日別アーカイブ: 2025年1月7日

果物価格が14年ぶりの大幅上昇、新年の食卓物価にため息

新年、最初の韓国経済の話題だ。

昨年、韓国は夏頃までは物価高騰や異常気象で飲食物価世界一となって庶民は餓死寸前まで追いやられていた。それから物価は下がっていくのだが飲食物価はずっと高いままが続いている。

日本でもお正月に鍋でもと白菜を買おうとしたら、普段の数倍ぐらいの値段がしているのをスーパーで見かけた。これは白菜だけではない。お正月に人気ある野菜や果物は高いのだ。もっとも、昨年で一番驚いたのはイチゴの価格だ。1パック800円とかしてイチゴ買うより、イチゴのケーキを買った方が遙かに安いという。

でも、韓国の正月は旧暦だから2月頃だよな。なんで飲食物価がさらに上がっているんだろうか。そう思うかもしれないが、ここでユン氏の戒厳令からの大混乱でウォン相場が1500に到達しそうなことが大きく関わってくるわけだ。輸入物価の高騰で食品価格が上昇という流れだ。

では、記事を引用しよう。

主婦のカンさん(35)は最近、買い物をする途中、果物コーナーの前でしばらくうろうろしていた。「割引販売」という案内が顔負けするほど、手のひらほどのイチゴ1パックが1万ウォンを越えていたためだ。カンさんは、「数日前に実家に持っていくみかんを買うのに、4万ウォンもしてびっくりした。子供のおやつ用として家にいつも果物を買っておいたが、今年はそうするのも負担だ」とため息をついた。

昨年、果物などの農産物の物価が、14年ぶりに最も大幅に値上がりしたことが分かった。繰り返される異常気象で、春のリンゴから冬場のイチゴ、みかんまで、家庭でよく買い求める果物の価格が相次いで高騰した影響だ。最近になって、全体的な物価上昇率はやや落ち着いたが、食卓物価と直結する農産物の価格が乱高下しているうえ、「1ドル=1500ウォン時代」の可能性まで予想されており、新年の物価不安が大きくなっている。

●「イチゴケーキを売っても損」

昨年12月31日、統計庁が発表した「2024年12月および年間消費者物価動向」によると、昨年の農産物物価は1年前より10.4%上がったことが分かった。2010年(13.5%)以来14年ぶりの最大の上昇率だ。品目別に見ると、梨(71.9%)、みかん(46.2%)、リンゴ(30.2%)、白菜(25.0%)などの価格が高騰した。

果物と野菜を中心に、生鮮食品の価格は1年前より9.8%上昇した。これも2010年(21.3%)以来の最高値となる。このうち、果物類が含まれる新鮮果物の物価上昇率(17.1%)は、2004年(24.3%)以来20年ぶりに最も高かった。猛暑などの異常気象で、作柄が振るわなかったのが影響を及ぼした。

食卓物価が連日上昇し、家計の負担はなかなか減っていない。原材料価格の上昇分を価格に直ちに反映することが難しい自営業者も、泣きべそをかいている。忠清北道清州(チュンチョンプクト・チョンジュ)でカフェを経営しているイさん(32)は、「クリスマスと年末に、イチゴをのせたケーキの注文が増えたが、イチゴの価格があまりにも高く、収益があまりない」と話した。米やラーメンなどよく購入する品目を中心に構成され、体感物価に近い生活物価指数も昨年2.7%上昇した。

●ウォン安ドル高で新年の物価不安が上昇

昨年、全体消費者物価は1年前より2.3%上昇した。2020年(0.5%)以来、最も緩やかな上昇傾向で、政府の物価安定目標値(2.0%)をやや上回る数値だ。しかし、物価高が累積してきただけに、物価鈍化の流れを体感するのは難しい状況だ。ソウルで働いているソさん(28)は、「クッパ1杯が1万ウォンになって久しいが、依然として負担になる価格だ」とし、「給料がそれほど上がったわけではないからだ」と話した。ソさんは、コーヒー代でも節約するため、会社にインスタントコーヒーを持参している。これに先立って、消費者物価の上昇率は、2022年は5.1%まで高騰し、2023年も3.6%で高止まりした経緯がある。

乱高下する為替相場が新年から輸入物価を刺激しており、当分はこのような物価高の流れが続くものと見られる。経済低迷に非常戒厳と弾劾事態が重なり、最近のウォン相場は1ドル=1500ウォン台に迫っている。これに対し、原油価格が上昇の兆しを見せており、昨年12月の石油類の物価は1年前より1.0%上昇し、4ヵ月ぶりに上昇転換した。12月の消費者物価は1.9%上昇し、10月(1.3%)や11月(1.5%)より上昇幅が大きくなった。

韓国銀行のキム・ウン副総裁補は同日、物価状況点検会議で、「12月の消費者物価の上昇率は、これまでのウォン安ドル高の影響で1%台後半に上がっている。来月の消費者物価の上昇率は、最近のウォン安などの影響でさらに高くなる可能性もある」と見込んでいる。

果物価格が14年ぶりの大幅上昇、新年の食卓物価にため息 | 東亜日報

ああ、そうか。こちらが日本でいちごや白菜の値段があがっていると指摘したら、韓国でも普通に高騰していたと。でも、イチゴがワンパック1万ウォン以上ってなんだよ。だいたい1070円以上か。そりゃ買えないわ。

なぜなら、韓国の最低賃金が今年で1万ウォンを超えるが、それよりもイチゴが高いてことになる。もちろん、イチゴだけじゃない。ミカンやリンゴなども高いと。みかんをどれくらい買ったかは知らないが4万ウォンってあるな。箱買いでもしたんだろうか。

こちらは正月用にミカンを買ったが普通の袋の大きさで500円程度だったか。確かにお正月価格で値上がりは感じたが、買えないことはない。でも、イチゴは無理だった。クリスマスでイチゴケーキ需要が増えても、イチゴ高すぎて儲けでないとか。ケーキ屋さんは泣くしかないよな。

12月の消費者物価は1.9%上昇し、10月(1.3%)や11月(1.5%)より上昇幅が大きくなった。

こちらは昨年の10月頃に韓国の消費者物価が下がっていき、いずれデフレになると予測したのだが、トランプ氏の就任でのインフレ懸念や12月3日の戒厳令で、まさかのウォンが急落という事態。最後にウォンの1年の動きを振り返ろうか。見たら驚くとおもう。

ええ、これはなんですかって!特に10月から3ヶ月の動きに注目だ。

10月の最安値は1306ウォンだ。つまり、1300まで押し返していたのだ。それがトランプ氏の当選が決まりウォン安はどんどん加速。11月7日に1400ウォンを超える。ただ、トランプ氏の当選でもなんとか1400辺りで踏ん張っていた。しかし、ユン氏の戒厳令で状況が一変。今は1468ウォンまで墜ちている。

つまり、たった3ヶ月で160ウォンも下がったのだ。これで1500ウォン到達も予想されている。日本円で16円も下がれば輸入物価が高騰するのは目に見えている。しかも、米国のインフレ懸念はすでに12月のFOMCで示された。今年の利下げ回数は減らされた。

韓国大統領代行、国の格付け下落を恐れる理由…1997年の通貨危機で10段階急落、回復に18年かかる

こちらが韓国ウォンが1500を突破する最大の理由になると見ているのが,韓国の国家格付けの大幅下落である。戒厳令からの大混乱で韓国の国家格付けが下がらないなんてまずない。問題はどれだけ下がるかだ。アジア通貨危機で10段階急落とあるが、一気に日本以下に墜ちる可能性だって否定できない。どれだけ接待しようが、格付け会社もこの混乱で格下げもしないなら信憑性が丸つぶれだからな。

確実に下がる。でも、何処まで下がるのか。これによってウォンの急落する数値も変化するので新年での注目イベントである。そろそろ格付け会社も仕事をすると思われる。なんせ戒厳令から1ヶ月経過しているからな。

では、記事を引用しよう。

新年に入っても政局不安が続き、韓国経済を裏付ける国の格付けが揺れている。格付けは一度下がると回復しにくいだけに韓国政府は緊張している。

韓国企画財政部は今年上半期が政局不安を解消して国の格付け下落を防げる「ゴールデンタイム」であると判断し、行政力を集中している。政局不安が下半期まで長引けば、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)、ムーディーズ・インベスターズサービス、フィッチ・レーティングスの国際格付け会社3社が韓国の格付けを引き下げかねないためだ。

フィッチは先月23日に中央日報とのインタビューで、「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する憲法裁判所の弾劾審判が長期化する場合、韓国の格付け下方リスクとして作用しかねない」と警告した。

大統領代行を務める崔相穆(チェ・サンモク)副首相兼企画財政部長官が先月31日に鄭桂先(チョン・ゲソン)氏と趙漢暢(チョ・ハンチャン)氏を憲法裁判官候補に任命した背景にも国の格付け下落への懸念があるという分析が多い。憲法裁判所は裁判官6人体制から8人体制に変わり、今後裁判がスピードを出す見通しだ。

企画財政部は景気浮揚の意志も積極的に明らかにしている。鈍化する経済成長率が国の格付けを引き下げかねないためだ。景気が沈滞すれば税収が減り韓国に対する投資魅力が落ちる。政府の債務償還能力低下が国の格付け下落につながる恐れもある。

企画財政部は2日に今年の経済政策方向を発表しながら「85兆ウォン水準の民生・景気事業70%を上半期に執行する」と明らかにした。その上で1-3月期中に追加的な景気補強案を出すことができるという意向も示した。

ただこうした拡張政策は国の借金を増やし政府の財務健全性悪化を招く恐れがある。これは国の格付けを脅かすまた別の要因だ。ナイス信用評価のイ・ヒョクチュン金融SF評価本部長は「政府が今年財政支出を拡大しようとしているが、国内総生産(GDP)比の政府負債比率の上昇傾向が高まる可能性がある。今年末ごろには心配される数値に到達する恐れがある。これは国の格付け下方圧力を高める」と話した。

企画財政部は先月30日に2025年の国債発行限度を197兆6000億ウォンに確定した。昨年の発行量158兆4000億ウォンより25%近く増えた数値だ。もし追加補正予算が編成されればさらに増えるかもしれない。

ソウル大学経済学部のアン・ドンヒョン教授は「政府の苦心が大きくならざるを得ない状況。財政支出を拡大すると同時に財政健全性悪化を緩和するために減税(租税支出)政策基調を撤回するのか検討するなどの税収確保案を用意しなければならない」と助言した。

企画財政部が深い苦悶に陥った理由は国の格付けが一度下落すれば回復するのに長時間が必要だからだ。国際格付け会社は投資家から訴訟を起こされるリスクを減らすため格付けを引き上げるのに保守的な性向を帯びるためだ。格

付けが落ちた国に対して「レッテル効果」が作用する面もある。ある企画財政部関係者は「学校で先生に一度目を付けられた生徒はその後どれだけまじめにやっても信頼を回復するのが難しいのと似ている」と話した。

すでに韓国は下がった格付けを引き上げるのに長期間苦労した経験がある。1997年に通貨危機が起きると韓国の格付けはS&Pの発表基準で「AA-」から「B+」まで10段階急落した。

その後4年が過ぎ2001年に国際通貨基金(IMF)の管理体制を卒業したが、さらに14年過ぎた2015年になって格付けが通貨危機前の「AA-」水準に回復した。2016年にはさらに1段階上がり「AA」等級になり現在まで維持されている。

主要国でも類似の事例が多い。世界最大の経済大国である米国でさえも2011年に「AAA」から「AA+」に1段階落ちた格付けを14年後の現在まで回復できずにいる。

韓国大統領代行、国の格付け下落を恐れる理由…回復に18年かかった | Joongang Ilbo | 中央日報

そもそも韓国さん。勘違いしている。この先、韓国に国家格付けが回復する要素があるとでも?下げられたらそのままどんどん下がるだけだぞ。なぜなら、韓国は戒厳令という民主主義ではあり得ないことを21世紀にしでかしたのだ。それを海外投資家からすればコリアリスクと見なすのは当然だ。いくら国民年金基金でコスピを買い支えようが,外資はどんどん逃げている。

そして、最悪の大統領を逮捕もできない。海外メディアはそれを否定的に報道した。もう、海外から韓国は内乱国として思われてない。そんな国と付き合う価値ないじゃないか。完全に陣営から追い出された。もう、中国とロシアや北朝鮮と仲良くしたほうがいいんじゃないか。さっさと赤化したほうが楽だぞ。

トランプ氏が韓国に言及しない時点で、これは見捨てるというサインなのだろう。アメリから見捨てられて、トランプ氏は北朝鮮と直接交渉するだろう。あれ?韓国さん。いらない子じゃないですかね。アホな石破総理は何もするなよ。韓国に関わるとろくなことがないのだから。

では、ネットの突っ込みを見ておくか。

1.自称「日本を越えた先進国」が、たかが指標の1つにビクついてるなよw

2.全く関係ない
トランプ次期大統領の持論が在韓米軍撤退であり
これが実行されれば外資も同時に撤退
加えて米国により南朝鮮の経済的焦土化作戦が実行されると米軍方向から囁かれている
それに備えた動きが始まっている
影響が大きいのはこちらであってそれ以外はこれらに従属するのみである

3.先進国の格付けがそう簡単に下がるわけ無いだろw
そもそもIMFが次は助けないと公言してるんだから
回復に何年掛かるとか助かる前提の心配をしてんじゃねーよw

4.国が亡びるかどうかの瀬戸際に格付けなんて気にしている場合か

5.そりゃ一斉に債務回収されたら韓国即死するからねぇ

6.今度通貨危機が来たら国が破産しそうだから評価なんてどうでもよくなるだろうに
韓国国債は紙切れになるんじゃないかな
IMFも日米もがんばれよって言うだけで何もしないだろうからね
警告なんてはるか昔からしてたけど無視して今の状態になったからね

7.既にIMFからは「次はない」って言われてるの忘れて
IMFが来る(ブルブル)してる国があるらしい

8.1997年の通貨危機を韓国人に聞くと
日本のせいって言うらしいね
未だに「あの時の屈辱は忘れないぐぬぬ…」

9.10年ごとに破産する国
これまでと違うのは日米もIMFも手を貸さない

10.上場企業の半数が利息さえ払えないゾンビ企業なのに、ムーディーズの評価は上位。韓国関係のモノは常にインチキばかりするからな。

以上の10個だ。

日本人からすれば格付けなんてどうでも良いが、世界の投資家は格付けを信用しているのだ。韓国の格下げが韓国経済にトドメを刺す可能性だって十分,考えられる。なあに全てはユン氏の責任だ。彼のやったことは取り返しがつかない。自分で国を滅ぼしたのだ。

韓国証券市場ウォンニャス速報 開幕は1470.0 証券市場は本格的スタート!

韓国証券市場 お正月も終わり、世界の証券市場も今年初開催となった。なので、ある程度のご祝儀相場を期待していたのだが残念ながら日経平均は4万円を超えなかった。しかも、-600円近く下がっている。トランプ氏の就任まで二週間を切ってるがまだまだどうなるのかわからないと。

それで韓国証券市場はどうなるのか。もちろん、振るわない。ただ、ウォンは必死に大規模介入していたようで1470ウォンを死守しようと必死だった。どう見ても無駄な足掻きなのにな。韓国の大混乱は静まるどころか、ユン氏の逮捕状執行を巡って加速している。日本人からすればどちらの言い分、法律解釈が正しいかはよくわからないが、それはどうしようもない。どちらの陣営も恣意的な解釈しかしないからだ。

そんな中で今日からウォンニャス速報も年明けスタートだ。それでは開幕から見ていこうか。スタートは1470.0。

では、チャートをどうぞ。

開幕から昇龍拳で一気に1474ウォンまで下落。ここから少し揉み合いとなるが、韓銀砲を発射。どうやら今日の防衛ラインは1470辺りらしい。12時頃には1466ウォンまで押し戻す。しかし、そこからはヘッジファンドのターンだ。1470辺りでどう考えても調製している。

15時半の結果は1469.7。1.3ウォン安。じわじわと終値が下げられているよな。

しかし、韓銀だってなんとかピンチを逃げ出したい。必死にウォンを上げようとする。そこからじわじわと上昇。さらに、大規模な介入を試みる。超韓銀砲だ。ずどーん。

米証券市場が始まる前の21時頃にウォンが急上昇。なんと1466ウォンから1454ウォンだ。すげえな。ドル売りの動きに合わせた大規模介入てところだろうか。

しかし、一発程度でこの劣勢は覆せない。結局、朝には1461ウォンまで下げられている。世界的なドル高の流れに逆らっても飲み込まれるだけなんだよな。

次はドル円だ。

朝は157円台で推移して下げ気味だったのだが、急に夜の20時過ぎに円が上がり出す。これはヘッジファンドの円買いなんだろうか。いきなり156円まで上がった。

問題はそこから結局、円は売られていく展開。朝に見たら157円60銭と朝よりも円安が進んでいるという。昨日の大きな円買いは打ち消されたと。

■2025年1月6日の韓国証券市場

コスダック指数 12.20ポイント▲ 717.96(終値)
総合株価指数 46.72ポイント▲ 2488.64(終値)
ウォン・ドル相場 1.3ウォン安 1469.7(午後3時半現在)