韓国経済、円安対策なしに不況の克服はない
記事要約:中央日報が現在の韓国経済の現状とそれに対応するには円安対策だと述べている。もっとも、韓国に円安対策などできはしない。G20の時、朴槿恵大統領が日本の円安を批判しても、他の国は完全にスルーした。何で、いきなり挫折なわけだが、輸出依存度が高すぎる韓国において、日本の円安に対応するにはウォン安を加速させる必要がある。
その一つの方法にウォンを刷ることなのだが、ここで中央日報はウォン安にすることで、円安に対策できると考えているようだ。しかし、実際、管理人はそうは思わない。そもそも、円安脅威ばかりを論じているが、最も怖いのは円安ではなく、中国企業の追い上げである。いくら、ウォン安にして価格競争で日本に勝ったとしても、中国の元に対抗する術があるかといえば、中国はさらなる為替操作ができる国である。
どう考えても、韓国と中国の製品が質が同程度になれば、中国製品が圧倒するだろう。つまり、中央日報は円安だけ論じているが、本当の脅威は中国企業にあり、それは円安だろうが、円高だろうが、為替の問題ではないということだ。その脅威は造船やスマホ、液晶テレビなどに現れている。よって、円安対策にウォンを刷っても不況を逃れる手段になり得ない。
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