中国経済 中国株の下げ加速、香港市場で05年安値に迫る-米株との格差鮮明

中国経済 今日で2024年も1月22日でもうすぐ1ヶ月経過しようとしているのだが、今年に入って中国株がヤバイ。昨年も最悪とかいわれていたが、むしろ、ここ一ヶ月の落ち込みようが、昨年の一年もよりも酷すぎる。なんていうのか。ここがどん底とか思えば、実はもっと深い穴があって落ちていく感じだ。

論よる証拠だな。1年間の上海総合指数を見ていこう。

このように2023年の5月3395から、今日22日は2756だ。もう、ピークから20%近く下落している。しかも、昨年の終わりが2987だったわけだから、それからもう10%近く落ちている。下げが止まらない!

一方で、日経平均は36500円と爆上げ状態。どう見ても日本株が中国や韓国、他のアジアから投資を集めている。このままだではダウ超えもあるんじゃないか。今、ダウも好調で38000ドルの大台に乗った。もっと、円とドルでは価値が違うんですけどね。

確かに中国経済の落ち込みも酷いのはわかるが、ダウや日本株が強すぎるという。このような状態ではどんどん投資がアメリカと日本に集中していく。中国は嘘しか発表しないので外資が完全に逃げ出しているのだろう。いよいよジンバブエも現実味を帯びてきた。ええ?韓国ウォンはどうだって?1340ウォンにとどかず、ギリギリ介入で持ちこたえているな。でも、中国がこの有様なら、1350もわりと近い。ウォンニャス速報がまた始まるかもしれない。

しかし、想定外なのはドル円が148円なところだ。昨年はもう140円台だったので、さすがに下がっても145円だと思ったら、下手したら150円に戻るぞ。

では、中国の最新動向を見ていくか。

(ブルームバーグ): 香港上場中国企業株の株価下落が22日の取引で加速し、2005年以来の安値水準近くまで下げた。本土株に対する割安度は15年ぶりの大きさとなった。新たな景気刺激策と市場下支え策の不在で、投資家の悲観的ムードが強まっている。

ハンセン中国企業株指数(H株)は一時5000を割り込み、3.6%安の4943.24を付けた。終値は2.4%安の5001.95と約20年ぶりの安値に近づいた。美団やテンセント・ホールディングス(騰訊)などテック銘柄が下げを主導した。

本土株のCSI300指数は1.6%安。本土市場と二重上場している香港上場銘柄の価格差を表す指数は、09年以降で最大に達した。指数はオフショア市場の36%のディスカウントを示している。

中国で最も影響力があり革新的な企業が上場し、中国政府の干渉がそれほど感じられない香港市場の急落は、中国に対する世界の投資家の心理がいっそう憂慮すべき状態にあることをうかがわせる。

サクソ・キャピタル・マーケッツ香港の市場ストラテジスト、レドモンド・ウォン氏は香港上場株について「H株投資家の多くは海外の機関投資家であり、アジアでの配分を香港から日本や他の域内市場に振り向けている」と話した。

引き続き売り込まれる中国株の展開は、先週末19日にS&P500種株価指数が2年ぶりに最高値を更新した米株市場とは極めて対照的だ。

中国人民銀行(中央銀行)は15日、中期貸出制度(MLF)の1年物金利を2.5%に据え置くことを決め、22日には企業向け貸出金利の指標となるローンプライムレート(LPR)も現行水準のまま維持された。しかし、より積極的な刺激策を求める投資家の失望を誘う恐れがある。

ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、マービン・チェン氏は「短期的な促進材料の不足と、地域のより魅力的な代替投資対象への資金流出」を理由に挙げ、「グローバル市場は半導体セクターで急騰しているが、この分野は地政学的緊張のため中国とそれ以外の国・地域が別々の軌道を走る可能性がある」と指摘した。

中国株の下げ加速、香港市場で05年安値に迫る-米株との格差鮮明 (msn.com)

ハンセン中国企業株指数(H株)は一時5000を割り込み、3.6%安の4943.24を付けた。終値は2.4%安の5001.95と約20年ぶりの安値に近づいた。

やはり、きになるのはこれだよな。昨日、韓国で「香港ELS」爆弾が次々と連鎖爆発していることを取り上げたがついに損失確定の5000を割りました。これでどうなるのかは興味津々なんだが、韓国語の翻訳を見る限りでは強制売却されて50%損失が「確定」するはずだ。だいたい、香港H指数が1万のときに買っていたようだしな。

溶融型ELSは、基礎資産(H指数)価格が一定水準以下(通常加入当時の価格の50%)に落ちた瞬間、最初の約定利子を支払う契約は消え、基礎資産価格下落幅分だけ損失の可能性が生じる。商品の性格が預金から株式に変わるのだ。通常3年の契約期間中に溶けた区間に一度でも進入する場合、満期時点の基礎資産価格が加入当時より30~35%以上落ちると損失が発生する。

でも、こちらが取り上げたときはまさか5000を割るとはおもっていなかったぞ。6000ぐらいに取り上げて、この辺がそこじゃないかと突っ込んだら、まだ二重底がありましたとさ。6000→5000ということは20%近く暴落だ。

このように中国株は全滅だ。ここまで酷いと何を突っ込めばいいのかわからない。しかし、本当、今の中国は投資家から見向きもされてないてことだ。アメリカを越えるとかいわれていた中国だが、その前に不動産バブル崩壊で経済破綻が先じゃないですかね。昨年はGDPが5.2%も上がったそうだが、この暴落を見て5%も上がったと投資家が信じているわけないことがわかるだろう。

中国は大規模な景気刺激策を打ち出すのか。一部の投資家はまだ期待しているようだが、その間にも中国不動産株が軒並み売られていくという。2024年1月は中国経済の終わりの始まりとしては相応しい一ヶ月となりそうだな。もちろん、韓国も一蓮托生だ。だからウォンが下がっても日経とは違い、コスピは逆に下がるのだ。投資家は中国と韓国をセットだと考えている。

日本の日経平均株価が4万円を超える日が来るのか。上海総合指数は何処まで落ちるのか。全く先が読めないという。それで、GDP5.2% 成長という発表を中国人はどう受け止めているのか。中国人の多くが経済の衰退を感じているそうだ。

では、引用しよう。

2024年1月20日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国の昨年の経済成長率が5.2%となった一方で、中国人の多くが経済の衰退を感じていると報じた。

記事は、中国政府が先日昨年の経済成長率を5.2%と発表したことを紹介。大多数の主要経済国の成長率を上回ったものの、「卒業すなわち失業」状態の若者や不動産価格の下落におびえる不動産所有者、収入が前年より減っている労働者などからは中国経済の衰退を感じているとの声が聞かれると伝えた。

そして、中国人民大学を卒業した24歳の女性で、これまでメディア業界100社以上の就職に失敗した張(ジャン)さんが、約4万人の募集に対して260万人が挑んだという公務員試験を受けたもののあえなく不合格となり「私たちは生まれる時代を間違えた。不景気の中で自分の夢や理想を追い求める人はもういない。求職活動をし続けるのは消耗でしかない」と嘆いたことを紹介した。

GDP成長率5.2%?中国人の多くが経済の衰退を実感―独メディア (msn.com)

このように衰退を感じてると。大丈夫だ。そんなのはまだ序の口だ。デフレスパイラルの恐ろしさを味わうのはこれからだ。なんせ日本人は30年ほどデフレの社会で生きてきた。中国がどこまで耐えられるか知らないが、経済成長が止まってしまえば、後は内戦や反乱があるのみだ。中国の場合は国民が鬱憤たまってそうだからな。何かのきっかけに大規模な暴動が起きてもおかしくない。しかも、新しい統計方法では学生なら失業率にはもうカウントされないからな。

中国経済 中国株の下げ加速、香港市場で05年安値に迫る-米株との格差鮮明」への1件のフィードバック

  1. 日経、すごいよねー、現物買いがドンドン、そして帰り売りがいないから売り手不足で上がりっぱなし、
    俺の現物? ダメだ⤵︎、来月の決算待ち、
    まぁー…、もうすぐジャガイモの植え付けに入り忙しくなる、
    もー、悔しいから「赤かぶ」「白株」作んない、
    馬で破産したダチが今度「赤かぶ」言ったら、
    俺は「馬刺し…」どんな味か聞いてやる…ムふふふふ。。。

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