ここからは韓国経済の話題だ。
韓国 こちらとしてはこうなるのは当然の理論だとおもうのだが、初心者さん用に解説しておくと、関税というのは輸出を不利にする最大の原因である。それは簡単に述べれば関税をかけられると商品の値段があがるためだ。韓国の場合は原材料や機械を日本や中国などから輸入して中間財を生産。それを世界中に輸出している。
だから、あらゆる関税は韓国にとって不利に働く。輸出で儲けている国家が脆弱といわれる理由はそれだ。トランプ氏によって関税リスクが浮き彫りにされており、予定では明日からメキシコやカナダに25%。中国に20%の関税が発動する。
韓国にとってはあまりにも痛い。しかも、関税をできるだけ安くしたいために締結した米韓FTAですら効果が及ばない。韓国輸出最大のピンチといっても過言ではない。なぜなら、トランプ氏の関税はこれで終わりじゃない。国内で合成麻薬「フェンタニル」が蔓延為ているか斬り、メキシコやカナダ、中国に高い関税をかけつづけるだろう。
韓国も鉄鋼やアルミニウム関税25%。他にも自動車や半導体などもある。さらにEUにも関税だったか。もう、韓国を狙い撃ちにしたような関税ラッシュに笑うしかないという。
それらの関税が順番に実行されていき、サプライズとして他の関税も検討するのだからどうしようもないよな。でも、韓国だってアメリカに抗議すればいいじゃないか。何なら逆に米国製に関税をかけて対抗だ。それをやると倍プッシュされるけどな。
では、記事を引用しよう。
米国発の「関税戦争」が本格的に可視圏に入り、韓国ウォンの価値がとりわけ脆弱性を見せている。貿易障壁による輸出打撃が相対的に大きく、経済の基礎体力に対する憂慮が大きくなる様相だ。
2日のソウル外国為替市場の統計によると、直前取引日の先月28日のウォン相場(1460.0ウォン、夜間取引終値基準)は1カ月前の1月末(1453.5ウォン)に比べて0.45%のウォン安だった。反面、同じ期間に主要国通貨の対ドル通貨価値は大部分が上がった。
具体的には、先月ドル指数(ドルインデックス)を構成する欧州連合(EU)ユーロ(+0.01%)、日本円(+3.03%)、英ポンド(+1.46%)、カナダドル(+0.50%)、スウェーデンクローナ(+3.03%)、スイスフラン(+0.88%)は、ドルに対して通貨価値がそろって上昇した。
中国人民元(+0.39%)、台湾ドル(+0.15%)、ロシアルーブル(+10.66%)、メキシコペソ(+0.86%)なども対ドルで切り上げられた。豪ドル(-0.13%)はドルに対して弱含みだったが、ウォンよりは切り下げ幅が小さかった。ウォンより切り下げ幅が大きい通貨はブラジルレアル(-0.98%)、インドルピー(-1.03%)、インドネシアルピア(-1.70%)、トルコリラ(-1.74%)程度だった。
ウォン-ドル為替レートは先月ずっとドナルド・トランプ米国大統領の「関税発言」に動揺した。トランプ大統領がカナダ・メキシコ・中国に関税を賦課する行政命令に署名した直後の先月3日、ウォン-ドル為替レートは取引中に1472.5ウォンまで
ウォン安が進んだ。
以後、カナダ・メキシコに対する関税が1カ月余り猶予され、一時は1420ウォン台まで下がったが、先月28日にトランプ大統領が「関税強行および対中国追加関税」方針を明らかにするや20.4ウォン(1.4%)ウォン安が進み1460ウォン台(1463.4ウォン)に再び戻った。同日のウォンの切り下げ幅(-1.4%)は、台湾(-0.1%)、日本(-0.2%)、オーストラリア(-0.4%)などに比べてはるかに大きかった。
韓国ウォンの価値は関税障壁に脆弱にならざるを得ない。主要国に比べて輸出依存度が高いため、貿易障壁が高くなれば、ウォンリスクも同時に大きくなる。
KB国民銀行のムン・ジョンヒ首席エコノミストは「韓国は対米・対中輸出依存度が高く、米国発の関税リスクが浮上し、韓国経済とウォンに否定的認識が強まった状況」と説明した。
ハナ銀行のソ・ジョンフン首席研究委員は「トランプ関税リスクに加え米国の金利引き下げ遅延でドル高が持続し、国内経済の基礎体力まで弱化しウォン安が現れている」と
診断した。
韓国証券市場からの外国人の離脱は、ウォン安と悪循環の輪を形成することになる。
ウリィ銀行のミン・ギョンウォン先任研究員は「ウォン安は需給面では海外株式投資の選好度が高まり、証券会社のドル両替需要があり、韓国の株式市場から外国人投資家の
資金離脱が続いた影響もある」と説明した。外国人投資家は今年に入って2月末までに韓国国内株式5兆6千億ウォン(約5800億円)分を売り越した。先月28日の1日だけで1兆8千億ウォン(約1850億円)分を売った。
関税の不確実性が緩和されるまで、為替変動性は持続する見通しだ。トランプ大統領が予告した対欧州関税と相互関税施行(4月2日)の時期を考慮すれば「しばらくはトランプ関税発言に外国為替市場が大きく騰落する可能性がある」(ペク・ソクヒョン新韓銀行エコノミスト)ということだ。
ソ・ジョンフン首席研究委員は「4月には韓国産の自動車と半導体などに関税イシューが転移することもありうる」とし「ただし1450ウォン以上では需給負担により追加上昇が制限される」と展望した。
主要国通貨はすべて対ドルで上がったが…「関税リスク」で歯止めかからない韓国ウォン : 経済 : ハンギョレ新聞
あらあら。韓国さん。なんでドル高の流れなのに韓国ウォンだけ1460まで下げたんですかね。ええ?関税の影響をもろにうけるから?
正直に述べて、トランプ氏の関税は米韓FTAがあるから、こちらは米韓FTAまで事実上、無視されるとは考えてなかった。でも、関税をかけるのは安全保障上の脅威からという理由だと米韓FTAの条項に引っかかり、適用されない。終わった。もう、終わったんだよ。
韓国が輸出で食べていける時代は終焉を迎えたんだよ。さっさと輸出依存国家から脱却していればいいものを。内需をもぅと増やそうとすれば良かったのに韓国はひたすら輸出一辺倒だった。
それでどうも韓国企業や韓国の専門家はトランプ氏の関税は4年で終わるとかいう甘い楽観論がある。こちらからいわせてもらえば、その関税で安い中国産流入を阻止できたり、国家財政が潤うなら、トランプ氏がいなくなっても、わざわざ廃止する必要ないんだよな。上手くいけばずっとアメリカは関税を維持してくるだろうに。
なんで、貿易赤字を解消したいのに、元に戻して貿易赤字を増やさないといけないのか。そういう視点が抜けていると。
ソ・ジョンフン首席研究委員は「4月には韓国産の自動車と半導体などに関税イシューが転移することもありうる」とし「ただし1450ウォン以上では需給負担により追加上昇が制限される」と展望した。
あの専門家さん。すでに1460ウォン超えてますよね?3月中にも1500ウォンが見えてますよ。なぜなら4月からも関税はどんどん出てくるからだ。3月4日は軽いジャブ程度。本番は4月2日である。そのジャブを食らって数百メートルぐらい吹き飛ばされたのが韓国ウォンの現状である。
このままトランプ氏の関税が予定通り行くなら、ジャブの連打がいつのまにか。オラオラになってますよ!そうなるとウォン売りは止まらない。1500突破だってあり得るんですよ。
いいじゃないか。もう、楽になっちゃえよ。日本人は1500に期待しているんだ。ウォン安になれば輸出有利なんだろう?稼げるじゃないか。稼げるのになんで外資は韓国株を売って手に入れたウォンをドルに交換しているんですかね。ええ?もう撤退するからウォンなんて紙クズ通貨いらない?ですよねー。
このように関税爆弾が時間差で起爆していき、韓国はその地雷源の中心に立たされている。すでに地雷に囲まれており、除去作業したいのに交渉役のトップは不在。チェ・サンモクなんてトランプ氏と電話会談すらしてもらえない。
だから、もう詰んでるんだよ。ウォンは下げるしかない。しかも、3月と4月は輸入業者はドルがいる季節だ。どうするんですかね。ウォン安、下り最速環境が来ていますよ!
それでウォン安が深刻化すればするほど輸入物価が上昇しているわけだが、韓国の場合はそれが生死を分ける問題に浮上してきている。つまり、電気代高騰で寒い冬に暖房が使えない。我慢して部屋の中でテント生活して過ごす。
それでも寒波が来たら暖房を付けるも、今度は恐ろしい電気代に凍り付く。一粒で二度美味しいてやつだ。
では、記事を引用しよう。
【03月01日 KOREA WAVE】韓国で昨年の暖房費値上げに加え、今冬の厳しい寒波が影響し、1月の管理費の急騰を嘆く声が相次いでいる。
X(旧Twitter)に24日投稿された1月の管理費明細が拡散し、190万回以上の閲覧を記録した。投稿者は「うちだけではなかった」とコメントし、管理費68万6080ウォン(約7万5000円)の請求書を公開した。
他にも「株価は上がらないのに管理費は最高値を更新した」と嘆く投稿があった。また、通常30万ウォン(約3万3000円)台の管理費が65万ウォン(約7万2000円)に上昇した例や、普段は50万~60万ウォン(約5万5000円~6万6000円)の管理費が1月に88万7550ウォン(約9万8000円)に急騰したといった報告が相次いだ。
中には「室温15度で耐えたのに暖房費12万ウォン(約1万3000円)は納得できない」との声もあった。
韓国産業通商資源省によると、住宅用暖房料金は昨年7月1日から9.8%値上げされ、4人世帯の月額平均負担が6000ウォン(約660円)増加した。
さらに、気象庁の観測では、今年1月の全国平均気温は氷点下0.2度となり、昨年1月の0.9度を1.1度下回った。これは1973年以降で14番目に寒い記録だという。この寒さが暖房使用量を押し上げ、管理費の急騰につながったとみられる。
氷点下の寒さ・韓国、庶民は「高額暖房費」にも凍りつく? 写真枚 国際ニュース:AFPBB News
そういえば、たまに韓国の寒さの話題について取り上げていたなと思った人は鋭い。実はこのためだ。寒ければ当然、暖房を使う。暖房を使えば電気代は上がる。しかも、ウォン安だ。
企業はコスト削減したいが、社員や客を凍死させるわけにもいかない。だから暖房を入れたら凄まじい管理費となって跳ね返ってきたと。
韓国電力の天文学的な赤字を解消するために、韓国政府は庶民の電気代を引き上げずにまずは企業をターゲットにして電気代を上げた。この結果がこれだ。でも、この程度で阿鼻叫喚ではお話にならん。まだまだ安いからだ。しかも、赤字解消には今よりも電気代60%の引き上げがいる。さらにトランプ氏が不当に安い電気代を補助金として、関税を課す可能性だって相互関税で出てきた。
だから、もうフルボッコ。どこから見てもオラオラなんですよ!
俺は韓国の魂を勝手にかけるぜ!