韓国経済 輸出11カ月連続減少にも…輸入がさらに減り3カ月連続「不況型黒字」

韓国経済 9月にはいったので韓国の8月の貿易についてのデータが出てきた。こちらはまた貿易赤字に戻ると思っていたが、なんと貿易黒字である。やったね!韓国さん!輸出と輸入が大幅減だけど!

ええ、タイトルに書いてあるが輸出11カ月連続減少、輸入がさらに減ったと。しかも、昨年の8月頃からは輸出が停滞していく時期なので、普通に考えれば、昨年より輸出が増えてもなんらおかしくない。なのに減っているのだ。これが何を意味するのか。昨年よりの8月より、今年の8月の方が輸出が明らかに駄目てことだが、その理由を今回は見ていくことになる。

では、記事の冒頭を読もう。

韓国の先月の貿易収支が8億7000万ドル黒字を記録し3カ月連続の黒字となった。輸出と輸入が同時に減少する「不況型黒字」だ。輸出は11カ月連続で後退した。ただ前月よりは減少幅が減った。

韓国、輸出11カ月連続減少にも…輸入がさらに減り3カ月連続「不況型黒字」 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)

8月20日の時点で貿易赤字が30億ドルぐらいあったはずなのに、それが残り10日で8億7000万ドルの黒字。三ヶ月連続の黒字。でも、その内容は輸出と輸入が同時に減少する「不況型黒字」と。これは、韓国の経済規模が昨年から順調に縮小していることを意味する。

輸出が減れば、輸入も減る。これは韓国製が売れなくなれば、その製品を作るために必要な原料や素材、原油などを輸入しなくて良くなるためだ。仮に韓国輸出が持ち直すきっかけを考えれば、輸出より、「輸入」が増えることだ。この先、大事なのは輸入増加であるが、それが全く見えてこない。むしろ、輸入が大幅減であり、喜べる状況は何一つない。

では、記事の要点を整理していこう。

■記事の要点

.1.韓国産業通商資源部と関税庁が1日に明らかにしたところによると、先月の輸出額は518億7000万ドルで前年同月比8.4%減少した。輸入額は510億ドルで22.8%減った。輸出より輸入が大幅に減り先月の貿易収支は黒字を維持した。6月に貿易収支が11億3000万ドルの黒字で16カ月ぶりに黒字に転じてから3カ月連続でプラスとなった。3カ月以上連続で黒字を記録したのは2020年5月から2021年11月まで続いた19カ月連続黒字以来だ。

2.中を見れば笑ってばかりはいられない。下半期の反騰を期待した輸出が依然として減っているためだ。先月の輸出額518億7000万ドルは前年同月より8.4%減った。昨年10月から11カ月連続の減少だ。減少要因としては主力輸出品である半導体の不振持続と、石油製品・石油化学製品の輸出単価下落が挙げられる。ここに昨年8月の輸出が同月基準で過去最高の実績を記録したのに伴ったベース効果も作用した。ただ先月の輸出減少率は1桁に鈍化し、前月の16.4%より改善された。

15大主要輸出品目の中では自動車が29%、自動車部品が6%、一般機械が8%、船舶が35%、ディスプレーが4%、家電が12%と6品目で増加した。特に自動車輸出は過去の8月の実績としては最高水準で、14カ月連続の輸出増加を記録した。これに対し韓国最大の輸出品である半導体が21%減ったのをはじめ、石油製品が35%、石油化学が12%、鉄鋼が11%減少した。

3.半導体輸出は13カ月連続で前年同月比下落となったが、前月比では15%増加した。これに対し1-3月期に底を打ってから改善の流れを見せているという分析が出ている。秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官はこの日の国会予算決算委員会全体会議で半導体輸出状況に対し「概して底を確認したとみられる。9~10月になり半導体売り上げ増加傾向が明確に現れ来年にはさらに強い回復傾向が現れるだろうというのが専門機関の見通し」と話した。

4.主要地域別輸出実績を見ると、米国向けが2%、欧州連合向けが3%、中東向けが7%とプラスに転換した。米国と欧州連合へは自動車と一般機械輸出が大幅に増加した。中国向けは20%、東南アジア向けは11%減少した。産業通商資源部は「韓国の主要輸出品である半導体価格の下落と世界向けの輸出不振が中間財輸入減少につながった余波が作用した」と分析した。

輸入の場合、原油価格下落により原油が40%減、ガスが46%減、石炭が42%減とエネルギー輸入が42%減少した影響が大きかった。非エネルギー輸入も15.3%減った。

5.大統領室と政府は今後輸出が回復の流れを見せるだろうと予想した。大統領室の崔相穆(チェ・サンモク)経済首席秘書官はこの日の会見で「まだ輸出がマイナスだが減少幅が縮小を続けているということは改善の流れがあるということ」と説明した。産業通商資源部のキム・ワンギ貿易投資室長は「自動車や船舶など韓国の輸出を牽引した主力品目が好調傾向を見せ半導体業況も徐々に改善されているだけに、10-12月期に月別輸出実績のうちプラスを記録する時があるだろう。貿易収支の側面では9月以降黒字基調が定着するだろう」と予想する。

以上の5つだ。今回の記事で興味深いのは5だ。韓国政府はアホなのか。昨年から「上低下高」だとかずっと述べてきてそれも大外れ。しかも、輸出の減少幅が縮小を続けているから回復傾向って、こいつらは韓国経済を一からやり直せよ。輸出が減少幅が減っている理由が「在庫処分」の途中だと気づかないのか。まあ、無能な韓国政府はどうしようもないな。さっきも言ったが、輸出よりも、輸入が増えることが大事なのだ。まず、製品を作らないと売る以前の問題だからな。

では、順番に見ていこうか。

まず1だが、先月の輸出額は518億7000万ドルで前年同月比8.4%減少した。輸入額は510億ドルで22.8%減った。この時点で終わっている。なんとか500億ドル台の輸出は維持したが、韓国が好調なときは600億ドル台だった。しかも、輸入が22.8%減だ。よほど在庫処分が進んで無くて、新製品を生産してないんだろうな。

2が面白い。中を見れば笑ってばかりはいられない。はあ?さっきの要素で笑うところなんてどこにあるんだよ!先月の輸出額518億7000万ドルは前年同月より8.4%減った。昨年10月から11カ月連続の減少。輸出減少幅は減っているが、そもそも昨年より減っている時点で縮小している段階である。

減少要因としては主力輸出品である半導体の不振持続と、石油製品・石油化学製品の輸出単価下落と。でも、最近、原油価格が85ドルと上がってきているからな。半導体の不振持続については好転の兆しはないな。

15大主要輸出品目の中では自動車が29%。しかし、輸出の柱である半導体が21%減ったと。自動車は好調のようだが、これも現代自動車がストライキを始める可能性が高まっている。引用しておこうか。

[ソウル 28日 ロイター] – 韓国の現代自動車の労働組合は28日、国家労働委員会からストライキを実施する認可を得たことを明らかにした。現代自にとって5年ぶりに賃金関連の労働争議が実施される可能性が高まった。

国家労働委は労働争議に対応する韓国の政府組織。聯合ニュースは同日、委員会は経営陣と労組との間に大きな立場の違いがあることを認めたと報じている。委員会の報道官からのコメントは得られていない。

労組は30日に会合を開いて次の行動について決定するとした。組合員は先週末25日の投票で、会社側が賃上げと定年延長を受け入れない場合にストを実施することを過半数の賛同で決議した。

ストが実施された場合、一部の人気車種の納車に支障が出る可能性がある。現代自は長引く部品不足の影響で、生産増強に苦戦している。

KB証券は、ストにより最大で1兆ウォン(7億5537万ドル)の営業損失が発生し、国内販売が圧迫される可能性があると分析した。

韓国現代自労組のスト、国家労働委が許可 賃上げ巡り5年ぶり | Reuters

自動車輸出は好調だから賃上げや報償を要求する。それはいい。普通だ。問題は定年延長である。60歳から64歳まで定年を延長しろということだ。現代自動車の従業員の数は2018年で69303人と書いてあるので、これが7万人だとすれば、7万人の従業員の給料を行く行く4年ほど追加で払うことになる。

そもそも60歳で消えていなくなるベテラン労働組合員が4年も居座る時点で最悪だ。しかも、これは現代自動車だけの問題ではない。少子高齢化社会を世界最先端で突き進むので、他の労働組合からも、スト覚悟で定年延長の要求が増えていくだろう。そうなれば労働貴族の支配が4年も延長されて、韓国企業がますます苦しくなる。

次に3だが、韓国さん。半導体輸出の回復は今年の下半期でしたよね?なら、「9~10月になり半導体売り上げ増加傾向が明確に現れ来年にはさらに強い回復傾向が現れるだろうというのが専門機関の見通し」とかになるんですか?これは来年に回復するだろうとしか述べてないぞ!思いっきり遅れてますよね。つまり、今年の韓国半導体輸出は絶望的だということ。

次に4で各国別が書いてあるが、大事なのは中国である。中国向けは20%、東南アジア向けは11%減少した。韓国さん。また2割も減少していますよ!昨月、中国向け輸出減は1割に減ったから回復傾向だと述べていましたよね?全然、回復してないじゃないか。むしろ、2割だから悪化しているという。

それで、最後の5は最初に突っ込んだが、無能丸出しの楽観論である。さすがにこんな見通しだと話にならない。だが、専門家はここまで無能ではない。そこを引用しておく。

だが専門家らは輸出回復傾向を楽観しにくいと診断している。現代経済研究院のチュ・ウォン経済研究室長は「輸出品目のうち自動車は好調を続けている品目で、それ以外に特に掲げられるほどの品目はない」と話した。政府が予想した「下半期の輸出プラス転換」の可能性に対しては「昨年10-12月期に輸出実績があまりにも良くなくそのベース効果で一時的なプラス転換の可能性はある。だが実際に市場が回復したものではないたま再びマイナスに進むかも知れない」と指摘した。

漢陽(ハニャン)大学経済学科のハ・ジュンギョン教授は「下半期に輸出がプラスに転換されても質的に輸出傾向が反転したとみるのは難しいだろう」と指摘した。彼は下半期のリスク要因として原油価格上昇の可能性と中国不動産発の景気低迷を挙げ、「年初に考えたより下方リスクが現実化した部分がある。警戒心を持つ必要がある」と話した。

韓国、輸出11カ月連続減少にも…輸入がさらに減り3カ月連続「不況型黒字」 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)

このようにアホな韓国政府より、専門家は慎重である。そして、おそらくどちらの指摘も当たると思われる。だいたい、昨年より輸出が増えたから回復てのはおかしい。昨年の下半期ぐらいから最悪なんだからな。最も警戒心とやらを持ったところでどうにもならんよな。

せいぜい、勧銀がウォン安を防ぐためにドル売り介入を行うぐらいだ。しかも、この先、アメリカは予想外に好調だが、世界的に見れば景気低迷が予想されている。中国なんて当初の想定とは全然違う。この時点で、韓国輸出が伸びるルートがどこにあるんだよ!

では、ネットの意見を見ておこうか。

1.輸出も輸入もしなければ、不況と判断できなくなるぞ。

2.今こそNO JAPANを徹底して、日本から輸入している物品を全部国内生産に切り替え、
日本旅行も禁止にして国内旅行させて、内需拡大を目指せばいいんじゃね?

3.日本越えたんだからがんばってほしいてすね。

4.素人でもこうなるのがわかってるのになんで岸田は通貨スワップを提携したの?

5.中国経済も失速だし、処理水ガーとか嫌がらせをすると因果応報。

以上の5つだ。この中で重要な指摘2である。そうだ。今こそ、ノージャパンである。わりと経済対策としてまともな意見だ。

皆さんはムン君がやったノージャパン運動は失敗だと思っているかもしれないが、実はそうではない。ムン君が駄目だったところは、韓国人が国産化できると信じていたところだ。でも、韓国人のできるを信じてはいけないのは常識だ。ムン君の予想なら国産化を果たして日本に二度と負けないになっていたはず。

韓国の先月の貿易収支が8億7000万ドル黒字を記録し3カ月連続の黒字となった。輸出と輸入が同時に減少する「不況型黒字」だ。輸出は11カ月連続で後退した。ただ前月よりは減少幅が減った。

韓国産業通商資源部と関税庁が1日に明らかにしたところによると、先月の輸出額は518億7000万ドルで前年同月比8.4%減少した。輸入額は510億ドルで22.8%減った。輸出より輸入が大幅に減り先月の貿易収支は黒字を維持した。6月に貿易収支が11億3000万ドルの黒字で16カ月ぶりに黒字に転じてから3カ月連続でプラスとなった。3カ月以上連続で黒字を記録したのは2020年5月から2021年11月まで続いた19カ月連続黒字以来だ。

◇半導体輸出が前月比で増加…経済副首相「底確認」

中を見れば笑ってばかりはいられない。下半期の反騰を期待した輸出が依然として減っているためだ。先月の輸出額518億7000万ドルは前年同月より8.4%減った。昨年10月から11カ月連続の減少だ。減少要因としては主力輸出品である半導体の不振持続と、石油製品・石油化学製品の輸出単価下落が挙げられる。ここに昨年8月の輸出が同月基準で過去最高の実績を記録したのに伴ったベース効果も作用した。ただ先月の輸出減少率は1桁に鈍化し、前月の16.4%より改善された。

15大主要輸出品目の中では自動車が29%、自動車部品が6%、一般機械が8%、船舶が35%、ディスプレーが4%、家電が12%と6品目で増加した。特に自動車輸出は過去の8月の実績としては最高水準で、14カ月連続の輸出増加を記録した。これに対し韓国最大の輸出品である半導体が21%減ったのをはじめ、石油製品が35%、石油化学が12%、鉄鋼が11%減少した。

半導体輸出は13カ月連続で前年同月比下落となったが、前月比では15%増加した。これに対し1-3月期に底を打ってから改善の流れを見せているという分析が出ている。秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官はこの日の国会予算決算委員会全体会議で半導体輸出状況に対し「概して底を確認したとみられる。9~10月になり半導体売り上げ増加傾向が明確に現れ来年にはさらに強い回復傾向が現れるだろうというのが専門機関の見通し」と話した。

主要地域別輸出実績を見ると、米国向けが2%、欧州連合向けが3%、中東向けが7%とプラスに転換した。米国と欧州連合へは自動車と一般機械輸出が大幅に増加した。中国向けは20%、東南アジア向けは11%減少した。産業通商資源部は「韓国の主要輸出品である半導体価格の下落と世界向けの輸出不振が中間財輸入減少につながった余波が作用した」と分析した。

輸入の場合、原油価格下落により原油が40%減、ガスが46%減、石炭が42%減とエネルギー輸入が42%減少した影響が大きかった。非エネルギー輸入も15.3%減った。

◇韓国政府、「10-12月期中に輸出プラス記録する時があるだろう」

大統領室と政府は今後輸出が回復の流れを見せるだろうと予想した。大統領室の崔相穆(チェ・サンモク)経済首席秘書官はこの日の会見で「まだ輸出がマイナスだが減少幅が縮小を続けているということは改善の流れがあるということ」と説明した。産業通商資源部のキム・ワンギ貿易投資室長は「自動車や船舶など韓国の輸出を牽引した主力品目が好調傾向を見せ半導体業況も徐々に改善されているだけに、10-12月期に月別輸出実績のうちプラスを記録する時があるだろう。貿易収支の側面では9月以降黒字基調が定着するだろう」と予想する。

だが専門家らは輸出回復傾向を楽観しにくいと診断している。現代経済研究院のチュ・ウォン経済研究室長は「輸出品目のうち自動車は好調を続けている品目で、それ以外に特に掲げられるほどの品目はない」と話した。政府が予想した「下半期の輸出プラス転換」の可能性に対しては「昨年10-12月期に輸出実績があまりにも良くなくそのベース効果で一時的なプラス転換の可能性はある。だが実際に市場が回復したものではないたま再びマイナスに進むかも知れない」と指摘した。

漢陽(ハニャン)大学経済学科のハ・ジュンギョン教授は「下半期に輸出がプラスに転換されても質的に輸出傾向が反転したとみるのは難しいだろう」と指摘した。彼は下半期のリスク要因として原油価格上昇の可能性と中国不動産発の景気低迷を挙げ、「年初に考えたより下方リスクが現実化した部分がある。警戒心を持つ必要がある」と話した。

韓国経済 輸出11カ月連続減少にも…輸入がさらに減り3カ月連続「不況型黒字」」への2件のフィードバック

  1. 以前携帯電話のカバーを5000円だして買った。色が落ち着いた茶色なのが気に入った。衝動買いだったが、産地をみるのを怠って韓国製品で不覚にも購入してしまった。直ぐに後悔した。糸が解れるのだ。一週間も経たないのに。粗悪品を連発する韓国製品は以後購入しない。あれは、悔しかったなぁ。100ショップで買ったベトナム製品のほうが5年も使えたもんなぁ。あんなの輸出してれば、顧客は減る。輸出入減はいいんだが、日本を見ないでくれればそれでよい。問題は岸田のバカっぷり。変に肩入れしなければそれでいい。

  2. 話は違うが、韓国のバスケットボール代表が全世界から相手にされず、日本の東北チーム巡りをするそうだ。選手は「福島に行く前に国内の新鮮な魚をタップリ食べておこう」と言い、チームは福島での選手の健康と安全は確保すると言っている。
    こんな事言われて日本の地方チームは歓迎するのか?

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