原油価格は105ドル。イラン戦争が始まって1ヶ月経過して、世界経済にも大きな影響を及ぼしているのだが、実際、いつ終わるかはわからない。そもそも米国が撤収しても、イランが降伏しない限りは元に戻らないともいう。
しかも、イランだけではない。イエメンのフーシ派もイラン戦争に参戦してきた。ハマスやヒズボラだっている。このように中東情勢は悪化しているため、原油価格も高騰している。
問題はホルムズ海峡封鎖だけではなくて、イエメンのフーシ派が紅海で大事なルートとなるバブエルマンデブ海峡を封鎖すると宣告したことだ。紅海は既に多国籍軍が監視しているので、フーシ派が本当に封鎖できるのかは知らないが、ここを封鎖されたら欧州は壊滅する。紅海やパナマ運河封鎖もホルムズ海峡と同規模でヤバイてことだ。
では、ハンギョレから記事を引用しよう。
イエメンの親イラン武装組織「フーシ派」が現地時間の28日、米国・イスラエルとイランの戦争への参戦を正式に宣言したことで、世界のエネルギー供給網が崖っぷちの危機に直面した。すでにホルムズ海峡が機能停止状態にある中、サウジアラビアの原油輸出代替ルートである紅海入口の「バブ・エル・マンデブ海峡」まで封鎖される可能性が高まっている。産業界では、史上初の「二重封鎖」への懸念が広がっている。
ホルムズ海峡に続き、紅海南部の入り口まで封鎖された場合、最大の打撃が予想されるのは石油精製業界。「S-OIL」などサウジ国営エネルギー企業「アラムコ」から原油を供給されている精油会社は、ホルムズ海峡が閉鎖された際、代替ルートとしてバブ・エル・マンデブ海峡を活用してきた。
サウジアラビアは、全長1200キロメートルの陸上パイプラインで原油を西へ輸送し、紅海沿岸の都市ヤンブー港で積み込み、韓国などへ輸出してきた。アラムコは今月中旬にも、超大型原油タンカー(VLCC)6隻に原油1200万トンを積み、子会社のS-OILに送った。ヤンブー港から出発したこの原油は、バブ・エル・マンデブ海峡を通過し、4月中旬頃に韓国に到着する予定だ。
フーシ派がバブ・エル・マンデブ海峡を封鎖すれば、この代替ルートさえも遮断される。紅海北端にあるスエズ運河を経由してアフリカ大陸を迂回するルートもあるが、時間と費用は倍以上かかる。石油業界の関係者は「2023年、フーシ派が紅海を通過する商船を攻撃した際、当時一部の原油を『スエズ-喜望峰』の迂回ルートで輸入したことがあり、輸送期間だけで2カ月かかることもあった」と語り、「ホルムズ海峡で20~25日、バブ・エル・マンデブ海峡で24~29日かかるルートに比べると、時間もかかりコストも大幅に増える」と説明した。
フーシ派は2023年のガザ戦争の際、イスラエルに抵抗しハマスを支援する名目で紅海で一部の商船を攻撃し、拿捕した。
大型貨物を輸送するコンテナ船会社は、フーシ派の武力行使で危険が高まった2023年以降、実質的に紅海航路を利用していないため、直接的な被害は大きくないとみられる。国内のコンテナ船会社の関係者は「韓国の船社だけでなく、海外の大半の船社も2023年末からコンテナ船は紅海航路を運航せず、スエズ-喜望峰航路で迂回している」と語った。
しかし、原油供給網が遮断されることで海上運賃が上昇し、物流費が急騰するなどの間接的効果により、海運業も被害を受けざるを得ない構造だ。国際タンカー運賃指標であるバルティック海運取引所のタンカー運賃指数(WS)は、27日に中東‐中国航路の超大型タンカーを基準に359.4を記録した。
これは、戦争勃発直前の先月27日(224.72)と比べて59.9%急騰した数値。コンテナ輸送15路線の運賃を総合する上海コンテナ運賃指数(SCFI)の中東路線運賃も、1TEU(20フィートコンテナ1個分)あたり3728ドルを記録し、戦争直前の2.8倍の水準に上昇した。
海運業界の関係者は「海運輸送費に占める原油価格の比率は20%だったが、米国・イスラエルとイランの戦争以降は40%に倍増した状況だ」と述べ、「海上運賃の上昇は結局消費者価格に転嫁されるほかなく、コストが上がる中で需要が減少するスタグフレーションのリスクも高まる」と語った。
ニュースは以上。
すでに、こちらはイエメンのフーシ派の声明で紅海やバブ・エル・マンデブ海峡について触れていたが、韓国メディアの記事でより具体的に韓国経済が置かれている状況が見えてきたと思われる。
実際、すでに紅海はフーシ派が以前から暴れていて、ルート的には使ってないという話なんだが、それよりも気になるのは海上運賃コストの上昇である。
韓国船をここを使っていなくても、海上運賃や原油価格が高騰しているので、バルチック海運指数が急上昇していると。
ここにウォン安効果も追加されて、韓国に届いた荷物は値上げは確実なので、韓国の物価は高騰していく。しかも、ただのインフレではなくてスタグフや、さらにアグフレーションである。
特にこれから肥料価格の高騰も起きるので、パンなどの小麦を使った製品はほぼ値上げ。当然、家畜の飼育用の飼料も高騰するので、牛肉や鶏肉なども高騰していく。そもそも原油価格高騰すれば、あらゆる製品に波及していく。さらに電気料金やガス料金も高騰する。
韓国の専門家の見立てだと、これらで物価上昇率が2.7%程度になると予測しているが、こちらはもっと上がると見ている。そもそもイラン戦争長期化すれば当然、経済に与える影響は現時点よりも酷くなる。
4月中に終わったとしても、元に戻るには何年もかかってくる。そもそもイスラエルは戦争続ける気、まんまんだし、このまま行けば他の中東諸国も参戦に動くだろう。しかも、イランはクウェートのタンカーを襲ったとか。これによって海が汚染されてしまうのもまずい。ホルムズ海峡封鎖以前にそこが通れなくなるからな。
では、ネットの突っ込みを見ておくか。
谷口博子
東京大学大学院医学系
研究科国際保健政策学 博士(保健学)
1.中東情勢の悪化に伴う物流の停滞や原料価格の高騰により、人道・開発支援の分野でも、甚大な影響が出ています。セーブ・ザ・チルドレンは医療物資が中東で足止めされ、スーダンの40万人、イエメンの5,000人、アフガニスタンの5,000人の子ども用の医薬物資が届けられていないと伝えています。また、燃料・輸送価格、食糧価格の高騰は、支援組織の活動そのものを制限し、国連人道支援機関の世界食糧計画は、現在の状況は脆弱な立場にある人々を飢餓の瀬戸際に追いやっていると警鐘を鳴らしています。さらに複数の支援組織が、患者さん自身も医療施設まで来ることができない、家族が生きていくための支援物資の受け取りが難しいなどと伝え、支援する側・受ける側双方への影響が拡大しています。
2.金属加工業に従事しているけど、切削油や潤滑油まで不足し始めて結構危機的状況。機械自体を動かせなくなるから、機械は動かせるけど仕事がなかったコロナ禍より相当きつい。
3.楽観視しすぎているのでは。このまま戦争が終結しないと6月頃からは未曽有の状況になる。物が作れなくなるし、小売店から物が無くなる。国も早急に補助金や助成金等の政策を決めていかないと倒産も増える。体力のない中小企業は倒産するよ。
4.原油調達困難のまま、備蓄が終われば・・・
ほとんどの石油由来製品及び、包装関係製造停止、工場稼働不可、輸送、物流ストップ、農作物生産性低下、食品、非食品、光熱費高騰
会社の倒産も増え、その日生きるのも大変になるかも。
5.ネットのテレビ番組の討論をみていたら、イランの反撃は米軍基地があるところだけにやっている!ゆえにアメリカ・イスラエルが悪い!みたな論調の人がいたが、ホルムズ海峡のどこに米軍基地があるのだろうか?と言いたい。
日本の米軍基地を無くして、どこかの国に逆らえなくすることが目的の工作員だからでは?みたいなコメントをする人もいるけど、単純に反米なだけだと思う。
とはいえ、普通にやりあったらとんでもない被害がでるからイラン側がこういう瀬戸際外交のようなことをするのも理解はできる。支持はしないけどね。
日本の近くにもこういう瀬戸際外交や戦争をしそうな国がある。しかも核兵器をもっている。
外交で解決できると言っている政治家やコメンテータに一回インバスケット研修でもやらせて、どう説得するのか実演してほしいものだ。
6.ホルムズ海峡だけでも大変なのに紅海もか 中東問題が解決する気配が無いしガソリン枯渇も見えてきたね 3.11の時みたいなガソリンスタンドにガソリンがない状態になるかもしれない 通勤用に自転車や電動バイクを用意しておくか スーパーカブみたいに燃費のいいバイクとガソリン携行缶に30Lぐらい準備しとくといいかもね
7.まったくバカなことするわな、こんなことして調達場所変えられたらって思わんかね、これで世界のエネルギー関連のリスク回避の流れは一気に変わる、中東の石油はあてにされなくなる。
8.今回の事態は、アメリカとイスラエルが中東地域で長年続けてきた強硬な軍事介入と、一方的な封鎖政策が生んだ必然的な帰結と言わざるを得ません。両国の行動は、イエメンをはじめとする周辺諸国の反発を招き、結果としてホルムズ海峡や紅海といった世界経済の急所を危険に晒しています。
自国の安全保障を口実とした過度な圧力は、対話の道を閉ざし、エネルギー供給網を崩壊させる「二重封鎖」という最悪の事態を招きました。国際社会の安定よりも自国の覇権を優先する姿勢こそが、現在の危機の根本原因です。
9.世界的なエネルギー危機となる状況になり、一番得をしているのはロシアである。原油価格高騰だけでなく、中東原油に頼っているアジア諸国は、アメリカの限定的だがロシアへの経済制裁解除の方針から、ロシア詣でを行い原油確保に躍起になっている。
この戦争が長引けば経済制裁は限定的から全面解除となるであろう。そうなるとアジア諸国はロシアとの結びつきが強くなる。また、ロシアとの関係が強くなれば、地政学的に中国の圧力に対しての抑止効果も生まれ一石二鳥といった感じになる。
アジア地域の国際世論を味方につけて、ロシアはこれでウクライナ紛争に邁進できる可能性が高くなった。元々アジア・アフリカ地域はこの紛争に対しては、欧州が作り上げたウクライナ寄りの国際世論に否定的であり、白人社会の思惑に対して快く思っていなかった。
しかし、ここまで考えてトランプアメリカがこの戦争を起こしたならばスゴイの一言だが、実情は違うだろう。
10.フーシ派が紅海のバブ・エル・マンデブ海峡まで封鎖すれば、米軍はカーグ島制圧、ホルムズ海峡付近の島々も占領しホルムズ海峡を管理下に置き、イランの海上ルートでの原油をはじめとした輸出入を完全に止めます。
さらにイランの港湾施設や発電所破壊に及ぶことになるかもしれません。
フーシ派はイランからの資金提供だけでなくサウジアラビアからの裏金もなくなり、イエメンのフーシ派支配地域も米軍からの爆撃を受けます。
フーシ派はイランと心中しようなどとは毛頭考えていませんから、そこまではいかないと思う。
以上の10個だ。
ネットの意見は色々あるのだが、とりあえずガソリンの携帯とかはやめたほうがいい。自分でそういうものを管理して何かあった場合、とんでもない被害が出る。古いガソリンとかを使うと色々怖いからな。
すでにこちらは米国がロシアを手を組む可能性は示唆した。欧州やNATOが頼りにならないのは見ての通り。世界中の国が巻き込まれており、影響を受けない国はどこにもない。海は何かしら繋がっているからな。
だから、上の専門家が延べたとおり、国際的支援すらできない。イランに救援物資を運んでるから通してくれなんていう理屈は通じない。こうなってくると支援を必要としている人々に物資は届かない。最初の犠牲者となり、後はドミノ倒しのようになる。
日本も大変なことになってくると思われるが、その頃には世界経済崩壊しているし、韓国も干上がってるだろう。既に韓国は非常にヤバイ。
ここからは韓国経済の話題だ。
こちらも朝に予想したが1530ウォンを超えてきたからな。コスピが5000われるかまだわからないが、現在のところは5100われて5093てところだ。
それで、韓国の石油備蓄がいよいよ残り2週間となったようだ。
記事を引用しよう。
【TV朝鮮】(アンカー)
フーシ派が戦闘に加わったことで、別の石油輸送路である紅海も遮断される危機に直面しています。ホルムズ海峡が通れないため紅海へ迂回(うかい)していた原油の供給まで止まることになり、来月中旬には韓国の石油精製会社の在庫が全てなくなる可能性があるため、エネルギーショックがさらに拡大するのではないかと懸念されています。オ・ヒョンジュ記者がお伝えします。
(記者リポート)
15万トン級の超大型原油タンカーが韓国海洋警察庁の護衛を受けて、麗水・光陽港に入港してきました。
アラブ首長国連邦から確保した原油200万バレルです。韓国の1日当たりの消費量に相当します。
石油精製会社の在庫が約2週間分という状況で、フーシ派がバブ・エル・マンデブ海峡の封鎖に言及し、原油供給難を深刻化させています。
バブ・エル・マンデブ海峡は全世界の原油の12%が通過しており、ホルムズ海峡が閉鎖された後はサウジアラビアが代替供給路として利用していました。
これも封鎖されれば、アフリカの喜望峰を経由しなければならず、時間と費用が大幅にかかることになります。
(韓国産業研究院のピン・ヒョンジ専門研究員)
「(原油と液化天然ガス〈LNG〉は)リスクがあるということで価格が上がってしまっている状況です。紅海そのものもリスク・プレミアムがあるため、価格面での問題がより大きくなるでしょう」
韓国の産業界も紅海リスクに緊張しています。
2023年末、フーシ派が紅海の通航をまひさせたことにより、世界の海上運賃は3.8倍に跳ね上がりました。
(韓国貿易協会のチャン・サンシク通商研究院長)
「船会社の立場からすれば、戦争割増料や保険料などを引き上げるため、全体の運賃がやや上昇する余地…」
紅海という変数まで加わり、エネルギーショックへの懸念が高まっています。TV朝鮮、オ・ヒョンジュがお伝えしました。
ニュースは以上。
そろそろカウントダウンですかね。15日ということは4月中旬には枯渇していると。さらに、韓国では少ないガソリンを巡って買い占めが始まっている。
記事を引用しよう。
【KOREA WAVE】中東情勢の影響で原油価格が大きく変動する中、韓国の給油所が深刻な経営難に直面している。価格が短期間で200〜300ウォン(約22円〜約33円)も上下する状況が続き、在庫管理が事実上困難となっているためだ。
現場の給油所関係者は「価格が200〜300ウォン単位で変動し、在庫管理が非常に難しい」と訴える。さらに、政府による第2次の価格上限制度の施行を前に駆け込み需要が発生し、在庫不足に陥るケースも相次いでいる。
しかし価格をすぐに引き上げれば、現地調査や税務調査の対象となる可能性もあり、対応に苦慮しているのが実情だ。
本来、給油所は安価な在庫を確保して平均仕入れ単価を下げることで価格競争力を維持するが、供給制約により営業に支障が出ている。
さらに問題を深刻化させているのが流通構造の歪みだ。政府の価格政策は石油会社の出荷価格を基準に適用される一方、個々の給油所には高値で仕入れた在庫が残っている場合が多い。
このため、直営店や低価格ブランドの給油所が先行して価格を引き下げる中、個人経営の給油所は高値在庫を抱えたまま値下げを余儀なくされる。競争に生き残るためには赤字販売も避けられない状況だ。
業界関係者は「価格変動が200〜300ウォン規模に達すると、正常な在庫管理はほぼ不可能になる」と指摘し、「高値で仕入れた燃料を安値で売らざるを得ない構造的問題により、価格競争を断念したり、営業停止を検討する給油所も増えている」と語った。
ニュースは以上。
そりゃ、ガソリンの価格統制なんてするからだよ。素直に補助金だけ出して全体的なガソリン価格を下げておけばいいのに、そういう価格上限なんてアホなことをするから、大手はともかく個人経営のスタンドは対応できないで営業停止に追い込まれた。
だいたい2週間ごとに価格見直すというのも無茶振りである。2週間で価格が変わるなら、庶民はイラン戦争の状況を知りながら、今か。後がいいかを考えてしまう。原油価格105ドルまであがっているなら、当然、今にガソリン満タンにしておきたくなるわけだ。するとガソリンのそのものがなくなっていく。
そもそも石油精製会社の在庫が2週間。在庫が切れてすぐにガソリンがなくなるわけではないが、4月末に枯渇している可能性もあると。こちらは5月末ではないかと予測している。
でも、李在明ならなんとかしてくれるさ。実際、ホルムズ海峡沖に停泊中の韓国船の26隻をどうにかしないといけないんだが、これについても現実的に不可能だと昨日、見てきた。つまり、そこから別ルートで韓国に戻るしかない。そんなルートがあるのか知らないが。
では、最後に韓国証券市場の動向だ。

なんと朝に1530突破するかと思っていたら、もう、1530ですら通過点だ。ウォンはひたすら下がり続けており、1540目前だ。しかも、今日は月末。
今日のウォンの終値が、韓国企業が決済で使うウォンとなる。もはや、ここから1500まで戻すなんてことは考えられんな。いやあ、ウルトラCでなんとかする?そもそも、これは本当にドル尽きてるよね。
UAEから原油を緊急輸入していたが、あれでドルを使い切ったのか。本当、抵抗すら見せないで、何処まで落ちるというのか。日本はギリギリ、日銀砲もスタンバイで159円で粘ってるが、韓国ウォンに対してヘッジファンドは容赦ない。
さすがに月末で何の抵抗もできないで予想を遙かに超えた1530突破とかされても・・・。メシウマでしかないな。
コスピはさすがに5000われは難しいてところだが、わりと半導体関連がヤバそうな雰囲気が出てるので、来月以降の楽しみじゃないだろうか。
戦争前は6300あったのに、もう5100。つまり2割ほど落ちた。1割落ちてもトレンド変換点といわれてるのに、2割となれば確実に調整局面にはいったんじゃないか。既に個人投資家もコスピ支えるつもりもない。むしろ、借金で買い支えても追証の嵐で全員、リタイヤしたかもしれないな。

