日別アーカイブ: 2023年5月1日

韓国輸出 4月の輸出14%減 半導体不振で-第1四半期対中輸出、韓国が最も多く減ったー20・30代の借金が3年間で27%急増

韓国輸出 昨日から5月に入り、日本はGWでありますが、韓国市場は2日から開いている。しかも、FOMC前ということで、わりと経済イベントが目白押しなのだが、まずは4月の韓国貿易について確認していこう。既に20日間のデータを出したので14ヶ月連続の貿易赤字がほぼ確定だったわけだが、やはり、貿易赤字から抜け出せないと。せっかく温かくなったのにな。

それで、4月の輸出額が前年同月比14.2%減の496億2000万ドル(約6兆7640億円)で、なんとついに500億ドルを割れてしまった。3月は謎のブーストで500億ドル超えたのに、今回はブーストなしでそのままだったようだ。輸入額は前年同月比13.3%減少の522億ドル。

参考までに4月、20日間の貿易は輸出が輸出が323億ドル。輸入が365億ドルだった。この10日間で、輸出は173億ドル。輸入は157億ドル増加したことになる。わりとブーストしたようだが、それでも500億ドル以下に転落と。

それで、貿易赤字は貿易収支は26億2000万ドルの赤字となったと。4月の半導体の輸出額は前年同月比41.0%減少した。9ヶ月連続でマイナスと。

そしてこの一文が笑える。

ただ、貿易赤字額は今年1月に125億1000万ドルを記録した後、2月は52億7000万ドル、3月は46億2000万ドルと徐々に縮小している。

そりゃ輸入が減れば貿易赤字は縮小するだろうに。ああ、そうか。輸入を減らして貿易赤字から抜け出すつもりか。今までの在庫がたくさんあるからな。輸出と輸入が同時に減るというのは不況型赤字の典型的なパターンだ。韓国内の消費が減っているので、景気が悪い証拠にもなる。

さて、4月の輸出については速報なので、これ以上のデータがない。だから、記事の要点を整理するのは別記事となる。

前半は第1四半期対中輸出、韓国が最も多く減ったという。後半は20・30代の借金が3年間で27%急増というもの。

■記事の要点

1.30日、中国海官総書貿易統計によると、今年1~3月の韓国の対中輸出額は382億ドルで、昨年同期と比較して28.2%減少した。これは中国海官総書が「主要国と地域」に分類した23カ所のうち最大の規模だ。中国の今年第1四半期の全体輸入額は昨年第1四半期に比べて7.1%減った。

2.半導体輸出比重が大きい台湾も同じ期間、対中輸出減少幅が28.0%に達した。日本も19.5%を記録した。一方、米国は1.7%と減少幅が比較的小さかった。このような変化に伴い韓国の対中輸出順位も1年で2位から5位に落ちた。

3.韓国の対中輸出が大幅に減ったのは半導体輸出不振の影響が大きいものとみられる。対中半導体輸出増減率は昨年第4四半期-31.7%から今年第1四半期-44.5%とさらに悪化した。また、中国内需市場の回復が不振な点も韓国の対中輸出に影響を与えたものと見られる。これと共に対中貿易赤字もますます拡大している。対中貿易収支は2013年628億ドルで最高点を取った後、昨年12億ドルに急減した。今年に入って第1四半期までは79億ドルの赤字を出した。

4.ソウル江西区(カンソグ)に住むキム某氏(26)は、昨年6月、引越しの際、あるインターネット銀行から7500万ウォンを伝貰(チョンセ、賃貸保証金)資金として融資を受けた。アルバイトなどをしながら就職を準備しているというキム氏は、「パンデミック以降、伝貰価格が急激に上がったせいで融資を受けざるを得なかった」とし、「今年1月からは、月17万ウォンほどだった利息が33万ウォンに上がり、ベルトを引き締めている」と話した。

5.最近になって、すべての年代層を通じて青年層の借金が最も多く増えたと集計された。30代以下のローンは、この3年間で30%近く急増した。彼らの1人当たりの平均融資額も、銀行とノンバンクで約1億2500万ウォンに達することが分かった。コロナ禍以降、不動産と株式などの資産価格が高騰する「パンデミックバブル」と景気減速が同時に進んだ影響とみられる。

6.30日、韓国銀行が独自に家計負債データベース(DB)を分析して、国会企画財政委員会所属の最大野党「共に民主党」の?敬淑(ヤン・ギョンスク)議員に提出した「家計融資の現状」と題した資料によると、昨年末基準で30代以下の家計融資残額は514兆5000億ウォンと試算された。パンデミック前の2019年末(404兆ウォン)と比べると27.4%増加した。

他の年齢層と比べても、30代以下の融資の増加率が高かった。同期間、40代は478兆4000億ウォンから522兆6000億ウォンへと9.2%増加した。50代は451兆3000億ウォンから461兆6000億ウォンへと2.3%増に止まった。60代以上の高齢層は288兆6000億ウォンから362兆1000億ウォンへと25.5%増え、30代以下の次に高い伸び率を示した。

以上の6つだ。順番に見ていこう。

まず1だが、これは韓国語の翻訳なのだが、1~3月の韓国の対中輸出額は382億ドルで、昨年同期と比較して28.2%減少。しかも、中国の輸入が1番減った国は韓国だったと。明らかに韓国の半導体が必要とされてない。

次に2だがこれは今後、注意してもらいたい。台湾も同じ期間、対中輸出減少幅が28.0%。日本も19.5%。一方、米国は1.7%と減少幅が比較的小さかった。つまり、中国が半導体関連を輸入しなかったと。しかし、米国の場合、主に小麦などの食糧を輸入しているので、あまり減ってないと。これは以前に中国のGDPが実は6割程度だという話で少し出てきた。

中国が米国から輸入する品目のほとんどは、食料(農作物、肉類、酒類)となっている。そして、中国では農作物が不作で食糧インフレが起きているという話だった。だから、中国は米国から食糧を輸入せざるを得ないのだ。

それで、韓国の対中輸出順位も1年で2位から5位に落ちたようだ。もう、中国は韓国製を買ってくれないことがよくわかるな。後、対中半導体輸出増減率は昨年第4四半期-31.7%から今年第1四半期-44.5%とさらに悪化。在庫山積みでバナナのたたき売りセールなのに中国は買ってくれないという。さらに、3ヶ月で今年に入って第1四半期までは79億ドルの対中赤字を出したと。

このように韓国の対中輸出は振るわない。4月の貿易データの速報にはその辺りは掲載されてないが、対中輸出が赤字だったことは容易に想像できる。

さて、ネットの突っ込みを見ておこうか。

1.赤字が縮小してる事をプラス材料にしてるけどさ。普通に輸入も10%以上減少してるのは分析しないのかね?原油高なのに輸入減だぞ?かなりの不況型赤字じゃねえの?

2.なお、日米独のTSMC工場での半導体が本格化するので韓国の半導体は終了のもよう。

3.即席麺と海苔があるぞ。

4.半導体の製造と販売が減ってるわけだ。ホワイト国云々の前に横流ししてないか輸出管理項目を調べる必要があるのでは。

5.車販売でまもなく世界一になるんだよな?安心だー

以上の5つだ。即席麺とノリがあるよな。なんか輸出が増えてるそうだから、それで食べて行けるよな。で、実際、いくらなんだ?引用しておこうか。

1日、韓国農水産食品流通公社(aT)と関税庁などによると、今年第1四半期(1~3月)なら輸出額は史上初めて2億ドルの線を突破した。具体的には2億800万ドル(約2744億ウォン)と暫定集計されたが、従前最高値だった昨年第1四半期の輸出額(1億8193万ドル)より14.3%増加した。

https://www.mk.co.kr/news/economy/10725578

2億ドル。つまり、273億円だな。韓国さん。273億円でどうやって韓国経済を支えるんですかね?これが10年で10倍になっても2730億円だぞ。全然、だめじゃないですか。それで、売上伸びた理由はyoutubeやNetflixの韓国ドラマで各種ラーメンを食べたシーンで人気なったと分岐しているらしい。うん。良かったですね。273億円で喜べるならそれでいいんじゃないか。ええ?日本はいくら稼いでるて?あのですね~。聞かないほうがいいですよー日清食品USAの2021年の売上は、前年比22%増を記録した。また、同社の米国インスタント・ヌードル(即席麺)市場のシェアは、30.9%である。

つまり、韓国麺だけ売れているんじゃなく、コロナ禍でカップ麺の手軽に食べられることが人気となって、カップ麺市場が拡大していってるわけだ。因みに日清の2022年3月期の営業利益は308億円らしいので、韓国の全体の即席麺なんて日清食品一社にすら勝てない業界ということだ。値上げしても海外事業は好調という。

思わぬ脱線したが話を戻そう。昨日、中国のPMIが悪化しているというニュースを紹介したが、もう一つ、WSJに興味深い記事が掲載されているので引用しておく。

中国は、同国の経済に関する情報を「ブラックボックス化」しており、各国の企業や投資家らはこれについて警戒している。

 中国当局は、国家安全保障を重視する習近平国家主席の意向を受け、企業の登録情報や特許、調達文書、学術誌、さらには公式統計年鑑などに対する海外からのアクセスを制限、もしくは全面的に遮断している。

 中でも特に大きな懸念となっているのが、中国で最も重要なデータベースの一つを提供している上海拠点の調査会社ウィンド・インフォメーションへのアクセスが断たれたことで、同社の経済や金融に関するデータは国内外のアナリストや投資家らが幅広く活用している。

 欧米の研究者やマクロ経済のアナリストらによれば、中国では反スパイ法が改正された後、国外のシンクタンクや調査会社などがウィンド・インフォメーションとの購読契約を更新できなくなっている。ウィンド・インフォメーション側は「コンプライアンス」面の問題を理由としているという。

 同社代表は電子メールでの回答で、契約を更新したい顧客はアカウントマネジャーへ連絡する必要があると述べたが、それ以外の詳細は明らかにしなかった。

 中国政府は多国籍企業が同国のリスクを評価するために頼りにしている欧米の経営コンサルタント、監査人およびその他のサービス提供企業を精査し、圧力をかけ始めていて、今回は情報に関する規制も強化された形になる。

https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E4%B8%AD%E5%9B%BD-%E7%B5%8C%E6%B8%88%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%82%92-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E5%8C%96/ar-AA1az5bh?ocid=msedgntp&cvid=f02038da08ef4d98981ee4e887550260&ei=10

中国に投資しろといいながら、経済指標をブラックボックス化とか。これだと正確な投資判断が出来ない。ただでさえ、出てくる統計データすらほとんど信用できないのに、いったい、どこまで隠すつもりなのか。隠せば隠すほど外資は撤退するんだけどな。そうだろう。

最近、米銀行でも預金残高を掲載しなかっただけで急落した株があったよな。それだけ情報を非公開にすれば投資家というのはリスクを避けるので、ああ、中国はやめとこうになる。

それで、4から6はチョンセの保証金が上がったので銀行に融資を受けたと。もっとも、その保証金を返さずに自分のものにチョンセ詐欺が全国で拡大中なわけだが、問題はその保証金のために借金が増えているてことだ。だから、20代30代の借金が3年間で30%近くも増えた。

それで、6はもう一度読んでおこう。

他の年齢層と比べても、30代以下の融資の増加率が高かった。同期間、40代は478兆4000億ウォンから522兆6000億ウォンへと9.2%増加した。50代は451兆3000億ウォンから461兆6000億ウォンへと2.3%増に止まった。60代以上の高齢層は288兆6000億ウォンから362兆1000億ウォンへと25.5%増え、30代以下の次に高い伸び率を示した。

30代以下の借金が増えて、その次に60代以上の高齢層の借金が25%増えた。これの共通点は経済的に弱者になりやすい層てことだ。つまり、これは韓国の二極化が進んでいる証と思われる。60代以上でも金を持っている富裕層もいるが、大部分は年金も8万円以下の低所得者である。地下鉄の無料を利用してUber EATSで宅配したり、荷物を運ばないと生きていけない老人たちだ。

なら、若者はどうして借金漬けなのか。コロナ禍で株バブルが発生した。証券会社が大もうけするほど韓国中が投資熱に浮かれた。しかし、その株価バブルも昨年に弾けた。3000あったコスピは2500程度しかない。逆に日経平均は29000円を回復している。同じ通貨安でここまで差が出てきたのは、韓国には半導体しかないてことが見透かされているわけだ。今は自動車販売が好調と述べているが、単に自動車不足で伸びた可能性が高い。今後、テスラの動向を見ていけば、EVの需要も自ずと判明していくだろう。

【世宗聯合ニュース】韓国産業通商資源部は1日、4月の輸出額が前年同月比14.2%減の496億2000万ドル(約6兆7640億円)だったと発表した。輸出の減少は7カ月連続。主力輸出品目である半導体の不況長期化が響いた。昨年4月の輸出額(578億ドル)が同月として過去最高を記録した反動も出た。

 半導体の4月の輸出額は前年同月比41.0%減少した。昨年8月以降、9カ月連続でマイナスとなった。

 4月の輸入額は前年同月比13.3%減の522億3000万ドルで、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は26億2000万ドルの赤字だった。昨年3月から14カ月連続で赤字となっている。

ただ、貿易赤字額は今年1月に125億1000万ドルを記録した後、2月は52億7000万ドル、3月は46億2000万ドルと徐々に縮小している。

今年第1四半期、中国の主要貿易国家のうち韓国の輸出減少幅が最も大きいことが分かった。世界の半導体需要鈍化などと噛み合い、大衆輸出が急激に減った影響が大きかった。

30日、中国海官総書貿易統計によると、今年1~3月の韓国の大衆輸出額は382億ドルで、昨年同期と比較して28.2%減少した。これは中国海官総書が「主要国と地域」に分類した23カ所のうち最大の規模だ。中国の今年第1四半期の全体輸入額は昨年第1四半期に比べて7.1%減った。

半導体輸出比重が大きい台湾も同じ期間、大衆輸出減少幅が28.0%に達した。日本も19.5%を記録した。一方、米国は1.7%と減少幅が比較的小さかった。このような変化に伴い韓国の大衆輸出順位も1年新しい2位から5位に落ちた。

韓国の大衆輸出が大幅に減ったのは半導体輸出不振の影響が大きいものとみられる。大衆半導体輸出増減率は昨年第4四半期-31.7%から今年第1四半期-44.5%とさらに悪化した。また、中国内需市場の回復が不振な点も韓国の大衆輸出に影響を与えたものと見られる。これと共に大衆貿易赤字もますます拡大している。大衆貿易収支は2013年628億ドルで最高点を取った後、昨年12億ドルに急減した。今年に入って第1四半期までは79億ドルの赤字を出した。

現代経済研究院は、高位技術製造業の黒字減少と低位技術製造業の赤字拡大を貿易赤字の主な原因に挙げた。研究員によると、高位技術製造業の貿易黒字は2010年に264億ドルから2020年に157億ドルに減った。同期間、低位技術製造業の貿易赤字は94億ドルから122億ドルに増えた。これも半導体輸出の減少の余波として解決される。

https://www.mk.co.kr/news/economy/10725302

ソウル江西区(カンソグ)に住むキム某氏(26)は、昨年6月、引越しの際、あるインターネット銀行から7500万ウォンを伝貰(チョンセ、賃貸保証金)資金として融資を受けた。アルバイトなどをしながら就職を準備しているというキム氏は、「パンデミック以降、伝貰価格が急激に上がったせいで融資を受けざるを得なかった」とし、「今年1月からは、月17万ウォンほどだった利息が33万ウォンに上がり、ベルトを引き締めている」と話した。

最近になって、すべての年代層を通じて青年層の借金が最も多く増えたと集計された。30代以下のローンは、この3年間で30%近く急増した。彼らの1人当たりの平均融資額も、銀行とノンバンクで約1億2500万ウォンに達することが分かった。コロナ禍以降、不動産と株式などの資産価格が高騰する「パンデミックバブル」と景気減速が同時に進んだ影響とみられる。

30日、韓国銀行が独自に家計負債データベース(DB)を分析して、国会企画財政委員会所属の最大野党「共に民主党」の?敬淑(ヤン・ギョンスク)議員に提出した「家計融資の現状」と題した資料によると、昨年末基準で30代以下の家計融資残額は514兆5000億ウォンと試算された。パンデミック前の2019年末(404兆ウォン)と比べると27.4%増加した。

他の年齢層と比べても、30代以下の融資の増加率が高かった。同期間、40代は478兆4000億ウォンから522兆6000億ウォンへと9.2%増加した。50代は451兆3000億ウォンから461兆6000億ウォンへと2.3%増に止まった。60代以上の高齢層は288兆6000億ウォンから362兆1000億ウォンへと25.5%増え、30代以下の次に高い伸び率を示した。