韓国輸出 韓国の貿易収支、15カ月連続で赤字…不況型赤字の様相もー資金繰りひっ迫の中国地方政府、「真珠債」発行に殺到【動画】

韓国輸出 日本は台風と梅雨ということもあり、大雨が降っており、京都では豪雨と書いてあるのだが、韓国経済にも止まない「雷雨」が降り続いている。14ヶ月連続貿易赤字は更新されるのか。もちろん、当然だ。では、6月に入ったので5月の韓国貿易収支を見ていこう。

まずは冒頭を引用しておこうか。

韓国経済を支えている輸出が8カ月連続でマイナスを記録し、貿易収支は15カ月連続で赤字が続いている。貿易赤字幅が多少減少したものの、輸出が増えたわけではなく、輸入が急速に減ったことにともなう不況期の様相を呈している。

上半期には景気が低迷しても、下半期には景気が回復するといういわゆる「上底下高」の期待とは裏腹に、半導体と対中国輸出不振からは持ち直しを兆しがなかなか見えない。

https://japan.hani.co.kr/arti/economy/46902.html

輸出が増えたわけでもないのに貿易赤字が減少していると。それは原材料やエネルギー価格が下がっているからだ。特に原油価格は70ドル前後で推移中だ。輸入額が減ったことで貿易赤字は減少したが、それでも輸出も減ってるので貿易赤字から抜け出せない。そして、下半期は景気回復期待という甘すぎた楽観論が覆されていると。

しかも、金融ニュースで紹介したが、アメリカ、中国、EUと最大国家の製造業PMIは50以下だった。韓国も50以下。日本だけが50超えていたわけだが、こんな状況で韓国輸出が伸びるわけないよな。なぜなら、韓国輸出は世界や中国の景気に大きく左右されるからだ。韓国は輸出で食べている国なので当然なんだが。でも、韓国にとって誤算なのは半導体油集が回復しない。その兆しもない。在庫も減らない。中国経済は回復している兆候だが、それは市場予測より下回っている。

さらに韓国の技術は中国に半導体以外は淘汰された。韓国の得意な産業は全て中国が食っていくてことだ。いずれ半導体もそうなるときが来るんだろうな.。

そんな絶望的な韓国経済と打って変わって、日経平均は31400円と好調。下がってもまた上がってきているという。何だろうな。この強さは。ドル円は138円台に上がってきてるのにな。米利上げ見送り効果は外国人投資家には絶大てことか。でも、まだ確実にそうとは5月のCPIを見てからしか判断できないだろう。

では、記事の要点を見ていこうか。

前半は韓国の5月の貿易収支。後半は資金繰りひっ迫の中国地方政府、「真珠債」発行に殺到という気になるニュースだ。

■記事の要点(前半)

1. 産業通商資源部が1日発表した「5月の輸出入動向」によると、先月の輸出額は522億4千万ドルで、昨年同月より15.2%減り、輸入額は543億4千万ドルで、14.0%減少した。貿易収支は21億ドルの赤字で、前月(26億1千万ドル)より赤字幅がやや減った。5月の貿易収支は昨年3月以来15カ月連続で赤字だが、赤字幅は1月(125億3000万ドル)をピークに、2月は53億2000万ドル、3月は47億4000万ドル、4月には26億5000万ドルに減少傾向を示している。

2.貿易赤字の幅が多少改善されたことには急激な輸入減少による影響が大きかった。今年1月には輸出が16.4%減少した一方、輸入は2.8%の減少にとどまり、貿易収支赤字が月間基準で歴代最高額を記録した。以後、輸入減少率が3月6.4%に高まり、4月(-13.3%)以後の輸出減少率とほぼ同じ水準になった。輸出不振は依然として続いているが、輸入が減少したことで赤字が減ったわけだ。景気回復の遅れに伴い、国内生産が鈍化し、各種原材料の輸入需要が減った影響で、典型的な不況期の様相と呈している。

実際4月の産業活動動向によると、製造業生産は前月より1.2%、出荷は4.6%それぞれ縮小し、在庫率(出荷/在庫)が関連統計を作成し始めた1985年以来最も高かった。生産した製品が売れず倉庫に残っていることを受け、企業が生産を調節しているのだ。

3.品目別では、自動車(49.4%)と二次電池正極材(17.3%)を除いては、15大主力輸出品目の大半が二桁の減少率を示した。最大輸出品目の半導体の5月の輸出額は73億7千万ドルで、昨年同月(115億4千万ドル)より36.2%減少した。半導体一品目だけで月間全体貿易赤字の2倍である42億ドルが減少した。半導体の輸出増加率は昨年8月以降10カ月連続でマイナスだが、今年に入ってからは減少率が30~40%台に高まった。 

主力品目のメモリー半導体も価格の下落傾向が続いている。DRAMの固定価格は昨年6月3.35ドルから先月1.40ドルに、NAND型フラッシュの固定価格は昨年5月4.81ドルから3.82ドルにさらに低下した。これは需要回復が遅く、在庫圧迫が依然として残っていることを意味する。産業部は「下半期からはメモリー減産の効果と在庫切れなどの影響が現れるだろう」とし、「操業日数を基準にした一日平均輸出額が昨年10月以後初めて24億ドル台を回復した点も肯定的」だと説明した。

4.地域別では輸出の減少傾向がさらに広がっている。4月には欧州や中東、ロシア地域の輸出は増加したが、5月にはロシアを除いてすべての地域で減少した。中国が前年に比べて20.8%減少したことをはじめ、米国(-1.5%)、東南アジア諸国連合(ASEAN、-21.2%)、欧州連合(EU、-3.0%)、中南米(-26.3%)、中東(-2.6%)の6大主要地域への輸出がいずれも減少した。ただし、5月の対中輸出は106億2千万ドルで100億ドル台を回復した。

以上の4つだ。順番に見ていこう。

まず1だが、5月の輸出額は522億4千万ドルで、昨年同月より15.2%減り、輸入額は543億4千万ドルで、14.0%減少した。貿易収支は21億ドルの赤字で、前月(26億1千万ドル)より赤字幅がやや減ったと。その理由はさっき言及したとおりだ。輸入が減少したことで赤字が減った。景気回復の遅れに伴い、国内生産が鈍化し、各種原材料の輸入需要が減った影響で、典型的な不況期の様相と。

これはつまり、企業は積み上がった在庫をバナナのたたき売りで販売しているのが続き、本来の生産を調整して対応している。だから、工場稼働率を減らしており、そのため、各種原材料の輸入が減ったと。つまり、不況型赤字の典型である。景気が良くなる兆候が出れば、当然、先に輸入が増える。ところが在庫処分の段階だとそれがないどころか、在庫率は過去最大。結局、2023年上半期5月末でも韓国経済は立て直せてない。その片鱗すら見られない。

となってくると、こちらが注目している景気の「底」がまだ見えないことになる。確かに貿易赤字が減っているが、それで好調の兆しが見えたから減ったわけではないからだ。もしかしたら、景気の底は2023年8月か、9月ぐらいになるのか。でも、1つ言えることは韓国経済危機が下半期も続行だってことだ。

3からは品目別である。自動車(49.4%)と二次電池正極材(17.3%)以外は全滅と。しかし、この自動車もそろそろ陰りが見えてくる頃だ。EVがこのまま拡大し続ける未来は見えない。

次に最大輸出品目の半導体の5月の輸出額は73億7千万ドル。昨年同月(115億4千万ドル)より36.2%減少した。半導体だけで月間全体貿易赤字の2倍である42億ドルが減少した。せっかく自動車輸出で稼いでも半導体赤字が大きくて貿易赤字を補うことができないと。しかし、いくら昨年が半導体特需といっても、36.2%減少は酷いな。次はメモリー半導体の価格だ。

DRAMの固定価格は昨年6月3.35ドルから先月1.40ドルに、NAND型フラッシュの固定価格は昨年5月4.81ドルから3.82ドルにさらに低下した。これ、毎月見てるけど下落する一方じゃないか。

それなのに産業研は下半期からはメモリー減産の効果と在庫切れなどの影響が現れるだろうとか。また根拠もないことを述べている。5月の在庫率が過去最大。それで数ヶ月で半導体のだけで5兆円以上の在庫をさばけるとでも。バナナのたたき売りしてても無理だろう。

4からは地域別だ。ロシアを除いて全地域減少。特に中国が前年に比べて20.8%減少した。結局、20%減少したのか。では、レコードチャイナから韓国ネットの意見でも見ておこうか。

「国が滅びるのは本当に一瞬だな」
「たった1年で先進国から後進国に…。情けない」
「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の任期が終わるまでにこの国は消滅しそう」
「自営業者が15カ月連続赤字なら、廃業して債務不履行者となり、結局は自殺する」
「国のリーダーが無能だとどうしようもない。尹大統領に投票した人たちの責任が一番大きい」

https://www.recordchina.co.jp/b914986-s39-c20-d0191.html

大丈夫だ。韓国は心理的にG8なんだろう?国が滅びるのは一瞬じゃない。むしろ、これからだ。ユン氏の任期で韓国が消滅することはおそらくない。経済破綻しないとはいってない。国のリーダーが無能なのはわかっていただろう?経済のド素人だものな。

■記事の要点(後編)

5.資金繰りに窮した中国の地方政府が上海債券市場に存在する「抜け穴」に突如、押し寄せている。規制改革特区の上海自由貿易試験区(FTZ)で外債として発行される「真珠債」だ。規制が曖昧なため、地方政府にとって国内の借り入れ規制を回避する手段となっている。

6.地方政府が所有するインフラ投資会社である融資平台(LGFV)は一部のアナリストから金融システムの「ブラックホール」とも称される。債券の発行残高は9兆ドル余りに上り、さらに増加中。しかし中国政府はLGFVが支出を続け、不安定な景気回復を後押しすることを期待している。政府統計によると、真珠債は年初来の発行高が720億元(100億ドル)で、既に昨年全体のほぼ2倍に急増した。アナリストによると上海市場はオフショアの指定を受けているため、2021年以降、規制強化によりオンショアでの借り入れが凍結されたLGFVにとって代替的な調達手段になっている。

7.米連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げに伴い世界的にドル建て調達コストが高騰しているのに対し、真珠債は比較的有利な価格設定がなされている。これは国内の発行体と、真珠債の主な買い手である中国の銀行の両方に利益をもたらしてきた。その結果、急増するLGFVの債務にエクスポージャーが集中し、広範なシステミックリスクを生み出している。

以上の3つだ。ちょっと難しい話題ではあるのだが、真珠債というものが注目されているようだ。これは一体何なのか。では、見ていこうか。

最初の5は規制改革特区の上海自由貿易試験区(FTZ)で外債として発行される「真珠債」。規制が曖昧だから、地方が赤字債券として発行していると。裏を返せば、規制が曖昧な分、リスクが高いということだ。それで6だ。重要な所なのでもう一度読んでおこうか。

地方政府が所有するインフラ投資会社である融資平台(LGFV)は一部のアナリストから金融システムの「ブラックホール」とも称される。債券の発行残高は9兆ドル余りに上り、さらに増加中。しかし中国政府はLGFVが支出を続け、不安定な景気回復を後押しすることを期待している。

おいおい、9兆ドルだぞ。日本円でいくらだ。1250兆円だ.何だこの桁は。しかも、不安定な景気回復を後押しするのに期待。それで、オフショアとオンショアについてだ。これは自国とは離れた地域を「オフショア」、自国を「オンショア」と呼ぶ。

それでLGFVは規制強化でオンショアでの借り入れは凍結されたが、オフショアならいいらしい。よくわからない規制だな。だいたい上海市場がなんでオフショア指定なんだ。それで利息はどうなっているのか。

真珠債は取引が海外の清算機関ではなく中国中央国債登記結算(CCDC)で清算される点が他のオフショア債と異なる。投資家は取引にあたってCCDCへの登録が必要となる。実際のところ、稼働している取引口座30のほぼ全てが中国の銀行だ。

LGFVの財政状態や中国の景気回復の遅れに対する懸念はあるものの、真珠債は3年物の表面利率が4―5%前後と、政府機関による海外での調達コストを大幅に下回る。一方銀行にとって真珠債の表面利率は国有企業向け融資から期待できる3―4%のリターンよりもかなり高い。

おお、凄いじゃないか。どちらもWin-Winだよな。見ている限りでは。でも、急激な資金の流れ込みを管理できてないとシステミックリスクを引き越す可能性がある。それが7だ。エクスポージャーが集中している。エクスポージャーというのは金融資産、特定のリスクに晒されている金額、残高のことだ。LGFVの債務が今後、中国経済に何をもたらすのか。あまり良い予感はしないが。なんせ9兆ドルだもんな。

韓国経済を支えている輸出が8カ月連続でマイナスを記録し、貿易収支は15カ月連続で赤字が続いている。貿易赤字幅が多少減少したものの、輸出が増えたわけではなく、輸入が急速に減ったことにともなう不況期の様相を呈している。上半期には景気が低迷しても、下半期には景気が回復するといういわゆる「上底下高」の期待とは裏腹に、半導体と対中国輸出不振からは持ち直しを兆しがなかなか見えない。

 産業通商資源部が1日発表した「5月の輸出入動向」によると、先月の輸出額は522億4千万ドルで、昨年同月より15.2%減り、輸入額は543億4千万ドルで、14.0%減少した。貿易収支は21億ドルの赤字で、前月(26億1千万ドル)より赤字幅がやや減った。5月の貿易収支は昨年3月以来15カ月連続で赤字だが、赤字幅は1月(125億3000万ドル)をピークに、2月は53億2000万ドル、3月は47億4000万ドル、4月には26億5000万ドルに減少傾向を示している。

貿易赤字の幅が多少改善されたことには急激な輸入減少による影響が大きかった。今年1月には輸出が16.4%減少した一方、輸入は2.8%の減少にとどまり、貿易収支赤字が月間基準で歴代最高額を記録した。以後、輸入減少率が3月6.4%に高まり、4月(-13.3%)以後の輸出減少率とほぼ同じ水準になった。輸出不振は依然として続いているが、輸入が減少したことで赤字が減ったわけだ。景気回復の遅れに伴い、国内生産が鈍化し、各種原材料の輸入需要が減った影響で、典型的な不況期の様相と呈している。実際4月の産業活動動向によると、製造業生産は前月より1.2%、出荷は4.6%それぞれ縮小し、在庫率(出荷/在庫)が関連統計を作成し始めた1985年以来最も高かった。生産した製品が売れず倉庫に残っていることを受け、企業が生産を調節しているのだ。

 品目別では、自動車(49.4%)と二次電池正極材(17.3%)を除いては、15大主力輸出品目の大半が二桁の減少率を示した。最大輸出品目の半導体の5月の輸出額は73億7千万ドルで、昨年同月(115億4千万ドル)より36.2%減少した。半導体一品目だけで月間全体貿易赤字の2倍である42億ドルが減少した。半導体の輸出増加率は昨年8月以降10カ月連続でマイナスだが、今年に入ってからは減少率が30~40%台に高まった。

 主力品目のメモリー半導体も価格の下落傾向が続いている。DRAMの固定価格は昨年6月3.35ドルから先月1.40ドルに、NAND型フラッシュの固定価格は昨年5月4.81ドルから3.82ドルにさらに低下した。これは需要回復が遅く、在庫圧迫が依然として残っていることを意味する。産業部は「下半期からはメモリー減産の効果と在庫切れなどの影響が現れるだろう」とし、「操業日数を基準にした一日平均輸出額が昨年10月以後初めて24億ドル台を回復した点も肯定的」だと説明した。

 地域別では輸出の減少傾向がさらに広がっている。4月には欧州や中東、ロシア地域の輸出は増加したが、5月にはロシアを除いてすべての地域で減少した。中国が前年に比べて20.8%減少したことをはじめ、米国(-1.5%)、東南アジア諸国連合(ASEAN、-21.2%)、欧州連合(EU、-3.0%)、中南米(-26.3%)、中東(-2.6%)の6大主要地域への輸出がいずれも減少した。ただし、5月の対中輸出は106億2千万ドルで100億ドル台を回復した。

 全国経済人連合会が輸出主力業種150社を対象にアンケート調査した結果によると、回答した企業らは今年下半期の輸出が昨年同期に比べ平均1.3%減少すると見通した。韓国貿易協会のチョ・サンヒョン国際貿易通商研究院長は「対内外経済環境が明確な好転の兆しを見せておらず、年末まで輸出の黒字転換は容易ではないだろう」と予想した。

[上海/香港 31日 ロイター] – 資金繰りに窮した中国の地方政府が上海債券市場に存在する「抜け穴」に突如、押し寄せている。規制改革特区の上海自由貿易試験区(FTZ)で外債として発行される「真珠債」だ。規制が曖昧なため、地方政府にとって国内の借り入れ規制を回避する手段となっている。

地方政府が所有するインフラ投資会社である融資平台(LGFV)は一部のアナリストから金融システムの「ブラックホール」とも称される。債券の発行残高は9兆ドル余りに上り、さらに増加中。しかし中国政府はLGFVが支出を続け、不安定な景気回復を後押しすることを期待している。政府統計によると、真珠債は年初来の発行高が720億元(100億ドル)で、既に昨年全体のほぼ2倍に急増した。アナリストによると上海市場はオフショアの指定を受けているため、2021年以降、規制強化によりオンショアでの借り入れが凍結されたLGFVにとって代替的な調達手段になっている。

ロイターの集計によると、LGFVは今年、中国全体の真珠債発行体の約3分の2、発行高の60%を占めている。今年に入って新たに真珠債を起債した82の発行体のうち55がLGFVだった。

米連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げに伴い世界的にドル建て調達コストが高騰しているのに対し、真珠債は比較的有利な価格設定がなされている。これは国内の発行体と、真珠債の主な買い手である中国の銀行の両方に利益をもたらしてきた。その結果、急増するLGFVの債務にエクスポージャーが集中し、広範なシステミックリスクを生み出している。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です