韓国経済、韓中自由貿易協定(FTA)交渉が劇的に妥結…世界3大経済圏とFTA完成
記事要約:韓国が中国とのFTA交渉を劇的に妥結し、世界三大経済圏とFTAが完成したとホルホルしている。経済についてそれなりに知識のある人間ならクエスチョンマークしか出てこないわけだが、簡単に説明すると、FTAというのはパイが大きい方が必ず勝つというものである。なぜなら、FTAというのは自由貿易協定という名前の通り、関税を撤廃することを第1の目的とする。つまり、関税がなくなれば安い外国の商品が国内に出回るようになるわけだ。
では、どうして外国の商品は安いんだろうか。簡単なことである。安い商品がいくらでも作れる大規模な企業が輸出を行うためだ。普通、小規模な規模が海外展開などはあまり考えない。そして、世界的な大企業というのはほとんど決まっている。例えば「デルモンテ」。トマトケチャップで世界的に有名なアメリカのメーカーだが、他にも様々な製品を世界中に輸出している。これらの企業が関税という障壁がなくなり、他の国内企業と競い合うことになるのがFTAである。だから、パイが大きい方が勝つと述べている。
同じ分野のシェアをとりに行って、大量生産、低価格で販売されたらシェアは一気にそちらへ流れるのはスマートフォンでのサムスンが証明済みであろう。
で、韓国は世界三大経済圏とFTAを結んで、何か競争で勝てるよう分野があるのか?欧州とFTA結んで、韓国でも外国産の車がよく売れるようになった。アメリカとFTAを結んで、アメリカに工場を持つトヨタが韓国市場に入れるようになった。中国からの輸入もどんどん増えている。たいして、内需は死んでいる。この状況でわざわざ中国とFTAを結んで自分たちの産業を潰すつもりなのか。まあ、それが韓国にやりたいことならいいんじゃないか。FTAは大きい国が結ぶから有利であって、小さな国が大きい国とFTA交渉するのは無謀なのだ。
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