韓国経済、1月の造船受注量 日本が7年ぶり1位、円安で価格競争力高まる
記事要約:韓国の造船は日本のとは違い、基本的な設計の船しか作れない。難しい船の技術、LNG用の輸送船、車を運ぶ船、スクリューの根幹技術などといった高い技術が要求される船ではなく、輸送船など、もっと簡単なもので世界一シェアを誇っていたのだが、近年、中国に抜かれていった。
中国は韓国の技術をほとんど吸収しているので、後はパイが大きい方が勝つ。同じことをやれば、韓国企業では中国の巨大企業にかなうはずもない。しかし、そこに登場したのが世界第3位を維持しながら、高付加価値の造船に勤しんでいた日本である。円安効果もあり、価格競争力が高まったことで1月の造船受注量は7年ぶりに1位となったようだ。
ただ、日本の造船技術は大量生産でないので、中国に数だけなら直ぐに抜かれてしまうだろう。しかし、利益を外した受注でシェアを競っても、最後は韓国の一人負けになるのは目に見えている。大事なのは高い技術力を活かした造船を提供すること。最近、どの分野でもこれが重要になっている。
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