ここからは韓国の話題だ。
以前、ユン氏が逮捕されたとき、ユン氏の擁護側がその逮捕を承認した裁判所に乱入して破壊行為を行った。裁判の判断は間違っている。ユン氏の戒厳令は正しいとか。では、今回はその裁判所の判断でユン氏は釈放されたわけだが、ユン擁護派はその結果に大喜びだ。ええ?なんで裁判所の判断は間違っているから襲撃したんだよな?
結局、彼らは自分の思い通りの判決なら、正しい。思い通りでなければ、間違っている。極めてアホな論理で動いているてことだ。
こちらは最初から裁判所の判断に従わなければならないことを何度も述べてきた。裁判の結果とは不服として控訴する選択肢はあるにせよ。結果を受け止めなければならない。でなければ社会の分断を防ぐ最後の調整機能が崩壊するからだ。
手続きがどうとか。不当逮捕だとか。でも、裁判所は逮捕状を許可したのだからそれに従うのが民主主義である。つまり、何が言いたいかというと裁判所がユン氏を釈放しても、こちらは間違っているとか。そういう主張をすることは一切ない。
もちろん、今週に判断されるであろうユン氏の弾劾裁判の結果でも同じだ。こちらは99%弾劾許可されるとみているが、1%残してるのは韓国人の斜め上を知っているからだ。だからユン氏の弾劾が奇跡的に認可されないときでも、裁判所の判断は絶対なのでそういう結果に素直に従う。
これは左翼でも右翼でも関係ない。裁判所が野党と結束してユン氏を逮捕したとか。では、なんでユン氏は釈放されたのか。別に裁判所は野党と結託していないてことだ。ユン氏の拘束については日にち計算なのか。時間計算なのかで揉めているようだが、細かい話はどうでもいい。なぜなら釈放されて検察は諦めたからだ。
つまり、ユン氏は自宅で憲法裁判所の弾劾の行方を見守ることになった。さすが世界最高のエンタメは展開が全く予想できない。シーズン5も佳境を迎えての大どんでん返しだった。でもな。正直に述べると「悪手」なんだよ。ユン氏は獄中ですら談話で国民を分断させてきた。そのユン氏を釈放したら、当然、扇動をエスカレートして国内はますます二分していく。本当に二つの国家に分裂するんじゃないか。
では、記事を引用しよう。
韓国検察は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の拘束取り消しを決定した裁判所の判断を受け入れることにした。検察は拘束取り消し決定の不服手段である即時抗告も検討したが、違憲・違法の議論が避けられないと同時に上級裁判所でも拘束取り消しが受け入れられる可能性が少ないと判断し、釈放を決めたとみられる。しかし、尹大統領の釈放による影響は、今後さらに強まるものとみられる。
ソウル中央地裁刑事25部(チ・グィヨン裁判長)は7日昼、尹大統領の拘束取り消し決定を下した。検察は予期せぬ拘束取り消しの決定にその後の対応策を容易に決めることができなかった。シム・ウジョン検察総長は同日夜遅くまでイ・ジンドン最高検察庁次長をはじめ最高検察庁部長と今後の対応策について話し合い、即時抗告の実益は大きくないという結論を下したという。ただし、内乱事態を捜査した検察非常戒厳特別捜査本部(本部長:パク・セヒョン高等検察庁長)は、即時抗告が必要だという主張を維持した。
最も大きな争点の一つは、裁判所が拘束期間から除外する拘束前被疑者尋問(令状実質審査)期間を既存とは異なり「日付」基準ではなく「時間」基準で判断し、尹大統領の拘束を取り消したという点だ。拘束期間(10日、延長時は計20日)から除外される時間をさらに厳しくみなければならないと裁判所が判断したのだ。これは既存の裁判所と検察でなされた実務とは異なる結論だ。
裁判所の基準どおりなら、以前に拘束後起訴された被告人たちも類似の争いを起こす可能性があり、今後も拘束期間の計算の算法が複雑になる。このため、検察内では即時抗告を通じてもう一度裁判所の判断を受けるべきだという意見があった。特に捜査チームはこのために即時抗告が必要だという立場を固守した。
実際、最高検察庁も尹大統領の釈放決定を下す際に明らかにした立場で「(裁判所の決定は)拘束期間と不算入期間を『日付』を基準に算定するよう規定された刑事訴訟法の規定に明確に反するだけでなく、数十年間確固として運営された裁判所の判決例および実務例にも反する独自で異例の決定だ」とし、「これに対して特別捜査本部は裁判所の法理的に誤った決定を不服とし、これを是正する必要性があるという意見を開陳した」と述べた。
しかし、シム総長はこのような立場を即時抗告ではなく、本案裁判で積極的な意見を開陳する方法で対応するよう捜査チームに指示した。そして検察は、裁判所の拘束取り消し決定翌日の8日の遅い午後、尹大統領の釈放を決め、長考を終えた。
裁判所と検察のこのような決定で、尹大統領は自身の弾劾審判と内乱首謀容疑で起訴された刑事裁判を不拘束(在宅)の状態で受けることになった。刑事訴訟法では、同じ犯罪事実で再拘束をすることを原則的に認めていないため、尹大統領を内乱容疑で再び拘束することは事実上不可能なことだ。
最高刑量が死刑という重大犯罪である内乱首謀の容疑で起訴された尹大統領が、在宅起訴の状態で裁判を受けることになり、今後少なからぬ影響が予想される。
特に、尹大統領が拘束状態でも支持者結集を訴えるメッセージを数回発信していたことから、釈放後は本格的に弾劾反対勢力を糾合しようとする可能性が大きい状況だ。この場合、弾劾審判の宣告期日を前後に、韓国社会に深刻な対立が生じる可能性が高い。
内乱罪被告の尹錫悦大統領、釈放で「在宅裁判」へ…支持勢力扇動の可能性 : 政治•社会 : ハンギョレ新聞
このように魔王「尹錫悦」が再び復活した。これもネクロノミウォンの予言なのか。光の戦士「イ・ジェミョン」が聖剣「キムチソード」で魔王の心臓を突き刺して封印したがついに復活した。おそらくキムチソードは既に腐っていたのだ。しかも、お約束な展開としてよりパワーアップして凶悪な魔王に変貌した。
このままでは光の革命が盛り返してきた魔王の勢力によって再び闇に染められてしまう。韓国を救う光が途方もない闇にかき消されてしまうのか。しかし、ネクロノミウォンの予言にはこうある。
闇が光を飲み込もうとするとき、天から神のお告げが下される。光の戦士と民衆の祈りが天に届き、魔王「尹錫悦」を討ち滅ぼす大いなる光の聖なる槍「ランス・ウォン・ロンギニス」が降り注ぎ国を救わん。
ネクロノミウォンの予言の一節が成就するのは今週中のはずだ。ユン氏の釈放が今後の最高のエンタメをどのような結末へと導くのか。惜しくはこんな世界最高のエンタメが現在、リアルタイムで進行してるのにそれを知っている日本人が少ないてことだ。
それでユン氏が釈放されたことで、光の戦士側が危機感を募らせた。封印した魔法が復活してこのままではまずい。ロウソクデモを拡大させて国家的危機を訴えるために立ち上がらないと。因みにユン氏側も国家的危機を訴えている。ええ?どっちも同じなのになんで仲良くできないんですかね。
因みに今の韓国人の第一声は「お前はどちら側だ?」らしいぞ。つまり、会話をする前で、ユン支持側なのか。ユン反対側に分かれているてことだ。相当に分断工作が上手くいっている。魔王「尹錫悦」の策略は確実に効果が出ている。
では、記事を引用しよう。
「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領はすでに証拠隠滅を何度も試みてきました。拘束されたのも、まさにそのような理由が認められたからです。ソウル中央地裁は一体何を根拠に拘束の取り消しという決定を下したのですか」(恩平区住民のシン・ミンソプさん)
7日午後7時30分頃、ソウル光化門(クァンファムン)の西十字閣跡地。裁判所が尹大統領の拘束を取り消したというニュースに憤った市民約1万人(主催側推算)が集まった。予期せぬ決定に市民たちは裁判所を糾弾し、検察に即時抗告を求めた。
尹錫悦即時退陣・社会大改革非常行動(非常行動)は同日、「内乱首謀者尹錫悦の釈放決定に対する緊急糾弾大会」を開き、「裁判所の決定通り尹大統領が釈放されると、証拠隠滅をはじめとして捜査および裁判を歪曲させるための扇動が続く恐れが大きい」とし、「検察は即時抗告すべきだ」と主張した。光化門西十字閣跡約300メートルの歩道を埋め尽くした市民たちは「釈放なんてとんでもない」、「検察は即時抗告せよ」、「尹錫悦釈放決定を糾弾する」などのスローガンを一斉に叫んだ。
集会に参加した市民たちは口を揃えて裁判所の決定を理解できないと語った。会社員のSさん(27)は、「初めてニュースを聞いた時、実感が湧かなかった」とし、「尹大統領が拘束されてから、一息ついて罷免されることだけを待っていたのに、青天の霹靂だ」と話した。「引きこもり妖精権利運動本部韓国支部」という旗を持ってきた大学生のAさん(26)も「授業後、友人たちと遊びに行くつもりだったが、拘束取り消しのニュースを聞いて、みんな家に帰り旗を持参して再び光化門に集まった」とし、「弾劾認容までは気を緩めず集会に参加する予定」だと語った。
尹大統領支持者たちの勢いが増すだろうという懸念の声もあがっている。出版業界にいるユン・ヨジュンさん(33)は「仕事帰りに駆けつけたため、体を温めるものを用意できなかった」とし、「尹大統領は拘束されている時も弁護人を通じて扇動するメッセージを発し続けてきた。釈放されたらどれほど支持者を煽るか懸念される。内乱以降、ただでさえ政治的二極化が深刻になっているのに、釈放されれば極右勢力に誤ったメッセージを与えるだろう」と指摘した。就活中のパク・サンミンさん(28)も「尹大統領のこれまでの動きを見る限り、釈放されたらどんな行動を取るか分からない」とし、「極右ユーチューブを通じて直接声を上げるのではないかという懸念もある」と語った。
主催側は憲法裁判所に尹大統領の罷免も求めた。彼らは「大統領職を維持したまま釈放されると、深刻な捜査の支障と国政混乱をもたらしかねない」とし、「憲法が、法律が、そして社会正義が、私たちの声と同じだと信じている」と述べた。
もう一つ関連記事。
(ソウル=聯合ニュース)尹錫悦大統領の弾劾要求集会を主導してきた「尹錫悦即時退陣·社会大改革非常行動」(非常行動)は8日、尹大統領の釈放に反発し、指導部がハンガーストライキに突入すると明らかにした。
非常行動はこの日、立場文を出し「非常行動共同議長らは尹錫悦罷免時点まで景福宮駅4番出口と西十字閣で徹夜断食座り込みに突入する」とし、「民主主義後退、憲法破壊、法治主義後退をとうてい見守っていることはできない」と話した。
非常行動は「内乱首魁を釈放する国がまともな国なのか、どうしてこういうことが起きうるのか」とし、「労働者と市民の拘禁は黙認し、尹錫悦に特典を与える検察権力を座視することはできない」と批判した。
「釈放なんてとんでもない」韓国市民ら「尹大統領の拘束取り消し」で再び街頭へ : 政治•社会 : ハンギョレ新聞
탄핵 찬성단체 비상행동 “尹 파면까지 지도부 철야 단식농성” | 연합뉴스
このように今まで裁判所は俺たちの味方だとか思い込んでいた弾劾賛成側は阿鼻叫喚だ。いきなり1万人も集まるとか。なかなかの危機感じゃないか。エンタメとしてはここに来てのどんでん返しはまさにサプライズ。
もう、ユン氏がYouTuberとしてデビューする日も近そうだな。自宅でどうせやることないんだから、YouTuberやってくれよ。こちらは面白そうなので是非とも、チェックしておくぞ。
なんという盛り上げ方だ。これが弾劾裁判の結果がわかる直前とか。脚本家としてこの話「魔王の帰還」とか。絶対にこのネタは外せないよな。ユン氏の帰還による影響。さらに結果が出るまで最後のレジスタンス「ハンガーストライキ」だ。
そういえば、光の戦士「イ・ジェミョン」はこのハンガーストライキで英雄の道を歩み始めたんだった。つまり、これは英雄への登竜門的な何かなのか。
では、ネットの突っ込みを見ておくか。
1.これ、何の意味があるの?
勝手に絶食して勝手に倒れたって何の効果もないだろ
2.そういえば1週間くらい絶食してた党首がいたよな
最終日全然やつれてなかったのが不思議だった
3.交代制で順番終わった連中が酒盛りやって飲み食いしてるのが見つかるまでがワンセット
4.交代でハンガーストライキするスタイルはもう古い
最新の韓流ハンガーストライキは
毎日9時~12時や13時~17時みたいに時間限定で食事をとらない方式
5.民主主義ランキングダダ滑りだけど、
世界最高峰かつ世界最先端は継続中。
最近のランキングで民主主義の順位が日本の後ろになってましたね。
6.すぐにウォニャスとデフォールドで
全員自主的に飯餓ストライクされるさ
7.ハンガーストライキって「早く要求を飲まないと死ぬぞ」っていう交渉じゃないのか
前も韓国の政治家がやってたけど死なないようにやるハンガーストライキなんか意味ねえよ
8.ハンガーストライキから入院して裁判遅延が常套手段だから李在明もやるだろうな
9.また飯食ったりジュース飲んだり寝たりゲームするハンガーストライキか
10.パフォーマンスで決める成熟したろうそく民主主義だ
以上の10個だ。
これは私的な感想であるのだが、ストライキで最も意味がないのはこのハンガーストライキじゃないだろうか。そもそも彼らは自分らが食べないことで何を訴えるのか。お腹空いたのを我慢して訴えるとか。意味不明すぎる。
そりゃ死ぬまでやるなら、そいつの覚悟は凄いかもしれないが、どれだけ覚悟あっても99%病院に運ばれて終わるからな。何の意味もなさい。まさに散髪と一緒だよな。どちらもやっていることがパフォーマンス重視でしかない。
それで民主主義ランキングなんてものが落ちてるそうだ。そういえば、そんなのがあったような。ついでに見ておくか。こういうのはチャットGPT聞けば教えてくれる。
韓国の民主主義ランキングについて
韓国の民主主義指数は、2024年のエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)の調査によると、全世界167か国のうち32位にランクインしています。前年より10ランクダウンし、「欠陥のある民主主義」に分類されました1。評価の総合点は10点満点中7.75点で、2023年の8.09点(22位)から順位を落としました。
日本は16位にランクインしており、評価の総合点は8.48点です。
なんと韓国の戒厳令でランキング32位まで落ちたそうだ。そして、欠陥のある民主主義に分類されたと。韓国さん、どこが世界最高の民主主義なんですか。民主主義成熟国じゃなかったんですかね。