そういえばイ・ジェミョン代表が代表を辞退したニュースがあった。本題に入る前にみておかないとな。
【ソウル聯合ニュース】韓国の革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は9日、国会で開かれた同党の最高委員会議で辞任する意向を明らかにし、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の罷免に伴い6月3日に実施される大統領選への出馬を事実上表明した。
李氏は2022年の大統領選に出馬したが、尹氏に僅差で敗れた。
李氏は「これからまた新しい仕事を始める」として、「私たちが今経験している困難は、過去に逆境を乗り越えてきた国民の偉大なDNAによってすぐに克服できると信じている。私も共にする」と強調した。
李氏の辞任により、共に民主党は朴贊大(パク・チャンデ)院内代表が党代表を代行する体制に移行する。
これは大きな動きだ。イ・ジェミョン代表が韓国の大統領選挙に向けての一歩を踏み出した。野党はイ・ジェミョン代表で決まりだが、与党についてはよくわからない。候補者が乱立すれば勝てる可能性はゼロだ。だから一本に絞れるかどうかだが、与党にはユン氏派とユン否定側がいるのは弾劾訴追案のときに色々と出てきた。これがどう影響するのか。与党の代表候補が誰になるか。まあ、何しても勝てないだろうけど。
ここからは韓国経済の話題だ。
3月30日だったか。韓国では空売り禁止が解除されて外国人投資家の9割は空売りを使っていたというニュースを紹介した。それで空売りは復活したが、投資家からすればこれで二回目なので、韓国政府の言うことなんて信用していない。
さらにここで面白いニュースが飛び込んできた。どうやらFTSEラッセル、世界国債指数への韓国国債の組みいれが延期されたようだ。
これはちょっと経済でも難しい国債の話になるので最初から解説しよう。これは韓国債だけではなくてウォン安にも影響することである。
そもそもFTSEラッセルとは何か。チャットGPTに聞いてみるか。
FTSEラッセル(FTSE Russell)は、イギリスのロンドン証券取引所グループ(LSEG)が運営するグローバルな株価指数プロバイダーです。もともとはフィナンシャル・タイムズ(FT)とロンドン証券取引所(LSE)の共同出資で設立されました。
FTSEラッセルは、株価指数の算出や管理、金融データの提供を行い、世界中の機関投資家に利用されています。
特に、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の分野で注目されており、企業のESGパフォーマンスを反映した指数を提供しています。これにより、投資家は持続可能な投資を行うための指標として活用できます。
このようにFTSEラッセルは世界中の機関投資家に利用されている株価指数だと。つまり、金融データを提供して投資家に投資を勧める指標となるわけだ。韓国は2025年11月に組みいるという話が昨年にあったのだがそれが延期されたと。
WGBIには、アメリカ、イギリス、日本など23か国の国債が組み入れられている。追随資金は推定2兆5000億ドルで、世界最大の債権指数。WGBIに組み入れられると、韓国の国債市場に海外からの投資が増え、韓国の国債の信頼度が上がるという効果が期待されている。
それで昨年の9月に組み入れは決まったが、それがなぜか半年も延期されたと。空売り禁止が問題視されているんだろうか。
記事を引用しよう。
[ソウル 9日 ロイター] – 指数算出会社FTSEラッセルは9日、韓国国債の「FTSE世界国債指数(WGBI)」への組み入れを開始する時期を、当初予定の2025年11月から26年4月に延期すると発表した。
組み入れは8カ月間にわたって段階的に行い、26年11月に完了する見込み。組み入れ時期の延期についてFTSEラッセルは「指数関係者からの意見に基づいて」決定したと説明した。
FTSEラッセルは昨年10月、韓国国債をウオッチリストに2年間掲載した措置を経て、WGBIに組み入れることを決定した。
韓国政府は、同国国債がWGBIに組み入れられれば、同国の債券市場に80兆ウォン(538億4000万ドル)の資金が流入する可能性があるとの推計を示していた。
だが組み入れが延期されたことで、ウォン相場は一時的に打撃を被る恐れがある。韓国企画財政省の当局者は「市場情勢を入念に監視するとともに、相場の変動が過度に激しくなった場合には安定化措置を講じる」と述べた。
FTSEラッセル、韓国国債の世界国債指数への組み入れを延期 | ロイター
同国の債券市場に80兆ウォン(538億4000万ドル)の資金が流入とか。本当、取らぬ狸の皮算用だよな。はいってもきてもいないのにそれを期待する。
これによってもウォン安が進んでいたようだが、先ほどのウォンニャス速報で知らせたとおり、アメリカの相互関税90日猶予でウォンは急騰している。40ウォンほど上げているので、またいつもの1450辺りの攻防戦が続きそうだ。
まあ、残念であるのだが、なかなか思い通りに行かないのが為替というものだ。
ただ、日経平均株価の爆上げも期待できるので、コスピもそれなりに上がるんじゃないか。ただ、中国への報復関税は125%なので、それによって上昇数値は抑えられるかもしれない。とにかく証券市場を開けてみないとわからないことが多すぎる。
コスピは2290までおちたが、元々は2600ぐらいあったはずだ。だから、どれだけ上げるかは楽しみだ。むしろ、これであげないなら投資家は中国の関税の方がヤバイと判断していることになる。確かに125%とかいわれても困るよな。
では、ネットの突っ込みを見ておくか。
1.今回を逃すともうないね。
2.おやおや、MSCIに続いてここもか。まあお布施でも増やしてみたら?
3.韓国は政治経済は信用できるが
一つだけ不安点がある
韓国では一部で、「国債は借金ではない」という主張がまかり通っている
右にも左にもそういう勢力がいる
韓国は通貨発行権があるから、という理屈らしいが
もし日本で「国債は借金ではない」とか口にしたら袋叩きにされるだろう
4.こんなん絶対アテにして計算してるのに後頭部案件じゃん
5.敵国認定されたんだから入る訳無い。
6.韓国債は誰が買ってるの?
社債だって売れなくてサムライ債を無理矢理起債してると聞いた
以上の6個だ。
これが空売り禁止を続けた措置なのか知らないが、MSCIもそうだが、結局、やはりやめとこうになるんだろうか。2026年4月までに韓国がデフォルトしている場合もあるからな。本当にはいれるかはまだわからないという。
そもそも韓国がもう一度、空売り禁止することだってあり得る。