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【書評】シンプルで極まりない19の思考を毎日実践できる人間なんて皆無だろう『私が意識し続けている19の思考』

【書評】シンプルで極まりない19の思考を毎日実践できる人間なんて皆無だろう『私が意識し続けている19の思考』

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著者 こんどう

書評を行う上で3つの基本ルールにおける詳しい解説は以下のリンクを参照してください。

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■書評方法その1「誰に向けて書いたかを明らかにする」

これから社会に出る若者&ビジネスマン向け

■書評方法その2「具体的に役立ちそうなエピソードを入れる」

具体的なエピソードはない。あえて言うなら著者が大学生の頃に尊敬する兄から受け継いだもの

■書評方法その3「その本を読んだ率直な感想」

管理人が書評する第1弾は『私が意識し続けている19の思考』である。まあ、なんでこれを最初に選んだのかは簡単だ。ベストセラーと書いてあったからだ。Amazon売れ筋ランキング1位とかあったら興味がわくという。

そして、読んだ感想を率直に述べれば「シンプルで極まりない19の思考を毎日実践できる人間なんて皆無だろう」という。本ページ数は138しかないので読みやすくて15分ぐらいで終わったが具体的なエピソードもなく19の思考が延々と書いてあるだけ。はっきり言ってベストセラーになるような内容ではない。

そもそもこんな本で本当にこのような思考を学んでいたのなら、その人はろくな人生の先生に出会えてないということだ。19もあって、その中の一つに「人の話を最後まで聞きましょう」とか、当たりまえ過ぎるだろう。

最初の思考に「出来る」「出来ない」ではなく、「どのようにしたら出来るか」を一番に考えるとか、いわれても普通のことですよね。まさか、世の中の人間は出来るか、出来ないかの判断をするときに、できない理由から先に考えるのか。そして、アドバイスがスマホ開いてグーグル検索するだけでヒントが見つかるかもしれません。ああ、それは正論だ。グーグル先生は何よりも頼りになるからな。

ただ、思考の考え方の「難しい事」は「簡単」に、「簡単な事」こそ「難しく」考えるという思考については参考になった。難しい問題というのは、その問題が複合的である理由が多いので、分解して広い視野でシンプルに考えましょう。簡単な問題はすぐに片付けないで、深い思考で多面的に考えましょう。

とまあ、19の思考を色々と書いてあるんだが、結局、5つか、6つぐらいでいいとおもいます。後の13ぐらいは蛇足です。ページ数を稼いでるだけとしか思えません。人に優しく自分は厳しくとかいわれても、それよく言われてる。身体の健康が一番の資産というのも、どのハウツー本にもあるのではないか。

後、管理人が気になったのは物事には「原理原則」があり、全てには理由があると考える。これ、本当にそうなのか?確かに管理人もこの思考には頷ける要素はあるとおもうが、世の中の全てのことに「理由」が存在するのか。

管理人はスマホゲームでガチャを引いたときにSSRが当たらない理由なんて考えても、ああ、今日は運が悪かったな。確率が低いのも理由なんだろうか。では、運が悪いというのはどういう理由で成り立つんですかね。管理人も物事には何らかの理由があるとは思うが、全てのことに理由が存在するというのは否定的だ。

誰もが知っている物理学者のアインシュタインは「神はサイコロを振らない」と述べて量子力学を批判したが、世の中、全ての物事に法則性があるのか。でも、量子力学の世界は謎だらけ。

量子テレポーテーションといわれても、なぜ量子もつれの関係にある2つの粒子のうち一方の状態を「観測」すると、瞬時にもう一方の状態が確定的に判明するのか。ただ、最新の研究では情報を100%送ることはできないんだったか。

以上。最初の書評としてはこんなものかな。読みやすくて15分で読めるので無料なら読んでもいいかなと。Kindle価格は380円と書いてあるが、これに380円を使うなら、ファミ通を買った方がまだいいかな。まあ、ファミ通も読むところほとんどないですけどね。ということで、こんな感じで「書評」していくので次も楽しみにしていただけると嬉しい。