【韓国経済】サムスン減益でパニック状態の歪み…知識層が憂慮する“錯視現象”
記事要約:年明けからサムスン電子の株価が投げ売りされ、KOSPIが大暴落がした。それを韓国紙では「サムスンショック」と読んでいる。それはサムスンの業績発表が良くないという予想からである。そして、1月7日の業績発表では減益となった。サムスン電子はKOSPIの2割を占めている韓国一の巨大な企業というゆがんだ構造。そのため、サムスンが転けると韓国経済に危険な予兆とみなされる。だが、サムスンが収益を伸ばしている限り、韓国経済はいつまでも危機が続く。ジレンマとはまさにこのこと。すでにサムスン帝国であるため、韓国はサムスンのために死ぬことになる。
このことは1年前に指摘したとおりだ。今は投資家の関心は韓国経済の成長ではなく、サムスン電子の業績を重視する。つまり、本来なら国があって企業があるのだが、韓国の場合は、サムスン電子があって、韓国が存在するのだ。いわば、韓国はサムスンのおまけである。だから、サムスンが少しでも減益となれば大慌てなのだ。だが、市場というものが成熟すれば、さらに利益拡大というのは難しい。サムスンがこのまま没落するかは定かではないが、新製品を爆発的にヒットさせないかぎりは、これからも凋落は続くだろう。
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