韓国経済、〔朝鮮半島有事〕ローマ法王 戦争なら 「人類が破壊される」

記事要約：最近の朝鮮半島情勢の悪化についてローマ法王が戦争なら「人類が破壊される」と述べている。実際、ローマ法王みたいな人格者が世界の指導者なら戦争回避はできるかもしれないが、実際は北朝鮮みたいに世襲で実権を握ってやりたい放題しているわけだ。ISというテロ組織もそうだし、シリアやアフガニスタン、日本ではないどこかで絶えず紛争は起き続けている。結局、力に対抗するには力しかない。

＞ローマ法王フランシスコは２９日、緊張が高まる北朝鮮情勢について「外交手段での問題解決」を求め、戦争になれば「人類が破壊される」として双方に軍事的圧力の自制を促した。

そんなこと述べてきいてくれる相手ならトランプ大統領もここまでしないだろうに。北朝鮮は飼い主である中国やロシアでさえ手を噛まれそうな狂犬である。もう、こうなったら非核化、あらゆる科学や生物兵器を取り上げるしかない。それを国連でやってくれるなら任せたいが、そんな簡単に国連軍は動かせない。これだけの核戦争の危機であっても世界の意思は統一されていないのだ。

ノルウェーのような第3国が調停役ね。それ六者国協議と何が違うんだ？あれも失敗に終わっただろ。もう、話し合いで解決できるような時期ではなく、時間が経過すればICBMが米大陸にまで届くところまで来ている。管理人はローマ法王は尊敬できると思うが、その考えは甘いと言わざる得ない。誰だって戦争なんてしたくないとかいいながら､人類は戦争の道を選ぶ。そうなれば防衛する力を強化するしかない。

韓国経済危機の軌跡（過去のメルマガ無料公開（1回～216回）

〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

韓国経済、〔朝鮮半島有事〕ローマ法王 戦争なら 「人類が破壊される」

ローマ法王フランシスコは２９日、緊張が高まる北朝鮮情勢について「外交手段での問題解決」を求め、戦争になれば「人類が破壊される」として双方に軍事的圧力の自制を促した。

訪問先のエジプト・カイロからローマに戻る特別機中で記者団の質問に応じた。

法王は「事態は熱くなり過ぎている」と懸念し、ノルウェーのような第三国が調停役として沈静化に取り組むべきだと提案。交渉による解決を目指し、国連が指導力を回復することも期待した。

（http://www.sankei.com/world/news/170430/wor1704300008-n1.html）

韓国経済、〔朝鮮半島有事〕理解できないトランプ大統領の「ＴＨＡＡＤ費用１０億ドル」要求＝韓国

記事要約：トランプ大統領が韓国のＴＨＡＡＤ配備費用を要求したことで中央日報が理解できないとか言い出す社説を出している。一体何が理解できないのか。突っ込んでみようと思う。

きっと、トランプ大統領はこう思っているだろうな。理解できないのは米国の同盟国でありながら、なぜか、米国を挑発する赤側の「軍事パレード」に大統領や国連事務総長が出席してその中で写真を撮っているところだと。大統領になる前からトランプ大統領はきっと思っていたからこそ、韓国への在韓米軍基地への負担を要求していたのだろう。なぜなら、ＴＨＡＡＤ配備は「踏み絵」だからだ。

韓国がどちらに付くかを確認するための配備。これで米側を裏切ったら米韓同盟も破棄。トランプ大統領はさらに韓国の忠誠心を見ようと思っている。そのきっかけも実は韓国なんだよな。例のトランプ大統領の習近平国家主席の会談中に出てきた「韓国は中国の一部」だという発言。これに韓国だけが猛烈に噛みついた。ホワイトハウスにまで問い合わせた。短気なトランプ大統領そんな韓国に良い印象を持つわけもなく、そもそも米韓首脳会談すらしてないんだよな。

＞ロイターが伝えたトランプ大統領の発言は「ＴＨＡＡＤ費用を韓国が支払うことを望むが、ＴＨＡＡＤの価格は１０億ドル」という内容だ。この内容では、韓国がＴＨＡＡＤの装備費と運営費を含むすべての費用を支払うのか、それとも一部かはまだ不明だ。

何を寝ぼけたことを述べているんだ？全額に決まっているだろ？10億ドル払えというのだから、10億ドルである。たった1000億円で米韓同盟は維持されるなら安いよな。あれ？韓国を守るための話じゃなかったのか？忠誠心を試す踏み絵なのだから、最後は米韓同盟、そっちの問題となるんだよな。

＞もちろんメディアがそれぞれの解釈をするよう誘導したトランプ大統領のインタビューの問題点も指摘せざるを得ない。北朝鮮の核武装という深刻な状況を控えて韓米が結束するべきところに局面を壊すような言葉であるからだ。

北朝鮮の核武装という深刻な状況とかいいながら、韓国は日本政府や日本人を騒ぎすぎだと批判していたよな？昨日の北朝鮮ミサイル発射で東京メトロが一時運転見合せしたのも批判している。韓国はどうして深刻な状況なのに日本を批判しているのか。言論が矛盾している。韓米が結束したいなら10億ドル払えば良いじゃないか。

＞実際、韓国がＴＨＡＡＤ費用を負担するのは構造的にも容易でない。在韓米軍に配備されたＴＨＡＡＤは米軍の資産だ。その運営費は米国が負担することになっている。韓米は昨年、ＴＨＡＡＤ配備に関連し、ＴＨＡＡＤ展開および運営費は米国が負担し、韓国は場所を提供することで合意している。

うん？「運営費」の負担だよな。どこにも設置費用を米国は負担することは書いてない。設置と運営は別だからな。もしかして運営費も要求して欲しいのか。それで管理人的な解釈は家と同じなんだ。

新しい家、新築を建てるときは建てる場所の土地代、本体工事費、別途工事費、諸費用の4つが総費用としてかかる。トランプ大統領はＴＨＡＡＤ配備に必要な場所の「土地代」と「本体工事費」を韓国政府に要求して、その後の別途工事費や諸費用を米国が負担するという認識じゃないだろうか。これなら設置費を払えという要求も筋が通る。まあ、どういう合意かは書面を見ないとわからないが､軍事機密だろうな。

＞このため韓国政府は星州ロッテゴルフ場の一部（３０万平方メートル、公示価格９１億ウォン＝約９億円）を２０日に米国に供与した。ところが突然、国家間の合意を無視して韓国に追加負担を要求した。

先ほど述べた通り、これは土地代である。9億円で世界最高の防御システムが韓国に配備されるという甘い認識である。たった9億円でいいなら他の同盟国も全員、喜んで米国のＴＨＡＡＤ配備してくれるだろう。

＞こうした過去の経験から、韓米はＴＨＡＡＤをめぐる破裂音を出すより、緊急な北核問題解決によりいっそう慎重に知恵を集めて協力するべき時だ。政界も政略的に破裂音をあおる過ちを犯してはいけない。

管理人はまず、トランプ大統領や米国民に韓国は公式に謝罪するべきだと思うんだ。朴槿恵前大統領や潘元国連事務総長が中国の軍事パレードに参加したことについてだ。韓国人は勝手になかったことにしているが、あの韓国に甘いオバマ大統領が激怒したぐらい、これによって米韓同盟に大きな亀裂が入った。

おそらく、民主党政権で鳩山元総理が普天間問題で日米同盟に亀裂を入れたのと同じぐらいの衝撃だったのではないのか。でも、自民党政権後、トランプ大統領とは良い関係を保つことができている。これは誰よりも速く安倍総理が日米首脳会談を行ったことでの外交的な勝利といえる。

昨年のアメリカ大統領選挙では世界中がヒラリー氏が勝つと思い込んでいたわけだが、管理人はトランプ大統領が勝って欲しいと思っていた。見事に勝ってくれたわけだが、ヒラリー氏ではここまで上手くはいってないだろうな。日本がここでいち早くアメリカに追従したことで尖閣諸島の防衛などにも安保が適用されることが確認できて、我々は日米同盟を信頼におけるものとなった。

でも、管理人は心配性なので100％信頼ではない。だから、日本の防衛費の増額を希求している。日米同盟を軸に、他の国とも日英同盟やＮＡＴＯへの加盟といったものが必要だと感じている。今回の日本、米国、英国、フランスの4カ国共同軍事演習はフランスとも軍事的な繋がりができたのが嬉しい成果だろう。国家的な戦略には常に保険と裏工作が必須。3流と言われていた日本の外交でも安倍総理ならそれができたと。

でも、自ら扇動にのせられて朴槿恵前大統領を弾劾罷免して政治的な空白を作った韓国は全くできていない。そりゃ、交渉役がいないものな。つまり、昨年の10月ぐらいから今年の5月9日までの政治的な空白のおよそ半年間がこの先、とんでもないほどの「猛毒」になると管理人は睨んでいる。

だからこそ、管理人は4月で辞任するといった朴槿恵前大統領の意向を飲んだ方が良いと述べたのだ。でも、韓国人はしなかった。その結果が外交的な四面楚歌である。しかし、トランプ大統領によってＴＨＡＡＤ配備について嫌でも韓国大統領選挙の目玉にしないといけなくなった。まさか、トランプ大統領はここまで読んでの設置費用の要求なのか。これは候補者に対する踏み絵でもあるわけか。トランプ大統領って外交上手？

韓国経済危機の軌跡（過去のメルマガ無料公開（1回～216回）

〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

韓国経済、〔朝鮮半島有事〕理解できないトランプ大統領の「ＴＨＡＡＤ費用１０億ドル」要求＝韓国

トランプ米大統領が慶尚北道星州（ソンジュ）に配備された高高度防衛ミサイル（ＴＨＡＡＤ）の費用１０億ドル（約１１００億円）を韓国が支払うようにすると述べ、波紋を呼んでいる。トランプ大統領就任１００日を迎えてロイター通信が行ったインタビューでだ。２６日に星州に配備されたＴＨＡＡＤは、北朝鮮の弾道ミサイルから在韓米軍を保護するのが基本任務だ。しかしＴＨＡＡＤの防御面積が広いため、同盟国である韓国もともに保護できる。そのＴＨＡＡＤの費用を韓国が負担しろということだ。

ロイターが伝えたトランプ大統領の発言は「ＴＨＡＡＤ費用を韓国が支払うことを望むが、ＴＨＡＡＤの価格は１０億ドル」という内容だ。この内容では、韓国がＴＨＡＡＤの装備費と運営費を含むすべての費用を支払うのか、それとも一部かはまだ不明だ。もちろんメディアがそれぞれの解釈をするよう誘導したトランプ大統領のインタビューの問題点も指摘せざるを得ない。北朝鮮の核武装という深刻な状況を控えて韓米が結束するべきところに局面を壊すような言葉であるからだ。

実際、韓国がＴＨＡＡＤ費用を負担するのは構造的にも容易でない。在韓米軍に配備されたＴＨＡＡＤは米軍の資産だ。その運営費は米国が負担することになっている。韓米は昨年、ＴＨＡＡＤ配備に関連し、ＴＨＡＡＤ展開および運営費は米国が負担し、韓国は場所を提供することで合意している。このため韓国政府は星州ロッテゴルフ場の一部（３０万平方メートル、公示価格９１億ウォン＝約９億円）を２０日に米国に供与した。ところが突然、国家間の合意を無視して韓国に追加負担を要求した。

ＴＨＡＡＤのために防衛費分担金を増額するのも限界がある。韓米が合意した２０１４－２０１８年の防衛費分担金は２０１４年基準で９２００億ウォンだ。毎年４％以内で増額することになっている。昨年は９４４１億ウォンだった。２０１９年から新たに適用される分担金もこうした基準を大きく抜け出さないという予想だ。

また、ＴＨＡＡＤ運営にかかる建設費や労務者人件費、輸送費など追加費用はこの分担金内に抑えることになっている。おそらくトランプ大統領の内心は分担金の大幅引き上げを望んでいるようだ。したがって今年末に始まる防衛費分担金交渉で相当な増額は避けられない見通しだ。

韓国政界はトランプ大統領の発言に対して「ＴＨＡＡＤ配備中断、次期政権に」（共に民主党）、「国会が批准するべき」（国民の党）、「左派政権を憂慮した発言」（自由韓国党）など「五党五色」の反応を見せ、大統領選挙政局の新たな変数になっている。

北核解決のための１９９４年ジュネーブ合意でも似た経験がある。当時、韓日米が合意したが、北朝鮮に建設する軽水炉工事費の７０％を韓国が負担した。米国は北朝鮮に提供した重油費だけを負担した。

こうした過去の経験から、韓米はＴＨＡＡＤをめぐる破裂音を出すより、緊急な北核問題解決によりいっそう慎重に知恵を集めて協力するべき時だ。政界も政略的に破裂音をあおる過ちを犯してはいけない。

（http://japanese.joins.com/article/627/228627.html?servcode=100&sectcode=110&cloc=jp|main|top_news）

韓国経済、〔朝鮮半島有事〕【共産党】志位委員長「日米安保同盟破棄」を主張、北朝鮮緊迫のさなか本性が露わに

記事要約：若いうちは共産主義に傾倒するのも多少はありとは思うのだが、日本の共産党を支持するのは止めた方がいい。特に、今の朝鮮半島有事で日米安保同盟破棄を主張する共産党の志位委員長はおかしすぎるだろう。

まあ、共産党が北朝鮮の傀儡みたいなものだしな。日本の野党ってどこか外国勢力と通じてないと成立しないんだろうかと思うぐらい、民進党や社民党とか腐っているよな。しかし、この時期にセミナー開いて日米安保同盟破棄を訴えるとか凄いよな。日本国内にも敵やスパイが多すぎる。

＞セミナーは日本民主青年同盟（民青）の主催で、志位氏が若者向けに解説するのは初めてだそうだが、何というタイミングか。日米が連携して危機を警戒する中、「日米安全保障同盟の廃棄」とは一体どこの国の主張なのか。

それが日本に巣くっている外国勢力である。我々は政治に興味を持ち､このような外国勢力に協力する議員を１人たりとも当選させてはならないのだが、今の日本人はマスメディアの洗脳がまだまだ激しいので自分で考えることを放棄していることが多い。マスメディアによる誰がやっても一緒なんていう言葉に欺されてはいけない。現に民主党が政権取った黒歴史がどこまでこの日本を酷い目に遭わせたことか。

別に管理人は自民党を１００％信頼しているわけではないのだが、今の状況では野党議員自民党の支持率あげるのに貢献しているんじゃないかと思うぐらい､役に立たない。未だに森友学園問題とか言っているぐらいだからな。朝鮮半島有事や欧州情勢で世界中が核戦争の危機に瀕している時に防衛以外のことにひたすら熱心なのは一体どういうことなのか。一般人の管理人でさえ、十分な危機意識を持って記事を書いているというのに。

でも、黒歴史としかいえない民主党政権を作ったのは他ならぬ日本人だからな。しっかり反省して、二度と悲劇を起こさないように大事な１票を行使してほしい。今なら１８歳でも投票できる。若者はもっとネットでその議員を調べてからにしてほしい。グーグル先生に１０分ぐらい向き合えば、その議員が何してきたかがだいたいわかるからな。

韓国経済危機の軌跡（過去のメルマガ無料公開（1回～216回）

〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

韓国経済、〔朝鮮半島有事〕【共産党】志位委員長「日米安保同盟破棄」を主張、北朝鮮緊迫のさなか本性が露わに

共産党の志位和夫委員長は２３日、若者向けに党綱領を解説する「綱領セミナー」を開き、日米安全保障同盟の廃棄や、資本主義から社会主義に転換する意義などを訴えたそうだ。

セミナーは日本民主青年同盟（民青）の主催で、志位氏が若者向けに解説するのは初めてだそうだが、何というタイミングか。日米が連携して危機を警戒する中、「日米安全保障同盟の廃棄」とは一体どこの国の主張なのか。

そして、次期衆院選で野党共闘をする際、安保法廃止を「一丁目一番地にする」と言及。
「本当の友情は対等平等でこそ結ばれる。恥ずかしい従属国から抜け出すべきだ」と述べ、日米安保条約を廃棄して国内の米軍基地を一掃し「日米友好条約」を結ぶよう求めたが、志位体制の「ソフト路線」とはやはりは見せかけで、これが共産党の本性なのだ。

共闘する野党もまた、共産党の主張を認めていると見られても文句はあるまい。それが嫌なら票を当てにした野合など止めるか、長島昭久氏のように離党すべきだ。

産経新聞社とフジニュースネットワークが１５、１６両日に実施した合同世論調査によると、北朝鮮の核・ミサイル開発に脅威を感じると答えた人９割以上に達している。浮世離れした政治家を含む残り１割弱の国民と共に「座して死を待つ」のは御免だ。

（http://www.sankei.com/politics/news/170429/plt1704290012-n4.html）

韓国経済、〔朝鮮半島有事〕フランス海軍の強襲揚陸艦「ミストラル」が佐世保基地に入港　日本、英国、米国の部隊を乗せ初の4カ国共同訓練へ

記事要約：今朝、北朝鮮がミサイル発射を再び行ったことで、朝鮮半島有事は一瞬即発の状態を続けている。そして、海上自衛隊と合同軍事演習を行っていた米空母のカール・ビンソンが日本海に到着する。さらに、フランス海軍の強襲揚陸艦「ミストラル」が佐世保基地に入港したようだ。これから初の4カ国共同訓練が行われる。

日本、英国、米国、フランスにおける軍事訓練。朝鮮半島有事だけではなく。中国の東シナ海への牽制にもなっている。でも、朝鮮半島有事は米国だけではなく、多国籍軍なんだよな。常任理事国が拒否権を持っていて､ロシアと中国が反対するので国連軍を動かすことは難しいそうであるが、実際、北朝鮮の脅威はアメリカだけではなく、欧州も感じている。

でも、ＮＡＴＯの方は動かせるんじゃないか？トランプ大統領はＮＡＴＯは時代遅れだと批判していたが、最近はＮＡＴＯの重要性に気づいたとか方針転換をしている。管理人は日英同盟再復活と日本のＮＡＴＯの加盟はこれから重要だと思っているので、こうしてフランスとの共同訓練がそのきっかけになればいいな。

後、韓国の方はアメリカと軍事演習を行ったようではあるが、今回は参加していない。実際、韓国がいると港がどうとか、旭日旗がどうとかうるさいからな。いないほうがいいし、そもそも北のスパイが紛れ込んでいるかもしれないしな。

韓国経済危機の軌跡（過去のメルマガ無料公開（1回～216回）

〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

韓国経済、〔朝鮮半島有事〕フランス海軍の強襲揚陸艦「ミストラル」が佐世保基地に入港　日本、英国、米国の部隊を乗せ初の4カ国共同訓練へ

北朝鮮への有事に備えた動きに対して

［佐世保市　２９日　ロイター］ -フランス海軍の艦艇が２９日、長崎県の海上自衛隊佐世保基地に入港した。このあと日本、英国、米国の部隊を乗せ、４カ国で共同訓練をしながら米領グアムへ向かう。

南シナ海や朝鮮半島問題でアジア太平洋地域の緊張が高まる中、日米だけでなく、欧州諸国もこの地域に強い関心があることを示し、４カ国で中国や北朝鮮をけん制する狙いがある。

強襲揚陸艦「ミストラル」は２月にフランスを出港。英軍の部隊約６０人とヘリコプター２機が同乗し、ベトナムなどに寄港した後、２９日朝に佐世保基地に到着した。折しも北朝鮮が弾道ミサイルを新たに発射し、東アジア情勢が緊迫化した数時間後の入港となった。

上陸したドゥシャリジェール艦長は、佐世保市の子供たちが出迎える中、「ともに手を携えて訓練を実施することで、相互の（部隊の）運用性を高めることを信じている」と語った。

ミストラルは５月５日に佐世保を出港する。新たに日米の水陸両用部隊と、自衛隊のヘリコプター１機が乗り込む。海上自衛隊の輸送艦「くにさき」が途中まで同行し、日本周辺の海域で共同訓練を実施する。

さらにグアムに到着後、陸上に部隊を送り込む能力を持つミストラルを中心に、自衛隊の水陸両用部隊、米英の海兵隊、日英のヘリコプターが共同で上陸訓練を実施する。４カ国の共同訓練は初。総勢７００人が参加する。

訓練は表向き特定の対象国を念頭に置いたものではないが、４カ国とも、岩礁を埋め立てるなどする中国と、国連安保理決議を無視して核とミサイルを開発を進める北朝鮮を警戒している。

自衛隊関係者は「航行の自由や、法の支配という理念を共有した国々が一緒に訓練をすることに意味がある」と話す。「船の訓練だけでなく、着上陸というのは中国への強いメッセージになる」と語る。

フランスはインド洋のレユニオン島や南大平洋のニューカレドニアなどを領有し、排他的経済水域（ＥＥＺ）の８割以上をアジア大平洋地域に持つ。ここ数年、艦隊をインド洋や太平洋に派遣するなど、アジア地域への関与を強めつつある。

英国も昨年１０月に日本へ初めて戦闘機を派遣し、同地域に関心を向けている。

日米はこのほか、北朝鮮への圧力を強めるため、米海軍の空母カール・ビンソンと海上自衛隊の護衛艦が４月２３日から東シナ海で共同訓練を実施した。海自広報部によると、日米の艦隊は２９日に対馬海峡を通過したところで訓練を終了した。４月上旬にシンガポールから朝鮮半島近海に向けて派遣されたカール・ビンソンは、日本海に入った。

（http://jp.reuters.com/article/france-drill-idJPKBN17V04C?sp=true）