日別アーカイブ: 2023年2月8日

韓国自営業 ガス料金高騰で「チャンポンの火の味」減らす中華店、自営業者を襲うエネルギーショック【動画】

韓国自営業 今回の記事は韓国の飲食店における現状である。昨年から韓国では電気代を始め、ガス代・水道代などの公共料金の大幅な引き上げ加速化されている。そして、寒さが厳しい季節でも、暖房費を節約する韓国人が急増する事態となっている。

今のところ、防寒着を着て寝たり、家でテントを張るなどといった防寒グッズで凌いでるようだが、でも、まだこれは序盤なのだ。これから、電気やガス代はもっともっと上がる。なぜなら、ガス公社も9000億円ほど赤字だからだ。

ええ?韓電だけじゃないの?甘い甘い。ガス公社は9000億円ほど赤字となっていて、それなのになぜか株主配当を多額に支払うという始末となっている。しかも、その配当のほとんどが政府配当という。

どいうこと?簡単に述べれば、ガス公社の株式持ち分の26%が政府、20%が韓国電力公社である。だから、その配当金の割合40%を得ることができるようだ。そして、粉飾決算して本当は大赤字なのに利益が出たように見せかけているといったところだ。

この仕組みついても最初に少し触れていく。ぶっちゃけると、何でこんなわけのわからない特別な会計処理をしているかは謎だ。それでは記事の要点を整理しよう。

■記事の要点

1.このような経営実績見通しは、現実とはかけ離れている。ガス公社は、世界的な天然ガス価格の急騰にともなう財務悪化で大幅なガス料金引き上げを断行中であるからだ。ガス公社は外国で液化天然ガス(LNG)を購入し、国内の各地域の都市ガス事業者と発電会社にガスを供給する卸売市場の独占事業者だ。しかし、原材料であるガスを高く購入し、国内ではこれより低い価格で供給するため、大規模な損失を抱えている。

2.ところがガス公社が財務諸表上で利益が出ているのは、「未収金」を活用した独特な会計処理法のためだ。例えば、天然ガスを100億ウォンで購入して50億ウォンで販売する場合、赤字分の50億ウォンを未収金資産(その他の資産)に分類し、後でガス料金引き上げを通じてこれを回収する仕組みだ。公社がガスを高く購入しても実際の購入額より少ない金額が費用として反映され、結果的に帳簿上は利益が大きくなる「錯視効果」が生じる。

3.ガス公社は借金をして配当せざるを得ない状況だ。昨年第1~3四半期に本業で稼いだ現金から設備投資費などを除いた「余剰キャッシュフロー」がマイナス6兆ウォンにのぼるなど、現金が枯渇した状態だからだ。ただでさえ昨年、国税庁の定期税務調査で法人税2724億ウォン(約288億円)を追徴され、最近は政府が決めた次上位階層の暖房費割引の負担まで抱え込むことになり、資金繰りの困難が重なっている。

4.7日、韓国ガス公社によると、昨年12月基準の業務用暖房用ガスの卸売料金は、1MJ(メガジュール)当たり34.69ウォンで、前年同月比57.6%高騰した。ボイラーなどに使う室内灯油の価格も1478.01ウォン(6日基準)で、昨年同日(1140.45ウォン)比約30%上昇した。電気暖房や店の運営にかかる電気料金も上昇傾向を見せている。統計庁によると、今年1月の電気料金は昨年より29.5%上昇し、1981年1月に36.6%上昇して以来、42年ぶりに最大の上昇幅を記録した。

5.一部業種は廃業まで考慮しているが、それさえも難しい状況だ。ソウル恩平区(ウンピョング)で銭湯を経営するA氏は、「いくら小さな銭湯も、廃業するには少なくとも1億ウォンはかかる」とし、「新型コロナにも持ちこたえたが、今は持ちこたえる術がない」と話した。

6.独自にエネルギーコストを削減する「エネルギーダイエット」に乗り出すこともある。京畿道坡州市(パジュシ)でパン屋を経営しているBさん(29)は、「お客さんがいなければ、店内の暖房を切っておき、寒くても服をもう一着着て出てくることで耐えている」と話した。京畿道龍仁市(ヨンインシ)でネットカフェを運営するキム某氏(36)は、「24時間ずっとパソコンを使っているネットカフェの特性上、電気代が多くかかる」とし、「人件費を節約するために、夜間のアルバイトを止めさせて、店で寝泊まりしながら働くオーナーが多い」と伝えた。

以上の6つだ。しかし、なんで韓国の公共料金というのは高く買って安く売るという商売論理の逆をいつもいくのだ。こんなコトすれば破産するのは目に見えてるじゃないか。韓電の電気だってそうだろう。高く買って安く売るから天文学的な赤字に膨れ上がった。さっき、ガス公社の赤字が9000億円と述べたが、これはウォンに直せば約8兆6千億ウォンだ。韓電の赤字よりも規模は少ないが、ガス料金がどんどんあがっていく理由にもなる。

では、1から見ていこう。原材料であるガスを高く購入し、国内ではこれより低い価格で供給するため、大規模な損失を抱えていると。これはロシア・ウクライナ戦争の原因でもあるが、残念ながら戦争が長期化しており、欧米でのロシア離れは加速化。天然ガスの価格は高値で維持されるだろうな。これでも温冬で欧州のガス需要は減ったぐらいだ。

そして2は冒頭でも突っ込んだがこれがよくわからない。例をもう一度読んでみよう。

例えば、天然ガスを100億ウォンで購入して50億ウォンで販売する場合、赤字分の50億ウォンを未収金資産(その他の資産)に分類する。そして、後でガス料金引き上げを通じてこれを回収する仕組みという。

つまり、100億ウォンでガス購入しても、謎理論で購入した費用の50億ウォンの赤字は未収金資産になる。何でこんな謎会計なんだ。普通は100億ウォンでガス購入したら、その費用は赤字100億ウォンで計上するんじゃないのか。結果的に帳簿上は利益が大きくなる「錯視効果」が生じる。この未収金を入れると9000億円赤字になる。

しかし、これでさらに問題なのはこの謎会計で得しているのが、ガス公社の株式持ち分の26%が政府、20%が韓国電力公社という。ちなみにここで面白い事実を引用しておこう。

2日の証券界隈の情報によると、証券会社が提示したガス公社の昨年の営業利益と当期の純利益の見通しの平均は、それぞれ1兆8585億ウォン(約1970億円)と1兆852億ウォン(約1150億円)。1年前に比べてそれぞれ50%、13%増えた規模だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c8a250494c740bf16ab3e8fc3173429837bf1aa3

なんと9000億円の赤字のはずなのに、会計上は営業利益と純利益は未収金はスルーするので増大しているのだ。もう、これはわけがわからない。もちろん、黒字だから巨額な配当を政府と韓電債が入手すると。どう見ても粉飾決算じゃないか。でも、この場合、配当がでるから大丈夫なのか?

次に3だが。赤字なのに政府には借金してまで高額配当を払って、庶民はガス料金引き上げで生活が困窮している。公社ってなんだろうな。最後に次上位階層の暖房費割引の負担まで抱え込むこととかある。なんで上位層の暖房費まで割り引きになるんだ。

会計は粉飾。高額配当で政府はウハウハ。庶民派ガス料金引き上げで苦しむ。上位層は何故かガス料金を割り引く。こんなおかしな経営を2008年からずっとやってきていて、何の改善もされてないのがさすがとしかいいようがない。

それで、4は最新のガス・電気料金の引き上げ率と。ガスは前年同月比57.6%高騰。電気料金は昨年より29.5%上昇と。ガス代は知らないが、電気料金これでも日本の半分以下だよな。なら、大丈夫だろう。

5からは飲食業の話だ。炒め物が中心の中華料理店ではガスを多く使う。だから、ガス料金を心配しているそうだ。経営しているキムさんは、「チャンポン一杯を作るためには、中華鍋技(中華料理を調理する時に使う鍋に材料を入れて火の味を出す行為)だけでも40回以上しなければならないが、それがすべてお金だ」とし、「火の味を減らせば、お客さんががっかりするので、高いガス料金にそのまま耐えざるを得ない」と話した。

ガス料金を節約したくても味が変わるので難しいと。なら、値上げすればいいじゃないか。そうすると客足は減るんだよな。飲食店はそういうものだ。他にもペットショップや銭湯の話とかあるがどこも厳しいと。銭湯は廃業するのにも1億ウォンかかると。そんなにかかるのかよ。しかも、新型コロナが終われば政府が補助金を出すようなことはまずないものな。

でも、続けても最後は破産しかない。無駄に耐えて、ガス代や電気代が下がるてことはまず考えられないが、そこはどういう展望なんだろうな。

最後に6だがエネルギーダイエットをしているそうだ。お客様がいないと暖房を切る。ネットショップでは夜間のバイトを減らしてオーナーが寝止まりしながら働く。涙ぐましい努力だよな。そこまで節約して赤字なら何の意味もないじゃないか。

しかも、これから電気もガスも水道も上がるからな。自営業がムン君によって25%から20%に減ったが、これはさらに減るんじゃないか。電気もガスも今まで安くで使っていたことのツケがここ数年で一気に重くのしかかるんだろうな。

それで、水道代が上がることについて視聴者さんがコメントで、水道局も電気をたくさん使うので上がっているんじゃないかという突っ込みがあったが、ああ、確かにそうだと納得出来た。水を循環させたり、水力発電しようにも元は電気を使うものな。

このように韓国の公共料金の一度の引上げは自営業や家計を直撃しており、少なくとも冬の間は続く。なら、春には安くなるのか?だから、韓電もガス公社も赤字なんだよ。なら、値上げしていくしかないじゃないか。

京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)で10年以上中華料理店を経営しているキムさんは最近、ガス料金の心配が大きい。「プルマッ(火の味という意味、食材を焼いたり炒めた際に出る香ばしさ)の良い中華料理」で有名なキムさんの飲食店は、調理の過程で火をよく使わなければならないので、ガス使用量が多いが、ガス料金の高騰でコスト負担が大きくなったためだ。キムさんは、「チャンポン一杯を作るためには、中華鍋技(中華料理を調理する時に使う鍋に材料を入れて火の味を出す行為)だけでも40回以上しなければならないが、それがすべてお金だ」とし、「火の味を減らせば、お客さんががっかりするので、高いガス料金にそのまま耐えざるを得ない」と話した。

原油価格の上昇にともなうエネルギー価格の高騰の影響が、小規模自営業者を襲っている。電気料金とガス料金が同時に上がり、新型コロナの衝撃から抜け出し始めた小規模自営業者に再び打撃を与えている。

7日、韓国ガス公社によると、昨年12月基準の業務用暖房用ガスの卸売料金は、1MJ(メガジュール)当たり34.69ウォンで、前年同月比57.6%高騰した。ボイラーなどに使う室内灯油の価格も1478.01ウォン(6日基準)で、昨年同日(1140.45ウォン)比約30%上昇した。電気暖房や店の運営にかかる電気料金も上昇傾向を見せている。統計庁によると、今年1月の電気料金は昨年より29.5%上昇し、1981年1月に36.6%上昇して以来、42年ぶりに最大の上昇幅を記録した。

業種の特性上、店内で一定温度を維持しなければならない小規模自営業者たちは、暖房費引き上げの衝撃をそのまま抱え込んでいる。ソウル銅雀区(トンジャクク)で爬虫類売買ショップを経営するイ某氏は、「とりあえず、今年の冬だけでも乗り越そう」という気持ちで耐えている。彼は「爬虫類は、飼育場内の温度を25~27度に維持しなければ死亡するため、やむを得ず温度を維持するが、暖房費が昨年より30%ほど増えた」と訴えた。

一部業種は廃業まで考慮しているが、それさえも難しい状況だ。ソウル恩平区(ウンピョング)で銭湯を経営するA氏は、「いくら小さな銭湯も、廃業するには少なくとも1億ウォンはかかる」とし、「新型コロナにも持ちこたえたが、今は持ちこたえる術がない」と話した。

独自にエネルギーコストを削減する「エネルギーダイエット」に乗り出すこともある。京畿道坡州市(パジュシ)でパン屋を経営しているBさん(29)は、「お客さんがいなければ、店内の暖房を切っておき、寒くても服をもう一着着て出てくることで耐えている」と話した。京畿道龍仁市(ヨンインシ)でネットカフェを運営するキム某氏(36)は、「24時間ずっとパソコンを使っているネットカフェの特性上、電気代が多くかかる」とし、「人件費を節約するために、夜間のアルバイトを止めさせて、店で寝泊まりしながら働くオーナーが多い」と伝えた。

https://www.donga.com/jp/List/article/all/20230208/3943456/1

絶望の韓国輸出 韓国の2位輸出市場東南アジアまで崩れるーアジア主要12カ国で最下位に転落【動画】

絶望の韓国輸出 こちらが2023年、韓国経済のメインテーマと位置づけていることがある。それは、韓国は「どこで、何を売るのか」という問題だ。今まで韓国は日本や米国から半導体素材や機械を購入して、中国に得意の半導体を売っているだけで大もうけが出来た。しかし、昨年のそのお得意様の関係が崩壊した。

それは韓国が対中貿易赤字を出していくことでも容易にわかる。昨日、韓国の1月の対中貿易赤字が39億ドルだと述べたことは覚えているだろうか。あれは中国に韓国が赤字を出した過去最高額だったわけだが、つまり、それだけ韓国はこの10年ほど中国に様々な韓国製を輸出して儲けていたのだ。

家電、スマートフォン、自動車など、韓国製を次々と中国は購入してくれた。しかし、中国は韓国の技術に追いつき、その力関係(ここで述べるのは輸出と輸入の話)は逆転しようとしている。気がつけばサムスン電子のスマホは見向きもされなくなり、自動車などのシェアも消え失せた。だが、それでも中国は韓国の半導体を購入してくれた。

一方、韓国は中国から様々な核心素材の輸入に頼っている。中国の工場がコロナで工場がストップしたり、物流が滞れば、韓国の工場が操業停止に追い込まれるほどだ。

どこで何を売るのか。もう、中国は買ってくれない。これがコロナ禍からの中国経済失速という一時的な輸出減なのかは見極める必要はあるが、現時点で買ってくれない。1位の中国がダメなら他はどうか。2位の東南アジアは?それが今回の主要記事となる。

それでは記事の要点を整理していく。

■記事の要点

1.厳しい輸出の寒波が半導体と中国を超え他の分野まで飲み込む勢いだ。中国の裏で持ちこたえた2位の輸出市場」である東南アジアまで揺らぐ様相が明確になった。東南アジア向け輸出が4カ月連続でマイナス成長し、今年の輸出全般に警告ランプが灯りかねないとの懸念が大きくなっている。核心成長エンジンである輸出がぐらつき韓国は今年の経済成長率がアジア主要12カ国で最下位に転落する非常状況に直面している。

2.海外主要投資銀行9社は今年の韓国の実質国内総生産(GDP)成長率を平均1.1%と予想した。これら投資銀行はアジア各国の多くの成長率予測値をこの1カ月間に引き上げた。中国が4.8%から5.2%、ベトナムが6.0%から6.1%、フィリピンが5.1%から5.3%、タイが3.7%から3.8%などだ。

3.しかし韓国は例外だった。かろうじて1%を超える水準の成長見通しが維持された。今年の経済成長率で見るとアジア主要12カ国のうち最下位だ。先進経済圏に分類される香港の3.0%、シンガポールの1.8%だけでなく、「低成長の象徴」の日本の1.3%も下回る数値だ。

4.来年の見通しも暗い。国際金融センターの集計の結果、投資銀行9社が予想した韓国の来年の成長率は2%だ。アジア12カ国のうち日本の0.9%の次に低い。来年の成長率で比較してみてもかつて韓国とともに「アジアの4頭の竜」と呼ばれた香港の3.3%、台湾の2.6%、シンガポールの2.3%を下回る局面だ。新興国ベトナムの6.8%、インドの5.8%、フィリピンの5.5%、インドネシアの5.0%などとは大きく水をあけられている。

5.東南アジア10カ国で構成された東南アジア諸国連合(ASEAN)は粘り強い成長の中で韓国の輸出・貿易収支の新たな柱に浮上していた。昨年の東南アジア向け輸出額は1249億2000万ドルで2021年の1088億3000万ドルを超え最大を記録した。年間貿易黒字も423億8000万ドルで米国の280億4000万ドルなどを抜き韓国最大の黒字市場に浮かび上がった。

6.中国向け輸出減少に続き東南アジア向け輸出減少まで重なり韓国の輸出全体が下方曲線を描くことになった。韓国の輸出は昨年10月から4カ月連続で減少しており、先月には最大減少幅となる16.6%の減少となった。貿易収支は11カ月連続で赤字だ。1月の貿易赤字は126億9000万ドルで月間記録としては過去最大の赤字となった。

以上の6つだ。順番に見ていこう。

まず1だが、韓国の輸出崩壊しているのは中国だけではない。2位の東南アジアもそうだという点。東南アジア向け輸出が4カ月連続でマイナス成長。今年の経済成長率がアジア主要12カ国で最下位に転落する非常状況に直面していると。この時点で韓国の未来が絶望的だということだ。急成長してリソースを食い潰した結果、もう、他のアジア国よりも成長が著しく低下していると。

それで2がその絶望的な「成長の差」を証明している。韓国は1%程度の成長しか見込めないのに、中国は5.2%、ベトナムが6.1%、フィリピンが5.3%、タイが3.8%と大きな差がある。先進経済圏に分類される香港の3%、シンガポールの1.8%、日本の1.3%も下回る。

なぜ、ここまで他の国と韓国の成長率に差が出ているのか。これを読み解くには他のアジア各国の主要な貿易状況を見ていく必要がある。しかし、それをやっていたら韓国経済からアジア経済と大きく離れてしまうのでここでは割愛しておく。では来年、2024年の経済成長予想はどうなのか。この見通しも実は暗い。それが4の内容となる。

投資銀行9社が予想した韓国の来年の成長率は2%。アジア12カ国のうち日本の0.9%の次に低いという。今年は1%で、来年は2%。でも、他のアジアの国はもっと成長していくと。つまり、もう、始まっているのだ。

これを長距離マラソンで例えるとこうなる。韓国は長距離マラソンで一時的に他国をぶち抜いて先進国と自称するまでの経済規模に至り、先進国の走者が目と鼻の先まで見えたが、ドーピングまでして無理に走ってきたことで、走者の身体が異常が起きてしまい、激痛にあって走るのが難しくなり、歩くことで精一杯の状況となる。韓国だけ歩いてるところに、他の国は普通に走って行くのでどんどん抜かされていく現状だ。

2030年代に入る頃に、韓国はどこまでアジアの国々に成長を抜かされてGDPを落としていくのか。それを看取るのはまだまだ先の話だが、こちらは15年ほど韓国経済を視ているので、それが20年、30年と続いていくことは明らかだ。そして、2050年台にはナイジェリアなどにも抜かされていくと。これはゴールドマンサックスの予想だが。

それで5だ。東南アジアへの輸出が伸びているという記事だが、これは単に東南アジアに進出した韓国企業が韓国から輸出を増やして製品を製造しているだけに過ぎない。その代表がベトナムだ。ベトナムに韓国企業は2010年台辺りから本格的に進出して、サムスン電子を始め、韓国企業の工場が次々と建設されていった。だから、韓国の輸出が振るわなくなればベトナムへの輸出増加率が減るのだ。

しかし、この記事ではベトナムの輸出増加率が昨年9月の12.4%から12月に16.1%減と急落し、韓国の輸出にも暗雲が立ち込めることになったとか。数値しか追っていない。なんでベトナムの輸出が減ったかを説明してないのだ。だから、この記事は恣意的だ。まるで韓国がベトナム輸出で儲けてるような誤解を生む。単に韓国企業が買ってるだけに過ぎないのにな。

だが、その東南アジアの輸出もどんどん減っている。1位の中国もダメ。2位の東南アジアもダメ。韓国輸出が絶望的な理由が明るみとなったわけだ。では、それを引用しておく。

だが東南アジアも昨年末から異常信号が現れ始めた。5.7%減を記録した10月から輸出が前年同月比で減少傾向に転じ、今年1月には19.8%と減少幅が大きくなった。4カ月連続で輸出が減ったのはコロナ禍初期である2020年3~8月から約2年ぶりだ。輸出が減るため貿易収支も悪化している。昨年7月まで月40億ドル台を維持してきた対東南アジア貿易黒字は昨年12月の25億7000万ドルに続き先月は11億3000万ドルに落ち込んだ。

こちらはベトナムについて取りあげたが、他の東南アジアが韓国からの輸入を減らしている理由はよくわかってない。単に不況だからの問題なのか。この辺はまだまだデータが足りないてところだ。それで6は韓国輸出がどんどんダメになると。最後は専門家の意見だ。

対外経済政策研究院のクァク・ソンイル経済安保戦略室長は「東南アジアは韓国に残った最後の輸出の砦も同然だ。東南アジアへの中間財輸出が停滞し、ベトナムなどより中国からの輸入の割合が増えることが最も懸念される。韓国政府は東南アジア全体をまとめた供給網と投資環境確保に積極的に取り組まなくてはならない」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/099235480a895ed7a518686f478f2f404c90b555

韓国製が中国製に取って変わられている現状もあるのか。今、その辺のデータが頭にないので東南アジアについては少し時間を頂きたい。後はこの記事の突っ込みを見ておこうか。

1.韓国は不動産バブル崩壊でマイナス成長だろう。バブル崩壊時にはよくある減少だから気にすんな。

2.韓国が本来の地位に戻って行く。北朝鮮と同等まで行くかな?

3.主要って言葉を使わないで欲しい。他の11カ国に失礼だろ。

4.経済成長率ねえ。日本みたいに利益率の低い物でも内需と何かあった時の為に国内生産してるなら低くて当然だしな。韓国も必要な物を国産化してるんでしょ?フッ化水素の国産化とか何度も記事見たしさ。

5.逆に言えば日米の甘やかしがあったからこれまでやってこれたんだ。本来は北といい勝負の閉鎖的な軍事国家だっただろ それに戻るってだけ

以上の5つだ。韓国は自分たちで先進国の地位に上りつめたとか自負しているが、実は日米のおかげだということは世界中が知っている。だから、その加護がなくなれば自然と北朝鮮へ同等の経済に戻っていくのか。さすがにそれはないか。

厳しい輸出の寒波が半導体と中国を超え他の分野まで飲み込む勢いだ。中国の裏で持ちこたえた2位の輸出市場」である東南アジアまで揺らぐ様相が明確になった。東南アジア向け輸出が4カ月連続でマイナス成長し、今年の輸出全般に警告ランプが灯りかねないとの懸念が大きくなっている。

核心成長エンジンである輸出がぐらつき韓国は今年の経済成長率がアジア主要12カ国で最下位に転落する非常状況に直面している。

国際金融センターが6日に明らかにしたところによると、海外主要投資銀行9社は今年の韓国の実質国内総生産(GDP)成長率を平均1.1%と予想した。これら投資銀行はアジア各国の多くの成長率予測値をこの1カ月間に引き上げた。中国が4.8%から5.2%、ベトナムが6.0%から6.1%、フィリピンが5.1%から5.3%、タイが3.7%から3.8%などだ。中国のウィズコロナ転換、原材料価格安定、通貨緊縮緩和期待などを反映した。

しかし韓国は例外だった。かろうじて1%を超える水準の成長見通しが維持された。今年の経済成長率で見るとアジア主要12カ国のうち最下位だ。先進経済圏に分類される香港の3.0%、シンガポールの1.8%だけでなく、「低成長の象徴」の日本の1.3%も下回る数値だ。

来年の見通しも暗い。国際金融センターの集計の結果、投資銀行9社が予想した韓国の来年の成長率は2%だ。アジア12カ国のうち日本の0.9%の次に低い。来年の成長率で比較してみてもかつて韓国とともに「アジアの4頭の竜」と呼ばれた香港の3.3%、台湾の2.6%、シンガポールの2.3%を下回る局面だ。新興国ベトナムの6.8%、インドの5.8%、フィリピンの5.5%、インドネシアの5.0%などとは大きく水をあけられている。

反転の機会を見つけるのは容易でないというのが問題だ。半導体を中心にした輸出不振、エネルギー輸入による赤字累積、依然として高い物価と金利、不動産景気下降、消費不振まで韓国経済の行く手を阻む障害物があふれている。少子高齢化とかみ合わさり低成長が深く根を下ろす危険も大きくなっている。

何より中国に対する依存度を減らす代替市場に選ばれた東南アジアに対する輸出減少は突発的危機状況だ。

◇「東南アジアは韓国輸出に最後の砦」

東南アジア10カ国で構成された東南アジア諸国連合(ASEAN)は粘り強い成長の中で韓国の輸出・貿易収支の新たな柱に浮上していた。昨年の東南アジア向け輸出額は1249億2000万ドルで2021年の1088億3000万ドルを超え最大を記録した。年間貿易黒字も423億8000万ドルで米国の280億4000万ドルなどを抜き韓国最大の黒字市場に浮かび上がった。

だが東南アジアも昨年末から異常信号が現れ始めた。5.7%減を記録した10月から輸出が前年同月比で減少傾向に転じ、今年1月には19.8%と減少幅が大きくなった。4カ月連続で輸出が減ったのはコロナ禍初期である2020年3~8月から約2年ぶりだ。輸出が減るため貿易収支も悪化している。昨年7月まで月40億ドル台を維持してきた対東南アジア貿易黒字は昨年12月の25億7000万ドルに続き先月は11億3000万ドルに落ち込んだ。ベトナムの輸出増加率が昨年9月の12.4%から12月に16.1%減と急落し韓国の輸出にも暗雲が立ち込めることになった。

中国向け輸出減少に続き東南アジア向け輸出減少まで重なり韓国の輸出全体が下方曲線を描くことになった。韓国の輸出は昨年10月から4カ月連続で減少しており、先月には最大減少幅となる16.6%の減少となった。貿易収支は11カ月連続で赤字だ。1月の貿易赤字は126億9000万ドルで月間記録としては過去最大の赤字となった。

対外経済政策研究院のクァク・ソンイル経済安保戦略室長は「東南アジアは韓国に残った最後の輸出の砦も同然だ。東南アジアへの中間財輸出が停滞し、ベトナムなどより中国からの輸入の割合が増えることが最も懸念される。韓国政府は東南アジア全体をまとめた供給網と投資環境確保に積極的に取り組まなくてはならない」と話した。