ANA、希望退職を募集 冬の賞与もゼロに
記事要約:新型コロナウイルスというパラダイム・シフトで航空業はどこでも苦しい状況であるが、日本のANAも例外ではないと。希望退職を募集して冬の賞与もゼロとなったようだ。むしろ、まだ存続できるだけでも凄いと思う。
>全日本空輸(ANA)が退職金を割り増す希望退職の実施を労働組合に提案したことが7日、分かった。新型コロナウイルスの感染拡大で経営状況が悪化するなか、コスト削減を急ぐ。2020年度の一般社員の冬季賞与もゼロにする。
今、最も厳しい業界は航空業だよな。希望退職して新しい職探しを視野に入れるのは当然だろうな。なんせ、コロナは長期化している。ワクチン開発は進んでるが、年内は難しい。少なくとも数年は落ち着くまでかかるといわれてる。
しかも、この先、旅行者が減ることはあっても、以前の水準に戻ることはない。本来なら、東京五輪も開催されて観光客いっぱいだったのだろうな。本当に世の中、何が起こるかわからない。
>希望退職の詳細は今後労組と交渉して決める。ANAは賞与を生活給の一部と位置づけ、冬季は例年月例賃金の2カ月分を支給してきた。この部分の支給をやめる。夏季賞与は1カ月分に半減させていた
お金がない以上はもう内部留保に頼っている状況だろう。経営者の判断を攻めるのは難しい。後は労働組合との話し合いだな。これが韓国の労働貴族なら100%揉めるんだが、日本の労働組合は状況ぐらい理解しているだろう。
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ANA、希望退職を募集 冬の賞与もゼロに
全日本空輸(ANA)が退職金を割り増す希望退職の実施を労働組合に提案したことが7日、分かった。新型コロナウイルスの感染拡大で経営状況が悪化するなか、コスト削減を急ぐ。2020年度の一般社員の冬季賞与もゼロにする。
希望退職の詳細は今後労組と交渉して決める。ANAは賞与を生活給の一部と位置づけ、冬季は例年月例賃金の2カ月分を支給してきた。この部分の支給をやめる。夏季賞与は1カ月分に半減させていた。…(以下有料版で)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64730940X01C20A0MM8000/
個人的にはANAよりJALの方が心配、前科持ちだけにね。
JALの経営破綻では公的資金投入、債権放棄、法人税免除等、ずいぶんと甘やかされているなと言う印象だった。(再上場の売却益でそれなりの額を返済したようだが)
まぁフラッグキャリアがヤバくなれば、最終的には国が支援に乗り出すのは確実だろうし、税金が使われるのは間違いないのだが、航空会社(銀行も)の経営を見ていると甘い判断が多く感じられ、最悪の状況になれば国が助けてくれるだろうという意識が透けて見えるためか、どうにも公的資金が使われることには抵抗感がある
コメントありがとうございます。
さすがにコロナ禍という特殊な状況で、国内大手の2社を潰すようなことは国はしないとおもいますが。JALについては管理人は最後まで株主だったので酷い目に合いましたね。そう言う苦い経験はありますが、JALやANAなど航空会社が潰れて困るのは日本人なので公的資金投入も致し方ないとは思っております。LCCはそこまで気にしていませんが。
返信ありがとうございます。
社会的責任が大きい企業だからこそ国が支援するということを企業自体が本当に自覚できているのかどうかだと思います。
どうにも国民の生活を支える役割を果たす企業ほど、親方日の丸的な甘えが見え隠れする現状には納税者としてどうしても納得できない部分がありますね。