ここからは韓国経済の話題だ。
イラン戦争の余波で、韓国の公的機関による海外債券が実に興味深いことになっている。なんと海外債券の発行が全てストップした。
記事を引用しよう。
米イラン戦争の余波が広がるにつれ、国内の公的機関による海外債券の発行は事実上停止しています。これはインフレ懸念により米国債利回りが年率4.2%に急騰し、ウォンの弱い動きが強まっているため、金融市場に不安が高まっています。
金融界によると、17日の報道によると、今月予定されていた主要公的機関による海外債券発行計画が延期されています。債券市場の関係者は「当初、韓国ガス公社を含むいくつかの機関が(外貨建て債券)の発行準備をしていた」と述べ、「これらの機関がイラン危機の影響で発行を延期したと理解しています」と述べました。
ガス公社は今月満期となる2億ドル(約3,000億ウォン)のドル建て債券を再度発行せずに返済する計画であることが確認されています。韓国輸出入銀行は、今月初めに予定されていたドル建てのサプライチェーン安定化基金債券の発行を一時的に延期しました。
韓国海事振興公社は来月、海外債券発行のロードショーを開始する予定ですが、市場状況の急激な変化により具体的な発行スケジュールは設定されていません。
市場は、国債が強制的に発行され高金利が適用される場合、韓国市場への信頼が再び低下するのではないかと懸念しています。ある財務関係者は「満足のいく金利を設定するのは難しい」と述べました。
ニュースは以上。
これは債券の話、つまり、金融関連なので中々難しいとはおもうのだが、平たく言えば、ウォン安になってドル建て債券発行しても、支払いはドルなので返済コストが高くつく。
ここまではそんなに難しくない。すでに昨日、こちらは米国のFOMCで金利据え置きというニュースを出した。つまり、米国かインフレ懸念で利下げできない。これが一般投資家の考えだ。そして、米イラン戦争でインフレも加速すると予想から米国債の金利が4.2%まで上昇した。
これによって既存の低金利での米国債は価値は下がるので売られてしまう。すると利回りが上昇する。米国債は安全な資産だが、インフレすれば価値は下がっていくので投資家は売ってしまう。逆にドルが強いのは戦争でインフレしてもドルの価値そのものは世界では落ちないと考えてる。
ドルの価値が落ちないなら米ドルでもっておこう。そして、それがドルインデックスを100まで押し上げた。だから、ウォンも1500突破したわけだ。だから、ドル高で米国債の利回り上昇している。これはわりと珍しいことだが、起きてることは素直に認めるしかない。
それで、どうして韓国の公的機関が債券ストップしたのか。それが米国債の金利4.2%以上となれば高金利だってことだ。韓国がこれを超える金額で信用リスクを加味すれば、発行する金利は7%とか。そういう基準になる。ドルほしいけど金利高くなって無理。
さらにウォン安。そもそもドル建て債は金利低いと買われない。買われない場合、格付け機関が売れないという理由で格下げする。
つまり、公的機関によるドル建て債券を発行すれば、韓国にとっては致命的な結果になりやすい。でも、債券発行できないてことはドル調達手段が限られているんだよな。それなのにUAEから2400万バレルの原油を確保していましたよね。一体、いくらで買ったんですかね?