韓国経済、中国外相「韓国、瀬戸際で配備中止せよ」

韓国経済、中国外相「韓国、瀬戸際で配備中止せよ」

記事要約:韓国のTHAAD配備が急ピッチに進行する中、中国はまだ諦めていない。中国の王毅外相が「韓国は瀬戸際で方針を転換し、THAAD配備を中止せよ」と述べたようだ。これは無理があるな。

まず、今、韓国の朴槿恵大統領が弾劾中なので国のトップが事実上いない。空席状態である。しかも、弾劾案の可否は10日でわかるわけだから、これで弾劾案が罷免されたら5月の大統領選挙ということになるのでTHAAD配備が先に完了してしまう。

では、朴槿恵大統領の弾劾が棄却されたらどうなるか。この場合は朴槿恵大統領がTHAAD配備を決めたわけだから、結局、そのままTHAAD配備は維持されるだろう。うん。だから、中国の要望を叶えるには事実上は誰にも出来ないということになる。

わりと中国の徐々に経済報復とかで韓国を苦しめて猶予を与えたやり方が逆にアメリカに時間を与えてしまった愚策ということになったのではないか?管理人はそういう面倒なことは好まない質なので一気に経済報復で輸出禁止ぐらいやったら良かったんじゃないかと。後の祭りであるが、まさか年内予定が4月配備完了まで急ぐとは思いもしなかったからな。中国の手痛い誤算だろうな。

しかし、状況的に責任が取れる人間が不在なのだからどう考えてもTHAAD配備を中止にすることは難しい。こうなったら朴槿恵大統領が復職して、中国が大統領を説得するしかないだろうに。でも、それは99%ぐらいの確率で無理だと思う。さすがに自身で決めた重い決断を覆すなんて朴槿恵大統領はしないだろう。

けれどもよくよく考えたらアメリカはこの時期を狙っていたんじゃないだろうか。まず、ロッテが正式にゴルフ場を明け渡す日を韓国政府に決めさせる。弾劾案の可否がわかる頃にTHAAD配備の準備を始めれば、どう転んでも韓国にTHAAD配備は完了することになる。もしかしたら北朝鮮のせいにしているが、最初から計画通りだったかもしれない。だとすれば、中国は韓国に負けたのではなく、アメリカに負けたことになる。

韓国の大統領が不在時期にTHAAD配備を準備して完了したらどうしようもないものな。中国がいくら韓国政府とコンタクトしようが、大統領いないので決められませんで終わってしまう。アメリカが朴槿恵大統領の弾劾案の可決で負けたと思ったらいつの間にかそれさえ利用していた。中国はアメリカには文句は言えない。アメリカだって決めたのは韓国の意向で終わる。うん。中国の負けだな。配置が完了すれば次の韓国の大統領がどうやっても撤去は出来ないだろう。それこそ米韓同盟を切る覚悟が問われそうだものな。

韓国経済危機の軌跡(過去のメルマガ無料公開(1回~212回)

人気ブログランキング の応援(1日1回クリック)をお願いする

 

韓国経済、中国外相「韓国、瀬戸際で配備中止せよ」

中国の王毅外相は8日、韓国が米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」を配備することについて「韓国は瀬戸際で方針を転換し、THAAD配備を中止せよ」と述べた。

王毅外相は同日午前、全国人民代表大会(全人代)に合わせた記者会見で、THAAD配備に反対するというこれまでの立場を繰り返した。王毅外相は「THAADは監視範囲が韓半島(朝鮮半島)を超えており、中国の安全保障上の利益を毀損する」として「THAADの導入は誤った選択であり、中国は当初から断固として反対していた」と主張した。

また「THAAD配備は韓国自身を危険な状況に追い込むだろう」として「中国は韓国が瀬戸際でTHAAD配備を中止し、誤った道を突き進むことのないよう求める」と述べた。

一方、王毅外相は北朝鮮の核問題に関して「北朝鮮は国際社会の反対にもかかわらず、国連安全保障理事会決議への違反を繰り返しており、韓米は大規模軍事演習によって北朝鮮を圧迫している」と双方を非難した。さらに、この状況を互いに反対方向から走ってくる2台の列車に例え「本当に正面衝突するつもりなのか」と問い詰めた。

また「北朝鮮は核・ミサイルの開発活動を、韓米は軍事演習をそれぞれ停止し、交渉のテーブルに戻るべきだ」として「韓半島の非核化と平和体制を同時に実現するためには、各国が互いに譲歩しなければならない」と指摘した。

北京= 李吉星(イ・ギルソン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/08/2017030803229.html)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です