韓国企業中国が黒鉛の輸出を規制…韓国の二次電池業界に激震ー輸入97%中国依存

韓国企業 以前に韓国が脱中国を目指す動きについて加速していることに対して、何も理解してない妄想の戯言だと一蹴したが、その理由は簡単である。韓国の主要産業を支える半導体や二次電池などのIT製品にかかせない原材料で中国依存があまりにも多すぎるからだ。

例えば、尿素水不足で大騒ぎとなった尿素だって、結局、中国から輸入している。そして、尿素輸入が再び禁止されるかもしれないとわかれば、また物流混乱の悪夢が蘇ったのか。尿素水の買い占めである。韓国政府が十分な備蓄があるといっても、トラック運転手はまったく耳を貸さない。あれから続報がないので尿素水は足りているようだが、このように韓国は原材料で中国依存しすぎている。

そして、今回、中国が輸出規制に踏み切ったのは「黒鉛」である。前回はなんだったか。覚えているだろうか。そう半導体素材に使われるガリウムとゲルマニウムである。しかも、今回、中国がEVで重要となる二次電池市場のシェアを独占しようという試みが表に出てきたわけだ。韓国が頑張っているが、これで韓国は黒鉛が手に入らなくなると生産すらできなくなる。これが韓国の主力産業の実態だ。

もろい。あまりにも脆い。半導体が転けたら何もない。空虚な空間だけが広がっている。それがダメだと二次電池産業を育成しようとしても、その素材の輸入先の97%は中国である。正直に述べて中国の指し加減次第でいくらでも潰せる産業を主産業にするとか。考えなしの間抜けである。安さに飛びつくしか脳がないから。米中対立にどんどん巻き込まれているくわけだ。韓国はその時に起きた対応しかできないから、何でも後手に回る。中国にやられたい放題てことだ。

それでは記事の冒頭を見ていこうか。

「資源の武器化」を進める中国がガリウムやゲルマニウムに続きわずか2カ月で今度は黒鉛(グラファイト)の輸出規制を突然発表した。黒鉛は二次電池の4大素材(陽極剤、陰極材、電解質、分離膜)の一つである陰極材を構成する原料だ。韓国はほぼ全てを輸入に頼っているが、その97%を中国に依存している。韓国の主要産業をねらった今回の輸出規制は次世代半導体の原料となるガリウムやゲルマニウムとはまた違った影響が出るとみられる。しかも中国は全世界の黒鉛精錬市場の70%を占めている。「バッテリー・サプライチェーン」で脱中国を目指す米国の計画にもかなりの影響が出そうだ。

このように中国の黒鉛の輸出規制が突然、始まって、韓国はその97%が中国依存だから大ピンチというわけだ。しかも、韓国の主力産業を狙ったとか。そもそも、中国は毎回、韓国の産業を全部潰しているだろう。太陽光、液晶パネル、スマホ、タブレット、パソコン、自動車、家電など。どれも、韓国勢が得意だったものを中国勢が奪っていった。残りは、半導体と二次電池というわけだ。

そして、今回の輸出規制で成長分野だった二次電池産業の大きな不安要素になったと。テスラの大幅減益で二次電池産業の株式は売られていたワケだが、今度は黒鉛輸出規制でまた下がりそうだな。もう、コスピ2400を割っているんだが。年末までに2200ぐらいなるのか。ウォンも1400到達予想しているが、金曜日は必死に介入して上げて1350に戻している。時間外の最後でも1350だ。中々の調整だが、中国の碧桂園次第では吹っ飛ぶだろうに。

では、記事の要点を整理していく。

■記事の要点

1.中国商務部(省に相当)と海関総署(税関)は20日「黒鉛関連項目の臨時輸出規制改善と調整に関する公告」を発表した。輸出規制は今年12月1日から適用される。輸出規制の対象となったのは高純度・高強度・高密度の人造黒鉛材料とその関連製品、天然黒鉛材料とその関連製品だ。これらの品目は商務部に続き国務院の輸出許可がなければ通関に必要な期間が長引くか、輸出ができなくなる可能性もある。

2.韓国政府とバッテリー業界には衝撃が走った。今年8月に中国がガリウムとゲルマニウムの輸出規制を開始した際には1カ月以上にわたり全く輸入できなかった。しかし黒鉛はこれら以上にはるかに影響が大きいと予想されている。中国の黒鉛埋蔵量は世界の20%だが、精錬市場では70%のシェアを占める。安い人件費と緩い環境・保健規制で低価格の製品を供給する能力を確保しているためだ。これまでも「韓国は黒鉛の中国依存度が高過ぎる」との指摘があったが、その代案を簡単に見いだせなかったのもそのためだ。

3.全世界のバッテリー産業で韓国は中国以外の市場では1位だが、中国はそれを激しく追撃している。今回の措置が今も疾走する韓国バッテリー産業の足下をすくいかねないとの懸念も浮上している。韓国貿易協会のチャン・サンシク動向分析室長は「中国は韓国のバッテリー産業の弱点に目をつけたようだ」「米中対立が続く中で押され気味の中国が反撃のカードを出したもので、韓国はクジラのけんかに巻き込まれたエビのような立場だ」とコメントした。

以上の3つだ。それでは順番に見ていく。

今回の記事は朝鮮日報のものだが、中央日報も黒鉛の輸入規制について触れている。こちらの記事も補完する内容なのでついでに見ておく。

まず1だが、中国の輸出統制に含まれる黒鉛は高純度(99.9%超過)、高強度(30Mpa超過)、高密度(1.73グラム/平方センチ超過)の人造黒鉛材料とその製品と中央日報にある。

取りあえず、黒鉛の輸出規制が12月1日から行われると。しかし、この感覚を見ていくと中国は重要な鉱物を資源の輸出規制を数ヶ月毎にやっていきそうだな。もちろん、米国への報復措置が主要目的だと思われるが、それよりも、中国が経済的に苦しいので輸出を増やそうという魂胆もあるかもしれない。何はともあれ韓国のバッテリー業界からすれば、今度、黒鉛の調達先を考えないと行けない。コスト増になるだろう。

次に2だが、韓国の中国依存度が高くても、その対策は何もできない。いやいや、何もできないて諦めるからこういう事態なんだろう?相変わらずいいわけにもならないことを主張する。プランAがダメなら、プランBやプランCぐらい考えておくのがビジネスの常識だろうに。依存度高すぎるて何もしないで、今さら、ジタバタするとか。ただのバカです。

それで中央日報から記事を補完する。

今回の措置を受け、中国企業は該当品目を輸出する場合、二重用途(軍用)品目に対する確認を受ける手続きを踏むことになる。二次電池用の黒鉛の大半を中国から輸入している韓国企業は危機を迎えた。黒鉛はバッテリー核心素材の陰極材の製造に使われる必須原料。


韓国は今年1-9月に人造黒鉛7909万ドル(約118億円)分を輸入したが、うち中国の比率が94.3%にのぼる。業界は今回の措置は輸出禁止措置でなく輸出許可手続きであり、状況を注視する必要があるとみている。許可手続きのため輸入に時間がかかることに懸念を表したが、在庫を事前に確保するなど需給に支障がないよう対応する計画だ。

何言っているのか。相手はあの中国だぞ。許可手続きのためとかそんなのてきとうにきまっているだろう。いつ許可するかもわからないのだ。この先、中国勢が不利になれば、いつでもその許可にかかる日数が増えるだけだろうな。

次に3だが、韓国はクジラのけんかに巻き込まれたエビのような立場だとか。韓国はエビガ好きだよな。そもそも、鯨の喧嘩にエビが巻き込まれて生きているのか。どう見ても、クラジラはエビなんて認識すらしてないだろう。あの巨大な大きさだ。えびなんていう小さな生物を見つけたところで見向きもされない。ああ、韓国さん。よく分かっているじゃないか。中国には韓国なんてどうでもいいてことだ。でも、中国政府は特定の国家を狙いうちにしたものではないそうだぞ。

中国商務省は「今回の輸出統制は特定の国・地域を対象にしたものではない」とし「関連規定を満たす輸出は許可する」と説明した。しかし18日に米国の対中国半導体輸出統制追加措置が出た直後に今回の措置が取られたという点で、米国の圧力に対する反撃という分析が出ている。

まあ、いつも嘘しか付かないからな。どう見ても対中半導体規制への報復だろう。そんなことで米国が止めるとは思えないが。

では、ネットの意見を見ておこうか。

  1. 採掘は、スリランカのサバラガムワ、メキシコのソノラ、カナダのオンタリオ州、北朝鮮、マダガスカル、アメリカのニューヨーク州などで商業的に行われている。日本でも、かつて富山県で千野谷黒鉛鉱山が稼働していた。ひょっとして、依存率高いのは韓国だけとか?
  2. 日本の黒鉛生産は世界シェアの2割程度。まぁ、国内需要は満たせるかな。
  3. 組み立て屋さんは大変だねえ。
  4. 西側との制裁合戦がエスカレートするなら分が悪いのは中国だろ。
  5. 韓国はサプライヤー全く意識しなかったアホ

    韓国は輸出規制とアメリカ規制で国内生産体型と中国工場両方に打撃

    現状中国生産維持しつつ中国に工場を売り
    韓国内生産はエネルギー資源高騰、資材不足、外貨不足でほぼ詰み

    外貨備蓄ないから工場移転もう無理だよ
    物理的に韓国生産体系はしんだ。

以上の5つだ。韓国は脱中国とかいうまえに、まずは輸入依存を減らす努力でもするべきてことだよな。これなら中国のほうが韓国輸出を減らして脱韓国をしているだけだ。

さて。最後は中国経済の話題だ。これが本当なら、もうだめなんじゃないか。碧桂園がどうとかではなくて、全体的に破綻が決まっている。

では、引用しておく。

[香港 20日 ロイター] – 調査会社クレジットサイツは中国の不動産開発会社が発行した1750億ドルのドル建て債券のうち、1245億ドル相当の債券がデフォルト(債務不履行)になっているとの見方を示した。

碧桂園(カントリー・ガーデン)のドル建て債がクロスデフォルト条項により全てデフォルトになったとみなした。

ディールロジックのデータによると、10月分を含めて605億ドル相当の不動産開発会社の債券が6カ月以内に償還期限を迎える。このうち少なくとも3分の1がオフショア債券という。

ANZ銀行(中国)のアナリスト、クレジットアナリスト、ティン・メン氏は「債務不履行に陥っていない不動産開発会社も見通しは暗いままだ。販売件数が低調で好転が見られない」と述べた。

S&Pグローバル・レーティングスのアナリスト、リッキー・ツァン氏は、住宅販売からのキャッシュフロー低迷とは別に、開発業者の資金調達は民間企業を中心に依然として厳しいと指摘した。資金調達を最も必要としている開発業者は、債権の担保にするための適格資産の確保に苦しんでいると述べた。

碧桂園(カントリー・ガーデン)のドル建て債がクロスデフォルト条項により全てデフォルトになったとみなした。

ここで重要なキーワード「クロスでフォルト条項」が出てきたので解説しておこう。用語説明も付けておく。

債務者が1つの債務に対して返済を履行できず、デフォルトとなった場合、その債務者が負う他の全ての債務に関してデフォルトになったとみなされ、債権者が債務者に返還を要求できるという条項のこと。デフォルトに際して、全ての債務者が平等な状況下におくとともに、債務者の安易なデフォルトを防ぐ意味合いがある。

つまり、碧桂園の利払いは1つアウトになったので、他の債務も全てアウトてことだ。本当、終わったなあ。後は他の期限が来てない債券でも、債務者が請求すればそれを碧桂園は払わないといけなくなる。当然、払えないので会社は清算てことだ。清算した会社のプロジェクトは全て止まるので、数千件のプロジェクトは白紙状態となり、いよいよ中国版リーマンショックが到来てところだ。

これを抜けだすには中国政府が代わりに債務を支払うというやり方もあるが、中国政府はそれをしないだろうな。すれば恒大も助けてやれという話になる。

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