尹錫悦の内乱シーズン6「大統領選挙」はシーズン随一のカオスっぷりに最高のエンタメは最後まで面白さを加速させることとなった。本来、イ・ジェミョン前代表が圧倒的勝利になる予想があったので、余裕の勝利でたいして盛り上がりもしないで終わると思っていたら蓋をあけてみればそんなことはなかった。
それは最高裁がいきなり政治介入して異例のスピード審理でイ・ジェミョン前代表の高裁での無罪を取り消して、高裁に差し戻ししたからである。イ・ジェミョンは「第2内乱」として強く反発。最高裁裁判長を含めた10人の裁判官を弾劾すると宣言。
実際、彼にはそれができる。なぜなら弾劾するのは出席議員の過半数、150名でいい。しかも、民主党事態が170名議員がいるので、余裕で過半数を自党だけで上回っている。つまり、これを防ぐ手立て与党にはない。
しかも、大統領権限で法案を拒否できるわけだが、イ・ジェミョン代表が大統領になった瞬間に、その権限も野党のものになる。だから、最高裁裁判長であろうが弾劾すればいいだけの話なのだ。10人も弾劾すれば最高裁は事実上、機能を失うので、もはや、全ての事件での最高裁での審理が止まる。まじですか。まじですよ。まさに民主主義が終わった日として語り継がれるわけだ。
いやいや、さすがにそんなことないだろうと思うかもしれないが、実際、弾劾すると民主党は宣言しているので最高裁に止める手段はない。
だから、これを防ぐには高裁が選挙前に有罪を確定させて出馬資格を失わせるか、与党候補が大統領選で勝つしかないのだ。朝鮮日報さんはわらにも縋るおもいで与党勝利を願っているだろうが、ネクロノミウォンの予言がそう簡単に外れるとは思えない。
そもそも与党候補が勝てばいいんだよ。それで全て解決だ。しかし、その与党にも内部分裂が発生している。それは辞任して大統領選に出馬表明したキム・ムンス前雇用労働相とハンドクス前首相の2人による、党内候補一本化の問題である。
ハンドクス首相が出馬しない場合、与党はキム・ムンス前雇用労働相が最終候補と選ばれてた。しかし、そこにハンドクス首相がいきなり辞任して、俺で一本化しろと要請したので、キム・ムンスからすればふざけるな!という話だ。実際、キム・ムンスの主張が正しいのは記事を読めばわかる。
では、記事を引用しよう。
与党「国民の力」の大統領選挙予備選で、キム・ムンス前雇用労働部長官が大統領候補に選出された。キム・ムンス候補の勝利の秘訣は圧倒的な「党の意思」だった。「(尹錫悦大統領)弾劾反対」で団結した党員の圧倒的支持に、ハン・ドクス前首相との一本化を望む票層を吸収した結果だった。
キム候補は3日、京畿道一山(キョンギド・イルサン)のキンテックスで行われた最終予備選挙で56.53%を得て、ハン・ドンフン候補(43.47%)を13.06ポイント差で破った。キム候補は、党意と民意でいずれもハン候補を抑えた。キム候補は党員投票で61.25%(24万6519票)を得て、ハン候補(38.75%、15万5961票)を22.5ポイント差と大きく引き離し、世論調査でも51.81%を得てハン候補(48.19%)を上回った。キム候補は受諾演説で「(共に民主党の候補の)イ・ジェミョンはすでに独裁者ではないか。体制を否定する過激勢力によって国をかき乱されないようにする。偽りと犯罪で国会を汚した人物を大韓民国の大統領にしてはならない」と述べた。
キム候補が党員投票においてハン候補を大差で抑えたのは、「ハン・ドンフンはだめだ」という保守陣営内の弾劾反対派の支持が影響を及ぼしたものとみられる。韓国ギャラップが尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の弾劾直前の4月1~3日に実施した世論調査によれば、国民の力の支持層で弾劾反対は91%を占め、賛成(6%)より圧倒的に多かった。キム候補陣営の関係者は「キム候補は弾劾に対して一貫して反対の声を発信し、この点が支持者に肯定的な影響を及ぼしたものとみられる」と語った。
実際、先月29日に同じく「弾劾反対派」だったホン・ジュンピョ候補がトップ4から脱落すると、ホン候補を支援していたユ・サンボム、キム・デシク、キム・ウィサン、ペク・チョンウォンの各議員は直ちにキム候補支持を宣言し、翌日にはナ・ギョンウォン議員がキム候補支持の意思を明らかにした。キム候補陣営の関係者は、「全国253の党員協議会のうち、半分以上が我々を支持している」と述べた。
キム候補が「ハン・ドクス一本化」問題で機先を制したことも役立った。キム候補は早くからハン・ドクス前首相との一本化に積極的に対応し、「キム・ドクス陣営」などと呼ばれたりもした。ハン前首相の大統領選出馬を率先して支援したパク・スヨン議員は、陣営の政策総括本部長として合流した。党関係者は「今回の大統領選はキム・ムンス、ハン・ドクスとハン・ドンフンが対決する2対1の構図とみても差し支えない」と述べた。保守有権者層でハン前首相の出馬を支持する世論が強い中、この票をキム候補がまるごと吸収したものとみられる。
しかし、キム候補は笑ってはいられない状況だ。11日の大統領選候補登録締め切りまでにハン前首相と一本化するという課題が残っているからだ。キム候補は「ハン前首相が無所属で出馬するなら、必ず一本化する」と表明しただけに、直ちにハン前首相と一本化に向けた交渉を始めるものとみられる。キム候補はこの日の受諾演説で「私は共に民主党のイ・ジェミョン勢力が政権に就くのを防ぐためならば、どんな勢力とも強い連帯を築く」とし、「国民とわが党員が納得できる手続きと方法で推進する」と語った。
国民の力はひとまず、公報の発注など選挙運動の準備日程を考慮し、7日正午を「一本化のデッドライン」としている。
キム・ムンス前雇用労働相、「尹弾劾反対」の党員支持結集で与党の大統領候補に選出 : 政治•社会 : ハンギョレ新聞
このようにキム・ムンスは党内での候補者選びで勝ち抜いて党内候補となった。しかし、ユン氏の戒厳令後の扇動がまさかここまで影響してくるとか。おいおい、韓国人は狂っているのか。世論調査で国民の力の支持層で弾劾反対は91%を占めているとかあり得ないんだが。
いやあ、すげえな。国民の党って。まさに支持者がユン氏の崇拝者の集まりじゃないか。弾劾反対する理由なんて100%存在しないのは憲法裁が8-0で断罪したことでも明らか。それでも、彼らは弾劾に反対なのかよ。
こんな馬鹿な連中が保守派を名乗ってるとか。もう、酷すぎて笑うしかない。そりゃ、ハンギョレ新聞のほうがまともになるよな。だってこんなく連中が読むメディアの代表なんだぜ。
そして、キム・ムンスはこれをつかって党内代表に選ばれたわけだ。つまり、彼は戒厳令を擁護派ということになる。だめじゃん。こんなの大統領になったらすぐ戒厳令をするんじゃないか。ユン氏が正しかったとかでいって。ろくな候補者でないことが判明。これならハンドクス首相のほうがまし・・・。いや、変わらないか。与党が駄目過ぎて笑うしかない。
でも、野党がまともなわけでもない。なぜなら有罪確定のイ・ジェミョンが圧倒的な支持を受けていることが判明したからだ。つまり、左を見ようが、右を見ようが、どちらも狂っている。日本人からすれば爆笑だが、韓国人はこれでいいのか。普通に考えてどの候補もクズ過ぎて選べないんだが。
こちらが仮に選挙権があるなら、どの候補にも投票しないです。2人しかいないなら白紙投票ですね。だって戒厳令を擁護もできないし、有罪確定の犯罪者が大統領だってあり得ないからな。これならまだ犯罪者ではない日本の石破総理の方がましというものだ。
でも、選べる選択肢が二つしか無いのだ。韓国人のやれることは3つしかない。与党候補に投票するか。イ・ジェミョンに投票するか。白紙にするか。どれを選んでも絶望しかないのが笑いを誘うよな。一番ましなのが白紙投票であるが、それすら民主主義を否定する行為だからな。白紙で有利になるのは人気候補だけだからな。つまり、イ・ジェミョンが有利となる。
中立の立場からすればどちらでも構わないが、韓国経済の視点で考えればねじれ国会では何も決まらないのでイ・ジェミョンが勝てば、野党が与党になるので混乱は静まるだろう。でも、待ってるのはイ・ジェミョン独裁国家であり、最高裁裁判長らは弾劾されている。そもそも法案を全て可決させることも可能なので、イ・ジェミョンだけを特別に扱う法案作成もおもいのままだ。
つまり、彼が大統領になれば有罪が確定しようが、大統領のうちはその効力は無効化する法案が可決されるので、彼がどのような犯罪者であろうが、引きずり下ろすことはできない。そして、5年もあれば自分で恩赦しているとおもうし、大統領をやめても全ての裁判は無効だとか法律を作ればいい。
きっと多くの読者さんや視聴者さんは、何言ってるんだとおもうかもしれないが、実際、そうなるんだよ。それができるのにどうしてイ・ジェミョンが罪を償って、裁判をまともに受けるとか信じてるなら、それはただのお花畑である。すでに凄まじい遅延行為で逃げてきたじゃないか。
それなのに与党は候補者の一本化もまだできていない。さっきの記事は5月6日のハンギョレだが、実は7日にさらに動きがあった。それはキム・ムンスがやっぱり、ハンドクス首相に対して批判を浴びせた。おいおい、お前譲るんじゃなかったのかよ。そんなわけないだろう。韓国人を理解してない。自分が選ばれたら、180度、翻すに決まってるだろう。韓国人が手にした地位を素直に譲るわけないだろう。
記事を引用しよう。
与党「国民の力」は6日、無所属のハン・ドクス候補との大統領選候補一本化の話し合い事実上拒否しているキム・ムンス候補を標的として、7日に全党員を対象とした一本化の賛否を問うアンケート調査を実施することを明らかにした。
一本化が中央選挙管理委員会への候補登録の締め切り日となっている11日を過ぎると、党の資金も選挙記号2番も使えなくなる恐れがあると判断して、圧力をかけるために超強硬策を取ったのだ。
キム候補は、党による全国委員会および党大会の招集公告について「党指導部が正当な大統領候補である私を強制的に引きずり降ろそうと試みている」として激しく反発しつつ、「候補としての日程の中断」で真っ向対決の姿勢を示している。
国民の力のクォン・ヨンセ非常対策委員長はこの日、国会で開かれた議員総会で、「一本化に対する確実な約束、ハン・ドクス候補をまず訪ねるという約束を信じて、我が党員と国民は(党の予備選挙で)キム候補を選択した」とし、「7日に全党員を対象とする、一本化の賛否を問う投票を実施する」と述べた。投票はARS方式で7日午前9時~午後9時に行われる。キム候補側は「誰のための投票なのか分からない」と述べた。
国民の力はこの日、中央選挙対策委員会の一本化推進本部の初会議を行う予定だったが、キム候補側が参加しなかったため会議は流れた。キム候補は「党は候補を排除したまま一方的な党運営を強行している。事実上、党の公式の大統領候補として認めていない」と反発した。一本化推進本部を党が一方的に設置したこと、8~11日の間の一日で全国委、10~11日の間の一日で党大会を開催することを決めたことを問題視したのだ。
2日間の日程で大邱(テグ)・慶尚北道を訪問していたキム候補は、午後に慶尚北道慶州(キョンジュ)で日程の中断を宣言した。予備選挙でキム候補陣営にいたキム・デシク(当選1回)、オム・テヨン(再選)の両議員が慶州を訪ね、「当選1回議員、再選議員74人の代表として来た。上京して議員総会で議員たちと顔合わせを行うとともに、キム候補の立場も(一本化の即時着手へと)変える契機を作らなければならないという気持ちを伝えるために来た」と説得したが、その直後に日程中断を宣言したのだ。
クォン・ヨンセ非常対策委員長、クォン・ソンドン院内代表、ハン・ドクス候補からは、(キム候補の)その後の訪問先だった大邱を訪ねるという通知も送られていた。これより前、汝矣島研究院のユン・ヒスク院長はフェイスブックで「一本化する気がないのなら、キム候補は候補資格を返上して道を譲れ」として、「(一本化の)舞台が設置されたのにキム候補が参加しないなら、当然交替すべきだ」と主張している。
キム候補は、「2度も大統領を守れなかった党が、大統領候補まで引きずり降ろそうとしている」とし、「こんなことをするならなぜ予備選挙を3度もしたのか分からない。現時点から候補としての日程を中断し、ソウルに戻って対策を講じる」と述べた。
党内では、キム候補が候補登録日まで引き延ばしつつ、資金と組織力で絶対的に不利なハン候補の白旗投降を狙っているのではないかという見方が流れている。党の関係者は「キム候補には一本化に応じる気がまったくないようにみえる」とし、「党憲・党規を改正してキム候補を引きずり降ろすことはできるが、それでは大統領選挙が滅茶苦茶になるので選択できないということを、キム候補も分かっていて粘っているのではないか」と話した。
韓国与党、一本化で全党員投票という超強硬手段…キム候補「日程中断」 : 政治•社会 : ハンギョレ新聞
しかし、国民の力もあほだよな。韓国人のいうことを信じるなんて・・・。馬鹿じゃないのか?そんなわけないだろう。彼らが約束を守るわけないんだから、しかし、ここまで見事に裏切るのはさすがである。
いやいや、本当、勝手に自滅する道しか選べないのか。なんでここまでぐだぐだなんだよ。キム・ムンスの裏切りすら想定してなかったのなら、国民の力が無能なだけです。韓国人の言うことなんて確定しないかぎりは信じてはいけない。
でも、これじゃ戦う前から負けじゃないか。こちらはハンドクス首相一本で絞って戦うと思っていたら、そもそもそこにすらたどり着けないとか。笑うしかない。しかも、既に見てきた通り、そのハンドクス首相ですらイ・ジェミョン代表に支持率は遠く及ばない。だいたい、ユン氏の弾劾反対を叫ぶ党にまともな有権者がいれるわけないだろう。
戒厳令に反対した国民は7割だ。その残り賛成の3割が国民の党の連中だとおもわれるので、この時点で与党に勝ち目がない。キム・ムンスがユン氏の弾劾を反対している候補なので、それは憲法裁の判断から真っ向から対立する。彼が大統領になることはないだろう。そもそも大統領になってユン氏を釈放でもするんだろうか。そうやって支持を集めた可能性はあるな。
それであまりにも酷い与党の惨状のターニングポイントはどこなのか。それはこちらが悪手だと述べた、ユン氏の戒厳令による第一回目の弾劾訴追案での「弾劾で反対」したことが全ての泥沼の始まりである。ここでユン氏を与党が全員で弾劾しておけばこのような世界線はなかった。
ユン氏は戒厳令が未遂に終わり、党内に判断を任せると述べていたのにこの弾劾反対で一変した。しかも、あろうことが今までろくに出しても来なかった談話を毎日のように出して国民を扇動する。そして、あほな国民と統一教会の工作で支持率はなんと50%まで回復した。そして、国民の力でユン氏の弾劾反対9割まで占めるほど影響を及ぼすことになったと。
こんなクズ大統領を9割の国民の力の支持者は支持してるのだ。もう、絶望的過ぎるという。
そして、7日にとんでもないことがわかった。もう、これは確定的である。高裁がイ・ジェミョン代表に敗北したのだ。ええ?どういうことかって?彼の公判を6月18日に延期したのだ。つまり、彼が大統領候補から外れる心配は無くなった。
さすがに最高裁裁判長を人質に取られたら高裁はどうしようもなかったと。さあ、いよいよチェックメイトの時間てことだ。6月3日の選挙までにもうイ・ジェミョンを止める手段はなくなった。日本人は6月3日までに上手い酒や、ケーキ、赤飯を用意して待っていようぜ。こちらは6月3日にケーキとシャンパンでも用意して食べるかな。
記事を引用しよう。
最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)大統領選候補の公職選挙法違反容疑事件の破棄差し戻し審の初公判が大統領選以後に延期された。
ソウル高裁刑事7部(イ・ジェグォン部長判事)は7日、「大統領候補の被告人に選挙運動の機会を保障するため、裁判期日を大統領選挙日後に変更する」と明らかにした。ソウル高裁のこのこのような決定により、当初15日に予定されていた初公判は6月18日に延期された。
先立って裁判所は2日、事件を配当された直後、初公判期日を15日に指定したが、李候補側が裁判日を選挙以後に先送りしてほしいと要請し期日が変更された。
一方、1審裁判所は該当発言を虚偽と判断し、李候補に懲役1年、執行猶予2年を宣告したが、2審は「被告人の発言が認識または意見表現に過ぎない」として無罪を宣告した。しかし、最高裁全員合議体は去る1日、「2審判断が法理を誤解した」として有罪趣旨で事件を破棄差し戻した。
破棄差し戻し審は最高裁の有罪判断を反映して再び審理することになり、李候補が法定刑5年以下の懲役または罰金刑に該当する公職選挙法上虚偽事実公表疑惑で有罪確定判決を受けた場合、被選挙権が制限される。
ソウル高裁、李在明氏の選挙法破棄控訴審の初公判を6月18日に延期 | 亜洲日報
最高裁がいらんことをして弾劾が怖くなって、高裁が日和って大統領選の後の日程に延期する。ネクロノミウォンの予言は絶対だ。最高裁ごときが、光の革命の邪魔をするなどできるはずなかろう。光の戦士「イ・ジェミョン」による光の革命成就はもうすぐそこまできている。
世界初の「有罪確定大統領」が爆誕するまでもうすぐだ。こんな面白いことが起きるなんて、16年看取ってきたが初めてだ。もう、拍手しかない。ここまで最高のエンタメに仕上げてくれてありがとう。イ・ジェミョンを大統領にしたいという韓国人の選択に心から祝福を贈ろう。韓国人に幸あれ!韓国が光の革命で赤く生まれ変わるのだ。