日別アーカイブ: 2025年3月20日

中国の一帯一路に投資した韓国の国策銀行・韓国産業銀、1.3億ドル超の損失 事実上の詐欺被害に遭った格好

ここからは韓国経済の話題だ。

日本のマスコミは中国の一帯一路に日本や米国が参加を見合わせていた時期に、バスに乗り遅れるなと、意味不明なことを述べて参加を促したが、結局、日本や米国は参加しなかった。しかし、韓国はバスに乗り遅れると一帯一路に参加したわけだが、その結果は1.3億ドル超の損失となって戻ってきた。

でも、昔から言うじゃないか。投資は自己責任だと。それを朝鮮日報は事実上の詐欺被害にあったとか。どう見ても怪しさ満点のバスに乗って詐欺られた。

それで中国に謝罪と賠償を要求するとか。アホなんですかね。バカなんですかね。ああ、先見の明がない何一つない韓国人でしたね。詐欺の世界では騙された方が間抜けなんだよ。しかも、こんな見え見えの投資詐欺に韓国政府が引っかかるなんて。1.3億ドル。だいたい200億円か。高い買い物になったな。

では、記事を引用しよう。

韓国の国策銀行、韓国産業銀行(KDB)が中国政府主導の陸と海の新シルクロード構想「一帯一路」に関連する投資で、2017年7月に中国の複合企業、海航集団(HNAグループ)に1億3350万ドル(約198億円)を送金したところ、回収不能になっていたことが韓国監査院による監査で7日までに明らかになった。産業銀は2021年、海航集団が破産したことを受け、投資資金を全額損失処理したが、実際には2017年に資金を一度に送金してすぐに資金に対する管理権を失い、現在は資金の所在も把握できずにいるという。年間100兆ウォン(約10兆円)近い政策資金を供給する国策銀行が中国企業による事実上の詐欺被害に遭った格好だ。

■事実上詐欺に遭った産業銀、誰の責任も問わず

 多額の損失が出たにもかかわらず、産業銀は誰の責任も問わず、事故を不問に付していた。監査院は事故発生から長い期間が経過し、関連者の大半が退職しており、産業銀が詐欺に遭ったのか、一部行員が中国側と共謀して金銭を横領したのかを判断する資料は確保できなかったと説明した。

 監査院によると、産業銀は16年7月、海航集団と特殊な関係にある主張するIAPという企業から海航集団が推進する海南省海口市の美蘭国際空港拡張プロジェクトに共同参入することを持ちかけられた。産業銀は同年10月、法律コンサルタント会社、会計事務所と共同で現場実態調査を行い、プロジェクト参加を検討し始めた。

 17年1月、会計事務所は空港を運営する海南美蘭国際機場公司(美蘭空港公司)の海航集団に対する融資だけで12億8000万元(約262億円)に達するなど、美蘭空港公司のエクスポージャー(リスクにさらされている金額)が67億9000万元に達するという内容の財務実態調査報告書を産業銀に提出した。

 それにもかかわらず、産業銀はIAPとプロジェクトに共同参入するための準備を進めた。産業銀は「KDB-IAP一帯一路」という社名の投資会社で8900万ドル規模のファンドを創設し、そのファンドを通じ、英領バージン諸島に設立する特別目的会社(SPC)に出資を行うことを決めた。産業銀は出資とは別にSPCに4450万ドルを融資することにした。SPCは出資分と借入金の合計1億3350万ドルを「HNAファイナンスII」というファンドに出資。海航集団の中間持ち株会社もHNAファイナンスIIに1億3350万ドルを出資した段階で、それを美蘭空港公司に融資する方式でプロジェクト投資が実施される予定だった。

 整理すると、産業銀と同行が募った韓国の国内投資家の資金はIAPとの合弁ファンド、SPC、、HNAファイナンスIIという3段階でプロジェクトに投資されることになっていた。

 問題はHNAファイナンスIIの議決権は海航集団の中間持ち株会社が全て掌握することになっており、韓国側の投資資金がいったん中国側に渡れば、韓国側はいかなる管理もできない構造だったことだ。当初産業銀とIAPが共同で創設したファンドにIAPが拠出した資金も50万ドルにすぎず、IAPは個人名義の会社だった。それでも産業銀は一連の条件を受け入れる契約を中国側と締結した。

 17年6月には、中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が中国の市中銀行に海航集団の負債状況を調査するよう命じた。海航集団は多額の負債を抱えており、信用格付けが下方修正される可能性があるとの報道まで出た。

それでも産業銀は「海航集団の信用格付けには問題がなく、プロジェクトは海航集団のリスクとは関係がない」とする内容の内部報告書を作成した。それに基づき、産業銀は同年7月3日に美蘭空港拡張プロジェクトへの投資を最終決定し、7月13、14日に投資資金と貸付分の1億3350万ドル全額をIAPとの合弁ファンドに送金した。

 計画に従えば、資金はSPC経由でHNAファイナンスIIに渡らなければならなかった。しかし、中国側は資金を直接を香港所在のHNAファイナンスIIの口座に送ることを要求し、7月14日にその通りに資金が送金された。

 中国側の管理下に入った韓国側の資金は、4日後に美蘭空港公司に貸し付けられた。しかし、その資金がプロジェクトに投入されることは一度もなかった。産業銀が投資の実行を何度も要求したが、中国側はそれを無視したという。

 美蘭空港公司は20年4月に利払いを中断し、21年1月には海航集団が破産した。中国の裁判所による決定を受け、韓国側は海航集団や美蘭空港公司などの資産の売却代金からわずか0.3%のみ配分されることが決まった。産業銀は資金回収が現実的に難しいと判断し、出資分と貸出分の全額を損失処理した。産業銀が失った政策資金は6134万ドル(約900億ウォン)に達した。産業銀が募った韓国の国内投資家も損失を被った。

 産業銀の美蘭空港へのプロジェクト投資は16年2月から17年9月まで在任した李東杰(イ・ドンゴル)元会長の当時に実行された。氏名が同じ発音である後任の李東傑前会長が在任中の21年7月には、産業銀検査部がこのプロジェクトに問題がなかったか監査した。しかし検査部はプロジェクトの投資決定過程における問題点を見落としたまま、「損失はコロナに伴う美蘭空港公司の営業不振と海航集団の破産が原因」という結論を下し、関係者の責任を問わなかった。

 監査院は産業銀に対し、今後の海外投資に際し、リスクの検討に留意するよう促した。産業銀関係者は「21年にすでに損失処理が終わった事件だ。当時投資を担当した実務担当者が全員退職しており、正確な事実関係を確認することは難しい」と話した。

中国の一帯一路に投資した韓国産業銀、1.3億ドル超の損失-Chosun online 朝鮮日報

すげえな。国民の税金を1.3億ドルも無駄にしておいて、既に当時担当者は全員退職して逃亡しているとか。しかも、なぜか損失はコロナに伴う美蘭空港公司の営業不振と海航集団の破産が原因とか。いや、どう見ても投資詐欺ですよね?

問題はHNAファイナンスIIの議決権は海航集団の中間持ち株会社が全て掌握することになっており、韓国側の投資資金がいったん中国側に渡れば、韓国側はいかなる管理もできない構造だったことだ。

これはアホ過ぎて笑える。1.3億ドルも投資するのに韓国側がいかなる管理もできないところに預けるとか。詐欺に引っかかったというより、リスク管理を担当者がまったくできてないんじゃないか。どう見ても国民の税金なんてどうなろうが知ったことではない。これは騙された投資家も多数いそうだよな。

多額の損失が出たにもかかわらず、産業銀は誰の責任も問わず、事故を不問に付していた。監査院は事故発生から長い期間が経過し、関連者の大半が退職しており、産業銀が詐欺に遭ったのか、一部行員が中国側と共謀して金銭を横領したのかを判断する資料は確保できなかったと説明した。

おいおい、1.3億ドルも消えて誰の責任も問われない。しかも、一部の行員が中国側と共謀して金銭を横領したとか。大いにあり得るな。すげえ闇が深そうな案件だが、詳細に触ると自殺者がでるんだろうな。中国に投資なんてろくなものじゃないと。

では、ネットの突っ込みを見ておくか。

1.バスに乗れって言ってた有識者や議員先生いたよね

2.なお、AIIBは37億ドル出資して副総裁の椅子を手に入れたがすぐにメールで解雇された模様

3.海外に流出した韓国の技術、中国・半導体が最多=韓国ネット「売国奴は厳罰に」

4.バスに乗り遅れるな
って日経新聞とか朝日とか過去記事ないな
と調べてたら
産経の他社新聞批判記事は見つかったから
あったのは確からしい
各社過去記事削除してんかな
発言責任って存在しないの?

5.麻生閣下に敬礼

6.ほんと早かったよねあれ
なんかやらかすしても期間が短すぎるし
金だしたら副総裁の席をやると言われて出したけど、何時までとは言ってないとかそんな感じで追い出したんじゃないかと
中国にしてみたら属国の韓国人なんかが副総裁の席に居るのは我慢ならんだろ

7.一帯一路を跳ね除けた麻生さんは見識あったなぁ
もし民主党政権だったらホイホイ参加して韓国と同じ目に合っただろ

8.韓国産業銀行が主導して国内投資家から総額1500億ウォンの中韓友好ファンドを年率7%で募っていてソッチも全損
担当者は幾らキックバックがあったんだろねえ

9.散々、バスに乗り遅れるなと煽った挙句
バスはずーっと待っていて
乗らないからね~と、はっきり何回か断って
渋々発車したバスが
金を払ってやらせてもらった車掌役の腰巾着もろとも崖から落ちた構図

10.やはりバスに乗れと言ってたオールドメディアより
中国はやめとけといってたネラーの方が正しかったか

以上の10こだ。 

そりゃ当たり前だ。経済無知のオールドメディアなんかにこちらも東亜版も騙されるわけないだろう。2017年ということは朴槿恵政権の時だったと思われるが、当時、財務大臣をやっていた麻生さんがこんな怪しいバスに乗るわけないだろうと一蹴したわけだ。

それで2017年のこちらがどのようにAIIBについて見解していたかがバスに乗り遅れるなで検索したら出てきたので紹介しよう。

韓国企業が中国主導のAIIB事業から排除される可能性があるそうだ。ええ?これは高いバス代を払って降ろされたてことだろうか。

韓国は米国の反対を押し切ってAIIB事業に参加して多額の出資。そして、副総裁の地位を得たのにTHAAD配備決定による中国の経済報復で副総裁の地位もなくなり、金を出しただけの存在となりはてた。しかも、さらに追い打ちをかけられると。もっともAIIBなんて信じてる方が馬鹿なんだよな。

日本メディアはひたすらバスに乗り遅れるなと参加を促したが、結局、AIIB事業が挫折していることは言うまでもない。しかも、韓国人は日本に来るなとか煽っていたよな。確かADBの10分の1規模に満たなかった気がするが。最初から見え見えの罠に引っかかるとか。

振り返ると2017年から既にこちらは詐欺だと判断していた。これが先見の明というやつだ。

米FOMC声明全文

寒い。昨日、朝に記事を更新しながら、ふと、外を見ると雪が降っていた。どうりで寒いわけだ。今日は3月20日だ。つまり、普通なら春の息吹を感じてる頃だと思うのだが、今年の冬は長く続いているんじゃないか。このままだと4月になっても寒いままかもしれない。だから、くれぐれも風邪を引かないように注意してほしい。

あと、インフルエンザやコロナなどもまだまだ怖い。冬が続いているということ再び活性化している可能性がある。

それで今回は色々と取り上げたいニュースが出てきてるのだが、まずは日本経済や韓国経済に大きく影響を与えるFOMCの声明について見ていこうと思う。

そこまで大きなサプライズはなかったのだが、声明によって円とウォンが真逆の動きをしているのは取り上げておいた方がいいと判断した。最初に簡単に要点をまとめておくと金利は据え置きである。ただ、インフレ率はやや高止まりしているようだ。

記事を引用しよう。

[18日 ロイター] – 最近の指標は、経済活動が引き続き堅調なペースで拡大していることを示している。失業率はここ数カ月間、低水準で安定しており、労働市場の状況は引き続き堅調だ。インフレ率は依然やや高止まりしている。


委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す。経済の見通しを巡る不確実性は増している。委員会は2つの使命の両面に対するリスクを注視している。


目標を支援するため、委員会はフェデラルファンド(FF)金利の目標誘導レンジを4.25─4.50%に維持することを決定した。FF金利の目標誘導レンジに対する追加調整の程度と時期を検討するに当たり、委員会は今後もたらされるデータ、変化する見通し、リスクのバランスを慎重に評価する。委員会は保有する米国債およびエージェンシーローン担保証券の削減を続ける。


委員会は4月以降、米国債の毎月の償還上限を250億ドルから50億ドルへ引き下げることで保有証券の減少ペースを鈍化させる。委員会はエージェンシーローン担保証券の毎月の償還上限を350億ドルに維持する。委員会は雇用最大化を支援し、インフレ率を2%の目標に戻すことに強く取り組む。


金融政策の適切な姿勢を評価するに当たり、委員会は今後もたらされる経済見通しに関する情報の意味を引き続き監視する。もしも委員会の目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある。委員会の評価は、労働市場の状況、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界の動向を含む幅広い情報を考慮する。


政策決定の投票で賛成したのは、ジェローム・パウエル委員長、ジョン・ウィリアムズ副委員長、マイケル・バー、ミシェル・ボウマン、スーザン・コリンズ、リサ・クック、オースタン・グールズビー、フィリップ・ジェファーソン、アドリアナ・クーグラー、アルベルト・ムサレム、ジェフリー・シュミッドの各委員。

反対票を投じたのはクリストファー・ウォラー委員で、FF金利の目標誘導レンジの据え置きには賛成したが、保有証券の減少ペースは現在のまま継続することが望ましいと考えた。

米FOMC声明全文 | ロイター

声明を読む限りでは大きな方向転換は見られない。インフレ懸念で金利据え置いたも予想通りといったところ。ここでFOMCの日程を見ておこうか。

それで利下げ時期を考えると5月、6月、7月とFOMCが開催されるが、こちらが7月だと見ている。トランプ氏の関税が4月2日ぐらいに全容が見えると思われるので、それが発動して5月に判断するのは難しいとおもうので、5月は据え置きだろう。

それで6月か。7月か。どちらか迷ったんだが、これは関税効果でインフレ圧力が高まるとみているか。たいしたことないんじゃないか。どちらの認識の違いだと思う。それで、こちらはインフレ懸念は正解だと思っているので、6月までに見極めて7月になるんじゃないか。

年内2回ということはもう1回、利下げあるわけだが、これは12月だとみている。まあ、あくまでも現時点での予想だ。トランプ氏の関税がどうなるかは全く未知数なので、それによって大きく利下げ時期も異なるかもしれない。

しかし、証券市場というのはそういう曖昧な情報ですら折り込んでいくので、今日のダウを見る限りではインフレ懸念は少しは払拭されたんじゃないか。

このようにダウは383ドルと上昇して、42000ドル回復が見えてきた。こちらが気にしているフィラデルフィア半導体指数は4634と、5000にはほど遠いが4400から少しは回復している。

では、今後の利下げ予測を見ておこうか。

【NQNニューヨーク=矢内純一】19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比383ドル32セント(0.92%)高の4万1964ドル63セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)が19日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で2025年に2回利下げする見通しを維持した。

米政権による関税政策で物価上昇圧力が強まるなかでも、パウエル議長がバランスのとれた政策スタンスを示したことが投資家心理を支えた。ダウ平均の上げ幅は600ドルに迫る場面があった。

FRBは市場の予想通り、政策金利を4.25〜4.5%で据え置くことを決めた。同時に公表したFOMC参加者の政策金利見通し(ドットチャート)で25年末の予想中央値が0.25%の利下げ2回を示す水準となり、前回24年12月と変わらなかった。

市場では、「今後、米景気が減速してもFRBの利下げが景気を支えるという安心感につながった」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との受け止めがあった。

パウエル議長はFOMC後の記者会見で、関税や移民などトランプ政権の政策がもたらす経済への影響を念頭に「不確実性が異常なほどに高まっている」と警戒感を示した。一方、米経済が底堅さを保っていることを強調し、政策の変更を「急ぐ必要はない」と従来の考えを繰り返した。先行きに慎重な見方を示さなかったことも、市場に安心感を与えた。

あと省略。

米国株、ダウ反発し383ドル高 FRBが利下げ見通しを維持 ナスダックも反発 – 日本経済新聞

このように年2回の利下げ予測に変化なし。パウエル議長はトランプ氏の政策に警戒感はあるけど先行きに慎重な姿勢にはなってないと。だからダウは600ドル近く上げたのだが、実際は380ドルの上昇だったのはどうしてなのか。

これは後に発表された2025年10~12月期の実質GDP(国内総生産)が前年同期比1.7%増(昨年12月2.1%増)に大きく引き下げられたことでダウは売られたようだ。でも、この時点で韓国より上なんだよな。韓国は1%程度の成長見込みだもんな。

今回のFOMCはそこまで大きな変更点はないが、証券市場は好材料として扱ったと。ただ、ここで気になるのは円とウォンの動きだ。

既にウォンニャス速報で取り上げたがウォンは急降下して、円は急騰した。全く真逆の動きとなった。このウォンと円の動きを比較した画像を見てほしい。

だいたい18時ぐらい前は似たような動きだったのだが、ウォンはどんどん売られていく。円も少しずつ売られていくわけだが朝の3時に衝撃的なことが起きている。

チャートをみれば一目瞭然だが、円は高騰して150円目前から148円まで上昇。しかし、ウォンは上がりもせずにそのまま売られていくという。気がつけば1460ウォンと。1450ウォンからまた10ウォンも下げた。

このチャートは永久保存版だよな。すげえ、面白い動きだ。

それで、ついでに今後のウォン動向も述べておくとこちらは4月末に1500ウォンを到達を予想しているが、FOMC後にウォンが変わらず下げてるので3月末で1500突破もあり得るかもしれないというのが今の予想だ。

ただ、1470か、1480で、韓銀が強固な防衛ラインを敷いてくるのは予想されるのでここを突破するのは中々難しいだろう。大規模介入しても1500突破は意地でも阻止したいはずだ。FOMC前に上げていたのもそれ。でも、結局、無駄に終わった。1460ウォンまでウォン安が進めば、1470ぐらいまではあっという間だろう。

しかし、今後の米利下げで考えれば、韓銀が金利を下げられるのは0.5%程度だろう。ただ、内需壊滅状況を見れば6月、7月の米利下げまで待ってもいられない状態。しかし、金利下げればウォン安が加速するし、家計債務も急増する。難しい家事取りが迫られるわけだ。でも、ここまで行けばウォン安が怖くても金利を下げるしかないだろうな。

韓銀総裁がどう判断するか知らないが各機関が予想する韓国の成長率が毎回、大幅下方修正されているので、景気はどんどん悪化しているとみるべきだ。だとしたら、利下げしないのは悪手となる。そうでなくても利下げするタイミングが遅かったわけで。

でも、次の0.25%利下げで1500突破もあり得るからな。ただ、金利据え置きも厳しいだろう。今の韓国の状態では金利2.75%なんて恐ろしく高い。本内なら2%以下に設定しているレベルだ。下手したら1%でもあり得るレベル。

金利が高いと韓国企業や自営業など融資を受けるのが難しいので資金繰りがショートしていく。倒産件数が爆増していくだけという。

韓国証券市場ウォンニャス速報 開幕は1450.4 金利据え置きでウォンナイアガラw

韓国証券市場 こちらも3月のFMOCで利下げがあるとは考えてなかったのだが、やはり、FOMCでは金利が据え置かれた。つまり、米金利は変わらないということになる。これは多くの市場予想通りだったので、問題はいつ利下げがあるのかが焦点となった。

だからFOMCの見通しを見ていこう。

[ワシントン 19日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)が19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表した金利・経済見通しによると、政策担当者は年内後半に25ベーシスポイント(bp)の利下げを2回実施する可能性が高いと予想している。昨年12月時点の予想中央値から変わらなかった。

2026年にさらに50bpの利下げが実施されるとの予想も示された。

政策担当者19人のうち9人は、年内に政策金利が3.75─4.00%の範囲になると予想した。年内1回の利下げが適切だとした当局者と、利下げすべきでないとした当局者はそれぞれ4人。2人は3回の利下げが適切との認識を示した。

26年末の政策金利の予測中央値は3.4%。これは、来年末まで50bpの利下げが行われることを意味している。

後省略。

とりあえず、多くの担当者が年内に2回の利下げはあるだろうと。トランプ氏の関税が不明き荒れる中、そこまでインフレにならないと見ているのか。さらに来年も0.5%の利下げと。でも、これだと金利を下げても2年以内に3%以下になることはないてことじゃないか。

韓国さん。やばいな。どうやって利下げするんだよ。韓国の政策金利はすでに2.75%。これ以上の利下げは難しい状況でアメリカの利下げが今後、2年間でわずか1%しかない。

では、ドル円から見ていくか。

今日の注目はFOMXが終わっての発表なので朝の3時である。

見ての通り、ここからドル円は一気に上がっている。150円目前から148円70銭と円高が進んだのは利下げ期待が一気に遠のいたんだろうな。そして円が買われたと。

では、ウォン動向はどうなっているのか。

開幕は1450.4。

チャートをどうぞ。

おかしいな。大規模介入してあげてたウォンがフルボッコじゃないか。いやいや、そもそもFOMC発表前かと後でもウォン売り加速している。明らかに円とは異なる動きなんだよな。同じ発表で円は買われて、ウォンは売られた。

朝の5時前には1482ウォン。あれれ?韓国さん。大ピンチじゃないですか。

3月末に1500ウォンも見えてきてますね。こちらは4月末に1500だと予想しているのだが、速まる可能性はあるしな。

■2025年3月19日の韓国証券市場

コスダック指数 7.19ポイント▼ 738.35(終値)
総合株価指数 16.28ポイント▲ 2628.62(終値)
ウォン・ドル相場 0.5ウォン安 1453.4(午後3時半現在)