日別アーカイブ: 2025年5月2日

韓国証券市場ウォンニャス速報 開幕は1436.0 超韓銀砲が炸裂で大量ドル消費w

韓国証券市場 日本ではゴールデンウィークの最中であるのだが、気になるニュースがいくつかある。まずは日経平均株価上昇と円安が加速していることについてだ。後でチャートは確認しておくが、なんと145円だ。トランプ氏はドル安を目指しているんじゃなかったのか。円安がドンドン進んでいるという。

でも、円安が進めば日経平均株価は上昇しやすいので、これが追い風となる。なんと37000円が見えてきている。

何が起きているのか。

記事を引用しよう。

2日の日本市場では株式が上昇。日米の通商協議進展への期待などを背景に輸出関連株が買われている。円相場は一時1ドル=145円台後半と3週間ぶり安値に下落し、債券はもみ合い。

米国の上乗せ関税引き下げに向け協議が進むことへの期待が日本株の買いを促した。赤沢亮正経済再生相は米国との2度目の貿易交渉を終え、「率直かつ建設的な議論を行い前進することができた」と述べた。次回協議は5月中旬以降で調整する。

また、中国商務省は米国との通商協議の可能性を現在検討しているとの報道官談話を発表。米中対立のこう着状態が変化する可能性が示唆された。

ATグローバル・マーケッツのチーフ市場アナリスト、ニック・トウィデール氏は、市場全体、特に日本にとってポジティブな兆候が見られると指摘した。

株式は続伸。自動車や精密機器、医薬品といった輸出関連株が高い。個別銘柄では、米空調機器メーカーのキャリア・グローバルの売上高見通し引き上げを受けてダイキン工業が買われている。

一方、日本銀行が利上げペースを緩める可能性が浮上し、銀行株は下落。SMBC日興証券アナリストの佐藤雅彦氏は、日銀が1日の経済・物価情勢の展望(展望リポート)で物価見通しなどを引き下げたことは「利上げ後ずれを再認識させる内容で、銀行株にはネガティブ」だとリポートで指摘した。

為替

東京外国為替市場の円相場は1ドル=145円台半ばで推移。日銀の利上げ観測後退や米中関税交渉の進展期待から円売りが先行し、一時3週間ぶり安値を更新した。その後はドルの戻り売りも出てもみ合っている。

三井住友銀行の鈴木浩史チーフ・為替ストラテジストは、日銀の利上げ期待が後退していることに加え、日米交渉で為替が議題にならず「米中関税交渉も進展するとの期待感からドル買いに安心感が出ている」と言う。

一方、ソニーフィナンシャルグループの森本淳太郎シニアアナリストは、「米国と各国との関税交渉が順調に進むとも考えにくいので、積極的にドルを買い続けるのも難しい」と指摘。ドルに対する極度の悲観は終わったものの、上値の重い展開を予想している。

債券
  

債券相場はもみ合い。日銀の利上げ先送り観測を受けて買われた反動が出ているほか、米中の通商交渉への期待がリスク選好の売りにつながっている。半面、流動性供給入札が順調となり、相場を支えている。

岡三証券の長谷川直也チーフ債券ストラテジストは、米中通商協議への期待感から株高となり、金利に上昇圧力がかかっていると指摘。日銀も日米だけでなく他国の交渉進展も重要としており、状況が好転していくとの期待感が出れば「利上げに慎重な日銀の姿勢が元に戻るのではないかとの観測につながっている」と述べた。

財務省が残存期間1年超5年以下を対象に実施した流動性供給入札は順調だった。入札結果によると、応札倍率は4.7倍と、3月14日に行われた前回の同年限の入札(3.9倍)から上昇した。

ニュースは以上

このように関税引き下げの協議の期待で日本株が買われているそうだ。しかも、いつのまにか中国が米国との交渉に応じようとしているじゃないか。これは水面下で土下座したんじゃないか。

では、ドル円から見ていこうか。

ドル円は朝から145円台で始まり、日本市場が開いた頃には売られて145円50銭まで落ちた。その後、反発はしたものの145円台からあがらない。専門家はドルを買い続けるのは難しいと述べているが、実際、どうなんだろうな。

ただ、日経平均株価は36790円プラス378円と好調だ。

次はウォン動向だ。

開幕は1438

チャートをどうぞ。

凄いよな。円が145円と安くなってるのにウォンは1433ウォンから急騰している。これはどれだけ介入したんだろうな。数十億ドルは使ったんじゃないか。さすがにあからさま過ぎて笑うしかない。

なんせ1433ウォンが6時間後には1405ウォンだからな。まず、普通にはあり得ない動きだ。でも、なんで5月開けに急に介入しているんだよ。有価証券を打ってドルを手に入れたからか。それにしても、ここまで露骨にウォンをあげてくるとか。

愛犬のジョニーも大喜びだ。どうせなら1400ぐらい押し戻せたら良かったのに。結局、1400の引力圏から逃れてないという。雑魚ですね!

韓国、李在明氏の無罪判決破棄 大統領選へ打撃、最高裁

尹錫悦の内乱シーズン6「大統領選挙」に大きなサプライズが起きた。5月1日15時半、ユン氏の高裁での無罪判決が最高裁で取り消された。これによって高裁に差し戻しとなった。気になるのは大統領選挙に出られるかどうかであるが、今のところ、メディアの報道を見る限りでは差し戻しなので刑は確定していない。

大統領選までに高裁が再び判断を下すのは事実上不可能なので、イ・ジェミョン代表が大統領戦に出馬は可能のようだ。まずは一安心といいたいところだが、残念ながらこれは大きな打撃となる。何より、これによってイ・ジェミョン代表を支持していた中道層が離れる可能性が出てきたからだ。

つまり、支持率48%とダントツだったが、差し戻しによって大きく支持率を下げる恐れがあるのだ。そもそも2審の無罪判決がおかしいといえばそうなんだが、まさかの異例のスピード審理で韓国中に大混乱を引き起こした。だから裁判所がキャスティングボートを握るなら、最初からもう裁判所に政治やらせればいいじゃないか。もちろん、皮肉である。

しかし、せっかくゴールデンウィークで日本は大型連休で多くの日本人がのんびりしている最中にこんな爆弾を放り込むとは?ええ?日本人のほとんどが興味ないって?まあ、隣の国がどうなろうがどうでもいいですよね。こちらも韓国経済を看取っていなければ軽くスルーしているとおもうが、残念ながら経済に大きく関わるので取り上げておく。

では、記事を引用しよう。

【ソウル共同】韓国の2022年大統領選を巡り、当選する目的で虚偽の発言をしたとして公職選挙法違反罪に問われた最大野党「共に民主党」の李在明前代表の上告審判決で、最高裁は1日、無罪とした二審判決を破棄し、審理をソウル高裁に差し戻した。李氏は6月3日投開票の大統領選の党公認候補。世論調査で他の候補を大きくリードしているが、中道層が離反する可能性があり、打撃となりそうだ。

 昨年11月の一審は懲役1年、執行猶予2年の有罪としたが、ソウル高裁が今年3月26日に逆転無罪を言い渡していた。

 李氏は22年大統領選を控えた21年の国会答弁やインタビューで、ソウル近郊の城南市長時代に手がけた都市開発事業の不正疑惑を巡り、疑惑の中心にいた事業責任者に関する説明などで虚偽の発言をしたとして起訴された。

韓国、李在明氏の無罪判決破棄 大統領選へ打撃、最高裁(共同通信) – Yahoo!ニュース

最高裁がまともな判断をしたとはいえ、それならなんで高裁はここまで狂っていたのか。でも、最高裁が差し戻して、次に無罪にはしないだろう。おそらく有罪となり、罰金か、懲役かになると思われるが、その頃ってイ・ジェミョン代表は大統領ですよね。不逮捕特権だから大統領は逮捕されないのか。

ネクロノミウォンの予言が成就する可能性はまだまだ高いが、不穏な空気が流れ出した。あと1ヶ月ぐらいの韓国大統領選挙はいったいどうなってしまうのか。まさかのサプライズで野党圧勝だったはずの選挙戦がまさかの与党にも芽が出てきて、大盛り上がりじゃないか。

では、ネットの突っ込みを見ておくか。

辺真一 ジャーナリスト・コリア・レポート編集長

1.二転三転とはこのことです。李代表は昨日、中道層や保守層まで取り込み大統領選の中央選挙対策委員会の発足式を開き、必勝態勢を築いてましたが、大法院の判決で水の泡と帰す可能性が高いです。李代表本人は高裁に差し戻されただけで有罪が最終確定したわけではないとして立候補を取りやめる考えはないようですが、それを国民が、世論が許すかどうかが問題です。

このままでは悲願の政権奪還が難しいと「共に民主党」執行部が判断すれば、候補の差し替えも考えられますが、そうなると、内紛が起きるかもしれません。尹錫悦前大統領の罷免に続き、李在明前代表の無罪判決破棄と、まさに韓国の裁判所が政局を左右しており、他の国ではお目にかかれない珍現象と言っても過言ではないかもしれません。

2.北と中国に煽られたポッピュリズムのいく末を教訓として眺めるにはよろしいかと。最高裁も司法判断と言うよりその都度の思惑での判決が得意ですので、選挙への影響も含めて様子見かしら。距離を置いて静観する様ですね。

3.大統領選の日程は決まっているから、 高裁差し戻しで有罪が確定する前に 当選し、イジェミョンが大統領になる 可能性も在るが、有罪確定と同時に 大統領職失効なのでは。 仮にそうならないにせよ、野党になる 国民の力がイジェミョンの弾劾決議案を 提出する筈。 とにかく有罪確定で在ろう新大統領が そのまま職務遂行して良いのか。 更に、重たい選択を韓国有権者は 突き付けられる事に成るだろう。

4.本当にこの国は民主国家なのかと常々思います。 最近特に言ったもん勝ちやったもん勝ちになってるような気がしますし、今の韓国民の一番人気なので、下手すりゃ裁判継続中でもムリヤリ大統領になってしまうかもしれません。

5.てっきり無罪が確定するかと思いきや差し戻しですか。 先日の前大統領の弾劾失職を踏まえるとあり得ない展開だと思うのですが、何故この国の判決はこうも予測不可能なのでしょうか? とは言えこの人物が被選挙権を喪失する可能性はほぼ無いと思いますし、もし本当に有罪が確定したとしても不当な判決としてものともせず立候補して次期大統領になるのではないかと感じてなりません。

そう言う点も踏まえると最高裁もこの人物に恩を売る意味でも無罪を確定させた方が良かったのではないかと感じるのですが、本当にどこかおかしな国だなと改めて感じさせられます。

以上の5個だ。

まずは韓国通ではお馴染みのコリアレポートのジャーナリストの見解だ。こちらは世論は意外と許すと思うんだよな。だって韓国人だしな。そもそも前科があったことは誰の目でも明らかで、彼が無罪だなんて信じてるのは野党支持者ですらいないだろう。

だから、差し戻しがあろうが、虚偽発言よりも、逆らう国民を戒厳令で皆殺しにしようとしたユン氏を許せない派が多いんじゃないか。だって与党候補は弾劾を拒否した連中ばかりだぞ。つまり、国民からすれば敵だ。

2については高裁は酷いが、最高裁だけはまだまだまともってことだと思われる。それはユン氏を8-0で罷免しただけのことでもわかるだろう。しかし、異例の審理をやったのは大統領選前にどうしても片付けておきたかったことになる。

差し戻された高裁が選挙日までに間に合うかどうかは知らないが。有罪にしていきなり出馬資格を失うのは内乱勃発だろうな。高裁が襲撃される。そりゃそうだ。確かこの前の記事で5月11日以降は候補を変えれないじゃなかったか。

つまり、それが過ぎて有罪なんかにすれば野党は選挙戦を戦わずして負けである。こんなのは民主主義ではない。出来レースなのか。与党に勝たせたいからそうしたになれば、もはや、裁判所の公平、中立性が失われる。

つまり、これは裁判所が政治をやってるようなもんなんだよ。さっきも突っ込んだけどな。

次は3だ。イ・ジェミョン代表が大統領になって、今の与党が野党になって弾劾提出したところで通るわけないだろう。国会は野党が牛耳っているのだ。。つまり、弾劾したところで拒否されるだけという。韓国の国民情緒法なら、国民から大統領に選ばれたという歴史的な快挙があれば有罪なんて取り消しかもしれない。それはそれで法治国家としてどうなんだろいう突っ込みはあるが、そんなことはケンチャナヨだ。

それで4は無理矢理大統領ではない。大統領になるんだよ。国民から選ばれたら犯罪者だろうが、前科4犯だろうが関係ないんだよ。韓国ではな。

5については最高裁がここで無罪判決を確定させてしまうデメリットはどこにあるのか。大物政治家になると証拠なんてものが全く審理されないてことだ。高裁の判決はそれだからな。それは裁判というのは政治の力でねじ曲げられることを国民に教えるようなものだ。しかし、イ・ジェミョン代表が大統領になれば当然、差し戻した裁判官は全員取り替えだろう。無罪にした高裁の裁判官が最高裁に栄転してそうだ。いや、まじで。

それで話はまだ終わってない。もう一つ追加ソースを出そう。

これによってイ・ジェミョン代表の有罪はやはり確定していることがわかる。

記事を引用しよう。

公職選挙法違反容疑で起訴された「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前代表に無罪を宣告した2審判決を大法院(最高裁)は有罪趣旨で破棄し差し戻した。ただこの日の大法院判決が李前代表の大統領選挙出馬に影響を及ぼすことはない。

李前代表はソウル高裁で再び裁判を受けなければならない。ソウル高裁は大法院の判断趣旨に拘束されるため有罪を宣告しなければならない。2審では追加量刑審理を経て刑量を新たに決めるものとみられる。

大法院は「『ゴルフ発言』と柏峴洞(ペクヒョンドン)関連発言は公職選挙法第250条第1項に基づく虚偽事実公表に該当する。2審の判断には公職選挙法に関する法理を誤解し判決に影響を及ぼした誤りがある」と明らかにした。

大法院は李前代表がキム・ムンギ元城南(ソンナム)都市開発公社開発第1処長(故人)とゴルフをしたという疑惑に関し「写真がねつ造された」という趣旨で発言した部分は虚偽事実の公表に当たると判断した。

柏峴洞の用途変更と関連しても大法院は「国土交通部が城南市に職務放棄を問題にすると脅迫した事実は全くないのに被告人が虚偽の発言をした」として有罪と認定した。

李前代表は2021年12月に大統領候補として放送に出演し、キム処長を知らないと発言し、国政監査では城南市柏峴洞の韓国食品研究院用地の用途変更過程で国土交通部の脅迫があったと話し虚偽事実を公表した容疑で起訴された。

下級審の判断はくっきりと分かれた。1審は有罪を認め懲役1年に執行猶予2年を宣告したが、2審は李前代表の発言が「認識」または「意見表明」にすぎないため処罰できないとしいずれも無罪を宣告した。

大法院は3月28日に事件を受け付けた後、国民の関心が高く、有力大統領候補である李前代表の被選挙権の有無がかかっている点を考慮し異例のスピードで事件を審理した。大法院は検察の上告理由に関し審理した後、事件受付から34日後のこの日検察の上告を受け入れ2審判決を破棄した。

韓国最高裁が2審の判断覆す…李在明前代表の無罪判決、有罪趣旨で破棄差し戻し | Joongang Ilbo | 中央日報

つまり、大法院が無罪ではない。差し戻せと決めた以上、有罪確定で、後は刑の重さである。そして一審の判決をそのまま高裁が採用したらそのまま確定するのでイ・ジェミョン前代表が大統領になれないことになる。それが90日以内で、本来なら選挙前に決まるはずもないんだが、残念ながら大法院が1ヶ月のスピード審理をしたことで、1ヶ月以内に出る可能性が捨てきれない。

おいおい、どうしてこうなったんだよ!こんなわけのわからない展開にして裁判所は韓国をどこまで地獄に追いやるつもりなんだよ。もう、裁判所が全部決めたらいいじゃないか。まさかのシーズン6にこんなドラマが用意されてるとは・・・。さすが世界最高のエンタメだな。

いいじゃないか。このままイ・ジェミョンが大統領になっても、国民が判断すればいい。ただ、この場合、一体何がどうなるんだよ。100%有罪確定の大統領が誕生するとか。こんな斜め上の展開を誰が予想できるんだよ。韓国さん、離れたところから観察していると面白すぎるが、もう、めちゃくちゃすぎてさすがについていけんぞ。

全員が狂ってるよな?裁判所は何がしたいのかわからない。社会の混乱をできるだけ少なくするはずの裁判所がめちゃくちゃにした。

とにかく今後どうなるのか、もう全然わからない。なんで庶民が阿鼻叫喚しないといけないんだよ。

では、ネットの突っ込みを見ておくか。

1.さっさと判決を確定させて綺麗な身辺で選挙に専念できると思ってたんだがなぁ。

6月頭に大統領選挙が予定されてて李さんは有力候補なのに
今この時期に「二審差し戻し、有罪を前提に90日以内に判決出せ」なんて
司法権力による選挙介入じゃねぇのか。

2.実質、完全な有罪判決だから、立候補するなと警告してる
このまま立候補したままだと、選挙直前に判決が出て与党候補が勝つ

ルール上は立候補できるが、有罪確定だから本来は立候補辞退

それでも出るなら判決で強制退場

3.大統領選挙で勝てば良い
とても簡単な話です
韓国民は間違い無く李在明を選びますし
今回の件で支持者の結束が強まったでしょうね
高裁の判決もグダグダと来年まで引き延ばせば良いんですよ
なんせ一度無罪判決をだした所ですからね

4.最高裁はムンのシンパだから有罪にしたいけど、責任取りたくないから有罪だけ決めて最終決定は高裁へ
高裁も責任取りたくないから大統領選前に判決出さない
結果、イジェミョン当選で判決は無効にされて、最高裁が吊るされる

5.差し戻しで仮に高裁で有罪ってなっても
多分大統領選挙に立候補さえ出来れば、当人や野党やその支持者にとっては勝利条件満たせてると思うんだよな
無いとは思うけど、選挙までに高裁で有罪判決出たら、それはそれで面白いけど

以上の5個だ。

このようにネットでも意見がバラバラだ。皆、混乱している。ただ、この有罪確定で中道層がどう反応するのか。次回の世論調査はかなり注目度が高い。しかも、ここにきて与党にも動きがある。

それはハンドクス首相が辞任したのだ。まじかよ!まあ、やるとはおもってた。だって韓国人にとって一番大事なのは国民の生活ではない。政局なんだよ。

記事を引用しよう。

【ソウル=桜井紀雄】6月3日の韓国大統領選の最有力候補と目されてきた革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前代表は1日、最高裁が公職選挙法違反事件を巡り、有罪相当として審理をソウル高裁に差し戻したことで、優位に進めてきた選挙戦で大きくつまずくことになった。

一方の保守陣営では、弾劾罷免された尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の権限を代行する韓悳洙(ハン・ドクス)首相が1日、辞任を表明した。2日にも大統領選への出馬を宣言した上で、保守系与党「国民の力」候補と候補者の一本化を目指す構えだ。再燃した李氏の「司法リスク」を追い風に、どこまで巻き返せるのか注目される。

李氏は「私の考えとは全く異なる方向の判決」だと記者団に述べながらも「国民の意向が最も重要だ」として出馬を貫く姿勢を示した。共に民主党広報責任者は「不当な大統領選への介入だ」と判決を批判し、強く反発した。与党側は「今からでも大統領選候補を辞退すべきだ」と声を高めた。

少し省略。

選挙まで残り1カ月

だが、選挙まで約1カ月という短期間で差し戻し審などを経て判決が確定する可能性は低く、李氏の出馬資格は当面維持される。共に民主党内は既に李氏支持で固まっており、急に公認候補を差し替える選択も考えにくい。高まった李氏の「司法リスク」を抱えたまま、選挙戦本番に突入することになる。

これに対し、韓氏は1日、国民向けの談話で「直面している危機を克服するため、私にできること、私がすべきことを実行しようと職を辞する決断をした」と述べた。保革の対立が深刻化し、混迷が続く政治状況に触れ、「国のために最善だと信じる道を最後まで歩む」と強調した。新たな大統領が就任するまで崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相兼企画財政相が大統領権限を代行する。

与党は大統領選候補を2人に絞り込み、3日の党大会で公認候補を決定する。韓氏はいったん無所属で立候補する見通しで、与党公認候補の選出を受け、候補者一本化に向けた協議も具体化するもようだ。韓氏は革新系の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権でも首相を担い、保守層以外の一定の支持も期待されている。半面、尹政権下の首相として、戒厳を許した責任は免れず、今後の支持拡大は不透明な状況だ。

保守系有力候補の韓悳洙氏が首相辞し出馬へ 李在明氏は「司法リスク」再燃 韓国大統領選

ここに来て恐れていたハンドクス首相が辞任して、大統領選での有力な候補者となる。おそらく与党はハンドクス首相一本で絞るとおもわれる。ただ、国民はハンドクス首相が戒厳令を許したことを忘れてはいない。それがどこまで支持を減らすのかは未知数だ。

つまり、与党と野党にどちらにも大きな動きが5月1日にあり、まさに最高のエンタメは登場人物が揃ってきたといえよう。この調子で大統領選まで駆け抜けていくのか。続報を待てってやつだ。