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韓国【弾劾審判】国会側弁護団、弾劾訴追案の「内乱罪」の部分を弾劾事由から撤回すると明らかに…時間がかかる

韓国 さすが韓国だよな。こちらの想定を遙かに超える斜め上を新年早々やってくれる。例えば、ユン氏の逮捕状を出しておいて執行まで公邸を囲んだはいいが、流血沙汰を恐れて大統領を逮捕もできずに終わるという。しかし、これは準備不足だった可能性もある。ただ、問題はそれじゃない。

なんと国会側弁護団、弾劾訴追案の「内乱罪」の部分を弾劾事由から撤回すると明らかにした。ええ?じゃあ、ユン氏になんで内乱罪容疑で逮捕状を出しているんですかね。弾劾した理由が根本的に消え去るんですが。こんなわけのわからないことを言われてもな・・・新年から「はぁ?」としか言いようがないぞ。いやいや、こんな斜め上まで想定できんよ。

だってこれだと弾劾された理由が消えるので、憲法裁判所の判断はどうなるんだよ。内乱容疑で弾劾されたからと納得していたはずなんだが・・・。うん。もう、勝手にやれよ。彼らの思想に付き合うのは疲れるだけだ。

(ソウル=聯合ニュース)尹錫悦大統領の2度目の弾劾審判弁論準備期日を終えた後も、国会側と尹大統領側は場外攻防を続けた。

尹大統領側代理人団の保潤弁護士は3日午後、憲法裁判所審判廷を出て、「大統領は国民が選んだ国家元首、唯一の国民の代表」とし、「(大統領に対する)弾劾審判の手続きは、ある意味では刑事手続きよりも重要な適法手続きが重用されなければならない」と主張した。

それと共に「迅速を前面に出して手続きを省略したり手続きを緩和して行うこと自体が証拠法違反であり適法手続き違反」と話した。

尹大統領が憲法裁判所に各種書類と証拠目録を適時に提出せずに「裁判遅延」戦略を使っているという国会側の主張に反論したのだ。

裁判所が準備手続きを終結し、今月14日に弁論期日を決めたことについて、尹大統領側の(ペ・ジンハン弁護士は、「憲法裁で3カ月、5カ月に(弾劾審判)時間を決めて、これまで調査ができなくても無条件に(準備期日を)切ると言ったのは、裁判制度としては非常に問題が多い」とも指摘した。

反面、国会側代理人団は「裁判所で適切に訴訟指揮をしてくれて予想通り弁論期日を進行することになって幸い」と明らかにした。

国会側のキム・ジンハン弁護士は「大統領のいない空白は国家に不安を招き憲法的危機があるために早く克服しなければならないという趣旨があり、弾劾審判も同じだ」として「被告人の防御権のために一つ一つ問い詰めて判断しては国家的危機が到来するほかはない」と話した。

金弁護士は、弾劾訴追案の内乱罪の部分を弾劾事由から撤回すると明らかにしたことについて、「内乱犯罪事実は依然としてあり、刑事法廷で有罪か無罪かが判断されるだろう」とし、「ただ、刑事訴訟の段階のように内乱罪を扱っていては、訴訟(弾劾審判)期間がやや長くならざるを得ないため、大統領の違法·違憲な行為を内乱ではなく憲法違反で構成するということだ」と説明した。

両側はこの日法廷に入る前にもユン大統領の非常戒厳宣言に対して各々「内乱が終わっていない」、「内乱事態という表現を使わない方が良さそうだ」として相反する立場を示した。

弾劾審判訴追委員であるチョン·チョンレ国会法制司法委員長はこの日午後1時40分頃、審理に出席し「内乱はまだ終わっておらず現在進行形」とし「12・3内乱の夜も全国民がテレビ生中継で見ており、一ヶ月後の今日裁判所の令状執行に応じなかった尹錫悦内乱首魁被疑者の法執行妨害する姿もテレビ生中継を通じて全国民が見守っている」と話した。

国会代理人団のソン・ドゥファン弁護士は「今進行している弾劾審判手続きが迅速に進行されることが最も有効適切な方法だと考え、このような点を憲法裁判所も誰よりも十分に知っているので、そのような方向で努力してくれると信じる」と明らかにした。

反面、ユン大統領側代理人団のペ・ジンハン弁護士は出席に先立ち取材陣に「本当に誤ったのかは証拠として徹底的に争わなければならない」として「内乱事態という表現は使わない方が良さそうだ」と話した。

ペ弁護士は「違憲かどうかを見るためには、なぜこのような手続きが進行されたのか経緯と結果、すべてを総合して国憲紊乱を判断しなければならない」と明らかにした。

一方、尹大統領の捜査機関出席を含む不応論議と関連し、代理人が立場を明らかにした。

尹大統領がこの日、高位公職者犯罪捜査処の逮捕令状執行に応じず、憲法守護の意志がないという指摘を受ける可能性があるという質問にペ弁護士は「とんでもない話」とし「法廷で令状実質審査を全て受けるだろうし、正当な逮捕令状であれ拘束令状であれ執行に対しては全て受け取って全て明らかにするだろう」と話した。

この日の弁論準備期日にユン大統領側からはペ・ボユン、ペ・ジンハン、チェ・ゴフン、ソ・ソンゴン、ト・テウ、キム・ゲリ弁護士など計6人の代理人が参加した。 代理人団のうち、尹甲根(ユン・ガプグン)弁護士は同日、尹大統領に対する逮捕令状の執行と関連し、漢南洞(ハンナムドン)の官邸に行った。

尹탄핵심판 ‘절차·속도’ 장외공방…尹측 “영장심사는 받을 것”(종합) | 연합뉴스

記事を何度も読んだがさっぱり理解できない。とりあえず時間がかかるから内乱罪は後回しという解釈でいいんだろうか。確かに内乱罪を適用するには綿密な調査や妥当性が求められるものな。しかし、ユン氏が強制捜査をなどに対抗して公邸に引きこもっていれば証拠を押さえるのも難しい。ただ、内乱罪を撤回すれば、弾劾している理由が憲法違反というのも弱いだろう。

あと、内乱は終わっていないから。内乱という言葉を使わないてのもよくわからない。もう、言葉遊びはいいんだよ。韓国の法律や解釈はあまりにも整理されていない。もちろん、現職大統領逮捕や弾劾裁判なんてほとんど行われないんだから、正式なマニュアルとかあるわけがない。でも、こんなぐだぐだになれば国民が見放すんじゃないか。野党だけではなく与党もな。

では、ネットの突っ込みを見ておくか。

1.逮捕状が発行された根拠は内乱罪ではないのかよ。

2.後に言う「弾劾革命」であった…

3.内乱罪いちいちやってたら時間がかかる
そんなものより尹を早く弾劾しろ
内乱罪は警察にやらせておけ!

4.こんな訳わからんことやってると野党支持率も在明の人気も下降傾向に拍車かかるぞ
一気に尹の首取るなんてできなくなるぞ

5.確かにな、180日ルールの中で内乱罪の構成要件該当性を判断するのは難しいか
弾劾審判が一審制ってのもあるだろうし

6.それな、一応は法律の範囲内でできることをやっているわけで
民主主義、法治ではあるんよな
あとは権限の有無、裁量権の逸脱乱用みたいな解釈が必要なところで
最高権力である韓国民の国民情緒との抵触が問題になっている感じw

7.韓国の大統領の逮捕理由っていつも変わるのな、朴のときも逮捕理由がどんどん変わってさ
どう見ても逮捕するのが目的で逮捕理由は後付けってのがよくわかったわ

8.さすが、身を挺して世界にエンタメを提供してくれる
Kエンタメにはかなわないねw

9.現職の大統領は内乱罪以外じゃ逮捕できないんだろ
じゃあ昨日の突撃ごっこは何だったんだw

10.憲法違反のみ弾劾するって、そもそも戒厳令のような大統領自身による高度な政治的行為を司法で裁けるのかよ。判例もほとんどないから学説でやるのか?政争のために条文の論理的解釈に国家の運命を委ねる気なのか?

以上の10個だ、

ネットでも弾劾理由がなくなれば弾劾訴追案そのものがやり直しという意見である。ただ、これはあくまでも国会の弾劾訴追案から内乱罪を外すであって、現在、捜査している公捜庁が国会弾劾訴追案が成立したから動いてるわけではない。あくまでも内乱容疑という形で捜査は継続されるはずだ。ただ、公邸で軍に守られているユン氏を逮捕するのは難しいてところだ。対立して衝突すればそれこそ内乱となり、戒厳令の正当性を持たせてしまう。

でも、それなら憲法裁判所の判断を待った方がいいんじゃないか。別にこちらはユン氏が逮捕されなくてもどちらでもいい。大事なのはユン氏が大統領として復職したところで国民はユン氏を歓迎することはないてこと。内乱罪が適用されようが、されまいが戒厳令が国を二分させたことに変わりない。