イラン国会議長「やってくるなら焼き尽くす」

米国のトランプ大統領が中東に新たな部隊を呼び寄せてカーグ島を占拠するというニュースが出てきたわけだが、これはイランからすれば、カーグ島を占拠された時点で負けが確定するので必死に防衛しようとするだろう。

問題はこういう情報の操作の基本は裏をかくことだ。カーグ島に進行すると見せかけて別の島や拠点を攻撃するといったことも十分、考えられる。米国からすればカーグ島が最重要拠点だと認識はしているだろうが、当然、敵の防衛が首都並みに厳しいこともわかっているだろう。

警備を強化して対抗しようとする。来るならきてみろ。焼き尽くすとか。威勢のいい言葉を使うと、逆に弱く見えるんだ。BLEACHで教えてもらった。それはいいのだが、米国の狙いがイラン軍のカーグ島への戦力集中なら、それを空爆で焼き払うという手がある。そうなってしまえば石油インフラも無事では済まない。

交渉が決裂した途端、ミサイル飛ばして石油インフラ破壊することもあり得る。

世界経済はさらにぶっ壊れるが、敵を一気にたたけるならいいことだ。イランとの哄笑が決裂したら、米国は地獄を見せると述べている。その地獄がカーグ島の焦土化だとすれば、イランが軍隊を集中させるほど被害が拡大する。

では、記事を引用しよう。

アメリカ軍によるイラン地上侵攻の可能性が指摘されるなか、イランの国会議長は「アメリカ軍がやってくるなら彼らを焼き尽くす」とけん制しました。

アメリカ軍の強襲揚陸艦「トリポリ」や一部の海兵隊部隊はすでに中東地域に到着したほか、アメリカメディアが陸軍の空挺部隊に派遣命令が出たと報じるなどイランでの地上作戦の可能性が指摘されています。

こうしたなか、イランの国営通信は29日、ガリバフ国会議長の声明として「敵は交渉のメッセージを送りながら、ひそかに地上作戦を計画している」と伝えました。

そのうえで、ガリバフ氏は「アメリカ軍がやってくるなら、我々の兵士たちは彼らを焼き尽くす準備ができている」と語気を強めていて、アメリカ軍の動きをけん制しています。(ANNニュース)

ニュースは以上。

米国の軍隊が中東地域に到着。他にも部隊を呼び寄せており、これで米国の投入規模は数万とかいわれている。実際、報道されている数も情報戦なので、どこまで信憑性があるかもわからない。ニュースが流れるてことは、当然、イラン側もそれを知ることができるわけだ。地上作戦を否定していた米国がカーグ島占拠に乗り出すのか。

単なる脅しなのか。地上戦を想定しているのか。どちらにせよ。イエメンのフーシ派の参戦で原油価格が103ドルまで上昇しており、日経平均株価もマイナス2500円とさがっている。

しかも、ドル円が160円を超えており、日本が日銀砲を撃つ可能性が高まっている。これについては日本の財務官が警告を発している。このまま円を下げるなら日銀砲を飛ばすぞと。

記事を引用しよう。

[東京 30日 ロイター] – 三村淳財務官は30日、足元で原油先物市場に加えて為替市場においても投機的な動きが高まっているとの声が聞かれると指摘。その上で、この状況が続けば「そろそろ断固たる措置が必要になる」と述べた。

財務省内で記者団に語った。財務官が「断固たる」というフレーズを使ったのは就任以降、初めて。財務官は「あらゆる方面で対応するとすでに申し上げているが、我々の照準は全方位に向けている」とも述べた。

外為市場でドル/円は朝方に160.47円まで買われ、為替介入が実施された2024年7月11日以来の高値を更新した。三村財務官のコメントが伝わった後、ドル/円は一時160円を割り込んだ。

ニュースは以上。

戦争の影響でドル高となり、円安が進行している中、日銀砲を飛ばすことで円安を食い止められるのか。さすがにこれは介入ラインだと思うので、このままいけばヘッジファンドは焼き払われると思われる。

ただ、日銀砲を撃っても戦争が終わらない限りはそのうち、円は売られていくことは容易に想像できる。そもそもドル高なのも、原油価格高騰していて、原油やLNGを買うのにドルが必要だからだろう。

それで、今、気になるニュースを見つけた。

それはEUの分裂である。ぶっちゃけ。加盟国が増えれば増えるほど意見の対立なんてものは当然、出てくる。イラン戦争長期化がウクライナ戦争にどのような影響を与えるのか。EUが分裂していくのを食い止められるのか。正直、分裂して石油欲しさにイランやロシア側につくことだってあり得るんだよ。

記事を引用しよう。

ウクライナに900億ユーロ(約16兆6,100億円)規模の借款を提供しようとした欧州連合(EU)の計画が、ハンガリーの反対により再び頓挫した。

AP通信とユーロニュース、POLITICO Europeなどによると、EU27カ国の首脳はこの日ベルギーのブリュッセルで開かれた首脳会議でウクライナに対する900億ユーロ規模の借款執行案件を議論したが、ハンガリーとスロバキアの反対により合意に至らなかった。EU首脳は来月末の首脳会議で再び議論する見通しだ。

ハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相とスロバキアのロベルト・フィツォ首相は来月初めにウクライナに対する最初の借款を執行するという内容が含まれた共同声明への署名を拒否した。残りの25カ国の首脳が署名したウクライナ関連のEU共同声明は「来月初めウクライナに対する最初の借款執行を期待する」とだけ発表された。

ウクライナとハンガリーは1月27日、ロシア産原油をハンガリーとスロバキアなど東欧に輸送する「ドルジバパイプライン」の運営が中断された後、対立が生じている。

ウクライナはロシアの無人機(ドローン)攻撃でドルジバパイプラインが損傷したと明らかにしたが、親ロシア派のハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相はウクライナが来月12日のハンガリー総選挙に影響を与えるために正常に稼働しているパイプラインを閉じたとし、ウクライナの借款とロシアに対する新たな制裁を阻止している。

ハンガリーは先月EU加盟国外相会議でウクライナの借款とロシアに対する新たな制裁に拒否権を行使した。EUは首脳会議を前に外部調査と復旧資金支援などでハンガリーをなだめようとしたが、オルバーン首相は「原油がなければ、お金もない」という立場を貫いている。

オルバーン首相は「彼ら(ウクライナ)によって遮断された我々の原油を取り戻す時、我々はウクライナを支援する準備ができる」とし、「その前までウクライナに友好的な決定はない」と述べた。

EU首脳はオルバーン首相がEU合意を覆したと反発した。EUはロシアと戦争中のウクライナを支援するために2026~2027年に総900億ユーロを無利子で貸し出すことに12月合意した。ハンガリーはスロバキア、チェコと共に借款利子と返済責任を負わない条件で同意した。

欧州理事会のアントニオ・コスタ常任議長は会議場でオルバーン首相に「容認できない」とし、「EU協力の根幹を成す条件を違反するものだ」と批判した。スウェーデンのウルフ・クリステション首相は拒否権行使を放棄しないハンガリーに対し「非常に厳しい発言が交わされた」と当時の雰囲気をメディアに伝えた。

フィンランドのペッテリ・オルポ首相は会議出席前に記者にオルバーン首相について「我々は合意を得たが、彼が我々を裏切った。我々は前に進む解決策を見つけなければならない」と述べた。続けて「ウクライナを選挙運動に武器として使用している。これは正しくないことだ」とも述べた。

オルバーン首相は最近の世論調査で野党指導者のマジャル・ペーテル氏に二桁程度遅れを取っている。彼はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がハンガリーを戦争に引き込もうとしているとし、自分だけが平和と安全の保証書だと支持を訴えている。

このほかEU27カ国の首脳はアメリカとイスラエルのイラン攻撃によって引き起こされた原油価格の急騰とウクライナ支援の行き詰まりを解決するためにホルムズ海峡の即時再開放と中東のエネルギー施設や水資源施設への攻撃をやめるよう求める共同声明も発表した。

しかし彼らはアメリカのドナルド・トランプ大統領がホルムズ海峡再開放のために軍艦派遣を要求したことに関連して「条件が満たされた後に行われるべきだ」と距離を置いた。その条件としては敵対行為の終了などが挙げられる。

ニュースは以上。

このようにEUでも内部分裂が起きていると。ハンガリーの首相が選挙に勝つためにウクライナを利用していると突っ込みがあるが、これは実際、そうだろうな。選挙に負けたら政権交代が起きて、自分はお払い箱にされる。

しかし、EUも加盟国が拡大して結局、それが拒否権行使されて進まないとか。国連から何も学んできたんだろうか。

朝にホルムズ海峡封鎖のために動くのは戦後という話もあったが、EUでも敵対行為の終了などが条件とか。やはり、駄目すぎるわ。これはウクライナ戦争も負けて、欧州も原油やLNG高騰して崩壊したあげく、ハンガリーやスロバキア、チョコなどがEUから抜けてロシアと手を組むことだってありそうだな。

そもそもこの辺は欧州勢が好き勝手にやってきた国だからな。

では、ネットの突っ込みを見ておくか。

1.ハンガリーはウクライナ西部に国境を面しているうえに、ウクライナ西部のザカルパッチャ州には古くからハンガリー系住民が多く住んでおり、ハンガリーのオルバン首相はザカルパッチャ州でハンガリー人が多く住む自治体へ財政支援を行っているとのこと。


もしザカルパッチャ州のハンガリー系住民に対して、ウクライナ側がロシア系住民を弾圧したようなことを彼らにしたら、下手をすればウクライナは東西に敵をつくる事になるでしょうね。

2.その通りですね。ウクライナでは女性も高齢者も強制動員の対象になり、以前は動員を掛けてなかった東部でも動員を掛け始め、ハンガリー系住民も対象になる危険があります。負け戦に爆進したがる一般市民の生活を微塵も考慮しないウクライナ政府に武器供与することは、ハンガリー系住民を死に追いやることを意味するのですが、他人事のEUは火遊びを続けたがっていて、没落一直線。

その様子を微塵も伝えない日本の報道も斜陽の実像を見事に描き出しています。ネット環境が整い、情弱が大量に跋扈し、社会全体を劣化させることに抗うのは無理ゲーなのかもしれないと思うと虚しいですね。

3.ハンガリーのオルバーンとスロバキアのフィツォが親露派であることが明確になってもEUやNATOはこれらの国を除名出来ないのですね。
EUでも拒否権が問題になっているのですね。
NATOには拒否権は無いのですが、これらの国が加盟している状況で「集団防衛の原則」が保たれるのでしょか?
EUやNATOの会議にはロシアのスパイが堂々と出席しているって変ですよね。

4.表面上はうまく行っていた西側秩序もこれで終わり
国連と同じ様にEUも一部の国によって立ちいかなくなり米に依存しすぎたNATOも崩壊の瀬戸際。戦果が拡大して誰も彼も米露中の様に自国第一が蔓延してまた世界はバラバラになる

5.ハンガリーはEUとNATOから追放だな どうかしてる今の繁栄を捨てるのか

以上の5個だ。

まあ、組織というのは上手くいってるうちはいいんだが、各国にはそれぞれ別の事情があり、このようにイラン戦争長期化やホルムズ海峡封鎖、さらに紅海ルートまで絶たれそうな現実を直視すれば、エネルギー危機や食糧危機をなんとかしないと国民が飢える。でも、EUにはたくさんの国があるので、そういった国の立場を考慮するのは難しくなる。

ハンガリーやスロバキアをEUやNATOから追い出すことで、どうなるかは知らないが、ロシア側に回られるとそれはそれでEUは防衛上において厳しくなるんだよな。

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