韓国 先日、7から9月期の韓国輸出がー0.4%となったことで、韓国の経済成長が0.1%という酷い結果が出てきたわけだが、正直に述べて韓国政府や韓銀の見通しが楽観的すぎて、韓国経済の未曾有の危機が2023年上半期から続いてる事を理解していない。
半導体輸出が増えたからと輸出は順調だ。内需も回復してきている。ここ半年ぐらい韓国政府が述べてきたことだ。でも、その時だって半導体以外の輸出は駄目だという数値は確かに出ていた。問題はその半導体輸出もピークを迎えているてことだ。
こちらは韓国経済の専門家として内需壊滅状態を維持すれば状況が酷くなる一方。だから、2024年の上半期に利下げするべきだと何度も述べてきた。しかし、利下げするゴールデンタイムを完全に見逃して内需をさらに壊滅させたのは無能な韓銀の責任だ。
米韓金利差が怖いから利下げしない。その結果がご覧の有様だよ。しかも、韓銀にとって想定外なのは米国が利下げしたからとウォンが上がるわけではなかったてことだ。これでは何のために高金利、高物価を維持してきたのか。これは結果論に過ぎないが、もの凄く間抜けです。
米韓金利差2%維持して韓国ウォンと株価を守るんだ。だから金利は1年半以上、据え置いた。韓銀の総裁はどうせ責任なんて取らないだろうが、韓国庶民からすれば最悪である。
飲食物価が世界一となり、まともな食事にもありつけず、一日一個のおにぎりや、カップメンで飢えを凌ぐ生活を余儀なくされた。家賃は高騰してホームレスも沢山増えた。内需を支えていた建設業の不振もそうだ。全ては高い金利がもたらしたことである。
ここまで酷くなってるのにまだユン氏や韓銀総裁が有能だとか思っている日本人がいるんだろうか。どう見ても無能ですよ?おそらく前の韓銀総裁のほうがよほど有能だったぞ。ユン氏はムン君なんかと比べて遙かに無能だからな。
ムン君が借金を増やしたからといいながら、自分らも大規模な予算を組んで借金増やしまくり。ムン君の場合はコロナ禍という特殊な事情があったが、ユン氏の場合は何もないという。しかも、日米に土下座外交という周りを無視した外交を続けて、北朝鮮を敵視した結果、今度は北朝鮮に滅ぼされそうになっている。
このまま行けばユン氏は歴代一無能で最悪な大統領と韓国史に語り継がれるだろうが、そろそろ弾劾するべきなんじゃないか?身内だけを庇って正義も何もないからな。どうせ支持率だって最低だろう?最新の支持率を見ておくか。
記事を引用しよう。
【ソウル聯合ニュース】世論調査会社の韓国ギャラップは25日、全国の18歳以上の1001人を対象に22~24日に実施した調査の結果、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は前回調査(15~17日)より2ポイント下落した20%だったと発表した。支持率20%は就任後最低タイ。不支持率は1ポイント上昇した70%だった。
尹大統領の支持率は9月第2週に就任後最低の20%を記録した後、20%台前半で推移していたが、再び20%まで下がった。
尹大統領を支持する理由は「外交」(27%)、「国防・安全保障」(9%)、「決断力・推進力・根気」「全般的によくやっている」「医学部定員の拡大」(いずれも5%)、「主観・所信」(4%)などの順だった。
支持しない理由は「金建希(キム・ゴンヒ)夫人を巡る問題」(15%)、「経済・国民生活・物価」(14%)、「コミュニケーション不足」(12%)、「全般的にうまくできていない」「独断的・一方的」(いずれも6%)などと続いた。
ギャラップは、今の尹大統領が「間違っている」とする回答者が多く、特に最大野党「共に民主党」支持者や40代などではその割合が90%を上回ると指摘。これまで尹大統領を高く評価していた与党「国民の力」支持層でも支持が48%、不支持が40%であまり差がないと説明した。
政党支持率は国民の力と共に民主党がそれぞれ30%で同率だった。「祖国革新党」は6%、「改革新党」は4%、「進歩党」は1%、支持政党がない無党派層は27%だった
北朝鮮とロシアの軍事協力強化については、「脅威だ」という回答が73%、「脅威ではない」という回答が21%だった。
韓国政府のウクライナ支援については、「医薬品や食糧など非軍事的支援だけすべき」が66%、「いかなる支援もすべきではない」が16%、「武器など軍事的支援をすべき」が13%だった。
尹大統領支持率20%で最低タイ 与党と最大野党は30%で同率(聯合ニュース) – Yahoo!ニュース
韓国人もようやく無能だと理解してきたのか。もう、支持率も20%じゃないか。しかも支持しない理由が身内の犯罪隠しだもんな。いや、キム・ゴンヒ氏の関連がここまで大きくなるとはな。
最初から本当のことを認めて国民に謝罪して本人を反省していると述べて、キム氏に何らかの重い罰を与えておけば良かったのに、権力で検察操って全部不起訴だもんな。ユン氏は検察出身のはずだが、法と正義を守るなんて、ただし、身内は「特別」という括弧書きが付いていると。そりゃ信頼できないですよね。
まあ、さっさと弾劾されたほうがいいんじゃないか。北朝鮮に滅ぼされる前にな。ああ、そうだ。キム・ゴンヒ氏といえば、不起訴にした検察総長が弾劾されるという話がある。ええ?本当かよ?と思うかもしれないがマジなんだよな。
ユン大統領が妻、キム・ゴンヒ氏の犯罪を庇って国民から大反発を受けているのは何度か知らせた通り。しかも、最近、ドイツモーターズ株価操作疑惑を検察がなぜか不起訴処分にした。明らかに大統領の妻だからと犯罪を見逃すような甘い対応に野党の共に民主党が動いた。
だが、矛先は大統領やキム・ゴンヒ氏ではない。なんと、沈雨廷(シム・ウジョン)検事総長の弾劾訴追案を提出する方針である。これには驚いた。韓国に三権分立があるかどうかは知らないが、野党が検察総長を弾劾に動くなんて前代未聞だ。でも、韓国では検察総長が弾劾されるのは7回目とか。わりと起きているのか。
問題はこの訴追案の可決条件が在籍議員の過半数の賛成が必要であること。そして、野党は4月の総選挙で170議席を持っている。つまり、野党の賛成だけで可決されるのだ。
まあ、これは野党がユン氏の周りから落としていこうという作戦だろう。でも、あれだよな。法律の最高地位にいる検察総長が大統領の身内の犯罪を庇うとか。そんなのは法治国家じゃないよな。
【ソウル聯合ニュース】韓国の最大野党「共に民主党」は18日、輸入車ディーラーの株価操作事件に関与した疑いが持たれていた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏について、検察が不起訴処分にしたことに反発し、沈雨廷(シム・ウジョン)検事総長の弾劾訴追案を提出する方針を決めた。
弾劾訴追の手続きや時期などは党内で協議し決める。
国会で検察官の弾劾訴追案を可決するには在籍議員の過半数の賛成が必要だ。共に民主党は国会(定数300)で170議席と過半を占めており、沈氏の弾劾訴追案は可決するとみられる。
韓国で検事総長の弾劾訴追案が提出されたことはあるが、可決したことはない。検事総長の弾劾訴追案が提出されれば憲政史上7回目で、2001年以来となる。
2022年の尹政権発足後、国会では共に民主党主導で5人の公職者の弾劾訴追案が可決した。共に民主党は李在明(イ・ジェミョン)代表の捜査を担当した検事ら4人の弾劾訴追も進めている。
韓国最大野党 大統領夫人不起訴で検事総長の弾劾推進へ=可決なら史上初-Chosun Online 朝鮮日報
これで可決はほぼ確定だが、検事総長が消えたら不起訴処分が取り消しになるのか?韓国の法律はよくわからない。でも、共に民主党を素直に応援できないのは…。
李在明(イ・ジェミョン)代表の捜査を担当した検事ら4人の弾劾訴追も進めている。
つまり、これも野党の代表を庇うてことで、あれ?同じ穴の狢じゃないのか。このように正義なんてどこにもないが、政治の世界では議員の数が多い方が勝つのだ。特に単独過半数あればだいたい何でもアリだ。ユン氏は大統領拒否権を行使して対応するが、それは諸刃の剣だ。国民からすればただの独裁だからな。
誰が見ても不正操作してるのにそれを大統領の妻だからという理由で不起訴処分にするなんて庶民の感覚からすればあり得ない。しかも、例のブランドバッグ事件もある。ユン氏はさっさと妻を切った方が良いんじゃないか。自分が弾劾される前にな。
とまあ、このようにまずは外堀を埋めるような動きがあると。検察総長が弾劾されたら、どうなるかは知らないが。韓国だしな。特に問題ないよな?だって弾劾できるシステムなんだから。
なんか、経済成長の話から支持率、検察総長の弾劾とか、どんどん経済から話がずれている気がするのでここで戻そう。実は格付け会社のムーディーズが、韓国はもう駄目だと述べている。韓国は格付け会社を毎年、接待して国の格付けを高評価してもらってるが、このままだと格下げですか。賄賂が足りないんじゃないですかね。
では、記事を引用しよう。
韓国経済を支える輸出が後退し、今年7-9月期の実質国内総生産(GDP)は前期比0.1%増にとどまった。政府の今年の成長率予測値(2.6%)はもちろん、韓国銀行(韓銀)の予測値(2.4%)達成は事実上水の泡になったという評価が出ている。輸出が停滞し、内需市場回復の火種まで消えかねないという懸念の声が高まっている。
韓銀によると、7-9月期の実質GDPは前期比0.1%増だった。マイナス成長した4-6月期の成長率(-0.2%)に比べ小幅反騰したが、予想値(0.5%)を大幅に下回った。崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相兼企画財政部長官はGDP発表直後に会議を開き、「内需回復過程で輸入が増加し、輸出が調整を受け、成長の強度が予想に達しなかった」と評価した。
低い成長率は輸出の影響が大きい。輸出は自動車・化学製品などを中心に前期比で0.4%減少した。輸出がマイナスに転じたのは2022年10-12月期(-3.7%)以来。輸入は機械や装備を中心に1.5%増えた。純輸出(輸出-輸入)が成長にどれほど寄与したかを評価する「成長寄与度」は-0.8%ポイントだった。輸出が成長率を1%ポイント近く引き下げたということだ。
韓銀は成長エンジン(輸出)が冷めた原因として情報技術(IT)品目の成長鈍化と自動車など非IT品目の不振を挙げた。韓銀のシン・スンチョル経済統計局長は「7-9月期には韓国GMのストライキ、電気自動車キャズム(一時的需要停滞)などの影響で自動車や二次電池などの輸出が振るわなかったうえ、半導体などIT輸出増加率も4-6月期に比べ低下した影響で成長率が予想値に達しなかった」と説明した。
輸出の回復がカギとなる。政府が内需活性化に財政を投入するのが難しい点も輸出に期待する理由だ。今年は約30兆ウォン(約3兆3000億円)の「税収パンク」が予想される状況だ。政府の楽観的な見方にもかかわらず、輸出に対する懸念の声は多い。増加傾向だった輸出は今月に入って20日基準(327億6600万ドル)で前年同期比2.9%減少した。中国経済の5%台成長が難しくなった点も作用している。
グローバル格付け機関ムーディーズは24日、「成長が続いていた輸出が減少し、韓国は成長動力を失った」とし「半導体スーパーサイクルの変動性が拡大し、危機を迎えた」と警告した。現代経済研究院のチュ・ウォン経済研究室長は「当分は輸出が成長を牽引するのは容易でない」とし「内需市場を生かすためにも政府は来月、政策金利を引き下げる緩和的通貨政策を考慮するべき」と助言した。
韓国、輸出後退で7-9月期は0.1%成長…ムーディーズ「動力失った」 | Joongang Ilbo | 中央日報
この記事の前半は前回の復習みたいな感じになるが、後半は非常に面白い。
自動車や二次電池などの輸出が振るわなかったうえ、半導体などIT輸出増加率も4-6月期に比べ低下した影響で成長率が予想値に達しなかった。
なんかストライキがどうとか言い訳しているが、半導体の輸出増加率が減っているてことだ。ということは半導体輸出のピークは9月だったんだろうか。こちらは8月辺りを予想していたが、ついに尻尾を掴んだ。そして、DRAM価格が落ちたのもこの頃だ。この時点で韓国の輸出主導では成長は望めないと。SKハイニックスは儲けてるかもしれないが、サムスン電子が危機的ではどうしようもない。
政府の楽観的な見方にもかかわらず、輸出に対する懸念の声は多い。増加傾向だった輸出は今月に入って20日基準(327億6600万ドル)で前年同期比2.9%減少した。中国経済の5%台成長が難しくなった点も作用している。
韓国政府の言うことは全く当てにならないのは、既に今年の成長率2.6%目標達成が大幅不可能だということでもわかるだろう。しかも、10月20日の時点で輸出はまた減っているという。ああ、これは10月は下手したら貿易赤字なんじゃないか。
中国の過剰輸出もそろそろ限界を迎えているのはわかるが、それよりも中国が半導体技術を劇的に向上させたあげく、裏からTSMCのチップを密輸しているてことだ。このような裏ルートが暴露されて、米国の対中半導体規制を強化されるかもしれない。
機関ムーディーズは24日、「成長が続いていた輸出が減少し、韓国は成長動力を失った」とし「半導体スーパーサイクルの変動性が拡大し、危機を迎えた」と警告した。
なんと、ムーディーズがもう、韓国経済は成長原動力なくなったので危機的だと。これは明らかに格下げの予兆である。半導体しかない韓国にとって、半導体が転けたら、国が崩壊する。すげえな。韓国。半導体だけでここまで言われるのか。
これが日本なら、自動車が駄目といわれても、ああ、そうですかに終わるんだが、韓国の場合は終わらない。半導体が駄目なだけで韓国経済危機だと認識されるのである。しかも、ムーディーズからだ。
半導体が駄目なのにここにきてウォン安も進行中だ。既に26日の時間外で1392ウォンまで墜ちている。本当に1400目前なのだ。今月で到達する可能性が大いにある。
輸出が減少しているのにウォン安で輸入物価が高騰。内需は壊滅したまま。だから、利下げに動けと述べるが、そもそも一度に0.5%など、大きく利下げしない限り、ほとんど意味はない。でも、韓銀は大きく利下げしたら銀行が潰れるのでそれをしない。
少なくとも今年の5%利回りの100兆ウォンの金融商品が満期を迎えるまでは利下げしたらヤバイ。利下げしたら預金が減るので、銀行は金融商品の償還する金がなくなる。だから、韓銀は崖っぷちの自営業や飢えて苦しんでる庶民は見捨てて銀行を助けるのだ。
それで、ここからは今後の経済予測というか。今、思いついたことを述べておく。それは韓国はスタグフからデフレになる恐れがある。スタグフとは経済活動の衰退と物価上昇医を同時に起こる現象のことだが、これがデフレになるとはどういうことなのか。
それは韓国の物価が急激に下がってるのだ。これは明らかに韓国人が消費を控えてることになる。消費を控えれば内需は低迷するので、普通に考えれば物の値段は下がる。中国経済がまさにこの状態だ。
ただし、韓国の場合だけ。異常に飲食物価が高い。中国はデフレになれば飲食物価が凄まじく安いことは紹介した。だとしたら、韓国の飲食物価を除いた物価は既にデフレに突入している可能性があるてことだ。しかも、仮にデフレなら内需低迷しているので、デフレスパイラルである。中国が苦しんでるデフレスパイラルに韓国が2025年に飛び込むかもしれないてこと。ええ?それは面白そうだって?
大丈夫、韓国には中国のような大規模な景気刺激策は打ち出せない。なぜなら、今年だけで30兆ウォン税収不足だ。つまり、デフレスパイラルになれば、成長のエンジンが止まった韓国経済は生き残れるのか。
そろそろ2025年の展望を語る時期だと思ったが、これが2025年のテーマになるんじゃないか。韓国はデフレスパイラルに陥るのか。しかも、デフレというのは富裕層にとっては恩恵を受けやすい。経済の二極化がますます進むてこことだ。
もう一つの展望はまだ日本の選挙も、アメリカ大統領選挙の結果も出ていない。トランプ氏が勝つか。ハリス氏が勝つかで韓国の運命も大きく左右される。なので、外交的な展望は12月以降になるんじゃないか。
後、いきなり大問題となっている北朝鮮への対応だ。ユン氏が北やロシアと対話姿勢に動くとは思えないので、それがこの先、韓国に何をもたらすのか。ロシアがウクライナ戦争に勝とうが、負けようが、ロシア関係が最悪になれば韓国にとっては致命的だ。
2024年は生成AI特需で韓国輸出は増えているが、内需が壊滅したままの状態。2025年は輸出も減り始め、内需も駄目というところからスタートする。もちろん、積もりに積もった政府債務、家計債務、企業債務などもある。天文学的な負債を背負っている韓国電力の電気料金値上げの問題もある。少子高齢化社会も到来しており、出生率は0.7と世界最悪。
このようにざっと見ていくと問題点を挙げだしたら山ほどあって切りがないんだよな。確実に言えるのは2024年よりも状況は悪化するてことだ。