経済にウィンウィンの関係などない。管理人は特にFTAで互いに利益が出るといった言葉を聞いていつもそう思う。そもそも、競争関係ある者が税制優遇されただけでウィンウィンの関係などになるはずもないだろうに。税制優遇されて儲かるのはパイを大きくできる世界的な大企業だけなのだ。
FTAというのはそういう大企業が設けるために作られた枠組みである。韓国政府もそれは重々承知しているが、サムスン、現代やらが背後にいればFTAを推進するしかなかった。それで経済格差が増えようが結果が出るのは自分が辞めた後である。つまり、前明博大統領にはFTAの責任を持つ必要はなかったことになる。それで韓国が経済植民地になろうがしったことではないわけだ。
韓国とEUのFTAが、このような結果が出るのは当然であった。なぜなら、EUと韓国では規模が違いすぎる。いくら、サムスンがスマートフォンを売り込ん儲けても、それ以外のEU産のブランド、自動車、ワイン、野菜、フルーツ、衣服といったものが関税が優遇されて韓国に入ってくるようになった。勝ち目などあるわけがない。
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韓国経済、EUとのFTA、発効から2年で貿易収支が赤字に転換
韓国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)発効(2011年7月1日)から2年で、 対EU貿易収支が赤字に転落した。
韓国産業通商資源部によると昨年7月から先月までの対EU輸出額は437億ドル(約4兆2620億円)で
前年同期比6.5%減少した。一方、輸入は7.7%増加の486億ドルを記録し、49億ドルの赤字となった。
FTA発効1年目(2011年7月~2012年5月)は輸出が467億ドル、輸入が451ドルで16億ドルの黒字だった。
同部は「欧州債務危機の影響で現地の輸入需要が減少したことが赤字の原因」と説明した。
輸出の場合、最も比重が高い船舶が世界的な景気低迷で輸出価格と物量がともに下落し、全体の輸出減少につながった。だが、FTAで関税引き下げの恩恵を受けた品目は1.5%の減少にとどまり、 関税引き下げ対象外の品目(マイナス12.2%)に比べ相対的に善戦したと同部は説明した。
輸入は関税引き下げのほかイランに対する貿易制裁で北海産原油の輸入が急増したことを受け、 高い増加率を見せた。原油、自動車などFTAの恩恵を受ける品目(14.1%)が上昇をけん引した。
また、中小企業の輸出はFTA発効直前の2年に比べ発効後2年間で1.7%増え、全般的に善戦したと評価された。
FTAの恩恵を受けた品目のうち、実際にFTAを活用した比率を表すFTA活用率は 1年目の79.4%から2年目は80.1%とわずかに上昇した。
2年目の欧州から韓国への海外直接投資(FDI)は32億7000万ドルで、 1年目に比べ13.3%減少し、FTAのメリットを十分に生かしきれていないと分析された。
(http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2013/06/20/0500000000AJP20130620003200882.HTML)
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