韓国自営業 ガス料金高騰で「チャンポンの火の味」減らす中華店、自営業者を襲うエネルギーショック【動画】

韓国自営業 今回の記事は韓国の飲食店における現状である。昨年から韓国では電気代を始め、ガス代・水道代などの公共料金の大幅な引き上げ加速化されている。そして、寒さが厳しい季節でも、暖房費を節約する韓国人が急増する事態となっている。

今のところ、防寒着を着て寝たり、家でテントを張るなどといった防寒グッズで凌いでるようだが、でも、まだこれは序盤なのだ。これから、電気やガス代はもっともっと上がる。なぜなら、ガス公社も9000億円ほど赤字だからだ。

ええ?韓電だけじゃないの?甘い甘い。ガス公社は9000億円ほど赤字となっていて、それなのになぜか株主配当を多額に支払うという始末となっている。しかも、その配当のほとんどが政府配当という。

どいうこと?簡単に述べれば、ガス公社の株式持ち分の26%が政府、20%が韓国電力公社である。だから、その配当金の割合40%を得ることができるようだ。そして、粉飾決算して本当は大赤字なのに利益が出たように見せかけているといったところだ。

この仕組みついても最初に少し触れていく。ぶっちゃけると、何でこんなわけのわからない特別な会計処理をしているかは謎だ。それでは記事の要点を整理しよう。

■記事の要点

1.このような経営実績見通しは、現実とはかけ離れている。ガス公社は、世界的な天然ガス価格の急騰にともなう財務悪化で大幅なガス料金引き上げを断行中であるからだ。ガス公社は外国で液化天然ガス(LNG)を購入し、国内の各地域の都市ガス事業者と発電会社にガスを供給する卸売市場の独占事業者だ。しかし、原材料であるガスを高く購入し、国内ではこれより低い価格で供給するため、大規模な損失を抱えている。

2.ところがガス公社が財務諸表上で利益が出ているのは、「未収金」を活用した独特な会計処理法のためだ。例えば、天然ガスを100億ウォンで購入して50億ウォンで販売する場合、赤字分の50億ウォンを未収金資産(その他の資産)に分類し、後でガス料金引き上げを通じてこれを回収する仕組みだ。公社がガスを高く購入しても実際の購入額より少ない金額が費用として反映され、結果的に帳簿上は利益が大きくなる「錯視効果」が生じる。

3.ガス公社は借金をして配当せざるを得ない状況だ。昨年第1~3四半期に本業で稼いだ現金から設備投資費などを除いた「余剰キャッシュフロー」がマイナス6兆ウォンにのぼるなど、現金が枯渇した状態だからだ。ただでさえ昨年、国税庁の定期税務調査で法人税2724億ウォン(約288億円)を追徴され、最近は政府が決めた次上位階層の暖房費割引の負担まで抱え込むことになり、資金繰りの困難が重なっている。

4.7日、韓国ガス公社によると、昨年12月基準の業務用暖房用ガスの卸売料金は、1MJ(メガジュール)当たり34.69ウォンで、前年同月比57.6%高騰した。ボイラーなどに使う室内灯油の価格も1478.01ウォン(6日基準)で、昨年同日(1140.45ウォン)比約30%上昇した。電気暖房や店の運営にかかる電気料金も上昇傾向を見せている。統計庁によると、今年1月の電気料金は昨年より29.5%上昇し、1981年1月に36.6%上昇して以来、42年ぶりに最大の上昇幅を記録した。

5.一部業種は廃業まで考慮しているが、それさえも難しい状況だ。ソウル恩平区(ウンピョング)で銭湯を経営するA氏は、「いくら小さな銭湯も、廃業するには少なくとも1億ウォンはかかる」とし、「新型コロナにも持ちこたえたが、今は持ちこたえる術がない」と話した。

6.独自にエネルギーコストを削減する「エネルギーダイエット」に乗り出すこともある。京畿道坡州市(パジュシ)でパン屋を経営しているBさん(29)は、「お客さんがいなければ、店内の暖房を切っておき、寒くても服をもう一着着て出てくることで耐えている」と話した。京畿道龍仁市(ヨンインシ)でネットカフェを運営するキム某氏(36)は、「24時間ずっとパソコンを使っているネットカフェの特性上、電気代が多くかかる」とし、「人件費を節約するために、夜間のアルバイトを止めさせて、店で寝泊まりしながら働くオーナーが多い」と伝えた。

以上の6つだ。しかし、なんで韓国の公共料金というのは高く買って安く売るという商売論理の逆をいつもいくのだ。こんなコトすれば破産するのは目に見えてるじゃないか。韓電の電気だってそうだろう。高く買って安く売るから天文学的な赤字に膨れ上がった。さっき、ガス公社の赤字が9000億円と述べたが、これはウォンに直せば約8兆6千億ウォンだ。韓電の赤字よりも規模は少ないが、ガス料金がどんどんあがっていく理由にもなる。

では、1から見ていこう。原材料であるガスを高く購入し、国内ではこれより低い価格で供給するため、大規模な損失を抱えていると。これはロシア・ウクライナ戦争の原因でもあるが、残念ながら戦争が長期化しており、欧米でのロシア離れは加速化。天然ガスの価格は高値で維持されるだろうな。これでも温冬で欧州のガス需要は減ったぐらいだ。

そして2は冒頭でも突っ込んだがこれがよくわからない。例をもう一度読んでみよう。

例えば、天然ガスを100億ウォンで購入して50億ウォンで販売する場合、赤字分の50億ウォンを未収金資産(その他の資産)に分類する。そして、後でガス料金引き上げを通じてこれを回収する仕組みという。

つまり、100億ウォンでガス購入しても、謎理論で購入した費用の50億ウォンの赤字は未収金資産になる。何でこんな謎会計なんだ。普通は100億ウォンでガス購入したら、その費用は赤字100億ウォンで計上するんじゃないのか。結果的に帳簿上は利益が大きくなる「錯視効果」が生じる。この未収金を入れると9000億円赤字になる。

しかし、これでさらに問題なのはこの謎会計で得しているのが、ガス公社の株式持ち分の26%が政府、20%が韓国電力公社という。ちなみにここで面白い事実を引用しておこう。

2日の証券界隈の情報によると、証券会社が提示したガス公社の昨年の営業利益と当期の純利益の見通しの平均は、それぞれ1兆8585億ウォン(約1970億円)と1兆852億ウォン(約1150億円)。1年前に比べてそれぞれ50%、13%増えた規模だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c8a250494c740bf16ab3e8fc3173429837bf1aa3

なんと9000億円の赤字のはずなのに、会計上は営業利益と純利益は未収金はスルーするので増大しているのだ。もう、これはわけがわからない。もちろん、黒字だから巨額な配当を政府と韓電債が入手すると。どう見ても粉飾決算じゃないか。でも、この場合、配当がでるから大丈夫なのか?

次に3だが。赤字なのに政府には借金してまで高額配当を払って、庶民はガス料金引き上げで生活が困窮している。公社ってなんだろうな。最後に次上位階層の暖房費割引の負担まで抱え込むこととかある。なんで上位層の暖房費まで割り引きになるんだ。

会計は粉飾。高額配当で政府はウハウハ。庶民派ガス料金引き上げで苦しむ。上位層は何故かガス料金を割り引く。こんなおかしな経営を2008年からずっとやってきていて、何の改善もされてないのがさすがとしかいいようがない。

それで、4は最新のガス・電気料金の引き上げ率と。ガスは前年同月比57.6%高騰。電気料金は昨年より29.5%上昇と。ガス代は知らないが、電気料金これでも日本の半分以下だよな。なら、大丈夫だろう。

5からは飲食業の話だ。炒め物が中心の中華料理店ではガスを多く使う。だから、ガス料金を心配しているそうだ。経営しているキムさんは、「チャンポン一杯を作るためには、中華鍋技(中華料理を調理する時に使う鍋に材料を入れて火の味を出す行為)だけでも40回以上しなければならないが、それがすべてお金だ」とし、「火の味を減らせば、お客さんががっかりするので、高いガス料金にそのまま耐えざるを得ない」と話した。

ガス料金を節約したくても味が変わるので難しいと。なら、値上げすればいいじゃないか。そうすると客足は減るんだよな。飲食店はそういうものだ。他にもペットショップや銭湯の話とかあるがどこも厳しいと。銭湯は廃業するのにも1億ウォンかかると。そんなにかかるのかよ。しかも、新型コロナが終われば政府が補助金を出すようなことはまずないものな。

でも、続けても最後は破産しかない。無駄に耐えて、ガス代や電気代が下がるてことはまず考えられないが、そこはどういう展望なんだろうな。

最後に6だがエネルギーダイエットをしているそうだ。お客様がいないと暖房を切る。ネットショップでは夜間のバイトを減らしてオーナーが寝止まりしながら働く。涙ぐましい努力だよな。そこまで節約して赤字なら何の意味もないじゃないか。

しかも、これから電気もガスも水道も上がるからな。自営業がムン君によって25%から20%に減ったが、これはさらに減るんじゃないか。電気もガスも今まで安くで使っていたことのツケがここ数年で一気に重くのしかかるんだろうな。

それで、水道代が上がることについて視聴者さんがコメントで、水道局も電気をたくさん使うので上がっているんじゃないかという突っ込みがあったが、ああ、確かにそうだと納得出来た。水を循環させたり、水力発電しようにも元は電気を使うものな。

このように韓国の公共料金の一度の引上げは自営業や家計を直撃しており、少なくとも冬の間は続く。なら、春には安くなるのか?だから、韓電もガス公社も赤字なんだよ。なら、値上げしていくしかないじゃないか。

京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)で10年以上中華料理店を経営しているキムさんは最近、ガス料金の心配が大きい。「プルマッ(火の味という意味、食材を焼いたり炒めた際に出る香ばしさ)の良い中華料理」で有名なキムさんの飲食店は、調理の過程で火をよく使わなければならないので、ガス使用量が多いが、ガス料金の高騰でコスト負担が大きくなったためだ。キムさんは、「チャンポン一杯を作るためには、中華鍋技(中華料理を調理する時に使う鍋に材料を入れて火の味を出す行為)だけでも40回以上しなければならないが、それがすべてお金だ」とし、「火の味を減らせば、お客さんががっかりするので、高いガス料金にそのまま耐えざるを得ない」と話した。

原油価格の上昇にともなうエネルギー価格の高騰の影響が、小規模自営業者を襲っている。電気料金とガス料金が同時に上がり、新型コロナの衝撃から抜け出し始めた小規模自営業者に再び打撃を与えている。

7日、韓国ガス公社によると、昨年12月基準の業務用暖房用ガスの卸売料金は、1MJ(メガジュール)当たり34.69ウォンで、前年同月比57.6%高騰した。ボイラーなどに使う室内灯油の価格も1478.01ウォン(6日基準)で、昨年同日(1140.45ウォン)比約30%上昇した。電気暖房や店の運営にかかる電気料金も上昇傾向を見せている。統計庁によると、今年1月の電気料金は昨年より29.5%上昇し、1981年1月に36.6%上昇して以来、42年ぶりに最大の上昇幅を記録した。

業種の特性上、店内で一定温度を維持しなければならない小規模自営業者たちは、暖房費引き上げの衝撃をそのまま抱え込んでいる。ソウル銅雀区(トンジャクク)で爬虫類売買ショップを経営するイ某氏は、「とりあえず、今年の冬だけでも乗り越そう」という気持ちで耐えている。彼は「爬虫類は、飼育場内の温度を25~27度に維持しなければ死亡するため、やむを得ず温度を維持するが、暖房費が昨年より30%ほど増えた」と訴えた。

一部業種は廃業まで考慮しているが、それさえも難しい状況だ。ソウル恩平区(ウンピョング)で銭湯を経営するA氏は、「いくら小さな銭湯も、廃業するには少なくとも1億ウォンはかかる」とし、「新型コロナにも持ちこたえたが、今は持ちこたえる術がない」と話した。

独自にエネルギーコストを削減する「エネルギーダイエット」に乗り出すこともある。京畿道坡州市(パジュシ)でパン屋を経営しているBさん(29)は、「お客さんがいなければ、店内の暖房を切っておき、寒くても服をもう一着着て出てくることで耐えている」と話した。京畿道龍仁市(ヨンインシ)でネットカフェを運営するキム某氏(36)は、「24時間ずっとパソコンを使っているネットカフェの特性上、電気代が多くかかる」とし、「人件費を節約するために、夜間のアルバイトを止めさせて、店で寝泊まりしながら働くオーナーが多い」と伝えた。

https://www.donga.com/jp/List/article/all/20230208/3943456/1

韓国自営業 ガス料金高騰で「チャンポンの火の味」減らす中華店、自営業者を襲うエネルギーショック【動画】」への2件のフィードバック

  1. 成る程、大赤字なのに黒字と言う粉飾決算。こう言ったマジックが得意なのだ、韓国人は。一人辺りのGDPが日本を越えたと言ってたが、此れもどの様に計算したのか?超高等数学でも使ったか?もしかしたら数学のフィズス賞が取れるレベルかも?数学のフィズス賞はアジアでは日本が圧倒的に最多だが(日本の科学部門のノーベル賞の基本はその数学力にあると思います)その内にノーベル賞もフィズス賞も韓国に抜かれるかも知れない。

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