米軍、イランミサイル基地を「バンカーバスター」で攻撃 ホルムズ海峡付近

トランプさんが言ってることは、明日にでも変わるかもしれないが、イラン戦争が継続しているのは事実である。どうやら米軍がイランのミサイル基地をバンカーバスターで攻撃したようだ。しかも、ホルムズ海峡付近の基地らしい。

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【AFP=時事】米軍は17日、原油輸送の要衝ホルムズ海峡付近にあるイランのミサイル基地を、米軍が保有する最も強力な爆弾の一つである大型の特殊貫通弾(バンカーバスター)で攻撃したと発表した。

中東とパキスタン以西の中央アジアを担当する米中央軍(CENTCOM)は声明で、「米軍は、ホルムズ海峡付近のイラン沿岸にある硬式の(敵の誘導弾攻撃に対して地下コンクリート構造による強化防御設備を施した)イランのミサイル基地に対し、5000ポンド(約2270キロ)の貫通弾を複数発使用した攻撃に成功した」と説明。

「これらの基地に配備されたイランの対艦巡航ミサイルは、ホルムズ海峡を通航する国際船舶にとって脅威となっていた」と付け加えた。

イランは米国とイスラエルによる攻撃への報復として、世界で海上輸送される原油と液化天然ガス(LNG)の5分の1が通過するホルムズ海峡を事実上封鎖している。

2022年のエアフォース・タイムズの報道によると、今回使用された爆弾は1発当たりのコストが推定28万8000ドル(約4600万円)とされているが、昨年米国がイランの核施設に対して投下した3万ポンド(1万3600キロ)爆弾と比べると威力が劣る。

ニュースは以上。

これでホルムズ海峡が通れるようになればいいんだが、まあ、そんな簡単な話じゃないですよね。、実際、トランプさんの狙いはどこにあるのかわからない。

そんな中でイスラエルの攻撃によってイランの最高安全保障委員会のラリジャニ事務局が死亡したという。

記事を引用しよう。

[ドバイ/エルサレム 17日 ロイター] – イランは17日、最高安全保障委員会(SNSC)のラリジャニ事務局長がイスラエル軍の攻撃で死亡したことを確認した。米国とイスラエルによる攻撃初日に最高指導‌者だったハメネイ師が殺害されて以降、標的となった最高位の人物となる。

一方、イ⁠ラン政府高官によると、新最高指導者モジタバ・ハメネイ師は仲介国を通じて提示された米国との緊張緩和案を拒否した。

ラリジャニ氏の死亡はSNSCが確認した。イランで最も影響力のある人物の1人で、​故ハメネイ師やモジタバ師の側近とみられていた。

イスラエルはイランの革命防衛隊傘下で国内の反政府デモ鎮圧などを担う民兵組織「バシジ」のゴラムレザ・ソレイマニ‌司令官も殺害した。

イスラエルのサール外相はイランとの戦争に事実上勝利したと言明した。ただ、目的が達成されるまで作戦は継続されるとし、戦闘の終結時期については明確にしなかった。

一方、イラン政‌府高官によると、モジタバ師はイラン外務省に伝‌達された米国との緊張緩和案を拒否した。

就任後初の外交政策会議を開​催し、「米国とイスラエルが屈服し、敗北を認め、賠償を支払うまでは、和平で合意する適切な時機ではない」と述べたとい‌う。

会議に対面で出席したかどうかは不明。 米国はイスラエルの対イラン攻撃に傘下した理由について一貫性のない説明を繰り返しており、法的根拠の‌説明に苦慮している。

こうした状況は、​米国家テロ対策センターのケント所長が17日、イランでの戦争を支持できないとして辞‌任したことで浮き彫りになった。 ケント氏はXに投稿したトランプ大統領宛ての書簡で「イランは米国に差し迫った脅威を与えていない」⁠と述べた。

トランプ氏は同日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の大半が紛争に「関与したくない」との意向を通達したと明らかにし、原油輸送の要衝ホルムズ海峡の封鎖解除に米国を支援しようとしないNATOは「極めて愚かな過ちを犯している」と非難した。

その上で、NATO加盟⁠国のほかに日本、オーストラリア、韓国を挙げ、「米国はもはやNATO加盟国​の支援を必要としていないし、望ん‌でもいない。そもそも必要としたことは一度もない!」と交流サイト(SNS)に書き込んだ。

欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表はロイターのインタビューで「ホルムズ海峡で自国民を危険にさらす用意のある国はない」とし、「⁠世界的な食料危機、肥料危機、エネルギー危機の回避に向け、ホルムズ海峡を開放しておく外⁠交的な方法を見つけなければならない」と語った。

17日の原油先物はイランによるアラブ首長国連邦(UAE)の石油施設攻撃を受け、約3%上⁠昇した。先月28日以降、約45%上昇しており、世界的なインフレ加速が懸念されている。

UAEの主要な原油輸出拠点であるフジャイラ港は4日間で3度目となる攻‌撃により輸出⁠ターミナルで火災が発生したため、原油の積み込みが少なくとも一部停止した。

フジャイラは​ホルムズ海峡を挟んで湾岸地域とは反対側に位置し、事実上封鎖された同海峡を通らずに地域の石油を輸送できる数少ない港の一つとなっている。

ニュースは以上。

イランがやっているUAEへの石油施設攻撃は明らかにホルムズ海峡を使わないルートでの原油輸出を潰す動きである。これを見てもイランにも正当性があるように見えないんだが、どうも日本人はイランと交渉できるとか思っているんだよな。こちらはイランと交渉なんてできるとは考えてない。

後、EUの代表はホルムズ海峡で自国民の危険がどうとか述べているが、このままイランが周辺国の石油インフラを破壊していけば、EUも紅海ルートですら運べなくなり干上がるぞ。まだまだ人ごとみたいに考えてるが、イランのやることは世界経済を人質にしながら石油インフラを潰して米国に間接的な影響を与えることだ。

米国もやることは酷いが、イランがやることも賛同できないだろうに。EUはそれで米国がNATOを脱退したらどうするんだろうな。まあ、米国がどうするかはかなり難しい。イラン戦争の長期化を米国は望んでいないとおもうが、同盟国もNATOも動かなければ戦費は拡大するだろう。

結局、世界的な食料危機、肥料危機、エネルギー危機の回避が優先なわけだが、実際、それは戦争が終わったから元通りにもならないし、外交的な方法なんてあるのか。

イランがもっとまともな国だったら良かったが、自国民を大量虐殺するような国家だ。しかも、ネット遮断しているので国民は声すらあげられない。反政府派の対処は強化されたようだが、実際、戦時下なのでいくらでも理由づけて弾圧可能なんだよな。

では、ネットの突っ込みを見ておくか。

1.殺害されたハメネイ氏は、宗教的布告(ファトワ)によって核兵器の製造などを禁じていました。かつて常任理事国すべてにドイツとEUが加わり核合意がなされましたが、トランプはネタニヤフの進言を受けて一方的に離脱しました。にもかかわらず、国際社会はイランへの経済制裁を再開し継続してきました。

一方で、イスラエルは非常識な行為を重ねても一度も制裁を科されたことがありません。イスラエルは約100発の核弾頭を保有していると言われ、保有する核分裂性物質の量から最大200発、非公式な報告では400発に達する可能性も指摘されています。

条約加盟国でないという主客を逆転させた奇妙な論理で核の査察にも応じません。仮にイスラエルが核を使ったとして、その時こそは制裁ができるのでしょうか。現在の国際情勢を見る限り、それすらも疑わしいと言わざるを得ません。

2.そりゃそうだ、やるだけやって戦争やめようってそんな身勝手な話通用しない。

日本はここで追随したら、ただでさえアメリカの金魚のフンみたいな感じで見られるのにその認識が間違ってないってことを露呈することになる。

アメリカの肩を持つってイランとの関係を壊すだけじゃなく、対世界の印象を悪くする。

短期的な視点でアメリカに肩入れはしないでほしい。
一時的に危険が高まるかもしれないが、長期的に見れば自衛の意識を持たせるきっかけになる。

3.イランの革命防衛隊がいる限り、トップをやったところで次のトップが擁立されていく。


そうなると革命防衛隊の壊滅をしないとアメリカの目論見は達成されない。


当初はベネズエラの様にトップを変えれば済むと想定していたのかも知れないが、その目論見が外れたのだと思う。革命防衛隊の全容が見えない中、ある意味テロ組織を壊滅させるくらいコストがかかると思う。

4.アメリカの撤退が伝えられる現在では、イランはだだをこねるに決まってます。どちらの肩を持つつもりもありませんが、やはり先に手を出したアメリカの負け(裏ではどちらが先かわかりかねますが)です。


ベネズエラやアイスランドとかなり調子に乗ってたのでトランプにはいい薬になったはず。(世界にとつては毒にしかなりませんでしたが)
こうなったらイランをなだめる何かを裏でやらないことには収まりがつかないでしょう。早くやってもらわないと世界の経済がもちません。

5.イランは緊張緩和拒否と言ってもアメリカ本土を攻撃する能力は無いのでアメリカが一方的に撤退したら大きな戦闘は終わる。しかしアメリカと同盟国に対する嫌がらせとしてホルムズ海峡封鎖、タンカーへの攻撃、周辺アラブ諸国の油田や石油関連施設への破壊攻撃は米軍撤退したとしても今後も長期的に継続して行う可能性がある。

6.戦争は始めるより終わらせる方が難しい。アメリカとイスラエルが短絡的に、最高指導者ハメネイ師を除去すれば体制転換が出来ると考えて始めた戦争だ。それを一方的に終息させると言われても、イランは腹の虫が治まらない。ある意味アメリカとイスラエルは、イランのレッドゾーンを越えた。イランが停戦に応じるとは思えない。

7.これでわかったことは多分この戦争は長期化はするということ。それによる経済への影響は計り知れないし株価もこれから下がると思う。オイルショックも起こる可能性も高い。アメリカのやったことは色んな意味合いが含まれてると思うが他国からしてみたら影響が計り知れない分『あまりに余計なこと』と思われてる。

イランからしてみたら経済戦争を起こすことでアメリカとの妥協案を打ち出した思惑もあるが事がことだけに簡単にはいかないいように思う。

8.湾岸諸国が米軍基地を撤去すれば、かつてイラクがクウェートを占領したように、イランが湾岸諸国に軍事的に進出する可能性もあります。そのため、湾岸諸国が米軍基地を簡単に撤去することは難しいのではないでしょうか。 このまま事態が進めば、最終的には地上軍の侵攻に発展する可能性もあります。しかし、多くの犠牲が出る前に、このような戦争は避けてほしいと思います。

ただし、イランの核開発については、確実に中止させるための国際的な保証が必要でしょう。 戦争が続けば、イラン国内では水や食料など生活物資が不足し、電力や水なども使えなくなる。可能性もあり、長期的には大きな打撃を受けるかもしれません。だからこそ、戦争ではなく外交によって解決する道を各国が真剣に模索すべきではないでしょうか。 ただ、イランには現在戦争を止めることのできる人がいない気がします。

9.そもそもモジタバ師には、判断能力の有無やイラン国内への存否、そもそも生死についてさえ不明であり、もはやイランは革命防衛隊による軍事独裁政権化していると思われます。

そうであれば、イラン側が米の提案を拒否するのは当然であり、米側も受諾など期待していないと思います。米以の諜報能力にも驚きですが、実際にピンポイントで敵のキーマンを排除できる実行能力をも伴っていることを、世界中に知らしめる効果もあると思います。

10.トランプは本人が一番嫌うムダな抜け道の無い戦争に駆り出されてしまった。ネタニヤフはよくわかっていてトランプを乗せた。イランとアメリカがパニクっている間にレバノンを弱体化させてその間に自国領土を一気に広げるのがイスラエルの戦略。ウクライナ以上に長引くと想定しているのだろう。

以上の10個だ。

ネットの意見も色々あるが、結局、こちらは戦争よりもホルムズ海峡封鎖解けよ。周辺国の石油インフラを破壊するなよである。そもそも米軍基地狙うならまだしも、周辺国の石油インフラ破壊して困るのは米国じゃないだろうに。周辺国は抗議しているが、それでも止めないんだから、それが次の禍のタネを生むんじゃないか。

米国が撤退するかは知らないが、核兵器開発を遅らせるという目的なら十分達成しただろう。体制崩壊まで行ってない。問題は米国が撤退しても、イランが封鎖を続けるなら全然解決してないという。

まあ、起きてもいないことを考えても仕方がない。戦争長期化は避けたいのはどの国も同じだとおもう。

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