こうなることをこちらは危惧していたのだが、そりゃそうだよな。アメリカのトランプさんはEUやNATOが協力要請に応じないことで激怒していた。だから、こちらは米国がNATO脱退してロシアと手を組むんじゃないかと突っ込んだ。
一番愚かなのはネットの反応だけどな。なぜか、今回の件で米国を批判しているという。それこそ勘違いも甚だしい。NATOもEUもでっかい組織のくせに世界的な危機であるホルムズ海峡封鎖解除に消極的な立場を取った。これが何を意味するかを彼らは何も理解していない。
どうも日本人はEUやNATOが正しいと勘違いしている。彼らは国際秩序を守っている。戦後なら協力してもいいというのは筋が通っている。それこそ、何も理解してないに等しい。なぜなら、彼らは正しいんじゃない。本当はこういう世界的な危機に対して彼らは何もできないことが「露呈」したんだよ。
仮にロシアがEUのどこかを責めたときに、本当に「NATO」や「EU」は動けるのか。そういう話なんだよ。米国はこいつらは日和ってもっともらしい理由を付けて「動かない」とわかったんだよ。それを日本人は何も理解できてない。
NATOは戦争が怖いんだよ。絶対的な力を持っていて、その力を必要な時に出さない。彼らができるのはせいぜい紛争レベルの規模を抑えるだけ。米国がNATO脱退考えるのは当然じゃないか。だっていらないじゃないか。
紛争解決規模でしか動けない組織。しかも、味方であるはずの米国の要請を拒否。正直、EUやNATOにこちらは幻滅したわ。NATOは絶対にホルムズ海峡封鎖を解くために直ぐ動くべきだったんだよ。それを否定してしまった時点で存在価値ないんだ。なぜなら、ホルムズ海峡封鎖という世界経済人質に取った行為は史上最悪のテロ行為だからだ。米国に始めた戦争だからといいわけして動かないんじゃない。怖いから動けないんだよ。それがNATOが張り子の虎だと米国に批判された理由なんだよ。
軍事において相手に舐められることは、時には最大の戦力を失うといっても過言ではない。NATOはただの図体がでかい組織。ロシアのプーチンはそれを理解した。つまり、ウクライナ戦争終わったら、今度は欧州を取りに行くぞ。NATOと戦う?いいや。彼らはびびって軍隊出さない。EUが軍隊出す?ハンガリーやスロバキア、トルコなど反対するにきまっている。つまり、ロシアからすれば米国が抜けたNATOなんて怖くもないんだよ。
こちらはこれを恐れていた。しかし、NATOやEUがここまで平和ぼけしていたとは思わなかった。誰が始めた戦争とか。国際法がどうとか。そんな理由はどうでもいいんだよ。これは世界の指導者からすればNATOやEUがただのハリボテだと理解したことで、こいつらは案外脆いことを露呈したんだよ。スペインとかアホ過ぎるからな。
米国やイスラエルが勝手に始めた戦争だろうが、ホルムズ海峡封鎖して、世界経済を人質に取って周辺国の無差別攻撃してるのはイランであることを理解しない。自分らで首を絞めたんだよ。米国は別にNATOがなくても何の問題もないからな。こうなるとグリーンランドも米国は取りに来るだろう。大事な局面で動けない組織なんて必要ないんだよ。自分で守った方がまだ安心するてものだ。
では、記事を引用しよう。
[ロンドン 1日 ロイター] – トランプ米大統領は、イランに対する軍事行動を支持しなかったことから北大西洋条約機構(NATO)脱退を検討していると明らかにした。英紙デイリー・テレグラフのインタビューで述べた。
報道によると、トランプ氏はNATOを「張り子の虎」とし、米国の脱退は今や「再考の余地がないと言える」と指摘。NATOの信頼性に以前から疑念を抱いていたと語った。
NATOに影響を受けたことはなとし、「張り子の虎であることは最初から分かっていた。ちなみに(ロシアの)プーチンも大統領も知っていることだ」と述べた。
ニュースは以上。
では、ネットの突っ込みを見ておくか。
門倉貴史
エコノミスト/経済評論家
1.米国とイスラエルが国際法を軽視してイランを攻撃したことがホルムズ海峡封鎖という事態を招いたのだから、ホルムズ海峡を通航する船舶の護衛に、対イラン作戦に関与していないNATO加盟国が参加しなかったのは当然のことだ。
同盟国であれば、どのような事情であれ米国を助けなければならないという主張は理不尽であり、自分の意に沿わない行動をとった国に対して同盟脱退をちらつかせたり、貿易取引に制限をかけるというのは、中国が日本に行っている経済的威圧行為と同じで、国際社会の反発を招くことは必至だ。
トランプ大統領は、猫の目のようにコロコロと政策を変えるため、米国との貿易・投資関係の強化はリスクが大きく、今後、トランプ政権が続く間は貿易・投資関係の多角化を進めて、米国経済とのデカップリングを模索する国が増えていく可能性が高い。
石川智久認
日本総合研究所 調査部長/チーフエコノミスト
2.ある外交関係の研究者は「欧州各国は最近米国と家庭内別居であったが、近いうちに米国と本当に離婚するかもしれない」と分析していましたが、それに近づいているのかもしれません。
欧州における安全保障の状況変化は、欧州経済だけでなく、世界経済にも深刻な影響与えると懸念されます。米国は、昨年末の安全保障戦略でも、欧州に対して冷淡なスタンスを示していましたが、本当に実行されそうな空気になっています。
米国安全保障戦略では、アジアについては、米国は一定の配慮をしていますが、アジア軽視に変わるリスクはくすぶっていることから、日本としても警戒が必要な状況と言えるでしょう。
亀山陽司
元外交官
NATOは冷戦期の遺産でありながら、冷戦終結後も生き残り、東方拡大を続けた結果、それに反発したロシアがウクライナに侵攻したのはつい最近のことである。NATOは集団防衛の機構でありながら、99年のコソボ戦争では国連決議なしに空爆に踏み切るという行動をとっている。軍事同盟には一定のリスクとコストがかかる。
一方、今回のイラン攻撃では一部NATO諸国はアメリカ、イスラエルと行動を共にしない立場をとった。欧州ではウクライナ紛争に伴うロシアの脅威と、アメリカの横暴な行動に巻き込まれるというリスクとが天秤にかけられるだろう。
いずれにしても、トランプはNATOからフェイドアウトするという政策を追求していたので、NATO諸国がイラン攻撃に後ろ向きな対応をとったことで、その方針を一歩進めることにしたということだ。この動きが進展すれば、間違いなくウクライナ紛争も終結に向けた動きが加速するだろう。
3.むしろ脱退すべきだと思う。 こんなにあちこちで紛争起こしてる国と同盟結んでると、この先どんなトラブルに巻き込まれるのかたまったもんじゃない。 コイツ(トランプ)はNATOをただの道具にしか思っていない。何なら、アメリカ以外の国は下僕ぐらいにしか思っていないのが、今までの言動から見てとれる。
4.この人は国際法を無視して思うがままに行動する大統領。注意すべきは、NATOを脱退して(もしくは脱退しなくても)ロシアや中国と協働し、またG2とかG3と吹聴するかもしれません。そうなると、ウクライナも台湾もおしまい。 そうなると、かつてアメリカと同盟国であったEU諸国、日本、カナダ、オーストラリアなどはアメリカと本当に対峙することになります。 3年後、任期を終えれば反動でアメリカがまともに戻る、、、と楽観していましたが、3年も待てないかも。アメリカで支持率が下がっているのは確かだが、先日ロバート・デニーロが「こいつは狂っている。まともでは無い」と言ったように、この大統領は世界混乱を引き起こしている。アメリカ国民が何らかの方法でこの人を大統領から引き摺り下ろすべきでしょう。それはアメリカ国民の責務でもあると思います。
5.同盟とは、目先の利害だけでなく長期的な信頼関係で成り立つもの。イラン情勢への非協力だけを理由にNATO脱退をちらつかせるのは、あまりに短絡的で危うい。もし本当に米国が脱退すれば、ロシアや中国を利するだけで、世界情勢は一気にカオス化する。大統領の「ディール」の材料にするには、リスクが大きすぎる。
6.欧州側はもうアメリカのNATO脱退も想定して動いていたけど、アメリカはますます世界の覇権を失うことになるだろうし同盟国さえ失うことになればMAGAどころではなくなる。トランプが本気でロシアと同盟でも組むつもりならまた話は変わってくるかもしれないが。
7.ドナルド・トランプがNATO脱退を検討と表明した件は、単なる強硬発言では済まされない。加盟国の防衛費負担に不満があるのは理解できるが、同盟はコスト計算だけで成り立つものではない。米国が関与を弱めれば、ロシアなどへの抑止力は確実に低下し、結果的に米国自身の安全保障リスクも高まる。さらに、長年築いてきた同盟への信頼を損なえば、他の国際枠組みにも悪影響が波及しかねない。交渉材料として揺さぶる意図があるにせよ、軽々しく口にすべき話ではなく、短期的な政治アピールが長期的な国益を損なう典型例と言える。
8.まぁ、当然ブラフでしかないと思うけど、この御仁ならやりかねないと思わせるだけの行動を積み重ねて来た大統領だから、欧州各国も何らかの妥協案を考えないといけないのでしょう。 かまってちゃんを放っておくと、極端な行動に本気で走りますから。 米軍もNATO加盟で域内の米軍基地を便利に使って軍事力投射に重宝していましたが、欧州だって、米軍無きNATOで、ロシアの圧力に耐えられるようには見えないからね。
9.NATOは多国間同盟と言いつつも実際の軍事的存在感の大部分は米軍によるものであり、米国が抜けると欧州諸国だけでNATOを維持するには欧州各国は現在よりも遥かに軍事力増強しなければならなくなる。もし実際にNATO脱退になった場合、後世からは確実に歴史の分岐点と言われることになるだろう。
10.NATOは北米が脱退すれば、張子の虎になる可能性が高いのであって、中露にすれば、トランプが共産圏に利する混乱は、どんどん巻き起こして欲しいところ。
トランプとしては、グリーンランドやカナダ領権の無謀な主張、勝手に始めた直近のイラン戦争に対する協力条件等、自国有利なディールに向けたNATO加盟国に対する揺さ振りのつもりですが、NATOはあくまで軍事同盟であって加盟国家の意向そのものを反映するものではありません。
切るカードが常に衝動的かつ場当たり的で、中長期的な視野で逡巡する様子がまるでないのは、賛同こそすれ、それを諌める周囲がいないからであり、裸の王様そのものになりつつあります。
世界人口80億の4%、3億弱のアメリカ国民の約3割(投票率的に)の支持者に選ばれたに過ぎない大統領に、振り回され続ける国際社会。その暴挙を止める算段を組み立てる必要があると思います。
以上の10個だ。
最後の人、凄いよな。3億弱の米国国民の役3割の支持率に選ばれたに「過ぎない」大統領とか。自分でできないことを過ぎないとか言い出してる時点で馬鹿げた意見である。自分ができないことに対して過ぎないと見下すのはただの間抜けなんだよな。
よくそういう連中やコメントを見かけるが、自分らができもしないことを主張して批判するのはおかしいだろう。まず、自分らが米国国民から3億人の票を得てから馬鹿にしろよと言いたいわ。そもそも論理性も欠片もない。米国は米国の思惑で動いてるんだよ。それが国際社会であって、振り回される力があるのは事実だ。
米国は世界一軍事大国であり、経済大国であり、世界の覇権を握っている国家である。その事実は何も変わらないんだよ。暴挙を食い止める算段ってなんだよ?それこそ絵空事なんだよな。米国は別に同盟なんて組まなくても一国でやっていける力がある。NATOは米国が抜けたら、それこそ張り子の虎である。
欧州はこの先、米国抜きでロシアとやり合うことになる。因みに中国を当てにするのは止めた方がいい。だって習近平はチキンだからな。イラン戦争で味方であるはずのイランを支援すらしない。そんな国と組んだところで役に立つわけないじゃないか。
だから、このままだと米国はロシアと手を組むって。こちらは軍事同盟というよりは不可侵条約みたいな感じにすると思う。欧州と戦争しても米国は何もするなといったところだ。米国からすればロシアが欧州で暴れようがどうでもいいからな。NATOに加入してるから、米国はウクライナ戦争でも、ウクライナを支援してきた。
でも、NATOから脱退すればウクライナに支援する理由もない。しかも、今回のホルムズ海峡封鎖でロシアはアジア諸国にとって生命線となってきた。
つまり、ホルムズ海峡封鎖が解除されない場合、アジアはロシアを頼るしかないんだよ。そして、どうして米国がロシア制裁を一時緩和しているのか。アジアがロシアの味方になるように仕組んでるんだよ。
実際、米国とロシアが手を組めば、中国は何もできない。中国はロシア産の原油に頼っている。ロシアからすれば米国がNATO脱退すれば、欧州を攻めやすくなる。このままではウクライナ戦争でウクライナが負けるぞ。
ロシアのプーチンはウクライナ戦争を始めたとき、参戦したら核兵器撃つと脅迫した。だから、各国はロシアに対して経済制裁しかできなかった。でも、イラン戦争でホルムズ海峡封鎖されても、彼らはイランに対して何の圧力も示さない。
米国がいないと何もできないてことだ。そりゃ張り子の虎だもんな。国際法が形骸化しているのに、未だに国際秩序がどうとか言い出す。NATOは米国が脱退したら著しく弱体化する。NATOは米国いなくてやっていけるわけないのに、米国切った方がいいとか。凄いこと言い出す日本人もいる。
巻き込まれないで済む?馬鹿じゃないのか。イランを見たらわかるだろう。彼らは組織が大きくなれば世界を巻き込むぞ。このまま終戦したとしても数年後にイスラエルや周辺国を狙うだろう。そもそもホルムズ海峡封鎖は解かれない。通りたければ3億円の通行料払えになるからな。