IMF 4カ国の家計負債に警告…韓国のDSR増加幅が最も大きいー中国輸出、3月は予想外に増加-輸入減も小幅にとどまる( 動画)

IMF 昨日、IMFが今年の韓国経済成長率4回連続で下方修正したニュースを特集したが、今回はIMFが改めて警告している韓国の家計債務について見ていく。タイトルに4カ国とあるが、スウェーデン、ベルギー、フランス、韓国の家計債務のことらしい。特にIMFは問題視しているのは韓国の不動産プロジェクト(PF)不良可能性である。

プロジェクト・ファイナンス(PF)について解説したのはかなり前になるので、これを最初におさらいしておこう。みずほ銀行を用語解説だ。

プロジェクトファイナンスは、ある特定の事業・プロジェクトを独立した事業体とし、当該プロジェクトから生み出される収益およびキャッシュフローを返済原資とするファイナンスです。みずほ銀行は、専門的なノウハウを有する国内外の拠点網やシンジケーションによる案件組成力を駆使して資金調達をサポートします。

国内ではPFI法の改正および再生可能エネルギー特別措置法の制定を受け、官民連携分野および再生可能エネルギー分野等への取り組みを強化しています。海外では資源エネルギー開発、発電事業、公共インフラ整備等の分野について、世界の各地域で幅広い取り組みを行っています。

https://www.mizuhobank.co.jp/corporate/finance/project_finance/index.html

つまり、PFとは銀行が投資したある事業体が将来的に稼ぎ出す収益やキャッシュフローから返済してもらうというシステムだ。つまり、この企業ならこれぐらい稼ぐから、その稼いだ額の何割から融資した資金を回収する。逆に言えば、その事業体が失敗すれば融資は返ってこないてことだ。

そして、韓国の不動産プロジェクトファイナンスということは、商業用不動産に投資している銀行やその他の金融が数多く存在する。これは以前に取りあげたことだ。問題は韓国では貸出金利の上昇で不動産バブルが弾けて絞まったこと。景気が悪くなったこともあり、この手の事業がこの先、儲かる可能性が低いてことだ。すると銀行は貸し倒れ損失を計上しないといけなくなる。

前置きはこれぐらいにして記事の要点を整理していく。前半はIMFの警告。後半は中国輸出が3月は予想外に増加したてことだ。ええ?増加したのに米国に10日間までの輸出が負けているだと・・・。と、思った人はなかなか鋭い。後で見ていこう。

■記事の要点

1.しかもIMFが今回まとめた「世界金融安定報告書」で家計負債脆弱国と指摘された4カ国に韓国が含まれた。IMFはスウェーデン、ベルギー、フランス、韓国の場合、家計負債から始まったリスクが経済全体に広がっていると指摘した。その根拠として家計部門の総負債償還比率(DSR)を提示した。DSRは家計が一定期間返さなければならない貸付元利金が所得で占める割合を意味する。

2.IMFが国際決済銀行(BIS)の方式に基づいて算出した韓国の家計負債償還比率は昨年4-6月期に13.4%を記録した。IMFが家計負債健全性を点検した主要17カ国のうちオーストラリアの13.7%の次に高かった。韓国の家計は稼ぎのうち13%以上を負債と利子を返すのに使ったという意味だ。日本や米国、ドイツなどはこの比率が韓国の半分水準である6~7%台にすぎなかった。2007年に米国のサブプライムローン不良で世界金融危機が起きてから多くの先進国は家計負債の「ダイエット」に出たが韓国は逆だった。

3.IMFの集計によると、韓国の家計負債償還比率は金融危機当時の2007年1-3月期の11.0%から昨年4-6月期には13.4%と2.4ポイント上がった。主要17カ国のうち上昇幅1位だ。スウェーデンが1.6ポイント、ベルギーが1.1ポイント、フランスが1.1ポイントと続いた。オーストラリアが16.7%から13.7%、米国が11.5%から7.5%、英国が12.6%から8.4%、スペインが10.2%から5.9%と強力な家計負債構造調整を展開したのと反対だ。

4.IMFは報告書で「(多くの先進国は)2000年代半ばから強化された住宅担保貸付準を適用し不良融資リスクを減らしており、家計負債償還比率もやはり2007年より低い水準を示している。ベルギー、フランス、韓国、スウェーデンのような国の場合、コロナ禍後に家計負債がむしろ増加し家計部門の脆弱性が拡大している」と診断した。

5.税関総署が13日発表した3月の輸出(ドルベース)は前年同月比14.8%増。輸入は1.4%減り、貿易収支は882億ドル(約11兆8000億円)の黒字となった。ブルームバーグのエコノミスト調査では、輸出が7.1%減、輸入が6.4%減と見込まれていた。

6.中国の輸出は米国や欧州連合(EU)などの需要が失速した昨年後半から縮小し始めたが、その前の3年間ほどはブームが続き、低迷する住宅市場や新型コロナウイルス関連の制限措置による内需の冷え込みを補って中国経済を支えていた。今月発表された世界の貿易統計が需要低迷を引き続き示唆していたことから、中国の輸出増加はサプライズとなった。世界貿易の先行指標とされる韓国の輸出も3月は一段と減少していた。

7.公式統計に基づくブルームバーグの算出によると、人民元ベースでは3月の中国輸出は前年同月比約23%増。2月は5.2%増だった。3月の輸入は6%を超える増加。2月は11.1%増えていた。

以上の7つだ。順番に見ていこう。

まず1だが、IMFは韓国の家計債務脆弱国の根拠として家計部門の総負債償還比率(DSR)を提示した。これは正しいと思うが、韓国の場合は家計債務だけじゃないよな。自営業債務。チョンセ債務。企業債務。政府債務と色々と世界一を目指せる逸材が揃っている。ユン氏は政府債務を抑えるといいながら、実際、抑えてない。

そもそも未曾有の経済危機のまっただ中、財政出動を抑えるなんてことすれば、さらに景気が悪化するだけという。でも、韓国政府に出来るのは税制優遇程度だ。実際、金を出すとなれば難しいだろう。しかも、税制優遇して来年の予算が危うくなりそうだが。それで、政府債務で朝鮮日報が3日前に興味深い記事を載せているので引用しよう。

韓国では直近の3年間で政府債務が毎年100兆ウォン(約10兆円)前後増えたのに続き、今年も60兆ウォン以上増える見通しだ。韓国企画財政部によると、昨年の政府債務は1067兆7000億ウォンとなり、初めて1000兆ウォンの大台を突破した。

今年度予算で政府債務規模は1134兆4000億ウォンに設定されており、今年も66兆7000億ウォンの増加が見込まれる。1日で1827億ウォン、1時間で76億ウォン、1分間に換算すると1億2700万ウォンずつ増える計算だ。これにより、1人当たり政府債務は昨年の2068万ウォンから今年は2200万ウォン前後へと約132万ウォン増えるとみられる。(一部省略)

韓国政府が昨年9月、国会に提出した22-26年国家債務管理計画によると、昨年時点で678兆2000億ウォンだった赤字性債務は今年には721兆5000億ウォン、26年には866兆1000億ウォンまで増える見込みだ。赤字性債務を含めた政府債務の影響で、政府が払わなければならない公共資金管理基金の利子は、今年からの4年間で100兆ウォンに達すると分析されている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/aa66c71c2dc2ad30e2d7cdfe795a92724e362803

赤字性債務というのは税金などを財源に償還しなければならないもの。つまり、韓国の赤字性債務はどんどん膨れ上がっていると。しかも、政府債務は1分間に換算すると1億2700万ウォンずつ増える計算という。しかし、ムン君が素晴らしいな。3年間で300兆ウォンだぞ。つまり、30兆円も政府債務を増加させた。確かにコロナ禍という特殊な環境があり、世界的に財政出動が奨励されていた時ではあったが、問題は各国はコロナ禍が終わったら債務を減らしているのに、韓国は何故か増えてるのだ。

それが2から4の内容になる。韓国の家計負債償還比率は昨年4-6月期に13.4%を記録。わかりやすく述べると、韓国の家計は稼ぎのうち13%以上を負債と利子を返すのに使ったと.でも、これ昨年の6月前だからな。あれから金利も上がってるのにもっと増えてそうなんだよな。それで、韓国はリーマンショック後から、DSRを11%から13.4%に増加させた。しかも、その上昇率は主要17カ国のうち上昇幅1位と。

これを見ればわかるは韓国はリーマン後も家計債務を増やしまくって経済成長をしてきただけに過ぎないてことだ。見栄の文化だからな。人に見せるために高いブランドバックや腕時計などを買うんだろう。もちろん、支払いは「リボ払い」でお願いします。

リボ払いはまさに魔法のカード。毎月、一定額だけ払えば、上限限度額までいくらでも利用できる。10万円使っても、月5000円の支払いでいいんだ.。いやあ、素晴らしいですよね。ちょっと利息がショッピングローン数%より、17%とか取られたり、元本が中々減らないこともあるが、韓国人は徳政令期待があるからな。

なんかこちらがてきとうにいってるとおもうかもしれないが、当然、そういう話題を過去に取りあげているのだ。利上げで利息が高くなって儲からないカード会社が限界利息まで上げて借りにくくしても、韓国人はおかまいなしにリボ払いを増やしていった。では、専門化の意見を見ておこうか。

韓国銀行の統計を見ると、2007年末に665兆ウォンだった家計負債は昨年末に1867兆ウォンまで増えた。この期間の住宅担保貸付も344兆ウォンから1013兆ウォンに3倍近くふくらんだ。

明知(ミョンジ)大学経済学科のウ・ソクジン教授は「大部分が信用ではなく住宅を担保にした貸付で、比較的所得と信用状態が良好な借入者の割合が高いため短期間に大きな危機につながる可能性は小さい。代わりに高金利による可処分所得減少で消費などマクロ的に景気萎縮が拡大するリスクがある」と評価した。

このように書いてあるんだが、それは不動産価格が安定している場合だよな?不動産価格が急落したら、その住宅を担保にした貸付は焦げ付かないか。それを韓国政府は必死に止めようとしているが、果たしてソフトランディングはできるのか。しかし、家計債務だけを見ても、韓国経済が2年後にデフォルトしててもおかしくないという。

韓国さんだけ材料が豊富なんだよな。全方向から危機を深刻化させるとか。韓国しかできないんじゃないか。次に6からは中国輸出だ。韓国さんは中国のリオープニングに期待しているわけだが、どうやら予想外の輸出増加という。でも、その恩恵を韓国が受けてないのが10日間のデータでわかるよな。もう一度、出しておこうか。

半導体と中国発の輸出不振は今月も例外でなかった。輸出は先月まで6カ月連続で減ったが、4月にも特別な反騰要因は見られない。1位品目の半導体輸出は1年前より39.8%急減となる17億7000万ドルにとどまった。今月初めの対中輸出額は26億7000万ドルで前年同期より31.9%減少した。対中輸出は先月まで10カ月連続減ったが、4月もマイナスを記録する可能性が大きくなった。対中輸入額は増え10日間に中国だけで11億3000万ドルの貿易赤字を出した。

HTTPS://JAPANESE.JOINS.COM/JARTICLE/303115?SECTCODE=300&SERVCODE=300

つまり、リオープニングして輸出が増えても、韓国の対中輸出が伸びない。これが何を意味するのか。もう、わかってきたと思う。今年の対中輸出は「絶望的」だということだ。某王子がフリーザ様の完全体の強さに驚愕して「もう、おしまいだ~」と泣き叫ぶぐらいのレベルだ。だから言ったじゃないか。昨年の8月にこの可能性について言及したぞ。景気回復した中国が本当に韓国製を買ってくれるんですか?

中国の輸出が予想外に順調なのはなぜなのか。これはデータがないので憶測だが、おそらくロシア向け輸出が増加していると思われる。ウクライナ戦争でロシアは中国から物を仕入れるしかなくなった。それ以外に考えられないよな。その辺のデータが出てきたら、見ていきたいところだ。

ただ、ロイターの短い記事に気になることがある。中国税関総署の報道官は13日、記者団に対し、外需の減退と地政学的要因が今後の中国の貿易に試練をもたらすとの見方を示したとある。

つまり、予想外に3月の輸出が増加したが、今後はこれが続くかわからないと。だからこそ、フランスのマクロン氏をレッドカーペットで歓迎して投資を呼びかけたんだよな。それだけ中国から外資撤退が加速化しているてことか。

国際通貨基金(IMF)が韓国経済に対する警報を相次いで鳴らしている。韓国の不動産プロジェクトファイナンス(PF)不良可能性を最近警告したIMFは最近の報告書で韓国の経済成長見通しを4回連続で引き下げたのに続き家計負債リスクまで警告した。

IMFが11日に発表した経済見通し報告書を分析した結果、韓国の今年の経済成長見通しは昨年4月の2.9%から昨年7月に2.1%、10月に2.0%、今年1月に1.7%、4月に1.5%と4回連続で下方修正された。米国、中国、日本など主要20カ国(G20)のうち成長見通しが連続で下落したのは韓国が唯一だ。世界の景気鈍化で輸出が振るわない状況で成長率反騰の契機をそれだけ見つけるのが難しいという見方が出ている。

しかもIMFが今回まとめた「世界金融安定報告書」で家計負債脆弱国と指摘された4カ国に韓国が含まれた。IMFはスウェーデン、ベルギー、フランス、韓国の場合、家計負債から始まったリスクが経済全体に広がっていると指摘した。その根拠として家計部門の総負債償還比率(DSR)を提示した。DSRは家計が一定期間返さなければならない貸付元利金が所得で占める割合を意味する。

IMFが国際決済銀行(BIS)の方式に基づいて算出した韓国の家計負債償還比率は昨年4-6月期に13.4%を記録した。IMFが家計負債健全性を点検した主要17カ国のうちオーストラリアの13.7%の次に高かった。韓国の家計は稼ぎのうち13%以上を負債と利子を返すのに使ったという意味だ。日本や米国、ドイツなどはこの比率が韓国の半分水準である6~7%台にすぎなかった。2007年に米国のサブプライムローン不良で世界金融危機が起きてから多くの先進国は家計負債の「ダイエット」に出たが韓国は逆だった。

IMFの集計によると、韓国の家計負債償還比率は金融危機当時の2007年1-3月期の11.0%から昨年4-6月期には13.4%と2.4ポイント上がった。主要17カ国のうち上昇幅1位だ。スウェーデンが1.6ポイント、ベルギーが1.1ポイント、フランスが1.1ポイントと続いた。オーストラリアが16.7%から13.7%、米国が11.5%から7.5%、英国が12.6%から8.4%、スペインが10.2%から5.9%と強力な家計負債構造調整を展開したのと反対だ。

IMFは報告書で「(多くの先進国は)2000年代半ばから強化された住宅担保貸付準を適用し不良融資リスクを減らしており、家計負債償還比率もやはり2007年より低い水準を示している。ベルギー、フランス、韓国、スウェーデンのような国の場合、コロナ禍後に家計負債がむしろ増加し家計部門の脆弱性が拡大している」と診断した。

韓国銀行の統計を見ると、2007年末に665兆ウォンだった家計負債は昨年末に1867兆ウォンまで増えた。この期間の住宅担保貸付も344兆ウォンから1013兆ウォンに3倍近くふくらんだ。明知(ミョンジ)大学経済学科のウ・ソクジン教授は「大部分が信用ではなく住宅を担保にした貸付で、比較的所得と信用状態が良好な借入者の割合が高いため短期間に大きな危機につながる可能性は小さい。代わりに高金利による可処分所得減少で消費などマクロ的に景気萎縮が拡大するリスクがある」と評価した。

https://japanese.joins.com/JArticle/303167?servcode=300&sectcode=300

中国輸出が3月に予想に反し6カ月ぶりに増加した。国内経済の回復を裏付ける新たな明るい兆しが示された。

税関総署が13日発表した3月の輸出(ドルベース)は前年同月比14.8%増。輸入は1.4%減り、貿易収支は882億ドル(約11兆8000億円)の黒字となった。ブルームバーグのエコノミスト調査では、輸出が7.1%減、輸入が6.4%減と見込まれていた。

中国の輸出は米国や欧州連合(EU)などの需要が失速した昨年後半から縮小し始めたが、その前の3年間ほどはブームが続き、低迷する住宅市場や新型コロナウイルス関連の制限措置による内需の冷え込みを補って中国経済を支えていた。今月発表された世界の貿易統計が需要低迷を引き続き示唆していたことから、中国の輸出増加はサプライズとなった。世界貿易の先行指標とされる韓国の輸出も3月は一段と減少していた。

公式統計に基づくブルームバーグの算出によると、人民元ベースでは3月の中国輸出は前年同月比約23%増。2月は5.2%増だった。3月の輸入は6%を超える増加。2月は11.1%増えていた。

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