韓国経済、止まらぬウォン高、3年で4割上昇、韓国経済に警報―中国メディア
記事要約:韓国のドル/ウォン市場は今、1088ウォンぐらいなのだが、これはいわゆる韓国の輸出にとって有利な適正レートである。しかし、ウォン対円相場はここに来て、ウォン高となっている。1500ウォンがここ数年で900ウォンになった。ただ、日本と韓国は通貨の直接取引はしてないし、ウォンを使うことだってほとんどない。もっとも、900ウォンが底になるかは微妙だ。なぜなら、この構図はウォン対円相場の話だけとはいかない。
アメリカの景気回復でドル高になれば、自然と円安となる。円安になれば、ウォンでも相対的に円安となりやすく、気がつくとここまでウォンが上がっていた。ウォンを下げたければ、韓国はドル/ウォン市場で介入を繰り返すしかない。だが、間接的な効果では円安は止まらない。
そこで金融緩和なわけだが、既に韓国は金利2%まで落としている。これ以上、下げればさらに外資の撤退が加速する。ではウォンを刷ればいいじゃないかと思うわけだが、韓国はIMFの恐怖があり、それはしたくない。もっとも、いずれウォン安にはなる。ウォン高で取れるだけ取ったら、米国の利上げタイミングを図ってナイアガラだろう。歴史は繰り返すというが、市場でもその言葉は当てはまる。
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