなのか」という声もありました。

スウェーデン学士院は10日(現地時間)、今年のノーベル文学賞の受賞者に「韓国の作家ハン・ガン」を選出したと発表した。

アカデミーは、この作品が選ばれた理由を「歴史的なトラウマに立ち向かい、人間の命のもろさを明らかにする力強い詩的な散文」と述べている。

漢江の本は京畿道を「再訪」した捨てられた…ノーベル賞受賞本は「有害な性教育書」か? (daum.net)

まあ、実際、作品を読んでみないとわからないが、韓国政府にとって都合が悪い内容だというわけだ。「歴史的なトラウマに立ち向かい、人間の命のもろさを明らかにする力強い詩的な散文」とか。これを聞いて読みたくなる人がいるんだろうか。残念ながら購買意欲はわかなかった。

このノーベル文学賞を受賞して、韓国社会の闇が再びクローズアップされるのか。半地下もそうだったように、政府が嘘で塗り固めてきた韓国の真実が浮かび上がるならいいんじゃないか。この歴史的トラウマというのがポイントなんだろうな。

そのうち、朝鮮日報や中央日報が楽しい社説を載せてくれるんじゃないか?

韓国証券市場ウォンニャス速報 開幕は1349.0 激アツの1350防衛戦!

韓国証券市場 昨日は韓国証券市場はお休みだったのだが、今日はいつも通り、開いているので早速見て生きたのだが、それよりもドル円の動きを先に触れておく。

こちらは編集作業をしながらウォッチしていたのだが、危うく150円いくかと思ったぐらいだ。

では、チャートをどうぞ。

既に朝の9時に149円200銭とかまで下がっているが、そこからは狭い範囲で上下運動を繰り返す。大きく動いたのはお昼を回って13時半頃だ。いきなりアッパーカットだ。これで一気に149.500とまで吹き飛んだ。

おいおい、やべえよ。また150円かよと思いながら見ていたが、ここからは急に上がり出す展開。そしうて、17時前に149円を割ったのだが、それから下げて189時20分には148円991銭と。149円目前である。ドル円の動きが激しい。

では、次はウォン動向だ。開幕は1349.いきなり1350防衛まであと少しというところでスタートだ。

チャートをどうぞ。

これを見て拭き出した人も多いんじゃないだろうか。開幕、昇龍拳食らってるじゃないか。いきなり1344ウォンから1350ウォンと防衛戦が開始5分で破られる!

韓銀、何やってんの~弾幕薄いぞ。いきなりウォン・ザムが出撃じゃないか。もう、開始早々から盛り上がって参りましたー。そして、ここから激しい殴り合いが続く。これには愛犬のジョニーも大喜びだ。

ひたすら1350防衛に徹する韓銀とそれを破ろうとするヘッジファンドの壮絶な撃ち合い。それがお昼まで続くのだが、ついに力尽きたのか。13時過ぎに1350ウォン突破される。しかし、韓銀は終値で1350防衛できればいいのだ。

だから15時半までまだ時間はある。しかし、ヘッジファンドも攻撃の手を緩めない。これは接戦となった。まさに1ウォンを巡る戦い。果たして勝者どちらだ。

結果は1350.2。なんと韓銀が敗れた。ヘッジファンドの大勝利である。さあ、1350防衛が突破されてウォン安は加速する。

それで時間外だが、1350突破されて必死に下げようと韓銀砲を撃つも、結局は1350ラインで激しく戦っている。18時35分現在は1349.82である。

■2024年10月10日の韓国証券市場

コスダック指数 2.76ポイント▼ 775.48(終値)
総合株価指数 4.80ポイント▲ 2599.16(終値)
ウォン・ドル相場 0.5ウォン安 1350.2(午後3時半現在)

■投資主体別売買動向

24.10.101,4771,607-2,955

個人が1477億で買い。外国人が1607億で買い。機関が2995億で売り。

個人と外国人が買い。機関が売り。

NY原油:大幅続伸で77.14ドル、77.40ドルまで一段高

まあ、こうなる嫌な予感はしていたのだ。イスラエルが無駄に戦火を拡大していることで、戦争はレバノンにまで拡大。そしてイランが400発のミサイルをイスラエルに発射したことで、イスラエルは大義名分を得てイランに報復すると宣言。

大規模な原油精製施設や核施設の空爆も辞さないという報道で原油価格が高騰している。なんと77ドルである。あれ?この前、69ドルぐらいでしたよね。もう、80ドルも見えてきたという。

これは日本や韓国など原油を大量輸入している多くの国にとって秋から冬を迎えるシーズンなので厳しくなる。

記事を引用しよう。

NY原油先物11月限は大幅続伸(NYMEX原油11月限終値:77.14 ↑2.76)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+2.76ドル(+3.71%)の77.14ドルで通常取引を終了した。

時間外取引を含めた取引レンジは73.62ドル-77.40ドル。アジア市場で73.62ドルまで売られた後はじり高となり、米国市場の後半にかけて77.40ドルまで一段高となった。

通常取引終了後の時間外取引では主に77ドル台で推移。イスラエルとイランの間で大規模な軍事衝突が発生することが警戒されており、供給不安が高まっていることが原油価格を押し上げた。

NY原油:大幅続伸で77.14ドル、77.40ドルまで一段高 (msn.com)

このように原油価格が高騰。中東戦争情勢悪化が確実に影響している。それで、今後の原油価格動向だが、イスラエル次第ではまだまだあがりそうだ。

では、記事を引用しよう。

(ブルームバーグ): イスラエルがイランの輸出施設を攻撃した場合、原油価格はバレル当たり10-15ドル急騰する可能性があると、ヘッジファンドマネジャーのピエール・アンデュラン氏が予想した。

アンデュラン氏は8日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、このような攻撃は1日当たりおよそ170万バレルに影響すると語った。日量1億バレルの市場において、形勢を一変させる出来事ではないが、世界の供給を引き締め、先物相場を押し上げるには十分だ。

商品に特化したアンデュラン・キャピタル・マネジメントを経営する同氏は「在庫が少ないため、短期的なリスクは価格上振れだ」と指摘した。

それでも、需要の伸びが鈍化し、世界中の供給が増加しているため、市場は中期的には「弱気バイアス」がかかっていると、アンデュラン氏は述べた。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」は当面、削減している生産量を復活させる必要はないとも話した。

原油10~15ドル急騰、イスラエルがイラン攻撃すれば-アンデュラン氏 (msn.com)

もう7ドルぐらいあがってるので、あと8ドル以上か。85ドルとか。厳しくなってきたな。まあ、オイルショックが起きるような高騰ではない。だからパニックになることはおそらくないとおもうが、それでも注意にこしたことないな。80ドルこえてきたら一気に厳しくなるかな。

ドル円は148.882。どう見ても149円目前。これは150円も見えてきた。結局、どんどん下がっているじゃないか。日銀や石破総理が日経を気にしているとか馬鹿な発言したのを投資家に利用されているよな。

ついでに中東情勢を見ておくとレバノンにさらに1個師団が作戦を始めたそうだ。

【ドバイ=福冨隼太郎】イスラエル軍は8日、イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラを標的に侵攻しているレバノンで新たに1個師団が作戦を始めたと明らかにした。イスラエルメディアによると、投入された兵力は計1万5千人を超えたとみられる。イスラエル軍は「限定的な」地上作戦だとしているが、侵攻範囲は拡大している

イスラエル軍、レバノンに計1万5000人投入 侵攻拡大 – 日本経済新聞 (nikkei.com)

どこが限定的なんだろうか。本当、バイデン氏は役立たずだよな。なんで戦火拡大させているイスラエルを放置なんだよ。原油価格が77ドルも上がっている時点で、世界中に大きく影響しているのだ。

それで国連もならず者のイスラエルに戦火を拡大させるな注意したのだが、イスラエルの国連大使は全く意に介さずである。

イスラエルのダノン国連大使は7日、イスラム原理主義組織ハマスによるイスラエル奇襲から1年に合わせ、国連本部で声明を発表した。パレスチナ自治区ガザでのハマスとの戦闘を自衛のためだと正当化し「国連は私たちを怪物呼ばわりすることを選んだ」と批判した。

「私たちを怪物呼ばわり」イスラエル大使が国連を批判 ハマスによる奇襲1年で声明 – 産経ニュース (sankei.com)

怪物というより、もはや、戦争狂にしか見えない。国連が大国にいかに無力なのかはウクライナ戦争で思い知らされたが、常任理事国ですらないイスラエルにすら何もできない。これでは戦争は止まらないだろうな。

韓国、長期失業者の割合が25年ぶり最高…失業者の5人に1人が「6カ月以上無職」

韓国 最初に断っておくが韓国の9月の失業率はアメリカより遙かに低い1.6%である。つまり、完全雇用を達成していて、誰もが職に困っていない失業率なのだ。うん。しかし、現実のニュースでは、その完全失業率とはかけ離れたデータが出てくる。

もっとも、信じられないかもしれないが、韓国の労働者は1週間に1時間以上、働けば失業者とは見なされない。つまり、1週間に1回、Uber Eatsで宅配を届けるだけで失業者ではないのだ。この話をするとあまり信じてもらえないんだが、最近、中央日報でもこの手の事実が今でも有効だと確認されている。

このように韓国の失業率なんてただ数字を小さく見せたいための粉飾だといっていい。1週間に1時間だけ働いて、まともな生活できる人間なんて数えるほどしかいないだろう。でも、韓国はこの実態に全く合わない統計を20年以上は続けてるのだ。それを誰も変えようとしない。失業率に合わせて景気対策とかするはずなのに、こんなデタラメな数値を毎回、出してくるのだ。

もちろん、韓国の失業率ほど、絵に描いた餅であることは誰でも知っている。韓国政府は誇らしく失業率低いだろうとか述べてるが、じゃあ、なんで若者にはまともな仕事がないんだよという突っ込みはスルーする。

そして、いつも出てくるのは「雇用のミスマッチ」である。違うだろう?最低賃金レベルの仕事しかないから、若者からそっぽ向かれてるんだろう?俺たちは名門大学を卒業したエリートなんだ。そんな最低賃金で働けるかよ。でも、財閥の就職試験には落選してるのでただの負け組である。

こんな自称、エリートが山ほどいる。彼らは親が裕福なので約4000万もかかる世界一高い養育費を出してもらい、なんとか大学までは行けた。もちろん、本人の努力を全て否定しないが、勉強するよりも4000万稼ぐ方がずっと大変である。それで就職できなかったので休んでいると。親が裕福だから生活に困らないんだろう。彼らはそれで生きていけるならそれでいいんじゃないか。でも、休んでいようが韓国の内需は活性化して、まともな仕事がありつけるようにはならない。

韓国の内需は死んでいる。それはもうアジア危機レベルを越えた酷さ。内需が死んでいるぐらいでは、IMFは助けてくれないかもしれないが、問題は国の崩壊がどんどん近づいてるてことだ。若者の就職先がなくてただ休んでるだけが40万人だったか。この時点で、韓国に夢も希望もないのがわかるだろう。

このようにちょっと解説しただけでも酷い有様だ。

では、記事を引用しよう。

8月に集計された韓国の失業者のうち、5人に1人が6カ月以上求職活動をしたにも関わらず働き口を得られなかった「長期失業者」であることがわかった。長期失業者はここ6カ月にわたり増加傾向を示しているが、失業者全体に占める長期失業者の割合はアジア通貨危機以来最も高い水準だ。希望する仕事を見つけられない「仕事ミスマッチ」と雇用鈍化・内需不振など経済状況の影響が複合的に作用した結果とみられる。

 1日に確認した統計庁の国家統計ポータルによれば、8月基準で失業者56万4千人のうち、6カ月以上求職活動をしている人は20.0%(11万3千人)を占めた。長期失業者の割合は、通貨危機の影響が続いた1999年8月(20.1%)以来、25年ぶりの最高水準だ。長期失業者数自体も新型コロナ拡散時期の2021年11月(11万6千人)以降で最も多い。ソーシャルディスタンシングが緩和された後、概して10万人を下回っていた長期失業者数は、今年1月(7万4千人)から増加傾向にある。

 働き口を探すために長い時間を浪費しなければならない長期失業者が増えた背景には、求職者が望む良質の仕事が足りない「仕事ミスマッチ」の影響があるとみられる。8月基準で、直前の職場を1年未満で退職した長期失業者の退社理由のうち「時間・報酬などの作業条件が不満」は24.7%に達した。「臨時または季節的仕事の完了」(26.4%)に続き2番目に多い理由だったが、自発的な退社理由としては最も高い割合を記録した。

 長期失業者の割合の増加は、最近の雇用市場の困難さを示すもう一つの指標である「休んでいる」人口の増加とつながる。長期間働き口を見つけられなかった失業者が求職を放棄すれば、非経済活動人口に分類されるが、経済活動を放棄した特別な理由を明らかにしない場合には「休んでいる」人口に分類されるためだ。8月基準の「休んでいる」人口は昨年より24万5千人(10.6%)増えた256万7千人と集計された。これは統計作成が始まった2003年以後、8月基準で過去最も高い水準だ。

 内需不振、雇用鈍化など景気回復の不振が反映された結果という意見もある。6カ月以上の長期失業者が直前に従事していた産業を調べたところ、卸・小売業(18.9%)、製造業(15.9%)、保健・社会福祉サービス業(13.7%)などの順で多かった。内需不振の影響を直接受ける卸・小売業などで失業者が多く、ここ2年間にわたり雇用増加を主導した保健・社会福祉サービス業でも最近は雇用増加の傾向が鈍化している影響が現れたわけだ。韓国開発研究院(KDI)のキム・ジヨン博士は「このところ雇用市場が低迷しており、特に内需部門の不振の影響で長期失業者が増えているとみられる」と述べた。

ニュースは以上。

このように韓国の内需が死んでるので、韓国にはまともな仕事がない。韓国経済を支えてきた製造業には寄りつかない若者。ソウルにばかり集中する人口。そして、税金で高齢者を雇い続ける韓国政府。

どれをとっても内需が回復しているように見えないんだが、韓国政府はひたすら内需は回復しているとか言い出す。本当、嘘しか付かれない連中だ。

【脱中国】ホンダ・伊勢丹・日本製鉄・モスバーガー…中国から撤退・工場閉鎖する日本企業が続々 個人消費が低迷しデフレ深刻化、不況が長引く懸念

中国 韓国経済を看取りながら中国経済もついでに看取っているわけだが、不動産バブルが崩壊してデフレとなった中国経済の衰退が止まらない。株価だけは中国の景気刺激策を受けて異常なほど高騰したが、こちらは明らかにおかしい動きなのではめ込みじゃないかと予想する。

まだ中国は大型連休で証券市場は開いてないのだが、今朝のダウはさえずに久しぶりに41954ドルー398ドルと大きく下げた。しかも、円高も進んでおり148円割れ目前となっていて、日経平均先物も-500円と不穏な雰囲気だ。

中国市場は休み明けにどうなるかは楽しみであるのだが、こちらとしてはそれよりも日本企業が撤退してくれる方が嬉しい。なぜなら、中国はこの先、民主主義国家の敵としてロシアと共に立ちはだかるからだ。

日本企業もいい加減、円安という国内回帰のチャンスが来ているのだからさっさと中国とは縁を切って戻ってこいと。こちらは日本企業が海外進出するよりも国内に戻って投資をして地域経済を活性化させることを望んでいる。

ちょうど10月に誕生した石破総理も地域経済の活性化をスローガンにしていたはずだ。まあ、あまり期待はしていないが、日本企業が中国から引き揚げるのに支援するような事業をすればいいんじゃないか。何かと事業を畳むとなるとお金がいるからだ。大企業なら問題ないが、中小企業となると厳しいだろう。

では、記事を引用しよう。

中国・深センでの痛ましい児童刺殺事件の影響は日本企業の活動にも及んでおり、多くの企業が駐在員家族の引き揚げなどの対策を迫られている。折しも、右肩上がりだった中国の成長は変調をきたしており、日本企業はその対応にも動き出していた。

成長の鈍化や個人購買力の低下

 現地での対応に日本企業が苦慮するなか、今回の事件、(邦人の児童が刺殺された事件)の前から、中国でのビジネスを縮小し、“脱出”を図る企業もある。

 背景には中国経済の成長鈍化や失業率の高さ、個人購買力の低下などがあるとされる。『経済界』編集局長の関慎夫氏が言う。

「中国ビジネスを取り巻く環境は明らかにフェーズが変わりました。6月末には伊勢丹が上海の店舗を閉じて撤退しましたが、現地での消費の不振に加え、中国の消費者が日本の百貨店などよりも現地の激安ネットブランドの商品を選ぶ流れが出てきている」

 右肩上がりの成長を見せ、“世界最大のマーケット”だった中国市場はどう変化しているのか。多摩大学特別招聘教授の真壁昭夫氏が解説する。

「今の中国経済は危機的な状況にあります。不動産バブルが崩壊し、不動産価格の下落に歯止めがかからない。8月15日、中国の国家統計局は不動産関連の経済指標を発表しました。主要70都市の新築住宅価格は、単純平均で前月比0.6%、中古住宅価格は前月比0.8%下落した。

 これまで中国は相次ぐマンション建設による建設需要などから経済成長を支える好循環を生み出してきました。だが、その手法が完全に頭打ちになり、習近平政権は大規模な景気対策を実施しているものの、その効果の持続性には疑問符をつける専門家は多い」

 中国の市場環境が激変するなか、資生堂は人気ブランド「BAUM(バウム)」の中国での販売を終了した。同社のグローバル広報部はこう説明する。

「ブランドの成長力などを見て、どこが伸びるか、そうでないかの判断のなかでBAUMについては中国のニーズなどを見越して判断しました。中国でのブランド展開は伸びているところもあり、そうでないところもある。中国市場には選択と集中という形をとっていく予定です」

 モスバーガーを展開するモスフードサービスは6月末で中国事業から撤退。理由は「再建を模索したが、投資対効果は見込めないと判断した」(広報IR・SDGsグループ)という。

 前出・真壁氏は中国市場の購買力は今後も厳しい状況が続くのではないかと見ている。

「個人消費の低迷により、中国市場では値下げ競争が激化しています。デフレの深刻化によって企業の収益が圧迫され、不況が長引くことが懸念される状況です」

EV競争激化の影響も

 中国は「世界最大の市場」とともに「世界の工場」の役割も担ってきたが、それも曲がり角を迎えているようだ。

 7月には日本製鉄と中国・宝山鋼鉄の合弁解消が発表された。今後、中国での鋼材生産能力を7割削減する。

「日本製鉄と中国の関係は1972年の日中国交正常化に遡ります。二国間の経済協力の柱として始まり、“日中友好の象徴”と言われた非常に深い関係です。合弁会社を設立し、自動車向けの鉄板などの製造を行なってきました。

 ですが、近年は中国の成長鈍化を受けて米国やインドなど今後さらなる成長が見込める地域へ投資する戦略の見直しをしたとされます。また中国の自動車市場で電気自動車(EV)が拡大し、製品の主な供給先となる日系自動車メーカーが競争激化で苦戦していることも影響しています」(関氏)

 今年に入り、ホンダが現地2工場の閉鎖・休止、日産自動車も一部工場を閉鎖。三菱自動車は昨年10月、中国からの撤退を表明した。自動車部品関連のワイヤハーネス(組み電線)製造を行なうフジクラも一部の工場を閉鎖すると発表している。

 自動車関連各社は変化するEV市場への対応を迫られているようだ。ホンダは工場閉鎖について、こう説明する。

「大前提として、弊社は中国から撤退するわけではありません。一部の工場を閉鎖、または中止しますが、EVシフトを取るための取り組みの一環です。生産能力の適正化を図るため、2024年中には、EV工場を2つ立ち上げる予定になっています」(広報部)

 中国でのビジネス展開が、これまでと違った局面を迎えていることはたしかだ。

【脱中国】ホンダ・伊勢丹・日本製鉄・モスバーガー…中国から撤退・工場閉鎖する日本企業が続々 個人消費が低迷しデフレ深刻化、不況が長引く懸念 (msn.com)

それで、この一年で中国から撤退、もしくは事業を縮小している日本企業の一覧がこれだ。こんなにいるとは思わなかったが、これはもう中国脱出が始まっているんじゃないか。

まず、こちらも取り上げたのは鉄鋼関連である。これは韓国ポスコが危機的な状況であるときに中国の鉄鋼メーカーが国内デフレでの鉄鋼需要が減少したことに対して、低価格で世界中に鉄鋼をばらまいた。それによって安い中国製ばかりが買われるようになり、世界中の鉄鋼メーカーが苦戦している。

そもそも中国の鉄鋼メーカーは多すぎるんだよな。まあ、これが不動産バブルで中国人が全員住んでもお釣りがくるほどの不動産を建築させるに至った素材なわけだが。でも、新築なんて売れないだろう。不動産が余りまくっているんだから。

7月には日本製鉄と中国・宝山鋼鉄の合弁解消が発表された。今後、中国での鋼材生産能力を7割削減する。新日鉄も中国から引き揚げてくると。そういえば、新日鉄といえば、韓国からも撤退しそうな動きがあるのはご存じだろうか。

以前に取り上げたが新日鉄が韓国ポスコ株を全売却している。それによって業務提携を解消するわけではないと言い訳しているが、もう、ポスコ株がいらないてことは撤退の準備を始めているのだろう。なんせ次の政権で必ず徴用工問題をちゃぶ台返しされて資産現金化が加速するからな。本当、岸田政権はろくなことしなかったな。

次に自動車関連だ。自動車も中国企業の台頭が凄まじい分野の一つだ。政府のジャブジャブ補助金で安いEVを大量生産して世界中で販売している。もっとも、それによって中国の各地でEVの墓場と呼ばれるゴミ置き場が増えているという。

政府がEVに補助金を出してガソリン車を駆逐しているので、日本企業からすれば太刀打ちできないところにデフレとなり、自動車企業もどんどん事業を縮小していると。

「大前提として、弊社は中国から撤退するわけではありません。一部の工場を閉鎖、または中止しますが、EVシフトを取るための取り組みの一環です。生産能力の適正化を図るため、2024年中には、EV工場を2つ立ち上げる予定になっています」

ホンダはこのような言い訳をしているが、これはそのうち撤退するだろうな。

後、数年前では好調だったはずのヤクルトについてだが、これはデフレでヤクルトが売れなくなったのか。類似商品でも作られて売れなくなったのか。余談であるのだが、こちらは毎週、ヤクルトとジョアを届けてもらっている。

ヤクルトとジョアを毎日飲んでおけば、わりと健康維持するのによさげだと思うので続けている。まあ、そんなヤクルトが中国では大人気だったのに気がつくと苦戦に追いやられたと。どうなってるかを確認しようか。

ヤクルト本社が中国最大の現地法人、中国ヤクルト(上海市)で従業員800人を削減したことが8日わかった。全従業員の約2割に相当する。中国では景気減速が響き販売が落ち込んでいる。契約期間の終了した従業員の雇用を延長しなかった。工場では生産調整も実施している。

中国には中国ヤクルトと広州ヤクルトの現地法人2社がある。ヤクルト本社によると、2023年末の中国ヤクルトの従業員は約3400人で、22年末の約4200人から減った。商品配達員の「ヤクルトレディ」は含まれていない。

中国ではゼロコロナ政策の解除による消費拡大を期待し、23年1月に乳酸菌飲料「ヤクルト」などを約1割値上げしたものの、景気減速で販売は低迷している。中国ヤクルトの1日の販売本数は23年1〜9月に253万本と、前年同期に比べて23%減った。東京電力福島第1原子力発電所の処理水放出に伴う日本製品の購入意欲低下も影響したとみられる。

ヤクルト本社は中国事業の悪化を受けて、23年11月に24年3月期の連結純利益の見通しを65億円下方修正した。前期比3%増の520億円を見込んでいる。

ヤクルト、中国で800人削減 販売不振が影響 – 日本経済新聞 (nikkei.com)

まあ、これが2024年2月の記事であるが、やはり、中国がデフレになって売れないと。ヤクルトと福島原発処理水は関係ないと思うんだが、それも影響したと。

ただ、事業は好調であったと。値上げなどもあったしな。普通に利益を増やしてるのだから国内販売は順調だと。

後はモスバーガーか。モスバーガーは元々、日本発祥なので別に中国に事業展開しなくてもいい。たまに食べるがトマトとチーズの入ったモスバーガーが上手いんだよな。ポテト好きとしてでかいポテトも嬉しい。いつもできたてを用意してくれる。

もう、モスもマックのセット価格もそこまで値段変わらないので、まあ、ここまで行けば好みだったりする。

後は資生堂だな。デフレになれば高級化粧品が売れるわけないよな。バブルの頃は資生堂は中国で売れ行き好調だったが、コロナ禍で一変した。外出しないと化粧品の存在が皆無となってしまい苦戦を強いられた。コロナ禍は需要が戻ってきたが、ここにデフレがやってきて、中国人は激安ショップでしか物を買わなくなった。高級化粧品なんて売れるわけないと。

次に三越伊勢丹ホールディングスだな。こちらは百貨店というのは高級なイメージがあるので、これも中国がデフレだと厳しい分野だろう。そりゃ閉店するよねと。

後、こちらが気になっているのは米IBMが中国から引き揚げるというやつだ。これは以前にも取り上げたので簡単に触れておくだけだが、このように米中対立が激化や中国の景気低迷が続けば、世界中の企業が脱中国を始めて行く。

中国は対中半導体規制が強化された対抗手段としてエヌビディアを追い出すそうだが、余計に中国離れを加速させるという。