韓国輸出 4月の輸出が前年比11%減…貿易赤字41億ドル増ー韓国ウォンが今年の最安値、問題はファンダメンタルズ(動画)

韓国輸出 今日は4月21日ということで、韓国の1-20日間の貿易の成績が出てきた。まあ、最後の10日間で大きくドーピングするので、実際は5月にならないとわからない。しかし、重要なのは輸出が前年比11%減で、貿易赤字が41億ドル減てことだ。

まずは貿易全体を見ていこうか。

関税庁によると、4月1-20日の輸出額(通関基準暫定値)は323億7000万ドルと、前年同期比で11.0%減少した。この期間の操業日数(15.5日)は昨年と同じであり、一日平均輸出額も減少率は同じだ。4月1-20日の輸入額は365億900万ドルと、前年同期比11.8%減少した。

輸出が323億ドル。輸入が365億ドル。どちらも前年同期比で11%程度減少と。昨年の4月を振り返ると、ウクライナ戦争が始まって原油価格が高騰していた。さらに米利上げが始まった時期だ。ここから韓国輸出は製品単価に上乗せしていた状態で、過去最高の600億ドル台を出すわけだが、今年の4月は500億ドル届くかどうかぐらいだろうか。

でも、貿易赤字は41億ドルと減ってるな。温かくなって原油や石炭の需要が減ったてことか。うーん。あまり現状そのものは変わってないな。中国のリオープニングとやらも、韓国輸出に影響を与えてるようには見えない。このまま行けば14ヶ月連続の貿易赤字が確定と。結局、中国輸出が振るわない限り、貿易赤字から抜け出せないじゃないか。

では、記事の要点を整理していく。

前半は韓国の最新貿易動向。後半は韓国ウォンが1330を超えて最安値になったので、その理由についてだ。

■記事の要点

1.品目別にみると、不況が続く半導体(-39.3%)と石油製品(-25.3%)、無線通信機器(-25.4%)で輸出が大幅に減少した。半面、乗用車(58.1%)、船舶(101.9%)などの輸出は増えた。

国別には中国(-26.8%)、ベトナム(-30.5%)、日本(-18.3%)などへの輸出が減り、米国(1.4%)、欧州連合(EU、13.9%)への輸出は増えた。今月を含めて7カ月連続の輸出減少となる可能性が高い。

2.同期間の貿易収支は41億3900万ドルの赤字で、特に対中国赤字が19億9600万ドルで全体のほぼ半分を占めた。貿易収支は昨年3月から13カ月連続で赤字が続いている。対中貿易収支は昨年10月から6カ月連続の赤字。年初から4月20日までの累積貿易赤字は265億8499万ドルとなった。

3.20日のソウル外国為替市場で韓国ウォンは前営業日比2.9ウォン値下がりし、1ドル=1322.8ウォンで取引を終えた。この日、韓国ウォンは急落して取引が始まり、一時は1ドル=1332.3ウォンまでウォン安ドル高が進んだ。これは昨年11月29日(1ドル=1342.0ウォン)以来およそ5カ月ぶりのウォン安ドル高。ただ、この日午後に中国人民元の反騰とドイツ生産者物価指数(PPI)の急落が伝えられ、やや値を戻した。

4.1週間前の14日には1ドル=1298.8ウォンと1200ウォン台までウォン高ドル安が進み、安定を取り戻すようだった。13日(現地時間)に発表された米国の生産者物価指数(PPI)が市場の予想を下回り、緊縮政策中断への期待感が強まったからだ。その前日に発表された韓国銀行(韓銀)と企画財政部・国民年金の通貨スワップも為替レートの安定に影響を及ぼした。

しかしその後、米連邦準備制度理事会(FRB)主要人物の政策金利追加引き上げ発言があり、緊縮強化懸念から韓国ウォンがまた値下がりした。特に18日に発表された今年1-3月期の中国の国内総生産(GDP)で韓国の輸出につながる産業生産が期待値を下回ったこともウォン安ドル高につながった。

5.このように対外指標に為替市場が敏感に反応するのは結局、弱まった韓国のファンダメンタルズが根本原因という指摘だ。特に昨年から累積している貿易赤字が問題だ。韓銀によると、2月中の韓国ウォンの下落率(1月末比の2月末変化率)は主要通貨国の平均の倍を超えた。韓銀は「約40%は貿易収支による衝撃と説明される」と伝えた。

6.問題は今後の見通しも明るくないという点だ。中国の「リオープニング(経済活動再開)」効果が予想より遅れ、韓国の輸出反騰にも時間がかかる可能性が高い。国内景気状況のため韓銀が政策金利を引き上げることができず、過去最大水準に広がった韓米の金利差も問題だ。現在最大1.5%ポイントの韓米の金利差は、米国が政策金利を追加で1、2回引き上げれば最大2%ポイントまで広がる可能性がある。この場合、さらにウォン安ドル高が進む可能性が高い。

7.国際原油価格の再上昇の可能性も負担だ。ウォン安ドル高が続けばエネルギー輸入負担が増え、貿易赤字も膨らむからだ。最近、国際原油価格は上昇と下落を繰り返して停滞状態を見せているが、長期的には上昇する見通しだ。今月初めのOPECプラスの減産発表で急速に上がると予想された雰囲気とは異なる。ただ、下半期に向かうほど需要増加要因が増え、原油価格が上昇するという分析が多い。グローバル景気回復と中国リオープニングの効果が近づくからだ。韓銀も16日、報告書で「今後、国際原油価格は中国の需要回復など上方圧力がやや優勢である中、高い変動性が続く可能性が高い」と伝えた。

以上の7つだ。順番に見ていこうか。

品目別に見ると、韓国の主力産業である半導体(-39.3%)、石油製品(-25.3%)、無線通信機器(-25.4%)で輸出が大幅に減少したとある。自動車は船舶の輸出は増加しているそうだが、もう、EVの補助金はない。船舶については輸出が増加しても、利益度外視で受注してるので赤字から抜け出せていない。この辺りが回復してこない限り、韓国輸出は厳しいままだろうな。

次は国別だ。中国(-26.8%)、ベトナム(-30.5%)、日本(-18.3%)などへの輸出が減ったと。中国は韓国製を買ってくれない。ベトナムは現地の韓国企業が買うだけで、在庫山積みでは増えるわけがない。日本への輸出が減った。日本はそもそも韓国から何を輸入しているんだ。どうせ、韓国ノリとか、そんなんだろう。

それで2は重要だ。同期間の貿易収支は41億3900万ドルの赤字で、特に対中国赤字が19億9600万ドルで全体のほぼ半分を占めた。対中貿易赤字がほぼ半分の19億9600万ドルか。やはり、対中赤字が解消されないと、韓国は永遠に貿易赤字から抜け出せないな。しかし、ユン氏はまた中国を怒らせている。引用しておこう。

中国の秦剛(しんごう)外相は、ユン・ソギョル(尹錫悦)韓国大統領の中台問題に関する外国メディアとのインタビューについて「論理は呆れるもので、その結果は危険なものとなる」と語った。

中国外務省のホームページによると、秦剛外相は21日、あるフォーラムで行なった演説で「最近『武力や脅迫により台湾海峡の現状を一方的に変えようと試みる』などの言及を聞く」とし「このような発言は最小限の国際常識と歴史の定義にも反したものであり、その論理は呆れるもので、結果は危険なものとなる」と語った。

また、秦剛外相は台湾問題について「われわれは絶対退くことはない」とし「台湾問題において火遊びをする者は、必ずその火で焼け死ぬだろう」と警告した。

秦剛外相はこの日の演説で実名をあげなかったが、これは尹大統領が最近ロイター通信とのインタビューで語った発言に対するものだとみられる。

尹大統領はインタビューで「結局、(台湾の緊張激化は)力による現状変更の試みのため起きているのであり、われわれは国際社会とともに、力による現状変更に対し絶対反対という立場だ」と語った。

https://s.wowkorea.jp/news/read/392734/

このように中国はユン氏が台湾情勢に口出しするなと警告している。火遊びをする者は、必ずその日で焼け死ぬ?ああ、中国さんのことですか。中国が台湾に侵攻すればロシアと同じように干されるだけ。米国から食料を輸入できなくなるが、いいんですかね。食料インフレについて出てきたよな.中国人の胃袋は米国に握られているのだぞ。

だから、ユン氏はいい加減、目を覚ませ。中国冷遇していたら、韓国経済は文字通り、もたないぞ。まあ、食糧不足でデモが各地で発生する可能性は高そうだが。

では、3からはウォンのはなしだ。21日の時間外の22時頃は1328ウォンてところだ。3はただの経緯だ。4を見ていこう。4も米国については既に朝の金融ニュースで解説してきたことだ。朝の金融ニュースは韓国経済を補完するのにも有効である。韓国銀行(韓銀)と企画財政部・国民年金の通貨スワップ。日米がスワップ結んでくれないからと国民年金からドルを徴収してドル補給らしい。

それで、5はこのように対外指標に為替市場が敏感に反応するのは結局、弱まった韓国のファンダメンタルズが根本原因という指摘だ。特に昨年から累積している貿易赤字が問題。これについては面白いデータがあるので引用しよう。

韓国の対外依存度を示す指標が9年ぶりに100%台を超えた。過去4番目に高い数値を記録し、外的要因に脆弱な韓国経済の状況を示した。韓国銀行と統計庁・国家統計ポータル(KOSIS)によると、韓国の名目国民総所得(GNI)対輸出入比率は昨年、100.5%だった。100%を突破したのは2013年(101.1%)以来だ。韓国の対外依存度が昨年より高かったのは、統計を開始した1960年以降では、2013年、2011年(109.0%)、2012年(108.3%)だけだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2d4871559dee83f058ca80ff78d78f8a5e2cd9bb

なんと、韓国は対外依存が9年ぶりに100%超えたらしい。こちらが内需は雀の涙と述べているが、韓国は外需頼みが深刻化しているてことだ。だから、世界で何かあれば統治国の次に、韓国に影響を及ぼす。しかし、これで良く国がなりたっているよな。まあ、計算はよくわからないので、あまり、使えるデータではない。

でも、貿易赤字が問題といっても、韓国は対中輸出が回復しない限り、抜け出すのは難しいだろう。そして、6は今後も問題だと。すでにこれについては動き出している.もう、米国は利上げ継続を示唆した。米韓金利差はどんどん拡大していく。韓銀が何もしないならの話だ。しかし、すぐさま金利を下げるようなことは韓銀もしないとおもう。

7は原油価格と.今、78ドルぐらいまで下がっている。中国輸出が回復すれば原油価格が上昇する。しかし、下がったということは中国輸出の回復には時間がかかるてことだ。

では、ネットの突っ込みでも見ておこうか。

1.好調みたいな事を言ってたk-foodは何処行った?

2.止まったら駄目だ。在庫を積み上げても作り続けて売上にするんだ。輸送先さえあれば黒字になる。K-輸出の腕の見せ所。わかったか?工場を止めるな。

3.現状、作れば作るほど赤字の船舶が一番伸びてるとか流石としか言いようがない。

4.韓国経済の貿易依存度が高まっているのに輸出入ともに11%減とか、これでプラス成長だったらびっくりだな。

5.アジア通貨危機時は製造業が生き残っていて金融の安定と共に復活し急成長できましたね。今回の危機は製造業を含め明るい材料・好材料が無い様に見えるんだよなあ。政府も民間も家計も莫大な借金を抱えているしなあどうするん?

造船は国の補助金でダンピング。シェアだけ取って、造れば造るほど赤字なのに注文を引き受ける。でも、潰れはしないからな。さすがにプラス成長は難しいだろうな。そうなんだよな。アジア危機と違うのは、もう、国も企業も、自営業も、国民も借金漬けであるということだ。

家計債務は世界一位の1869兆ウォン。企業債務は1100兆ウォン。政府債務は1067兆ウォンだったか。そこにチョンセ債務も追加だ。さらに韓電の大規模な赤字。どこから手を付けても全滅しそうだな。

今月に入っても韓国の輸出は前年同期比で大きく減少していることが分かった。

関税庁によると、4月1-20日の輸出額(通関基準暫定値)は323億7000万ドルと、前年同期比で11.0%減少した。この期間の操業日数(15.5日)は昨年と同じであり、一日平均輸出額も減少率は同じだ。

品目別にみると、不況が続く半導体(-39.3%)と石油製品(-25.3%)、無線通信機器(-25.4%)で輸出が大幅に減少した。半面、乗用車(58.1%)、船舶(101.9%)などの輸出は増えた。

国別には中国(-26.8%)、ベトナム(-30.5%)、日本(-18.3%)などへの輸出が減り、米国(1.4%)、欧州連合(EU、13.9%)への輸出は増えた。今月を含めて7カ月連続の輸出減少となる可能性が高い。

4月1-20日の輸入額は365億900万ドルと、前年同期比11.8%減少した。天然ガス(2.5%)、半導体製造装備(47.2%)などの輸入が増え、原油(-37.2%)、石炭(-20.2%)の輸入は減少した。

同期間の貿易収支は41億3900万ドルの赤字で、特に対中国赤字が19億9600万ドルで全体のほぼ半分を占めた。貿易収支は昨年3月から13カ月連続で赤字が続いている。対中貿易収支は昨年10月から6カ月連続の赤字。年初から4月20日までの累積貿易赤字は265億8499万ドルとなった。

韓国ウォンが下落している。最近は安定を取り戻すとみられたが、またウォン安ドル高が進み、今年の最安値を更新した。輸出減少など「経済ファンダメンタルズ」が良くない状況で、対外経済変数に為替市場が敏感に反応しているという指摘だ。

20日のソウル外国為替市場で韓国ウォンは前営業日比2.9ウォン値下がりし、1ドル=1322.8ウォンで取引を終えた。この日、韓国ウォンは急落して取引が始まり、一時は1ドル=1332.3ウォンまでウォン安ドル高が進んだ。これは昨年11月29日(1ドル=1342.0ウォン)以来およそ5カ月ぶりのウォン安ドル高。ただ、この日午後に中国人民元の反騰とドイツ生産者物価指数(PPI)の急落が伝えられ、やや値を戻した。

最近、為替レートの変動性は大きくなっている。特に対外経済指標が発表されるたびに為替市場が敏感に反応している。

1週間前の14日には1ドル=1298.8ウォンと1200ウォン台までウォン高ドル安が進み、安定を取り戻すようだった。13日(現地時間)に発表された米国の生産者物価指数(PPI)が市場の予想を下回り、緊縮政策中断への期待感が強まったからだ。その前日に発表された韓国銀行(韓銀)と企画財政部・国民年金の通貨スワップも為替レートの安定に影響を及ぼした。

しかしその後、米連邦準備制度理事会(FRB)主要人物の政策金利追加引き上げ発言があり、緊縮強化懸念から韓国ウォンがまた値下がりした。特に18日に発表された今年1-3月期の中国の国内総生産(GDP)で韓国の輸出につながる産業生産が期待値を下回ったこともウォン安ドル高につながった。

このように対外指標に為替市場が敏感に反応するのは結局、弱まった韓国のファンダメンタルズが根本原因という指摘だ。特に昨年から累積している貿易赤字が問題だ。韓銀によると、2月中の韓国ウォンの下落率(1月末比の2月末変化率)は主要通貨国の平均の倍を超えた。韓銀は「約40%は貿易収支による衝撃と説明される」と伝えた。

問題は今後の見通しも明るくないという点だ。中国の「リオープニング(経済活動再開)」効果が予想より遅れ、韓国の輸出反騰にも時間がかかる可能性が高い。国内景気状況のため韓銀が政策金利を引き上げることができず、過去最大水準に広がった韓米の金利差も問題だ。現在最大1.5%ポイントの韓米の金利差は、米国が政策金利を追加で1、2回引き上げれば最大2%ポイントまで広がる可能性がある。この場合、さらにウォン安ドル高が進む可能性が高い。

国際原油価格の再上昇の可能性も負担だ。ウォン安ドル高が続けばエネルギー輸入負担が増え、貿易赤字も膨らむからだ。最近、国際原油価格は上昇と下落を繰り返して停滞状態を見せているが、長期的には上昇する見通しだ。今月初めのOPECプラスの減産発表で急速に上がると予想された雰囲気とは異なる。ただ、下半期に向かうほど需要増加要因が増え、原油価格が上昇するという分析が多い。グローバル景気回復と中国リオープニングの効果が近づくからだ。韓銀も16日、報告書で「今後、国際原油価格は中国の需要回復など上方圧力がやや優勢である中、高い変動性が続く可能性が高い」と伝えた。

物価安定のために油類税引き下げを延長した韓国としては、国際原油価格が上がるほど「物価高」負担が大きくなるしかない。韓国が主に輸入するドバイ原油の相場はエネルギー輸入額、貿易収支にも直結する。

韓国輸出 4月の輸出が前年比11%減…貿易赤字41億ドル増ー韓国ウォンが今年の最安値、問題はファンダメンタルズ(動画)」への1件のフィードバック

  1. 韓国経済情勢にそれほど詳しくはありませんが、一つ言えるのはサムスンのPS5対応内蔵SSD2.0TBの値段が見事な下り階段を描いていることです。一年で半額以下になり他社より一段と安くなっています。これは韓国得意の不当な安売りで他社をぶっ潰す戦略の一環と思っていましたが、今回の記事を読むとどうも追い詰められての不良在庫処理なのかな?安売り戦略をする余裕もなく尻に火が付いただけなのでしょうか。

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