今回のG7は韓国のイジェミョン大統領が呼ばれもしないのに参加強行したことで、一部の日本人から大いに注目されてこちらは特集を組んできた。後で確認していくが既にイジェミョンは韓国へ帰国したようだ。ここでトランプを追ってアメリカのホワイトハウスに行くなら本物だったのだが、彼は最後の最後で選択を見誤った。
つまり、今回のG7のサミットの結果はゼロに等しい。日本の石破総理とはお情けで会談してもらったようだが、韓国が一番やらなくてはいけないことはトランプ氏に会って関税交渉したり、記念撮影して大統領が代わっても米韓同盟が堅固であることをアピールすることだった。
これができない時点でカナダG7外交は大失敗なのである。だって地理的に近い日本の石破氏にG7で会談しなくてもいつでもできるからな。韓国経済の専門家として述べれば、韓国の主な外交相手はアメリカ、日本、中国、北朝鮮4つである。そして、これらの4つだけで韓国は何十年もやってきた。確かに他の国とも付き合いはあるんだが、そんなものは韓国の行く末に何も関係ない。
だから、こちらはアメリカのトランプ氏に挨拶もできず、会談は調整中と嘘言いながら、初日で帰国されてトイレ前で待ち伏せ作戦も無駄に終わった。韓国メディアはもうイジェミョンを批判することはできないので、韓国のイジェミョンが華々しい外交デビューとか書いてると思われる。でも、こういう韓国を評価する記事で韓国メディアを鵜呑みにするのはただの素人である。間違いなく嘘と誇張だらけだからな。
カナダG7特集ということでこれから中央日報の社説と、聯合ニュースでイジェミョンが会談したという国。さらに世界大手メディアのBBCニュースを順番に見ていこう。その順番で読んで最後にBBCニュースを見れば答えにたどり着くはずだ。韓国のカナダG7外交の真の評価に。
では、中央日報からいこうか。因みに毒電波要素が多いので閲覧には注意してほしい。
韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領と米国のドナルド・トランプ大統領の初会談が不発に終わった。カナダで開かれている主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席した李氏は当初17日(現地時間)、トランプ氏と初の韓米首脳会談を行う予定だった。しかしトランプ氏が突然帰国したため実現しなかった。
トランプ氏との初会談を通じて通商交渉や安保イシュー議論に転機が訪れることを期待していた韓国政府としては心残りのある会議となった。外交的欠礼問題について、国家安全保障室の魏聖洛(ウィ・ソンラク)室長は「多国間会議を契機にした首脳会談にはこうしたことが時々あり、米国側から了解を求める連絡が入った」と説明した。だが、トランプ氏が帰国前までカナダ、英国、日本の首脳と会って通商イシューなどを集中的に議論した点で釈然としない面もある。
李氏はカナダに向かう専用機の中で、対米関税交渉に関連して「最低限、他の国々に比べて不利な状況に置かれないようにすることが重要な課題」として意欲を見せていた。ところが7月8日米国の相互関税猶予終了を控えて韓米間通商懸案を解決する機会を次に先送りしなければならない状況になった。
少し省略
韓米首脳会談が取りやめになり非常に残念だが、今回のG7サミットを活用し、できるだけ多くの主要国首脳との挨拶外交を進める必要がある。トランプ2.0時代を迎えて主要国との共助強化が李在明政府の外交資産になりえるためだ。特に17日に確定した石破茂首相との初の会談で修交60周年を迎えて過去を直視するものの、未来を指向する実用外交の第一歩をうまく踏み出せるよう願う。
【社説】不発に終わった韓米首脳の初会談…李大統領訪米の早期推進を | Joongang Ilbo | 中央日報
この社説を読めばわかるが、アメリカと日本の話しかないんだよ。トランプ2.0時代を迎えて主要国との共助強化が李在明政府の外交資産になりえるとかあるが、そもそもその外交資産の具体的な相手国の名前すら言及していない。さらに挨拶外交を進めるとはっきりある。実質G8のはずなのにどうして挨拶外交を進めるんですかね?
この社説を見れば韓国メディアが取り上げている話題がほぼアメリカとの外交であることがわかる。最初に述べたとおり、中央日報は米韓会談がなかった時点で非常に残念と述べているが、実際は「大失敗」という認識なのである。それを書くと粛正されるから書かないんだよ。
では、次は聯合ニュースを見ていこうか。
記事を引用しよう。
【カナナスキス(カナダ西部)聯合ニュース】主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席するためカナダを訪問した韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は18日午後(現地時間)、就任後初となる首脳外交を終え、帰国の途についた。
今月4日に就任してから初めての海外訪問で、李大統領が掲げていた「国益中心の実用外交」が示される場となった。
今回のサミットにはG7加盟国の米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア、日本、カナダのほか、オーストラリア、ブラジル、インド、メキシコ、南アフリカ、ウクライナ、韓国の首脳が招待された。
◇韓米首脳会談見送りも韓日会談で成果 「首脳外交の完全復活」
李大統領は今月16日に韓国を発ち、現地時間17日午後(日本時間18日午前)、日本の石破茂首相と就任後初めての首脳会談を行った。また各国の首脳と親交を深め、国際情勢など懸案について意見を交換した。
ただ、今回のカナダ訪問の最大の成果になると関心を集めていたトランプ米大統領との初会談は、トランプ氏が中東情勢への対応を優先して予定を繰り上げて帰国したため、実現しなかった。大統領室は、最も早い時期に訪れる機会に合わせた韓米首脳会談を再推進すると説明している。
大統領室は、李大統領の今回の訪問の成果として、韓国の民主主義が回復し、首脳外交が復活したことを国際社会に知らせた点をまず挙げた。また李大統領が掲げる「国益中心の実用外交」が第一歩を踏み出したことにも意味があるとした。
すべての2国間会談で例外なく貿易、投資、通商、サプライチェーン(供給網)、エネルギーなど韓国経済に役立つ実質的な協力策についての議論があった点も強調した。
大統領室の魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長は李大統領のカナダでの日程が終わった後、カルガリーに設けられたプレスセンターで記者会見を行い、「韓国の首脳外交は完全に復活した」とし、「G7プラス」の枠組みの中で韓国の立ち位置を明確に示す成果があったと評価した。また李在明政権は今後、首脳外交をより高い段階に強化すると同時に国益中心の実用外交を積極的に実践していくと説明した。
◇多忙な実用外交の初舞台 9カ国・地域と首脳会談
「国益中心の実用外交」を掲げる李大統領の初の首脳外交は多忙を極めた。カナダに滞在した2日間で計9カ国・地域の首脳と会談し、経済など多様な分野の協力強化策について話し合い、国連のグテレス事務総長とも会談した。
初日にはカルガリーで南アフリカとオーストラリアの首脳と相次いで会談した。南アフリカのラマポーザ大統領との首脳会談では貿易や投資、エネルギー分野での協力拡大が必要との認識で一致した。この会談は李大統領が就任してから対面で行われた初の首脳会談となった。
オーストラリアのアルバニージー首相との会談では朝鮮半島の平和と北朝鮮核問題の解決に向けた実質的な進展のため意思疎通を強化することを確認した。
2日目は、G7の会場となったカナナスキスで7カ国・地域と首脳会談を行った。
ブラジルのルラ大統領との会談では両国の協力策について意見交換し、ブラジルが議長国を務める今年11月の国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)に招かれた。
メキシコのシェインバウム大統領との会談では、10月末から韓国南東部・慶州で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への出席を要請した。
インドのモディ首相との会談では重要技術、国防、防衛などの分野で戦略的協力を強化することを確認した。
英国のスターマー首相との会談では北朝鮮核問題の解決に向け緊密に協力することを確認した。
欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長とコスタ大統領との会談では、EU本部があるベルギーのブリュッセルでの近日中の首脳会談開催を打診された。
今回の日程のハイライトとされる日本の石破首相との会談では、韓日協力の深化および首脳が相互往来する「シャトル外交」の再開、韓米日協力の維持・発展を確認した。
トランプ氏との会談が見送られたことで李大統領のG7出席の意味が薄れるという懸念が出ていたが、国交正常化から60年となる韓日が互いの国益発展のために手を握り、関係改善に乗り出すことを確認した点は成果に挙げられると評価される。
李大統領は今回のG7サミットの議長国であるカナダのカーニー首相と首脳会談を行い、両国の協力策を模索し、すべての日程を終えた。
大統領室によると、李大統領はフランスのマクロン大統領をはじめ、首脳会談を行わなかった国の首脳ともあいさつや短い対話を交わしたという。
国連のグテレス事務総長との略式会談では「9月の国連総会で韓国の民主主義回復について話を聞かせてほしい」と提案された。
ニュースは以上。
さて、この記事には韓国のイジェミョン大統領は様々な国と会談を行ったとあり、具体的な内容が上に書いてある。でも、一日で二カ国しか会談してないのに、次の日に7カ国と時間的に会談なんてセッティングできるのか。だから、これは会談ではないんだよ。立ち話程度を大げさに会談と述べているのだ。
そもそもG7メンバーで会談したのは日本、イギリス、カナダの3つになるわけだが、日本の会談は細かい話題まで色々と出てくるのに対して、イギリスとカナダはわずか数行だけである。
記事にできる内容がほとんどないってことは会談時間は短かったてこと。韓国は会談時間を気にするのに、その時間すら書いてないのだから察するべきだよな。しかも、イジェミョンが英語できるわけでもないから通訳いれてだ。
因みに日韓首脳会談ははっきり30分と書いてあった。だから、会談内容が色々出ているんだろう。そもそもイギリスは北朝鮮問題だけってなんだよ。カナダなんて協力策を模索とか。こんなの会談レベルじゃないよな。ただの挨拶程度じゃないか。これは、記者が書く内容がないからまとめているんだよ。
だから、具体的な内容が出ている日韓首脳会談以外はたいしたことがないてこと。まあ、呼ばれもしないG7に出かけていけばこんな扱いですよね。
では、最後はBBCだ。BBCがG7で注目した5つを見ていこうか。もちろん、韓国のイジェミョン外交を華々しく注目されてますよね?うんうん。なんせ国際社会の舞台に帰ってきたとアピールするために来たのだ。BBCが大々的に報道してくれるはずだ。
記事を引用しよう。
カナダのマーク・カーニー首相が初めて議長を務めた主要7カ国首脳会議(G7サミット)は、17日までの2日間、綿密に計画された議題を掲げて開催された。
しかしその予定は、イスラエルとイランの間で新たに勃発した戦争と、アメリカのドナルド・トランプ大統領による早期退席によって大きく狂わされた。
それでもカーニー首相は17日、「このサミットは、短期的な効率性よりも長期的な強靱(きょうじん)性を重視する新たな協力の時代の始まりとなる」と述べた。
カナダ・カナナスキスで行われた劇的なG7サミットから、五つの注目点を取り上げる。
トランプ氏の突然の離脱
G7を構成するイタリア、アメリカ、フランス、ドイツ、イギリス、カナダ、日本の各国首脳のうち、17日の会合はトランプ米大統領が欠席し、1人少ない状態で行われた。トランプ氏は、サミットを途中退席して首都ワシントンに戻るという、予期せぬ決断を下した。
各国の首脳は、この突然の退席について前向きな姿勢を示した。
カナダのカーニー首相は、大統領の決断を完全に理解していると述べた。フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、記者から事実上G6になったのではないかと問われた際、「無礼な質問だ」と一蹴した。
トランプ大統領は、イスラエルとイランの間で急速に展開する情勢を理由に退席したと説明した。アメリカからはスコット・ベッセント財務長官が現地に残り、引き続き会議に参加した。
「G7リサーチ・グループ・ロンドン」のデニス・ルディッチ代表は、トランプ氏の退席は必ずしも悪いことではなかったと指摘した。
ルディッチ氏によると、大統領が出席していた間、各国首脳は「薄氷を踏むような」雰囲気で、笑顔を見せながらも「何が起きるか分からない」という緊張感を漂わせていたという。
しかし翌日には、首脳らはよりリラックスした様子を見せ、「演出されたような印象はなく、自然な雰囲気だった」という。
ただしトランプ大統領は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領、オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相、メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領との予定されていた会談をキャンセルすることになった。
イスラエルとイランの戦争
17日までに、世界の関心はカナダ・ロッキー山脈の山岳リゾートで開催されていたG7サミットから、中東で進行中の紛争、およびアメリカが今後どのような対応を取るのかという不確実性へと移っていた。
この紛争は、サミット初日の議論にも影を落とし、首脳らは中東地域の緊張への対応で足並みをそろえようとした。
最終的には、アメリカを含む7カ国すべてが、「ガザでの停戦を含む、中東における敵対行為の緩和」を求める共同声明を発表した。ただし、イスラエルとイランの間の停戦には言及しなかった。
その後、トランプ氏は、アメリカが停戦に向けて動いていると示唆したマクロン大統領を、「注目を集めようとしている」と非難した。
これに対しマクロン氏は17日、その選択肢について議論していたのはトランプ氏の方だと反論した。
「アメリカの政権の方針転換について、私に責任はない」とも、マクロン氏は述べた。
こうした応酬があったものの、共同声明は各国の結束を示すものとなった。
ウクライナ、インド、外交
ウクライナに関しては、ゼレンスキー大統領が今回のサミットでカナダから新たな支援を得たものの、共同声明による支持は得られなかった。
報道によると、カナダは当初、戦争に関する強い声明を発表する予定だったが、アメリカの反対により断念したとされている。
この点について問われたカーニー氏は、意見の不一致はなかったとし、議長声明でウクライナに言及したと述べた。
この声明では、G7各国が「ウクライナにおける公正かつ持続的な平和の実現に向けたトランプ大統領の努力を支持する」と表明するとともに、ロシアに対して停戦への合意を求めた。
また、「ロシアへの圧力を最大化するため、金融制裁を含むあらゆる選択肢を検討する決意がある」とも記した。ただし、トランプ大統領はこうした制裁に慎重な姿勢を示している。
カーニー氏には、国内で波紋を呼ぶ可能性のあるもう一つの問題があった。インドのナレンドラ・モディ首相のサミット出席は、カナダ国内のシーク教徒の間で緊張を生んだ。
カナダでは2023年、インドからの分離独立を主張するシーク教指導者が暗殺される事件が発生。カナダ政府が、この事件にインド政府の職員が関わっていると述べたことで関係が悪化し、2024年に双方が外交トップを追放した。
カーニー首相の事務所によれば、インドとカナダは今回、外交サービスを回復することで合意したという。
両首脳の会談内容によると、カーニー氏は「国境を越えた犯罪と弾圧、安全保障、ルールに基づく国際秩序」について言及したとされている。
こうした中でも、カナダとイギリスで中央銀行総裁を歴任したカーニー首相は、初のG7サミットを首相かつ議長として迎え、人工知能(AI)や量子コンピューティング、移民の密入国、重要鉱物などの分野で共同声明を取りまとめるという成果を残した。
前述のルディッチ氏は、「このアプローチはシンプルで、詳細かつ行動重視だった。まさに銀行家らしい」と評価した。
また、気候変動という言葉を明示せずに山火事対策での国際協力を強化する合意を例に挙げ、「成果重視の外交姿勢」を称賛した。
カーニー首相が求めていた貿易合意
今回のサミットで最も注目を集めた場面の一つは、トランプ大統領とカーニー首相による会談だった。
両国は、先月開始された協議を経て、報復関税をめぐる対立の解消に向けた貿易・安全保障協定の締結に近づいていると報じられている。
トランプ大統領は、「自分は関税主義者だが、カーニー首相はもっと複雑な考えを持っている」と述べ、依然として課題が残っていることを認めた。
しかし、カーニー首相の事務所は声明で、「両首脳は今後30日以内に合意に向けた交渉を進めることで一致した」とし、両者の立場の違いは乗り越えられるとの見方を示した。
カーニー首相はこの期限について、「カナダの利益を最優先に、アメリカの利益とも整合するよう」合意を目指すと述べた。
今回のG7サミットはまた、カーニー首相にとって、複数の各国首脳に対してカナダとの貿易を売り込む機会ともなった。
首相は、カナダ経済をG7で最も強固なものとするという高い目標を掲げており、同時にアメリカへの過度な経済依存からの脱却も目指している。
17日には、欧州当局がカナダとの防衛調達協定の締結に近づいていると明らかにした。カナダは、アメリカ製装備への依存を減らすことも目指している。
一方のトランプ大統領は
トランプ大統領は、今回のサミットで何を求めるかを率直に語っていた。貿易協定だ。
カーニー首相は協定の締結には至らなかったが、イギリスのスターマー首相とトランプ大統領は、先月に合意した関税協定の一部を発効させたことを受け、笑顔で会談に臨んだ。
他の多くの首脳も、関税や貿易問題についてトランプ大統領に明確な姿勢を求めていた。
日本の石破茂首相もカナダと同様、トランプ大統領との間で大きな進展は得られなかったが、貿易協議を継続することで一致した。
石破首相は記者団に対し、「ぎりぎりまで交渉し合意の可能性を探ってきた。いまなお双方の認識が一致していない点が残っている」と述べた。
アメリカにも一定の圧力がかかっている。トランプ大統領は、自らが設定した7月9日という期限までに貿易協定をまとめると約束している。これは、トランプ氏が「解放の日」と読んだ関税の90日間の猶予期間の終了日でもある。
欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、アメリカと欧州連合(EU)の間で進行中の貿易協議について、「複雑」だが「前進している」と述べ、7月までの合意を目指していると明らかにした。
貿易、突然の退席、中東……カナダG7サミットで注目された5点
世界三大ニュースメディアといわれるBBCでG7で注目された5点。で、韓国のイジェミョン大統領に一言も触れられていない。おかしいな。イジェミョンは韓国が帰ってきたと国際社会の舞台アピールするはずだったのに、BBCには韓国のかのじも出てこない。日本の石破氏ですら少し書いてあるのに何一つない。存在感がないというより、最初から眼中にない。
国際社会の地位を高めた。評価されたとか。韓国メディアは書いているが、世界の大手メディアは取り上げてもいない。これが韓国の真の外交成果である。