韓国 今日は2024年12月23日月曜日である。いよいよ2024年もわずかとなった。既に年末の雰囲気がスーパーにいけばクリスマスと一緒にお正月用の惣菜も売られているのですぐわかるが、こちらはユン氏のせいで非常に忙しい。普段はほとんど気にかけてない政局ニュースを色々とチェックするようになって韓国議員の名前を色々と覚えることになったと。
しかも、韓国の検察や警察、憲法裁判所の細かい手続きとか。そういうのも色々と出てくるので自然と知識が増えていく。まあ、これも重要なんだ。何しろ、わりと韓国の未来が警察、検察、さらに公捜処、それに憲法裁に委ねられている。特にユン氏を内乱罪で逮捕できるかはとても重要だ。
だが、ユン氏は明らかに時間稼ぎをしている。捜査本部の出頭要請にも従わない。捜査は任せる。協力するといいながら、全くもって協力する気がない。これではますます民心はユン氏から離れていくだろう。そして、25日午前10時、公捜処に出頭せよとい二度目の出頭要請書が発想したようだ。
ちなみに三組織によるユン氏の捜査は合同捜査に切り替えて、それを公捜処が受け持つことになった。名前は共助捜査本部(共助本部)となっている。
では、記事を引用しよう。
12・3違法非常戒厳宣布事件を捜査する共助捜査本部(共助本部)が20日、内乱首謀者などの容疑を受ける尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に、25日に出頭して調査を受けるよう2回目の出頭要請書を送った。1回目の要請を拒否した尹大統領が出頭するかどうかが注目される。尹大統領が出頭すれば、犯罪被疑者の身分で捜査機関に出頭する韓国初の現職大統領となる。
20日午前、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)、警察庁国家捜査本部特別捜査団、国防部調査本部で構成された共助本部は、尹大統領に25日午前10時までに京畿道果川市(キョンギド・クァチョンシ)にある政府果川庁舎内の公捜処に出頭するよう求める出頭要請書を通知したと明らかにした。尹大統領の捜査は、これまで検察、警察、公捜処がそれぞれ進めてきたが、最近、公捜処に一元化された。
共助本部は同日、チャ・ジョンヒョン公捜処部長検事名義の出頭要請書を、大統領官邸と大統領室総務秘書官室、付属室の3ヵ所に速達郵便と電子公文で送った。尹大統領の容疑には内乱首謀と職権乱用権利行使妨害が含まれた。1回目の出頭通知の時は、人を通じて伝達を試みたが、大統領警護処などが受け取りを拒否した。
共助本部がクリスマスの25日を出頭日に定めたのは、大統領の警護問題などを考慮したためだという。前例のない現職大統領の調査のため、庁舎を出入りする人が少ない祝日に日を決めたのだ。尹大統領側が警護の問題を理由に再び出頭を拒否する可能性があるため、これを事前に遮断する狙いもあるようだ。
尹大統領が25日に出頭するかどうかは未知数だ。尹大統領は、「18日までに出頭せよ」という公捜処の1回目の出頭要請に応じなかった。検察の特別捜査本部が15日までに出頭するよう要請した出頭調査にも応じなかった。
その後、検察は21日にも出頭するよう通知したが、事件が公捜処に移り、この調査は実現しなかった。尹大統領側の石東炫(ソク・ドンヒョン)弁護士は20日、記者の電話取材に対して、「(25日まで)期間が残っている状態で、むやみにあれこれ言い立てる状況ではない」と話した。
石氏は前日、ソウル高等検察庁の前で記者団に、「弁護団の選任後、(出頭するかどうか)明らかにする」と話した。公捜処は、「20日現在、まだ弁護人選任届が提出されていない状況」と明らかにした。
警察の特別捜査団(禹鍾壽団長)は同日、韓悳洙(ハン・ドクス)大統領権限代行(首相)と朴鍾俊(パク・ジョンジュン)大統領警護処長に対する調査も終えたと明らかにした。
韓氏は、国会で14日に大統領弾劾訴追案が可決される前に対面調査を受けた。朴氏は、尹大統領の指示を受けて戒厳宣布3時間前に趙志浩(チョ・ジホ)警察庁長と金峰植(キム・ボンシク)ソウル警察庁長をソウル市鍾路区三清洞(チョンロク・サムチョンドン)の大統領の安全家屋に呼んだという。
共助捜査本部「25日午前10時、公捜処に出頭せよ」、尹大統領宛に2度目の出頭要請書発送 | 東亜日報
まあ、これはこちらの予測だがユン氏は何らかの理由を付けて出頭要請に応じないとみている。応じなければ捜査は一向に進まないのだが、当然、憲法裁判所の弾劾理由が一つ増える。憲法裁判所はユン氏の弾劾訴追案成立後の行動も判断材料にしているはずだ。だから、ユン氏は素直に捜査に協力したほうが裁判官の心証は良くなると思うのだが、俺は大統領だぞという無駄なプライドが邪魔して捜査に協力なんてしないだろうな。
でも、ユン氏がクーデターの首謀者であることは戒厳令を自身で発表したのだから、子供でもわかるんだよな。だから普通はすでに逮捕されていて当然なのに、それができてないのも大統領だからだ。弾劾訴追案の成立で職権は停止されてるが、職を失ったわけではない。
こちらは憲法裁判所がユン氏の弾劾を否決するとは思ってないので無駄な抵抗だとおもう。国民情緒法が許すわけないじゃないか。なんせ野党のイ・ジェミョン代表は「光の戦士」としてロウソクデモの先頭にたった。彼は闇の魔王「尹錫悦」を打ち倒そうと光を集めているのだ。LED蝋燭に照らされた光が光の戦士を強くする。
なんかファンタジーぽいが、本当のことなんだ。そして、戒厳令から大規模なデモが起きていたわけだが、その様子が徐々に反日路線が登場している。中々面白いので紹介しよう。
記事を引用しよう。
反尹錫悦デモに「反日スローガン」
いま韓国では尹錫悦大統領に対する国民的弾劾集会が盛んにおこなわれている。このデモの様子を注意深く見ていると、自発的に参加している群衆のところどころに参加団体の旗が立っているのが分かる。そしてそこには過去のろうそくデモなどと同じように民主労総などの進歩系団体の名が目立つのだ。当然のようにそうした団体からの参加者は、反米・反日スローガンも掲げている。
つまり尹錫悦大統領の弾劾を機に、尹錫悦政権の日本への融和的な外交を批判し、韓国国民の反日感情を刺激する扇動が再び始まったのだ。この状況から読み取れることは、今後の韓日関係だけでなく、韓米日の協力までもが暗礁に乗り上げてしまう可能性が出てきたということだ。
共に民主党は早くも、「尹錫悦大統領は突発非常戒厳で日本の天皇に忠誠を誓った」という噴飯物の疑惑を組織的に提起し始めている。
まず、1次弾劾案の国会通過が挫折した10日、四つ星将軍出身の共に民主党の金炳周(キム・ビョンジュ)議員は「信頼できる情報提供によれば、ヨ・インヒョン防諜司令官は3月の段階から戒厳施行計画である作戦名『忠誠8000』訓練を集中的に実施していた」と主張した。
続いて「人員を補強し、作戦段階別に点検を行い、査閲まで行うといった集中訓練はなんと2週間も続いたそうだ。当時、部隊員たちは例年とあまりにも違う訓練を不思議に思ったという」と情報内容を説明した。
要するに、ヨ・インヒョン防諜司令官が国会で行った「戒厳を事前企画したという主張は全く事実ではない」との説明について、共に民主党は「うそだ」と反撃したわけだ。
戒厳令作戦名は「君が代」にちなんで?
さらに論争のネタになっているのが、共に民主党が戒厳令の計画名だったとする「忠誠8000」の意味についてだ。
なぜ作戦名が論争になるのか。実はこれに関して、16日、元記者出身の共に民主党の盧宗勉(ノ・ジョンミョン)議員が、ケーブルチャンネルJTBCの「ジャンルマン汝矣島」というYouTubeライブ放送に出演し、次のように解説したのだ。
「日本の国歌『君が代』には2つの数字が出てくる。一つが1000でもう一つは8000だ。だから、天皇が1000年、8000年、小石が岩になるまでとか、とにかく年年、歳歳、万歳という内容の歌詞が入っているのだが、この8000が作戦名の忠誠8000で、春にあった戒厳対策訓練だ」
日本人にしてみればなんとも荒唐無稽な“解説”に聞こえるだろうが、盧議員は続けて「1000」という数字との関連について、次のように主張した。
「8000は偶然かもしれないとも思ったのだが、なんと、当選日から1000日目に作戦(戒厳令)を敢行したというのだから、ただただ鳥肌が立つ状態だ(大統領選挙で当選した2022年3月9日から戒厳令が宣布された24年12月3日はちょうど1000日目にあたる)。しかも、もともと非常戒厳宣布の予定時間が10時だったのだよ! 10:00!」
まだ真偽不明の情報にすっかり乗せられる人々
現時点では「忠誠8000」という戒厳訓練ないし計画が本当にあったのかどうかは不明で、共に民主党の一方的な主張にすぎないのだが、放送で盧議員は「これは確かな事実です」を強調し、司会者も既定事実として受け入れ、「なぜ8000なのかに対するきちんとした釈明が必ず必要だ」と相槌を打つ有り様だった。
韓国・尹大統領の弾劾訴追案「可決」 与党議員の賛成 8人を上回る
これまでも共に民主党は、荒唐無稽な疑惑をいくつも提起し、メディアを通じて大々的に宣伝してきた。そして国民は、それをあたかも事実であるかのように受け入れてきた。
今回もネットのコメント欄には、「偶然が重なるならばそれは偶然ではない」、「なぜ12月3日だったのかわからなかったが説得力がある」、「君が代の歌詞は天皇の支配が永遠であることを願う内容」などの書き込みが寄せられている。
日本の反応を嘲り笑うような報道
尹大統領の弾劾を残念がる日本側の気持ちも、韓国メディアでは韓国人の反日感情を刺激する材料として使われている。
「“こんなに譲歩してくれた大統領はいなかったのに…”弾劾が残念な日本メディア」(JTBC、16日ニュース)
「日本メディア、“尹氏ほど日本の要求をよく聞いてくれた大統領はいなかったのに”」(国民日報 16日記事)
「“尹氏、日本からの要請にしっかり対応してくれたのに……”雰囲気がどんなに良かったか」(ソウル新聞 15日記事)
特にJTBCは、尹大統領弾劾に対する日本の主要日刊紙の反応を紹介する自局のニュースに、過去の尹政権の対日外交を「親日外交」と批判してきた共に民主党や進歩系政治家の発言を編集したYouTubeコンテンツを製作、「日本が“いいカモ”と認証してくれた。国民の怒りに油を注ぐ」というタイトルでアップロードした。
この動画のコメント欄にも予想通り、「龍山総督府と認めた」「日本にどれだけ与えたら気が済むのだろう」「このレベルならいいカモではなくスパイだ」等々の書き込みが連なった。
次期大統領は「反日大統領」となる可能性大
尹錫悦政権は韓日関係改善のために日本との問題解決に積極的に応じ、国民世論に反する「徴用工賠償問題解決のための第3者弁済案」「佐渡金山のユネスコ登載賛成」などを推し進めた。そのため野党から「売国政権」「日本帝国の龍山総督府」などの非難を受け、支持率低迷の原因となった。
しかし、そのおかげで文在寅政権で壊れかけていた韓日関係が急進展し、シャトル外交の復活、韓米日安保協力という外交的業績を引き出したのである。
韓国の次期大統領として有力視されている李在明(イ・ジェミョン)氏は、「反日」を自分のウリにするほど韓国を代表する「反日政治家」だ。もし李氏が大統領選挙前に最終的な有罪判決を受けてしまい、大統領選出馬が不可能となっても、彼に代わって出てくる共に民主党系列の候補もみな反日政治家ばかりだ。
国民の力は与党として尹錫悦政権の戒厳令に対する共同責任があるだけに、次期大統領選挙で同党候補が韓国国民から選ばれるのは難しいとの見方が大勢だ。つまり、韓国の次期大統領は、親中・反日路線が明確な進歩系から選ばれる可能性が非常に高い。そうなれば韓日関係は文在寅政権時代に逆戻りし、米国が主導する韓米日安保協力も大きな難関にぶつかることになるだろう。
反日デモ化しはじめる反尹錫悦デモ、韓国野党は「尹大統領は戒厳令で天皇に忠誠を誓った」との噴飯陰謀論で反日扇動
なんだって。ユン氏はあの戒厳令で我が国の天皇陛下に忠誠を誓ったのか。こんなデマを誰が信じるのかと思うかもしれないが、彼らはこうやってデマを流して反日扇動するのは朴槿恵政権のロウソクデモから何も変わらない。あのときは巨大な慰安婦像にギロチンまで出てきたからな。最高に笑えたが。