台湾地震、5人死亡300人負傷 高層マンション倒壊-朝日新聞
記事要約:政権交代がなされていきなりの試練が台湾に降りかかっている。マグニチュード6.4と日本でも大地震とよんでもいいほどの規模である。今のところ、5人死亡、300人負傷者とでているが、今後に増える可能性もあり、高層マンションも倒壊しているようだ。
管理人は犠牲になった台湾の人々に心からお悔やみを申し上げます。日本がどう動くかはわからないが、大きな動きや寄付の呼びかけでもあるなら、また知らせたいと思う。
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台湾地震、5人死亡300人負傷 高層マンション倒壊-朝日新聞
台北=鵜飼啓 2016年2月6日12時45分
台湾の中央気象局によると、台湾南部・高雄で6日午前3時57分(日本時間同4時57分)、マグニチュード6・4の地震があった。
高雄の隣の台南市で17階建てマンションが倒壊するなどの被害があり、中央災害即応センターによると、このマンションなどで5人が死亡し、約300人が負傷した。
現地からの映像によると、マンションは低層階で折れ、完全に横倒しになっている模様だ。
内政部消防署によると午前9時過ぎまでに221人を救出。乳児と40歳の男性ら3人が死亡したほか、42人が負傷した。このマンションは築21年で、256人が住んでいたとされるが、実際に地震時に何人いたのかは不明だ。軍や消防が救援活動に当たっており、軍は現場に医療スタッフ30人も派遣した。
当局のまとめでは、台南で建物8棟が倒壊、5棟に傾くなどの被害が出ている。倒れてきた給水塔の下敷きになった女性が死亡、全体では307人が病院に運ばれた。
台湾紙・蘋果日報(電子版)によると、市場と住宅を併設した4階建ての建物で1階の市場部分が押しつぶされ、約50人が避難した。消防署によると、別の場所では7階建ての建物が傾き、26人が避難。8人が救助されたが、けが人はいなかった。
地震を受け、行政院(内閣)は午前4時15分に中央災害即応センターを設置。馬英九(マーインチウ)総統は同センターを訪れた後、台南市の現場に向かい、「全力を挙げて台南市政府を支援する」と語った。国防部は軍の810人を救援活動に投入した。
日本の対台湾窓口機関「交流協会高雄事務所」によると、6日午前の時点で日本人の被害の情報はない。台南市内には783人の日本人が暮らしている。倒壊した建物やその付近に住んでいる日本人がいないか、確認中という。
台湾では6日から春節(旧正月)の連休に入っており、帰省ラッシュに当たっていた。台湾高鉄(台湾新幹線)によると、台南付近で架線に被害が出ているといい、中部・台中以南の区間での運転が出来なくなっている。復旧には夕方までかかる見通しだ。
気象局によると、震源は高雄市美濃区で、深さは16・7キロ。雲林県で震度6、台南市で震度5などを記録した。台南で余震と見られる地震が午前7時ごろまで断続的に続いた。
(台北=鵜飼啓)
(http://www.asahi.com/articles/ASJ2634XYJ26UHBI00L.html)
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